ヒガナ(ポケモン)

登録日:2014/11/30 Sun 23:21:20
更新日:2024/04/09 Tue 12:53:07
所要時間:約 29 分で読めます








この 世界に とっての 希望は
ある 人達に とっての 絶望

……わかる?





●目次


◆概要

ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』の登場人物。
旧作である『ポケットモンスター ルビー・サファイア』には登場しないリメイク版オリジナルキャラクター。

CV:愛美(ポケマス)/佐倉綾音(Evolutions)


ある日突然主人公と出会って以来、深く関わることになる。

黒髪と褐色の肌に赤い瞳を持っており、見た目は巨乳の美少女だが、見た目以上の迫力を醸しだしており、非常に謎が多い。
(トクサネ宇宙センターの職員の女性は彼女のことを「怖かった」と怯えていた)
年齢も一切不明であり、書籍では「少女」ではなく「女性」と書かれているが、ポケモンマスターズのアプリ上では少女と記述されていたりする。そのため、おおよそ18歳前後ではないかと考えられる。
浮浪者のようなラフな格好でボロボロのマントを羽織っており、女性らしい「オシャレ」とは完全に無縁。
シガナと言う名前のゴニョニョと共に旅をしている(戦闘では使用しない)。
飄々としたつかみ所のない性格だが、時には常人では理解しがたい哲学的な言葉も発し、それが時としては他人を見下す傲慢さに映るときもある。

その正体・目的などの一切が謎に包まれており、『エピソードデルタ』の鍵を握るとされているが…。



◆手持ちポケモン

劇中では2回戦闘することになる。
ドラゴンタイプのポケモンの使い手。ゲンジ涙目である。
メガリングの一種・メガアンクレットを足(右足首)に装着している。
メガネ・錨と来て遂にとんでもない所にキーストーンがくっついてしまった。

なお、これによりボーマンダをメガボーマンダへとメガシンカさせる。


●1回目(いしのどうくつ)


●2回目(そらのはしら)


レベルは文句なしに今作最強クラス(といってもカルネドラセナを比較対象にすればXYより下だが…)であり、
特に2回目のガチパはかなり脅威。攻略法としてはフェアリータイプで攻めたほうが一番無難。サーナイトを育てているなら投入した方がいい。
2回目の戦闘では、シナリオ上レックウザを必ず捕まえることになるので、よほど油断しない限り負けることはまずないだろう、
というか勝ち負け関係なく話は進んでしまう。なのでメガボーマンダ出番無しのオチもある。
展開上ガリョウテンセイを使いたくなるがタイプの都合上りゅうのはどうのほうが安定する。
但しヌメルゴンは耐える可能性がある為、コイツ相手だけはガリョウテンセイの方が安定する。



※以下、本作及び『エピソードデルタ』のストーリーのネタバレとなります。
















その正体は今作の黒幕。





本編ではマグマ団(アクア団)に入団しており、カガリ(ウシオ)の部下として行動している。
トウカの森で「デボンのにもつ」を奪えなかった事を上司の幹部に報告し、主人公に興味を抱く。

殿堂入り後に主人公と出会った後、ハルカ(ユウキ)を突き飛ばしてキーストーンを奪い、ミツルからもキーストーンを盗んでいった。

その後、巨大隕石の排除を目的とする主人公と幾度も顔を突き合わせることになる。





そして超古代ポケモンの覚醒の方法をマグマ団/アクア団のリーダーに伝えたのは彼女である。
つまり、上記の通り今作のストーリーにおける黒幕であり、事実上今回ホウエンで起きた事件の元凶。



彼女の素性はメガシンカ発見のきっかけとなった事件に大きく関わった、流星の民の末裔
千年前より飛来が予見されていた巨大隕石の破壊のために暗躍しており、レックウザの力を借りるために超古代ポケモンの復活を目論んでいた。
その理由はメガレックウザの力と流星の民の伝承技・ガリョウテンセイによって隕石を粉砕する為である。

その為に自らマグマ団(アクア団)の一員となり、カガリ(ウシオ)の配下となって間接的にマツブサ(アオギリ)にグラードンカイオーガ)覚醒の方法を伝えた。
ちなみにえんとつやまでアオギリ(マツブサ)と対峙している、いかにもわざとらしい反応を示している団員はヒガナである。

これは超古代ポケモンをゲンシカイキさせる事⇒制止の為に現れたレックウザに隕石を破壊してもらう…と言う寸法である。
勿論超古代ポケモン覚醒による影響に関してはマグマ団(アクア団)が知る由もない。
当時人類にとっての理想の世界を追い求め、陸を広げる(ポケモンにとっての理想郷を築くため、海を広げる)事に凝り固まっていたマツブサ(アオギリ)は、
超古代ポケモン覚醒の結果訪れる未来に気づいたホムラ(イズミ)の制止を受け入れず、遂にグラードン(カイオーガ)をゲンシカイキさせてしまう。
かくしてヒガナの思惑通り、超古代ポケモンに呼応してレックウザが降臨する…はずだった。

しかし超古代ポケモンを鎮静するあいいろのたま(べにいろのたま)を託された者がいた。主人公である。
グラードン(カイオーガ)はその力を完全に発揮する前に、主人公の手により撃破(捕獲)されてしまう。
結果、超古代ポケモンの起こす天変地異はレックウザの目に留まる前に阻止されてしまったため、ヒガナは別の方法でレックウザを復活させるを得なくなってしまった。

その方法とは大量のキーストーンを集め、その力を利用してレックウザを無理矢理召喚する事。
その為に、各地のトレーナーからキーストーンを強奪し続けるという暴挙に出てしまった。
しかしその頃、計画失敗の影響で情緒不安定と化してしまったかつての上司であるカガリ(ウシオ)もまたキーストーンの強奪に走っており…。

一方、デボンコーポレーションも巨大隕石接近を指を咥えて見ているわけもなく、自社が開発したとあるエナジーによるロケットで巨大隕石を排除しようとしていた。
のだが、デボンコーポレーションの隕石排除の方法は破壊ではなく転送(この転送装置の名前は通信ケーブル)、しかもどこに転送されるか分からない上、
それを動かすエナジーの正体はなんとかつてのカロスの王が作り上げたかの「最終兵器」のシステムと同じ、つまり……



ポケモンの生体エネルギーと言うとんでもない代物であった。



トクサネシティでカガリ(ウシオ)はこのエネルギーを狙うのだが、この時のいざこざでダイゴとヒガナは面識を果たす。
のだが、キーストーンを奪い続ける彼女に対するダイゴの心象は最悪と言って良い状態だった。
もっとも彼女からしても(あくまでも人々の為に再利用しようと言う意識からとは言え)、
そんな危険なエネルギーを取り扱い利益を得ている会社の御曹司であるダイゴへの印象はかなり悪く、当然そのような相手と話が合うわけが無い。
そして宇宙センターでのカガリ(ウシオ)との激闘の後、再び現れたヒガナはカガリ(ウシオ)のキーストーンをぶん殴って奪った上、
上記の転送装置を破壊してしまった。

何故転送装置の破壊まで行ったかと言うと、その転送装置が開くゲートの向こう側はメガシンカの確認されていない並行世界…らしい。
おそらくはリメイク前の『RSE』の世界だと思われるそこは、隕石が落ちて来てもそれに立ち向かう術が無い。
しかし勿論ソライシ博士の言通り、並行世界の存在など考えられるはずもない。

が、ヒガナはその並行世界の存在を認め、互いの世界を守ろうとしていた。
例え人々から嫌われようと、恨まれようと…。

その後、さんざん利用してきたマグマ団(アクア団)のマツブサ(アオギリ)からもぶん殴ってキーストーンを奪い
(この時の反応から、マツブサ(アオギリ)…どころか団員全員がヒガナの存在を知らなかったと取れる。とんでもない浸透っぷりである。)
目標数のキーストーンを集めた彼女は、主人公を伴って空の柱で儀式を行い、遂にレックウザの召喚に成功する。


……のだが、そこまでして現れた肝心のレックウザは、長い年月の間にメガシンカできるだけの力を失ってしまっていた。
この時彼女が発した台詞はよくネタにされる。



しかし、レックウザは主人公がバッグの中に入れっぱなしだったハジツゲの隕石に気づき、それを奪って喰らい力を回復、その後主人公に捕獲され手持ちに加えられる。

そしてヒガナは、本来は自分が行うはずだった継承の儀を主人公に対して行い、隕石の破壊を主人公に託す事になる…。


流星の民の秘伝・ガリョウテンセイを習得したレックウザはメガシンカを果たし、主人公を乗せて成層圏へと急上昇。
必殺の一撃で隕石を木っ端微塵に破壊し、それを操っていた外宇宙のポケモン・デオキシスと戦い勝利した。



全てが終わった後は彼女の姿は消えていた。
その場に残っていたシガナから主人公に手紙が渡される。



やっと 全てを 終わらせる ことが できたよ 本当に ありがとう
いちど 終わった お話を もういちど 始められるのか 考えてみようと 思ってます それじゃね









ポケットモンスターSPECIAL

第13章(ORAS編)にて登場。
そらのはしらにてルビー押し倒されるサファイアさんこいつです。
けしからんバディが原作以上に強調されており、雰囲気が無駄にエロい。

後述する事情もあり、原作以上にデボン社への敵意を露わにしている。
またゲームと違ってバージョンごとにどちらかの組織が敵だということが無いので、両方の組織に潜り込み第4章の展開をコントロールしていた。
マグマ団ではカガリに正体を見破られてしまったが、マツブサの放置するという方針により争うことは無かった。

その後はシズクの隣によくいた眼鏡娘に扮してアクア団に潜入。
カイオーガの目覚めにも立ち会った(おそらくその後の落盤に巻き込まれたあたりで離脱したと思われる)。
コアなこの眼鏡娘のファンはこの正体発覚によって精神的に大きなショックを受けていた




そして、9年前にルビーを襲ったボーマンダは彼女の手持ちであることが判明した。その際、9年前のことを思い出して大笑いした。
何故か9年前から容姿が一切変わっていない。
その為、下記にある「ある仮説」が現実味を帯びてきている。

本作におけるヒガナは、正統伝承者であったシガナ(人間)がいなくなった後に、
そのあとを継ぐべく半ば押し切る形で暫定的な伝承者として動いていることが、同じ流星の民であるレンザ、ジンガ、トマトマの発言から示唆されている。
それゆえ、民の間でも一応は伝承者扱いではあるが、一部の民はヒガナはシガナ(人間)の役割を引き継ぐのに不足と考え、無謀な行動を止めようとしている模様。

シガナ(人間)がどのような人物であったのか、伝承者の資格とは具体的に何なのかは相変わらずはぐらかされているが、
レンザによれば、せめて「レックウザの上に乗ることを許され、共に天翔けた経験」さえあれば自分達も反対しないらしい。
まさに、一時とはいえレックウザに乗って天を駈け、グラードンとカイオーガの争いを沈めた少年が、
この事件に関わっていることを、閉鎖的な環境にいたヒガナや流星の民は知る由もなく…………。

そして、話が進むにつれて衝撃の事実が明かされることになる。
それは第4章で少し語られていた、ポケモン協会による『レックウザ捕獲プロジェクト』とも密接に関係したものだった。
このプロジェクトはポケモン協会に加えて、デボン社、ベルリッツ家が主体となって進められていた。
しかし、いざレックウザの捕獲に移ろうとした際に、ある流星の民がメガシンカさせたレックウザと共に彼らに抵抗した。
激戦の末にデボン社はレックウザを捕獲するが、流星の民は命を落としてしまった。

その流星の民の名は「シガナ」

ツワブキ社長の発言を見るにこの一件は完全に事故であり、意図して殺害したわけではなかったことが分かる。
第13章の描写から分かるように、捕獲プロジェクトはマグマ団・アクア団のスパイを警戒しながら秘密裏に行われたものであり、
どこから情報が漏れるか分からない以上、流星の民やシガナに詳細を説明するわけにはいかなかったと思われる。
一方、流星の民も部外者と関わらない性分から、自分達の使命についてデボン社の理解を得ることは叶わなかった部分もある。
シガナがデボン社に抗ったのは理解の余地があるが、レックウザの存在無くして第4章の事態の収束はありなかったことも念頭に置かなければならない。

総評して、シガナとデボン社の悲劇は「星の危機への抵抗」という重すぎる使命を背負った者達がそれぞれ自分の役目を貫き通したが故に起きたと言える。
そのためか、ヒガナ以外の流星の民はデボン社への怨恨は(少なくとも表向きは)見せることはなく、寧ろ私怨を交えたヒガナの姿勢を批判しており、
真相を知ったツワブキも自分の行いを深く悔いた。



◆残された謎

……さて、真面目な話はここまでにして、ちょっと子供には見せにくい話をしよう。
結局のところ、彼女は多くの謎を残したまま、フェードアウトしていった。

ニンテンドードリーム(ニンドリ)のインタビューでは、
(要約)「明確な答えがズバリと提示されている物語ではないんです。あとはプレイヤーの皆さんが想像して、楽しんでもらえたらと思います」
と、実質的に丸投げしたコメントをしている。

その謎に対しての考察を幾つか紹介する。
※注、ここから先の考察は劇中での伏線からできる推理や、ネットなどの考察を纏めたもので現段階では公式ではありません。
 「こういう考え方もあるのだ」という感覚でお楽しみください。


●『シガナ』

彼女のパートナーのシガナ…このポケモンは彼女にとってただのポケモンではない。



●並行世界

「通常とは異なる並行世界」の発言をしているが、彼女がどうやって平行世界の存在を知ったのか、それも明かされていない。



なのだが、マグマ団(アクア団)のアジトでは、「何者だ」と訊かれたのに対し、こんな意味深な発言をしている。


なにもん? 難しい質問だね…
………… ………… ………… …………

なにものにもなれなかった

わたしはいったい 何なんだろう?

そして、言動が「得体の知れない迫力があった」「見た目と不相応」と言われたり、
上記の「シガナ」の件では、悠久の時を生きている、かのような発言をしていた。

示唆レベルに留まり何一つ確定していないが、ひとつの仮説を立てるには十分である。
これから推測するに、



1.彼女の実年齢は、外見よりも(オババ様よりも)遥かに上なのではないか
 AZと同じ「死ねない体」の体質なのではないか

2.ポケモンの生体エネルギーの利用方法は元は流星の民のみに伝わっていた「秘伝」であり、最終兵器のメカニズムをAZに伝えたのは掟を破ったヒガナ自身だった

3.彼女自身も、レックウザの伝承を伝えた(見ていた)一人であり、その時の災厄で何もできなかった自分自身を呪い、今回の騒動を引き起こした


という仮説が出来上がる。


1.彼女とAZが同じなのだとすると、彼女の老獪な雰囲気や、どこか常人離れした思考なども説明が付くかもしれない。
だが、AZとヒガナには一つだけ決定的な違いがある。
AZは時を経て、愛する者(フラエッテ)と再会できたのに対し、ヒガナの場合はもう永遠に愛する者(人間のシガナ)と会うことはできない…
という点である。


2.彼女が民の掟を破ってAZに技術の提供をしたのだとしても、それは醜い戦争を終わらせるための「善意」だったはずである。
それが最悪の結果を生んでしまった事を後悔しており、その悲劇が再び繰り返されようとしている事を危惧していた…
と仮定すると、デボン社やダイゴに対する異常なまでの敵意も納得の行くものがあるだろう。


3.これに付いては、彼女は作中で何度か壁画を前にしたときなど「私たちの先祖が~」などの発言をしているので、微妙ではある。(自分の正体を隠すための発言とも捉えられるが)
また、このような言い方をすることから「平行世界からやってきた」説も同様である。
だが後に「ニンドリ」のインタビューで、
「ヒガナは元々は伝承者の素質が無い平凡な女性
であるとの事であり、二回の隕石の際に何もできなかった事にも一応の説明がつく形となった。

そして本来ヒガナではなく「人間のシガナ」こそが流星の民の正当な伝承者であるとの事であり、
彼女の身に何かが起こったため(明言は避けているが、上記のように死亡したと見て間違いはないだろう)、
ヒガナはその後釜として、伝承者の素質がないにもかかわらず、半ば強引に伝承者を引き継がされたとのことである。
他人を頑なに信じようとせず、利用するだけのことしかしない姿勢からしても、
それまでのヒガナは同族の中でも(上記の仮説を照らし合わせるに)流星の民の掟を破った「裏切り者」
そしてその肉体に罰を受けた「化け物」として蔑まされ、相当な冷遇を受けていた可能性も否定はできない。
(彼女の浮浪者のような姿も、流星の民の里から追放され、各地をあてもなく放浪していたと考えると納得がいくだろう)
唯一、オババ様はそんなヒガナに対し同情的だったようだが、「一族の長」である立場上、表立ってヒガナの味方をしてやれなかったことが最後の会話で見て取れる。
(ちなみに、半公式ではあるものの「ポケスペ」に登場したオババ様はヒガナにそっくり(正確にはヒガナをそのまま老け込ませた感じ)である)

これらの仮説を考慮すると、
彼女は流星の民の「伝承者」になれず、国を救った「英雄」にもなれず、娘と慎ましく暮らす「母親」にさえなれなかった



本人の言う通り、まさに「なにものにもなれなかった」のである。

そして、彼女は隕石を破壊した後のことを何一つ考えていない。
レックウザ召喚の際に「ゴニョニョのシガナ」の事を主人公に託そうとした事からも、自分はこの一件で死んでも構わない、とさえ思っているように見える。
ひょっとしたら、

4.心の何処かでは死に場所を探し求めており、彼女の本当の目的は「星を救い、自分の生きた証を残して死ぬ事」

だったのかもしれない…。
主人公は言わば「自分が生きた証」の生き証人として、滅び行く流星の民(後述)に代わる語り部となってもらうつもりだったのだろう。

「人間のシガナ」を失ってからの彼女は、正しく「生ける屍」とも言える「絶望の日々」だった筈である。
主人公に渡した最後の手紙や、オババ様との会話からして、宿命から解放された彼女は本当の意味で「生き返る」事ができたのかもしれない。



なお、流星の民は劇中を見る限りでは、(外見上は若い)ヒガナを除いて老人しかいない。

その為、流星の民そのものは近い将来、滅び行く運命にある民族である。

本来素質のないヒガナに無理矢理役が回されたのも、民族が絶える故の焦りからだったのかもしれない…。
なお、「ポケスペ」に於いては男性の流星の民も登場するが、劇中の描写から察するに正当伝承者の血筋は断絶していると見て間違いはないと思われる。

因みに、ヒガナもオババ様も、自分たちの民族が滅びることも自然のサイクルの一つと考えており、受け入れている。
これ以降流星の民を再興しようなどとは考えていない。(悪く言えば、諦めてしまっている)


そういえば、“隕石をレックウザの力で破壊する”って前にどこかで聞いたような…。まさか…?


●奇妙な一致

名前の由来はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草「彼岸花(ひがんばな)」。
「彼岸」とは死者の世界(あの世)を示す言葉(対応する言葉として生者の世界(この世)を示す「此岸(しがん)」という言葉があり、シガナの名前の由来は恐らくそこから)。
古来より不吉な花として忌み嫌われている花だが、「天上の花」という意味の「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」という全く別の意味合いの異名も持つ花である。
そしてあまり知られていないが、アルカロイド系の猛毒を持つ毒草でもある。
だが、用量を間違えなければ薬用にもなる…『力の使い方を間違えている』とでも言いたいのだろうか?

花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「悲しい思い出
想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。
彼女の人物像と、不気味なほど完全に一致している。

ポケモンのキャラクターは名前からキャラ付けする事も少なくない為、それ自体は別に珍しくないと言うのが通説だが、この一致具合は決して無視はできない。

英名はキク科の一年草「百日草」を意味する「Zinnia」。
こちらの花言葉は「不在の友を想う」「友への思い」「」「幸福」。
こちらも彼女にピタリと合っているが…




◆余談

  • 彼女なりに一生懸命頑張っていたことには同情できるが、方法は違えど「他人の痛みを顧みない」姿勢(対象がポケモンか人間かの違いだけである)は、皮肉にも自身が嫌っていたはずのダイゴと全く同じであり、決して褒められるものではない。
    今後再び登場するときにはその辺りちゃんと成長していることを期待したい物である。

  • ダイゴもまた、『エピソードデルタ』のエピローグでは自身のことを反省して成長しようと考えているようで、チャンピオンを正式に引退し、ホウエンを出てシンオウカントーイッシュなどを旅するフラグをミクリとの会話で立てている。
    BW2』の黒服などが突っ込んでいたことについて、『RSE』のダイゴはともかくこちらのダイゴのチャンピオンを引退した理由はヒガナがきっかけと説明できるようになっており、なかなかいいポジションを与えられたと同時にこれまでの不思議な点が解消されたという点でも評価できる。
    もっとも上記の通り、『ORAS』のダイゴと『RSE』のダイゴは平行世界だし、『RS』と『Em』も正しくはすんなり繋がる作品ではないが。

  • 対戦時には一枚絵でなく動く3Dモデルで表示されるのだが、登場モーションが顔芸はするわ、何かに憑かれたような動きはするわで非常に恐い

  • 最後の戦闘時に流れるBGM「戦闘!伝承者ヒガナ」はとりわけ人気が高く、『ORAS』屈指の名曲の一つである。

  • アニメ版での登場も期待されていたが、XYシリーズ放送終了時まで一切登場しなかった。
    尺やアニメシリーズの構成的な都合もあるだろうが、アニメスタッフ的にはシナリオで扱いにくいキャラだと判断されたのだろうか。
    一応、今後のゲームでの再登場でメインを張るような事があれば、もしかしたら登場させる可能性も存在はする。
    しかし、基本的にアニポケでは未登場に終わった原作キャラはシリーズを通して登場の機会を与えることがないので、アニメ登板の可能性は限りなく低い。

  • ポケスペ版ではレックウザからの腹パン(+吐血)&はかいこうせんというダブルコンボを喰らっている。
    原作ではかなりの悪行を働いていたため、一部のファンはこの様子を喜んだとか







…… 全部…… 全部 終わったよ…

……ヒガナよ

……ババさま

……よく 頑張ったの 

…… …… ……

……もう ええ 

……もう なにも 背負わんで ええ

いつか 全ては 終わり そして……
新たな 始まりを 迎える それは 生きとし 生けるもの
全てに通ずる 不変の理 我々 流星の民の 歴史も そなた自身の 人生も 同じじゃ

だから まずは おやすみ 

背負いつづけてきた 多くの 荷物を 降ろし
新たな一歩を 踏み出す ためにも 



今は ただ おやすみ……





追記・修正はカロスの物語に思いを馳せながらお願いします。

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最終更新:2024年04月09日 12:53