ガンダム・バエル

登録日:2017/02/24 (金) 23:13:09
更新日:2023/10/20 Fri 20:09:24
所要時間:約 9 分で読めます






「……どうだ、親父につきあわされて退屈だろう?
誰かに言って何か持ってこさせよう。
菓子でもおもちゃでも欲しいものはあるか?」


「………」

「バエル」

*1



型式番号:ASW-G-01
所属:ギャラルホルン
全高:18.0m 重量:30.0t 
装甲材質:ナノラミネートアーマー
動力源:エイハブ・リアクター×2
パイロット:???

機体デザイナー:鷲尾直広


機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツ(MS)。
300年前に終結した大戦争「厄祭戦」の時代に開発された「ガンダム・フレーム」を使用した72機のMSの壱号機であり、P.D.世界における「ガンダム」のプロトタイプ。
名前の由来はソロモン72柱の悪魔序列一位「バエル」。バエルは「東の王」の異名と66の軍団を有する大悪魔であり、戦闘に長け、法律関係と性愛の知識にも精通しているとされる。

基本カラーは白銀。そこに藍色のアクセントが加わり、高貴かつ冷たいイメージを醸し出している。
デザイン面の特徴は頭部と背部。V字アンテナは横に長く太く、顔はガンダムらしい「口(への字モールドと顎の出っ張り)」がないフルフェイスマスクめいたデザインをしている。
他シリーズで例えるならダブルオークアンタガンダムアメイジングレッドウォーリアの顔に近いか。
背部バックパックには鉄血世界の機体としては珍しく翼状のスラスターユニットを搭載している。
カラーリングと相まって、その姿は正に天使や魔王を彷彿とさせる

存在自体は「ガンプラEXPO 2016 WINTER」で新作プラモデルとして展示されていた為に知られていたが、アニメ本編での登場は終盤に差し掛かってからになった。



これ以降、本編終盤のネタバレがふんだんに入るのでご注意を。まっさらな気持ちで本編を楽しみたい人は回れ右。
























聞け ギャラルホルンの諸君!
今300年の眠りからマクギリス・ファリドのもとに


*2

バエルは蘇った!


◆機体概要 ~思春期を殺された少年の翼~

その正体はギャラルホルンの創設者であるアグニカ・カイエルが厄祭戦当時に駆った機体
既に作中時間は厄祭戦終結から300余年が経過しているのだが、機体改修などは行われずに終結当時のまま保管されており、
作中に登場した他のガンダムは必要に応じて何かしらの改修がなされているのに対し、バエルのフレーム構造及び装備はアグニカが搭乗していた頃のままである。
コクピットブロックも、厄祭戦時代のものを保有している唯一のMSであり、操縦系統も(当時は当たり前であった)阿頼耶識システムの使用が前提となっている。

人体の機械化技術を否定する戦後のギャラルホルンでは誰もこの機体を動かすことが出来ず、そのうち「アグニカの魂が宿っている」と実しやかに伝えられ神格化されていった。
……ここに関するカラクリとしては「自分たちが阿頼耶識を人道に反する禁忌として隠蔽した」→「阿頼耶識の施術者がいなくなった」→
「阿頼耶識が必要という情報も失伝した」→「誰も動かせなくなった」
という無茶の過ぎる設定がなされている。
300年というそれなりに長い時間が経ったとはいえ、「過去にもマクギリスの様に何度もバエルを動かそうとした者たちが居た」らしいのに、
ここまで綺麗に忘却される物なのか…と思わなくもないが、そういう設定になっているのだから仕方がない。
そもそも1期のラスボスポジションであったグレイズアインが「阿頼耶識を前提としてギャラルホルンにより研究・開発されていた」、
つまりは「表向きは禁忌とされつつも現代のギャラルホルンも阿頼耶識技術は保持していた」という点も突っ込みどころである。

アグニカの血脈はもう存在しないのか、現在は直接の所有者はおらず、事実上ギャラルホルン・セブンスターズの共同管理物扱いになっていて、
平時は地球本部ヴィーンゴールヴの地下格納庫「バエル宮殿」の中央に、セブンスターズ各家のガンダムを統べるように直立している。
この機体は単純な備品・観賞品・戦力としては見られていない。
「組織の象徴的存在」すら超越した何か――それ自体が一種の法律とでも表現できる「錦の御旗」として扱われているのだ。



ギャラルホルンを名乗る身ならば、このモビルスーツがどのような意味を持つかは理解できるだろう!

ギャラルホルンにおいて、バエルを操る者こそが唯一絶対の力を持ち、その頂点に立つ!

席次も思想も関係なく、従わねばならないのだ!アグニカ・カイエルの魂に!!


なんと、ギャラルホルンには「アグニカの魂に認められた者=阿頼耶識を用いてバエルに適合した者はギャラルホルンを統べる権利を得る」という、とんでもないルールが存在しているのだ!
ただし、これはあくまでもMAを倒すために強い個人が求められた時代だからこそのルールであり、既に厄祭戦が終わり、MAも(表向き)いなくなった現代に即したものとは言えず、
実際、本当にバエルに適合した者が現れてもラスタル・エリオンは従わず、他のセブンスターズも中立を表明するなどその権威や威光は絶対のものではない。
それでもなお人類を勝利に導いた存在として蔑ろに扱うことは到底できない、重過ぎる存在であることも事実であり、
己の理想の実現のために組織の完全掌握を狙うマクギリス・ファリドが自身に阿頼耶識システムを施術して乗り込み、起動。
バエルはおよそ300年の時を経て目を覚ますことになる。



◆機体性能

厄祭戦終結の立役者であるバエルだが、高機動近接型としての機体性能は他のガンダム・フレーム機と比べて特に突出しているわけではない。
これはあくまでデザイナーである鷲尾氏個人の意見だが「三日月・オーガスが搭乗することを前提として特化させたバルバトスルプスレクスや、
汎用性を重視し、かつブラッシュアップを重ねているキマリスヴィダールに一歩劣る面があるのではないか」とされている。
そもそも起動後も300年前のままである時点で仮想敵は対MAに限定されており、対モビルスーツ向けに改修されている上記2機より劣るのも無理からぬ話である*3

つまり、バエルを厄祭戦の英雄たらしめたのはその機体性能ではなく、あくまで阿頼耶識システムにより人間離れした超反応、超機動を実現したアグニカの操縦技術によるものだったということである。
MSと完全に一体化し、たった二本の剣で巨大なMAを討伐する……そりゃ英雄にも伝説にもなりますわ。

ただし、確かに現代の戦いやパイロットに合わせて改修された上述の2機には及ばないとはいえ、ガンダム・フレームだけあって基礎ポテンシャルは高い。
大推力のスラスターウィングによる高機動力を生かした高速戦闘能力、三次元戦闘能力には目を見張るものがある。
300年前の機体を特に改修することなくそのまま使用していながら、キマリスヴィダールと互角に宇宙空間で渡り合い、
地上でもアリアンロッドの最新量産MSの軍勢を蹴散らし、単機で包囲網を突破しているなど、得意分野に限って言えば現代でも十分通用している。

武装が少ないという欠点も、そのポテンシャルの高さからパイロットの技量で十二分に賄える範疇ではあるが、
それは逆を言えば特殊な兵装が皆無ということであり、武装や兵装に頼って戦えないという欠点にも繋がる。
要は「パイロットの技量がそのままダイレクトに戦闘力に直結する機体」と考えれば分かり易いか。
ガンダムシリーズ内他作品で例えるならガンダムエピオンジ・Oに近いコンセプトと言える。
尖りすぎて扱い難い、という点で見れば、パイロットの技量が勝敗に直結するバエルは全ガンダム・フレーム中トップクラスだろう。

実際、マクギリスが乗ったバエルとまともに戦えたのはキマリスヴィダール*4くらいであり、
アリアンロッド*5のMSは接近したら最後ほとんど瞬殺されている。

ちなみに、マクギリスの手で復元に成功した「厄祭戦当時の阿頼耶識システム」によって、ガンダム・フレームとしての性能を厄祭戦当時に匹敵するレベルまで取り戻しているが、
MAとの遭遇で発生するリアクター出力のリミッターは掛かったままとなっている。


◆特殊装備・武装

●バエル・ソード
ブレードホルダーに装備された一対の金色の両刃剣。
厄祭戦におけるアグニカお気に入りの武器であり、バエルの主武装を務める。
グリムゲルデのヴァルキュリアブレードと同じく、戦後では加工すること自体が難しく希少な特殊超硬合金を使用しており、軽量でありつつ超硬度を誇る。
フレームをも切断する攻撃力を持つものの、その軽さのために搭乗者の技量により威力が左右される欠点はヴァルキュリアブレードと変わらない。
ただし、アグニカは「折れない剣以上に優れた武器など無い」というスタンスであったらしく、他に主要な武器を必要としなかった彼の強さの象徴と言える装備。

とはいえ、流石に「絶対に折れない」わけではなく「とても頑丈な剣」の範疇であるため、疲弊消耗すれば当然折れてしまう。
キマリスヴィダールとの最後の決闘では、激戦の結果限界に達したのか2本とも折れてしまった。
ちなみに、決闘以前でのキマリスヴィダールとの激突の際に1本ロストしており、最低でも3本まで確認できる。

●ブレードホルダー
腰に装備されたバエル・ソードのホルダー。
可動式のアームが採用されており、ホルダーの角度を自由に調整、最短時間での抜剣を可能としている。
劇中では戦闘時にのみ腰に装備していたが、戦闘中だったこともあり一度も納剣していない。
また、非戦闘時にはブレードホルダーごと取り外されていたため、納剣した状態は本編では一度も披露されなかった。

●スラスターウィング
刀のように細長いフォルムが特徴のバックパック型翼状ユニット。他のガンダム・フレームのサブアームに相当する部位に備え付けられている。
3ヶ所の関節と3枚の可動フィンを備えたフレキシブルスラスター兼AMBACユニットとして高速空間戦闘時の機動調整を担う。
また、下記の電磁砲を内蔵する。

●電磁砲
スラスターウィングに各1門ずつ内蔵された電磁式のレールガン。計2門装備。
パッと見ではどこにあるか分からないが、スラスター外側の青い部分に空いたインテークのような穴である。
バエルの唯一の射撃兵装で、ウィングの可動域が非常に広いため同時にレールガンの射角も広くなっている。
ダインスレイヴの特殊弾頭には対応していない*6ものの、高速機動中でも連射が利くためサブウェポンとしては十分に機能する。
ちなみに、『鉄血のオルフェンズ』の世界では「電磁砲(レールガン)」は専らダインスレイヴと同義となっており、
フラウロスの際に、特殊弾頭を用いなくてもその存在は法的にグレーゾーンであると触れられている。


◆余談

鷲尾氏はインタビューで当初の武装について語っており、ガンダムエース2017年4月号掲載分によれば、
「長井龍雪監督は『アグニカは格闘戦メインで戦っていた』と考えている」と聞いて当初はパンチ強化系の装備も考えたが、マクギリスのイメージに合わないとして双剣に落ち着いたとのこと。
その際、バエルソードはヴァルキュリアブレードを仕立て直されたものとしてデザインされており、両者が酷似しているのもこの辺りに由来する。
また、可動部のブレードホルダーも部分的にグリムゲルデのパーツで構成されている事がメカニカルワークス掲載の資料から確認できる。
なお、グレートメカニックG 2017 SPRING掲載分によれば「電磁砲は元々付ける予定は無かったが、武装が少な過ぎたので内蔵と言う形で追加することを決めた」との事で、
「形部一平氏ならもっと盛り込んでたかも、自分も盛り込んでも良かったかも」と吐露している。
ちなみに、メカニカルワークスでは腕部の膂力(恐らくシリンダー駆動の力)が他のガンダム・フレームより強いとされ、スラスターウィングの形状が翼であるのはパイロットのアグニカの趣味であるとされている。


◆劇中の活躍



◆ゲーム作品での活躍

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON
鉄血勢では初となる最高コストの機体として参戦。
エピオンを彷彿とさせる格闘機ではあるが、レールガンとソード投擲による牽制用の射撃択があり純格闘機と呼べるほど格闘一本の仕上がりではない。

ソード投擲はよくある投擲武器の域を出ない性能だが、メインのレールガンは格闘の布石としてはかなり優秀な主力技。
足を止める上に格闘程度の射程しかなくまともな射撃戦は不可能だが、発生が早く銃口補正も良好、なによりヒットすると強よろけを誘発する。
格闘の布石としては最高クラスの性能で、近距離であれば些細な隙を狙っていける。

格闘はスーパーアーマー状態になりながら突撃するサブ射撃と、原作のように蛇行しつつ接近して突く特殊射撃、そして特殊格闘が優秀。
特殊射撃は移動中はヒット判定が縮小され、ビームライフルやマシンガン程度なら平気ですり抜けて進んでいく。
これで相手の射撃をある程度無視できる他、格闘読みに対してのステップキャンセル→メイン、格闘に対してサブで返すなど選択肢が多い。
さすがにガナーザクウォーリアのメインのような太い射撃や照射ビームは食らってしまうが、逆に言えばそういう武器を持っていない相手にはめっぽう強い。

特殊格闘は突きを決めた後にそのまま相手を引きずるように移動しながらダメージを与える。
カット耐性は高く、この手のカット耐性重視技にしてはダメージも高いといたれりつくせり。
さらに派生技で相手を上空に運んでいくことで相手を長時間ダウンさせる、相手を分断して各個撃破に持ち込むなどやりたい放題できる。
この特性からか、一部では「運送」「連れ去り」「誘拐」など散々な呼ばれようである。

覚醒技は「アグニカの魂」。斬りつけた後に長い決めポーズを取り、相手を爆破する。
カット耐性は最悪クラスだが、初段だけで100ダメージあるため「ダウン値を載せきったコンボの最後のダメ押し」に使える。

実質的に「放置は不可能」と言われるほどの自己主張能力、特格によるカット耐性とダメージを両立したコンボ、
始動として最強クラスのメイン、格闘勝負の一切を無に帰すサブ射撃と、近距離戦においては原作通りの最強クラス。
一方で主力武器が全て撃ちきりリロードなため、考えて回していかないと何も出来ない時間が生まれて主張できないことや、
サブ射はあくまでスーパーアーマーなため体力が少ないと実質使えなくなること、格闘機の宿命としてカウンターを置かれると動きにくいこと、
自機のスピードが早すぎて、考えなしに動く相方を孤立させてしまうなどの弱点も。

作中での展開もあって、大会動画でバエルが勝つと「これはマクギリス乗ってない」「中身はアグニカだろ」という心無いコメントがされることも。

稼働末期に参戦した高コストのお約束として、格闘機の中では最強、全機体の中でも上位に入る性能を誇っていたが、
続編の『EXVS2』では全体的に射撃武器がインフレしてしまったため、環境トップからは脱落。
稼働初期は「特射のすり抜けが弱体化した」と言われていたものの、後に検証で何も変わっていないことが判明している。

EXVS2XBでは、アシストにヘルムヴィーゲ・リンカーが追加。大剣をいきなり投げ捨てて敵機に接近し、ヒットすると長い時間拘束してくれる。
この武装追加に際し特殊射撃の高速移動が横特殊格闘に移行。弾切れ中は専用の回り込み斬りが追加されるなど、攻め手がやや増えている。
往年のような上位勢ほどの実績は出せていないが、特に石動アシストは厄介なうえ、捕まると高火力コンボが待ち受けているため相対する敵機の脅威は前作以上のものとなった。

EXVS2OBでは、共通修正でジャンプ格闘の接地判定を削除される痛手を受ける。
だがそれ以上に、特殊格闘のアグニカ運送技に下派生が追加され攻め方向に更に強くなった。この下派生は引き摺るモーションから斜め下方向に引き摺り落とす攻撃技で、何度か前派生で上空に連れ去ってからの後派生で地上まで引き摺り落とせば余裕で350を超すダメージが叩き出せる。
ただでさえ止める手段が限られる特殊格闘の攻撃に更に歯止めがかからなくなり、全国でマッキーが大暴れしている。

SDガンダムGジェネレーションシリーズ
CROSS RAYSより参戦。パッケージでも後ろの方で決めポーズをして佇んでいる姿が確認できる。

基本ステータスは鉄血MSトップクラスに高く、阿頼耶識システム(オリジナル)を持つパイロットを乗せるとさらに性能が上がるアビリティを持つ。
武装はバエルソードとレールガンの2つと少な目だが、その分洗練されているのかバエルソードの性能が異様に高く、PS装甲のような実弾耐性のある機体を除けば無類の強さを誇る。
マクギリスを乗せると一層猛威を振るうため、相性はとても良い。
レールガンは射程が短いので、アビリティで射程を延長すると使い勝手がよくなる。

開発は主にグリムゲルデかキマリスヴィダールから。どちらもグレイズから地道に開発を進めることになるがキマリスヴィダールはバエルに比肩する性能なのでちょっともったいないか。
鉄血系最上位機種ながらアヘッド近接戦闘型とフェニックスガンダム(覚醒)で設計できるため、ジンクスやフラッグ系列の開発を進めていると意外とあっさり手が届くのも魅力。
いずれにしてもそこそこ開発は進めないといけないので入手は中盤ごろになる。

生産リストに登録するとパイロットのマクギリス(第2期)も手に入る。当然ながらバエルとの相性は完璧なので是非乗せたいところ。
また、育てたMSを消滅させる代わりに、その能力に応じて別のMSを調達する「交換」では最高レートの機体となっている。

鉄血ステージでは終盤になって使用可能。大方原作通りにキマリスヴィダールと交戦するが、ゲーム上では勝利してもその後のイベントで必ず敗北してしまう。

ちなみにトレーズ閣下を乗せると専用台詞がある。
射撃回避モーションは本機独自のもので、モニター越しに大きく回避行動を取るバエルに射撃はおろかロックすら追いつかないという演出になっている。他一部機体でも見られる回避演出の中でも独特。

スーパーロボット大戦30
DLC第2弾で参戦。
バエル・ソードと電磁砲の他、必殺技として「バエル・ソード連続攻撃」があるため、武装面に問題はない。
短時間の爆発力が凄まじいバルバトスルプスレクスと比べ、火力では劣るがマクギリス自身の能力も高く、攻撃力もそれなりであるため、比較的扱いやすい。


◆立体物

ガンプラ

●HG IBO 1/144
フレームにはバルバトスでお馴染み「ガンダム・フレーム4」を使用。
鉄血キットの例に漏れず良作キットとして完成しているので是非手に取ってもらいたい。特にスラスターウィングとブレードホルダーは可動軸が多く、フレキシブルに動いてくれる。
バエル・ソードはグリムゲルデのヴァルキュリアブレードの使い回し……ではなく、新規パーツ。

残念ながら平手は付属しないが、オプションセット7に付属する物を使うといい。本来はヴィダール用だが、デザインは共通なのでバエルの手甲を移植すれば問題無い。

●1/100 フルメカニクス
HGと比べてディティールも増え、配色の再現度も向上。スラスターウィングのアームの白や肩のエンブレム、胸部のグレーなども成型色で再現されている。
武装のバエル・ソードもしっかり配色再現されており、さらに通常の持ち手の他に可動軸のついた持ち手が両手分付属しているので、突きや斬り払い等、双剣を使ったポーズもバッチリ決まる。
惜しむらくはライバル機であるキマリスヴィダールがフルメカニクスで出ていない為、並べることが出来ない点か。

バルバトスルプスレクスと同様に初回特典として、スタンドとギャラルホルンエンブレムのマーキングシールが付属する。

フィギュア

●METAL ROBOT魂
2021年8月に魂ウェブ商店限定で受注販売された。(2021年12月発送)
シリーズ共通の全塗装に各部のマーキング、関節等各部にダイキャストパーツを使用することにより強度と高級感を高めている。
付属品はバエル・ソードとブレードホルダーの基本装備に加えて、眼光エフェクトや「バエルの下へ集え!」を再現するためのパースがついた大きいサイズのバエル・ソードと剣先の輝きを再現したエフェクトパーツが付属する。
本放送から4年も経ってから製品化されたため、劇中イメージそのままのバエルを自由にポージングすることが可能で満足度が非常に高い。

尚、本商品の受注開始の際は1週間前に事前告知もあったため多くの購入希望者がバエルの下に集いすぎた結果、開始直後から魂ウェブ商店に繋がりにくい状態になり、開始から数分で売り切れになるという事態が起きた。
ただし、その後も2~3日かけて散発的に小出しの在庫復活を繰り返していたため、商品ページをこまめにチェックをしていれば注文することは可能であった。






追記・修正は終わっていない!!

諸君らの気高い理想は…決して絶やしてはならない!

冥殿の遺志は、常に我々と共にある!

アニヲタWiki(仮)の真理はここだ…。皆……!バエルの下へ集え!!!

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最終更新:2023年10月20日 20:09
添付ファイル

*1 画像出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第38話「天使を狩る者」より©創通,サンライズ,MBS,TBS

*2 画像出典:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第43話「たどりついた真意」より©創通,サンライズ,MBS,TBS

*3 キマリスヴィダールも300年前の仕様だが、現在の技術で補強されている

*4 ちなみにこいつはある理由からルプスレクスに乗った三日月をもってして危機感を覚えたほど

*5 ギャラルホルンの中では実戦経験が豊かな艦隊であり、名無しモブでも実は結構な実力者揃い。作中で瞬殺の描写が多いのは、ガンダムフレーム相手など「相手が悪過ぎる」せいもある。

*6 フラウロスやキマリスヴィダールの様にダインスレイヴを内蔵したMSは存在するが、いずれも長大な砲身を折り畳む複雑な可変機構を必要とする上、発射体勢では足を止める必要があり、高速機動戦に特化したバエルのコンセプトに合わないのだろう。