千翼/仮面ライダーアマゾンネオ

登録日:2017/04/07 Mon 22:58:00
更新日:2024/02/09 Fri 10:13:47
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FINISH_HIM! Team X この世に生まれた事が消えない罪 やべーやつ アマゾン アマゾンのやべーやつ アマゾンズ アマゾン絶対殺すマン キラキラネーム コラボ系作品救済候補 ネオアマゾンズドライバー ネオアマゾンズレジスター ネクロフィリア←違う バッドエンド モルモット 人類の敵 仮面ライダーアマゾンズ 仮面ライダーアマゾンネオ 仮面ライダーザモナス 仮面ライダー主人公 兵器 前嶋曜 千翼 可哀想 善人故に救いがない 地球上に生きていてはいけない生物 存在悪 孤児 実年齢不詳 対アマゾン兵器 悲劇の主人公 救いがない 最低最悪のアマゾン生命体 望まれない生命 松岡航平 根はいい奴 死亡ルート確定 父を倒して生き残れ!愛に生きた新世代のアマゾン 特撮 生きる事が背負いし罰 生態系の敵 腕フェチ 自己嫌悪 許されざる命 誕生罪 配信限定ライダー




俺をアマゾンなんかと一緒にするな!!



千翼(ちひろ)/仮面ライダーアマゾンネオは、Amazonプライム限定特撮ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』の主人公。

演:前嶋曜 / 田口翔大 (少年期) / 高橋琉晟 (赤ん坊~幼児期)




アマゾンに育てられた少年

仮面ライダーアマゾンネオに変身する少年。
赤いマフラー、低めの身長、童顔が外見上の特徴で、見方によっては中学生にも見える。
食事は正体不明のチューブで済ませている。(season1で悠が摂取していたサプリメントのようなものだろうか?)
普段はあまり社交的ではないものの、他者への思い遣りや優しさが無いわけではない。
その反面、アマゾンに対しては怒りと憎悪を剥き出しにし、自分がアマゾン呼ばわりされると激昂する。

現在は家出少年で成り立つ不良グループの「Team X(キス)」に身を置いており、アマゾンの探知と戦闘を担当している。
アマゾン狩りの動画で稼いでいる「Team X」にとっては欠かせない存在のはずだが、千翼自身の問題もあって仲間との折り合いはあまり良くない。

しかし、イユと出会ったことで彼女を守る為に戦うことを決意し、徐々に変化を見せ始める。

+ その正体
左腕のネオアマゾンズレジスターからも分かる通り、千翼はアマゾンである。
数年前の4Cに捕まった時点では幼い少年だったが、それから数年と経たない内に今の青年の姿へ成長している。
特殊なアマゾンらしいが詳細は不明で、現時点では人間の遺伝子を持っていることしか判明していない。
また非常に強力な個体であるらしく、ネオアマゾンズレジスターでも食人衝動を抑えられず、ネオアマゾンズドライバーも彼にしか扱えない。
食人衝動への忌避感から他人を遠ざけていたが、初めて「人間でありながら食べたいと思わない相手」であるイユに出会い、彼女の為に戦うことを決意する。


+ 過去
ある程度の年齢までは両親の元で穏やかに暮らしていたものの、何者かによって人間だった母親が食い殺されてしまう。
この事件が切っ掛けでアマゾンを憎むようになり、また自身がアマゾンであることを受け入れられなくなってしまった。
母親が食い殺された際に千翼は4Cに捕獲され、橘にモルモット兼対アマゾン兵器として使われるようになった。
その後、4Cからネオアマゾンズドライバーとジャングレイダーを持ち出して脱走する。
4Cから脱走した後に「Team X」に拾われ、アマゾンを狩り続けていた。

千翼の回想にはらしき影が映っていたものの、依然として詳細は不明である。


劇中の活躍


episode1「NEO」


「君はいったい…。何なんだ…。」

冒頭から「Team X」のメンバーと共にアマゾン狩りを行う。
ヒョウアマゾンをフルボッコにして勝利するものの、死体を滅多刺しにして他のメンバーに呆れられる。
ねぐらにしているバーに戻ると、ピザなどで祝勝会のようなものを行う他メンバーを尻目に味気ない食事を取っていたが、
長瀬にアマゾン呼ばわりされたことで激昂し、彼と衝突してしまう。

その後、クワガタアマゾンが教会に出現したことを感知し、Team Xと共に現場に向かうと、そこでイユと出会い、共闘。
千翼はあることに気付き、イユに問い掛ける。

episode2「ORPHANS」


「イユ…。俺がお前の痛みになれたら…。」

教会での戦闘が一段落した直後、黒崎に薬を打たれて捕獲され、4C本部に連行される。
橘と再会し、4Cへの復帰を要請されるが拒否した。
しかしその後、加納からイユが何者なのかを教えられてイユを守るために4Cに復帰することを決意し、
橘に「イユを人間として扱う」という条件を突き付け、Aroma Ozoneの工場へ向かう。
そこで青山隊と共に出動し、ウニアマゾンの襲撃を受けて戦闘不能になったイユに代わってウニアマゾンを殺害する。

ウニアマゾン殺害時に図らずもイユのトラウマを刺激し、その際のイユの反応から、彼女にまだ人間性が残っていると確信するが、
しかし、その場にが現れたことで一触即発の状態に陥る。

episode3「PERSONA NON GRATA」


「今はそうでも、いつかは感じるようになるかも…!」

悠が変身したアマゾンオメガがイユを狙っていることに気付いた千翼/アマゾンネオは彼女を庇って戦うも、
戦闘経験の差もあってか、まともに歯が立たずに圧倒されてしまう。
悠の義妹であり、青山隊に所属していた水澤美月の介入もあって悠は戦線から離脱し、窮地を脱した千翼だったが、
その時のイユの行動から彼女が記憶を取り戻そうとしているのではと考える。
その事に関連して、シグマタイプのアマゾンの特徴を橘から聞かされた千翼は、
それでもいつかイユは何かしらの感情を持てるのではないかと考え、彼女に積極的に話しかける。*1

また、本話から正式に黒崎隊に配属されたため、アマゾン狩りのために患者が連続失踪している病院へ急行。
そこで患者を地上波では放送不可能レベルの方法で捕食していた*2ゾウアマゾン、ゾウムシアマゾンを発見。
そのままゾウアマゾンと戦闘に入るも、まだ生きていた犠牲者から流れる血を見て自身の食人本能が暴走し、そのまま食べようとしてしまい、
その結果、カラスアマゾンに変身して戦っていたイユに「ターゲット(=アマゾン)」とみなされ、彼女に襲われて戦闘不能になってしまった…。

episode4「QUO VADIS?」


「俺達は絶対…人間だ!」

イユからの傷を回復させる過程で、母親がアマゾンに捕食される悪夢を見る千翼。
その後、イユを研究棟に隔離するという橘の方針に憤り、そのままイユを連れて研究所から逃亡。
彼女に人間らしさを思い出してもらうべく、遊園地で服選びやアトラクションを楽しむが、買ってきたクレープを食べている時に悪夢を思い出して嘔吐してしまったり、
食人衝動の再発と、それに伴い再びイユに攻撃されかかると、改めて自分達がアマゾンであるという現実を突きつけられてしまう。

が、悪いことばかりというわけではなく、イユが自分の背中に生前の父親の姿を見て手を繋いでくる、
彼等を連れ戻しに来た黒崎からの指示とはいえ最終的にはイユが自分を名前で呼び、ターゲットにしなくなった事には喜びを見せた。

戦闘の方ではゾウアマゾンと再戦。カラスアマゾンに変身したイユとのコンビネーションで追い詰める。
途中、ゾウアマゾンに駐車場から落とされるがクローを使用して戦線に戻りその勢いのまま、撃破に成功。そしてイユと共に黒崎隊に戻っていった。

episode5「RAMBLING ROSES」


「何か、好きだったものでも分かれば…。」

イユに人間らしさを思い出してもらうべくバルーンアートを持っていこうとする。
話を聞いた札森には一笑に付されてしまうが、それでも千翼は「生前の記憶」を糸口に、何か彼女について知ることができないかと考える。

その後、アマゾン狩りでは連絡を受けてイユと共にバラアマゾンと戦闘するが、彼を仲間候補と見なしたモグラアマゾン/マモルが乱入し、
その結果、バラアマゾンを取り逃がした上に、マモルとイユ、マモルを守ろうと現れた悠/アマゾンオメガと千翼の2vs2で戦うことに…。

episode6「SCHOOL DAYS」


「やめろ! 終わらせない…俺たちはまだ何も始めてない!」

アマゾンオメガとモグラアマゾンとの戦いは、彼らが撤退したことで中断されたが、戦闘によってボロボロになってしまった千翼とイユ。
生前のイユに関する情報がなかなか掴めずに放浪していた千翼は、長瀬と思わぬ再会をする。
彼から生前のイユが「ケーキが好き」という事実を知らされたために彼女にケーキを買ってくるも、
出動命令によりそのまま現場へ向かってイユと共にバラアマゾンと再戦。
形勢はやや不利だったが、旧駆除班とアマゾンオメガが自分たちに加勢し、そのまま彼と共闘する形でバラアマゾンの撃破に成功。

が、新型アマゾン駆除では協力できてもイユのことに関しては話は別。
彼女を殺そうとする悠と三度ぶつかり合うが圧倒され、あっさり変身解除。
悠は彼を尻目にイユを殺そうとするが、ここで千翼に異変が生じる。
突如目を青色に発光させながら彼を制止し、そのまま彼に一撃を食らわせたのだ。そしてその腕には溶原性細胞によるものと思われる模様が…。

その状態はすぐに解け、悠は旧駆除班と共に退散。
戦いが終わり、買ってきたケーキ(注:戦闘前のアクシデントでぐちゃぐちゃ)をイユに渡そうとするも、転んで顔にぶつけるというコントハプニングが発生。
しかし、その様を見て思わず千翼は笑い、イユの方も生前の記憶とリンクし、「楽しい…」と呟いた。

その一方、悠経由で美月が持ち帰った、人をアマゾン化させる溶原性細胞の大本、通称『オリジナル』の腕の研究をしていた研究所では、
そこから千翼のアマゾン細胞と同じものが検出されたという衝撃の事実が明らかになっていた…。

episode7「THE THIRD DEGREE」


「そうだ……そこ行くってのは? 住んでた町とか、学校とか、楽しかった場所!」

前回、ハプニングが原因とはいえ初めて感情らしいものを見せたイユ。
それに対し千翼は、他にも思い出に残っている場所を訪ねれば、まだ楽しいものが見つかるのではないかと提案する。

しかし、オリジナルの腕に付着したものと同じ細胞を持つ彼を4Cが放っておく訳もなく、
検査に偽装した苛烈な拷問を受け、自らの生まれにまつわる情報を洗いざらい吐かされる。
大方の予想通り、やはり彼は鷹山仁の息子であった。
さらに、千翼が苦しんだ拷問用の腕輪は、装着者にアマゾンを殺せる『圧裂弾』を受けた時のダメージを味わわせるというものだったが、
加納からイユの腕輪にはそれと同じ物が仕込まれている事が告げられ、彼女を人質にした命令への服従を強制される。

その後アマゾン出現の報を受け現場に急行。
交戦を開始するものの、拷問によるダメージのせいで苦戦を強いられる。
そんな千翼の前に、数年前から消息不明だったもう一人のアマゾン、鷹山仁が姿を現し……

episode8「UNDER WRAPS」


今回は殆どが過去の回想シーンなので、千翼の出番は少なめ。
しかし、Season1最終回後からSeason2までの仁の行動と共に、千翼の出生の秘密も明かされていく。

これまた大方の予想通り、母親は仁の恋人である泉七羽であることが判明するが、
七羽が千翼を身籠った経緯は恋人同士が愛し合った結果ではなく、トラロック作戦で心身共にボロボロになった仁が、
それでも自分を見捨てることなく一緒にいた七羽を、理性を無くした状態で襲ってしまった結果懐妊したというものであった。

仁はアマゾンとなった自分の子である以上、産まれてくる子は間違いなくアマゾンであろうと考えて新たな脅威になる前に殺そうとするが、
七羽は自らの胎内に宿った子を「良いお母さん」として大切に育てる決心をしており、
2人の意見がすれ違った末、ついに七羽は産まれてくる子供を守る為に、仁の元から去っていった。

仁が危惧した通り、千翼は生まれて間もない赤子の時期から無意識に母親に噛み付く程食人衝動が強いアマゾンだった。
それでも母親として千翼を愛し、育てていく七羽であったが…


そして時は現代。
千翼の前に姿を暗ませていた仁が姿を現し、互いに相手が自分の父/子であることを理解するが、
行き別れた親子の感動の対面となるはずもなく、父親から残酷な言葉を告げられる。

「千翼、お前を殺しに来た」…と


episode9「VANISHING WINGS」


episode10「WAY TO NOWHERE」


episode11「XING THE RUBICON」


episode12「YELLOW BRICK ROAD」


episode13「AMAZON“Z”」




-NEO-

アマゾン!!



仮面ライダーアマゾンネオ


身長 188.0cm
体重 99.7kg
パンチ力 25.0t
キック力 31.0t
ジャンプ力 ひと跳び53.0m
走力 100m3.7秒

スーツアクター:松岡航平

千翼がネオアマゾンズドライバーを使って変身した姿。
変身時にはアマゾンアルファ並の爆炎と衝撃波を数回に渡って放出する。
青いボディに赤いライン、更にその上から銀色のプロテクターらしき物が装着された姿をしており、見る者に何処と無く機械的な印象を与える。
実際、千翼役の前嶋曜氏も自身が演じる仮面ライダーはseason1で出てきたようなリアルなフォルムを想像していたらしく、アマゾンネオの機械的なフォルムは意外だったと語っている。
複眼に見える部分はバイザーであり、その奥にはタレ目の複眼が収納されている。
カタログスペックはかなり高めで、パンチ力やキック力についてはあのアマゾンシグマを越えている。
防御力も7.62×51mm弾程度なら平然と弾くレベルに達しており、圧裂弾クラスの破壊力でなければダメージを与えることは難しい。
更に再生能力はアマゾンオメガ並という凄まじいスペックを誇る。

ちなみに変身時のシルエットと爆炎の色はアマゾンアルファと同じである。

戦闘スタイル

飛び付きから近接戦に持ち込み、反撃することすら許さないほどの連続攻撃で相手を狩り立てる。
さらに戦闘不能の相手にすら執拗に攻撃を加えるなど、狂暴さに関してはアマゾンオメガすら上回っている。
またアマゾンネオの場合は燃費が良いのか、燃料切れを起こす前に片が付くのか、一度も空腹によるスタミナ切れを起こしていない。
この戦闘スタイルは千翼のアマゾンに対する憎しみに起因しており、彼の深い怒りと憎悪が窺える。
だが、裏を返すとアマゾンへの憎悪から半ば暴走しているような戦い方とも言え、実際にアマゾンオメガのような経験と技量を備えた相手には返り討ちにあっている。
後半ではダメージを受けた状態での戦闘開始や戦闘経験の足りなさが影響して相手に押されることもかなり多くなっている。

ネオアマゾンズドライバー

4Cが開発した新型アマゾンズドライバー。
赤いボディとトカゲの左眼のようなデザインが特徴で、千翼の物は目の部分が黄色に発光する。
各種性能は強化されているが、強力すぎて千翼以外に使いこなせないという本末転倒な事態に陥っている。
……なのだが、第7話にて悠も「彼のよく知る人物」からの提供で白眼のネオアマゾンズドライバーを手にしている。
ホルダー部分にアマゾンズインジェクターを装填することでアマゾンネオに変身する。
変身時にはインジェクターの中身が減り、「ボコボコ」という生々しい液体音が静かに響く。
武器の展開時はインジェクターを、必殺技の発動時にはホルダーを操作する。
アマゾンズドライバーと同様に変身音声も鳴るが音声自体が機械っぽくなっており、正直言って聞き取りづらい。

アマゾンズインジェクター

ネオアマゾンズドライバーでの変身や、イユの整備の際に使われる注射器。
全体がシルバーで塗装されており、アマゾンネオ用の物は中身が黄色い。
中身の詳細は不明だが、札森の発言からすると高濃度に濃縮されたタンパク質の可能性が高い。
また、インジェクターを押して中身を出しても気泡の位置が変わらない事から考えて、恐らく液漏れ対策にゼリー状になっている可能性がある。

ネオアマゾンズレジスター

千翼とイユが左腕に着けている新型アマゾンズレジスター。
鷹の頭部のような造形、赤いカラーリングが外見上の特徴となっており、普段は眼の部分が青く発光している。
くちばし部分がスイッチになっており、押し込むことで目の部分が赤色に変化し、アマゾンへと変身する。
アマゾンズドライバー同様の細胞活性化機能でもあるのか、またはアマゾン細胞の抑制を任意にカット出来るのか、イユは変身用ツールとして用いている。

武器

戦闘中にインジェクターを操作することで、「○○(武器名) ローディング」の音声と共に右腕の装甲から生えるように展開される。
「右腕に装備した武器を使い分ける」という戦い方は、アマゾンズ4人目のライダーという点と青い体色もあってライダーマンを彷彿とさせる。

アマゾンネオブレード

アマゾンネオの右腕から展開する切断武器。
使用時にはアマゾンネオの右腕が展開し、中から赤熱化した金属のような物体が出現、剣状のブレードを形成する。
刀身にはカッターナイフのような線が入っており、接触した状態からアマゾンの腕を腕力だけで切断可能な切れ味を誇る。
千翼がよく使う武器で、滅多刺しから辻斬りまで幅広い使い方を見せている。

アマゾンネオクロー

ブレードと同じ右腕から展開する武器の一つ。
釣り針のような形状の爪で、右腕とワイヤーで接続されている。
ワイヤーの長さの範囲で射出が可能なので逃げる敵に引っ掻けて捕獲したり、高所に登る際などに使用される。
巻き取る力が相当に強いようで、引っ掻けたアマゾンを問答無用で一本釣りすることが出来る。

アマゾンネオニードル

右腕から展開する武器の一つ。
ガントレットの上にシンプルな筒状の銃身が付いた形状をしている。
その名の通り、鋭い針状の弾丸を高速で射出する遠距離用武器。
一発撃つと次弾が自動的に装填されるようで、連射も可能。
しかし、使用されたのはバラアマゾンとの初戦だけでしかも上二つと違って一発目は避けられて、二発目も簡単に止められてしまうなど、扱いが若干不遇。

必殺技

  • アマゾンブレイク
ネオアマゾンズドライバーのホルダーを操作して発動。
各種武装の殺傷力を強化する技で、第2話にてアマゾンネオブレードを展開した状態で発動し、ウニアマゾンの顔面を貫いた。

  • アマゾンスラッシュ
アマゾンアルファの「バイオレントスラッシュ」や、アマゾンオメガの「バイオレントパニッシュ」に当たる切断系の技だが、劇中未使用。

  • アマゾンストライク
いわゆるライダーキックだが、劇中未使用。

ネオジャングレイダー


千翼が使っているのは4C製のものであるが、悠が使っているジャングレイダーと全く同じ型である。
外見上の違いとしては、複眼形のヘッドライトであるジャンサーチャーの色がジャングレイダーでは緑色だったのに対して、ネオジャングレイダーのものは黄色になっている。
恐らくこちらもアマゾン駆除の『足』として製造されたのだと思われる。

因みにあちらの項目にも書かれている通り、作中設定ではジャングレイダーは千翼用と悠用の2機が存在するが、
ジャングレイダーはギルスレイダーの改造機であり、外見上の違いも上記のものぐらいしかない為、恐らく同じマシンを交替で使用して撮影しているのだと思われる。
(事実、2人同時にジャングレイダーに搭乗しているシーンは1回もない)



イユ……俺、初めて……お前が欲しいと……!!

千翼オリジナル態


シーズン2第9話で登場した、千翼のアマゾンとしての姿。
アマゾンネオを生物的に歪めたかのような本体に六本の腕、背中から伸びる千本の触手を持った異形のアマゾンで、
何かしらの生物をモチーフとしている他の個体と比べて明らかに異質である(同じく溶原性細胞のオリジナルである七羽はクラゲアマゾン)。
ネオを模した本体からすると、文字通りの「仮面ライダーアマゾン」というべきか。

触手は一本一本が千翼の意志あるいは本能によって制御され、逃げ場を塞ぐように垂れ下がるなど敵意にも敏感。
何よりその攻撃力が尋常ではなく、人体程度ならやすやすと貫通・切断でき、暴走時には4Cや研究員を切り刻み、貫き、
挙句胴体を引きちぎるわ、簀巻きにして体中の骨を圧し折るわの地獄絵図を展開した。
母・七羽が変貌したクラゲアマゾンもまた触手を持ち、それを束ねることで翼のような形状になるが、それを継承するこの触手こそが「千翼」の名を体現している。

ちなみにこの能力はアマゾンネオに変身した状態でも使用可能で、装甲を突き破る形で触手と本体が露出するが、戦闘力自体は明らかにアマゾンネオよりも上。

外見モチーフは恐らく十面鬼ゴルゴス。


ゲーム作品では

「シティウォーズ」にプレイアブルキャラクターとしてニューオメガ・アルファ共々登場。専用テーマは「DIE SET DOWN」。
言動や挙動からして本編後の千翼が変身していることが読み取れる。
相変わらず食人衝動と理性のせめぎ合いに悩まされており、シティの廃墟の一角でひっそりと生活している。
しかし本当に孤立無援だった本編世界と異なり、ライダー同士で殺し合う理由がないためかニューオメガ(悠)が親身になっており、
本作のインフォーマーの「レプリカ」も何かと世話を焼いている(悠的にはシティの技術でアマゾン細胞の影響を抑制するという目論見もある模様)。

イベントストーリーでは身を潜めていた廃墟を「アマゾンメモリ」を作ろうとしていたウェザー・ドーパントに発見され、
ウェザーメモリの力で文字通り一蹴されてしまう(格闘による白兵戦偏重のアマゾンは特殊な力を用いる他のライダーの敵と相性が悪い)。
ウェザー・ドーパントは乱入してきたアルファとの交戦ののち撤退したが、アマゾンのデータを破棄すべく追撃してきたアルファと再度交戦、重傷を負わせる。

しかし、アルファがトドメを刺されそうになっているところに間一髪で割り込み、ニューオメガと共にウェザー・ドーパントと対峙。

「まだだ! まだ……倒れねえ! 千翼も、お前も、そこのアマゾンモドキも! アマゾンは一匹残らず……俺がアアアアア!!」

「父さん……。……それでも! 俺は、生きたい……生きたいんだ! だから、この戦いも必ず生き残る!!」

ウェザー・ドーパントを撃破し、その後満身創痍のアルファを昏倒させるとその場から姿を消した。
なお、レプリカに対しては食人衝動が刺激されないことを語っているが……。


余談


千翼役を担当した前嶋曜氏は多くの特撮俳優を輩出しているジュノンボーイの一人。
なんと本作が演技初経験。
それにもかかわらずあの堂々とした演技力であったものの、やはり初出演にしてもいきなり主役抜擢、しかも毛色は違えど国民的ヒーローの代表格の一つである仮面ライダー、
加えて千翼というキャラクターが置かれた立場上の周囲からのプレッシャーという新人には大変過酷な役柄であった事からやはり現場では心理的、肉体的に相当苦労していたらしく、
そのあまりの追い込まれっぷりからモブ役含めた他の演者達から毎回ガチで心配されたり、
極め付けには仁(谷口氏)との初会合のシーンでは谷口氏の迫真の演技に本気で心を折られて泣いてしまい、撮影を長々とストップさせ、イユ役の白本氏、七羽役の東亜氏双方から叱咤激励され漸く立ち直った事が一番効いたという*4

そして彼の幼少時代を演じた田口翔大氏は『宇宙戦隊キュウレンジャー』にて佐久間小太郎/コグマスカイブルー役を演じており、奇しくも同時期に仮面ライダーと戦隊の両方に出演することとなった。

物語当初は出生が謎に包まれていた千翼であるが、公開されたPVやepisode1の回想から早い段階で千翼の父親は鷹山仁、母親は泉七羽ではないかと予想されていた。
回想シーンで登場する七羽も役名は「千翼の母」で、キャスト名も「???」と表示されて隠されるなど物語の盛り上がりに一役買っており、
最終的にepisode8でその予想の通りに七羽が母親で、仁が父親であることが明かされた。

なお、クレジット及び呼び名は一貫して下の名前である「千翼」でフルネームは明かされていないが、
上記の出生から考えてフルネームをつけるとするなら「泉千翼」、もしくは「鷹山千翼」となる。
実際、白倉PはTwitterにて「出生届が出されていないので名字はないが、仮に出すとしたら泉千翼になる」と発言している。
七羽と仁が入籍していないため泉姓になるとのことだが、千翼自身が幼少時に七羽と育ってきた事を考えると、法的な意味を抜きにしても泉姓が妥当だろう。





追記・修正は倒れたアマゾンを滅多刺しにして、死体に恋してからお願いします。

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最終更新:2024年02月09日 10:13

*1 尤も、当のイユからは無機質な対応しかされなかった。

*2 両耳から触手を挿入し、内臓を吸い出していた。

*3 YBRは本話のタイトルである「“Y”ELLOW “B”RICK “R”OAD」から来ていると思われる。19は「行く」からだろうか。なお関連の有無は定かではないが、インナーチャイルドカードのオズの魔法使いの「YELLOW BRICK ROAD」は19番目のカードである。

*4 これに関してはシーンと役の雰囲気を掴ませる為に谷口氏が直前まで敢えて冷たく接していたり、髪の毛を掴んで顔を上げさせるシーンは実は谷口氏のアドリブでそれに心底驚かされたという裏事情もある。なお撮影外では二人の関係はとても良好であったとの事でご安心を。