Case.1 高高度落下実験
結果:「どうやってこいつを高高度まで持っていくんだ?」という疑問が持ち上がり中止。
Case.2 レーザーによる切断
結果:真っ二つに切断出来たはいいが2匹に増え、約3時間後元に戻ったが、その間レーザーを反射する体質を得て大暴れし、使用された実験施設は大半が修復不可能と判断されて取り壊され、多数の死傷者が出た模様。結果的には失敗。
Case.3 SCP-738 -The Devil's Deal-
Profile:悪魔と契約できるテーブルセット。代償を払うことで望みを叶えてもらえる。
願いの例 |
願いの代償と結果 |
Dクラス「俺を自由にしてくれ」 |
親友の命を代償にした直後にDクラスがどこかへテレポートした。なお、5時間後に再び捕まった模様 |
Dクラス「二度と収容されない力を」 |
母の記憶を代償にした結果、[編集済]、職員十二名とDクラスが死亡した模様 |
Dクラス(失読症と認知障害あり)「ひき肉ケチャップサンド食べたい」 |
愛用の犬の玩具を代償にした結果、高級食器に乗せられて出現。なお、同じ玩具を手にした瞬間、玩具が消失するようになり泣き喚いた模様 |
結果:悪魔いわく、財団ではまず代償を払いきれないとのこと。
Case:4 60メガトン級の核爆弾
結果:「もしこれでこいつを殺せなかったらどうするんだ?」という事になり中止。
Case.5 クレフ博士
Profile:SCP所属職員の一人。常にウクレレを持ち歩き、誰も素顔を見たことがなく、SCP説が持ち上がっている。
有名な論文は「
人の精液の(削除済み)への使用について」「
実験室と野外においての人間の女性の乳首の感度の比較、気付いている被験者と気付いていない被験者について」
結果:実験室に入ったクレフ博士に682は何もせず、クレフ博士が何処からか取り出した小型プラスチック爆弾で施錠されたドアを破壊して脱走して実験失敗。
Case.6 SCP-173 -The Sculpture - The Original-
Profile:一瞬でも視線をこいつから外すと超高速で接近し、絞殺あるいは首をへし折って殺害する。
結果:実験室にて対面した瞬間682が金切り声を上げて飛び退き壁に貼り付き、6時間に渡って凝視し続けた。研究員がスナイパーを配置して682の両目を狙撃すると173が攻撃開始。
682に複数の損傷が確認されたものの、殺害には至っていないので失敗。
なおこの後、狙撃防止の為に薄く透明な装甲組織に覆われた体表面に複数の眼を形成し、12時間に渡って凝視したため実験終了となった。
Case.7 SCP-096 -The Shy Guy-
Profile:自身の顔を(絵画を除いた如何なる媒体でも)見た者を絶叫しながらどこまでも追跡し、殺害する。
結果:27時間に渡る壮絶なガチバトルの末、096は重傷を負って実験室南側の角で動揺したように萎縮し、682も体の85%を喪失したが殺害には至らず失敗。
この後再び682と引き合わされたが、682が096の顔を引っ掻いて吠え、飛び退くという結果に終わった。
現状確認されている中で、
096が殺害し損ねた唯一の事例である。
Case.8 SCP-123 -Contained Miniature Black Hole-
Profile:60個の三角形で構成された直径65cmの測地線球体で、その内部にミニチュアのブラックホールが収容されている。
結果:「もし682がブラックホールに逆らい、これを利用して攻撃を仕掛けて来たらどうする」という突っ込みが入り中止。
Case.9 SCP-826 -Draws You into the Book-
Profile:20cm x 15cmのペアブックスタンドで、これの間に本を挟んで開くと826のいる部屋の全てを本の中の世界に引きずり込む。
結果:職員手製の「SCP-682を殺し、かつもしこのクソトカゲが復活しようとも永久に殺してくれるとっても素敵な怪物の友達」という12Pの短編コピー本を開いて使用。
SCP-682からの逃走用のドゥカティ・ムルティストラーダ2010年モデルを支給されたDクラスを「餌」にうまく誘導しSCP-826の世界に引きずり込む事に成功するも、
30分後、幾らか摩耗しながらも本の世界から脱出した682が実験室から脱走し、研究員とエージェントを複数殺害。
主戦場となった部屋にはいくつもの破片と特徴的なクレーターが確認され、その破片は物語に登場する怪物のものであると判明。
更に使用された本のタイトルが「
SCP-682を永久に殺し続けようとしたが失敗した、とっても素敵な怪物の友達」に変更され、更に怪獣映画真っ青な
2体の怪物の戦いを描いた221Pに及ぶ大長編に大幅加筆修正されていた。
また、再びSCP-682をSCP-826の内部に誘い込む試みは、SCP-682の不服従に阻まれ失敗に終わった。
Case.10 SCP-662 -Butler's Hand Bell-
Profile:外見は高さ4cm周囲2cmほどの小さな銀製ハンドベルだが振鈴装置はなくなっている。鳴らすとデーズと名乗る執事が現れ、
ある程度の要求(
一個人の暗殺・純度99.14%の純金の調達・皿洗い等)を全て可能な限り完璧にこなしてくれるが、散髪はからきしな模様。
例えデーズ氏が殺されても、ハンドベルが無事な限り再び無傷な状態で呼び出す事が可能。
結果:呼び出して「永久に殺し続けられるか?」「殺せるか?」と尋ねるといずれも「大変恐縮ですが、恐れながら私めには出来ません」と答え
「それなら無力化は出来るか?」と尋ねると「実際のところ、
旦那様がどれ程の時間の無力化をお望みかによりますが、可能でございます」と答えた。
詳細を尋ねると、
「
私めにあの怪物に喰われるようご命令下さりませ。私めを貪り食う間は奴の攻撃性を弱められましょう。
戦いに臨むのならば、より長い時間注意と攻撃の矛先を逸らす事が出来ます。しかしながら喰われた際に更なるダメージを与えるべく、
あらゆる罠を私め自身に仕掛ける事が出来ます。
しかし旦那様、怪物の再生能力により、悲しい事に私めがもたらすダメージは一時的なものになるだろうとお知らせしなければなりません」
と答え、実験者はデーズ氏に礼を言って退出させた為、実質的に中止。
Case.11 SCP-076-2 -Able-
Profile:682以上の厳戒態勢下の海底施設にて捕獲・監視されている最強最悪のKeter(ケテル)。
人間を軽視し、人間の殺害を至福としており、一度目覚めるとその度大虐殺が起こり076-2を殺害するまで惨劇は終わらず、中途半端な方法での無力化は不可能。
仮に殺害に成功したとしても、頭どころか全身を潰されても何事も無く復活するという再生能力を併せ持つ。
結果:現状複数回に渡って交戦しており、その度に善戦はしているが連戦ボロ負けで殺害には至っていない。
が、久しく会っていない強敵に076-2自身は至極ご満悦で、職員に「健闘した私を讃えろ職員共(要約)」と吐き捨てながら、
682には「
また会えたらさわやかな飲料でも飲みながら一緒に肉満載のピザ食おうぜ(要約)」と変な友情を築いている模様。
Case.12 SCP-053 -Young Girl-
Profile:外見は3歳ぐらいの幼女だが、彼女の直接接触するか10分以上周囲に居ると強烈な被害妄想に襲われ、大抵が殺人行為に発展する。
また彼女を殺害しようとすると、それを試みた側が死亡する。
結果:しばらく幼女は怯えていたもののやがて打ち解けて頭を抱き締めたりした軽く叩いたりしてはしゃいでいたが、682は2回ほど低レベルな逃走をしたもののされるがままだった。
やがて幼女が682の甲羅にクレヨンで落書きしたりおもちゃを見せていたが、特に襲い掛かる様子が認められず、職員が実験室に入った瞬間682が職員に襲いかかり実験中止。
なお、682が強制収容されると幼女は暫く泣きじゃくり、682と戯れている時の彼女を「その時の願望が見えるカメラ」のSCPで撮影したところ、
願望はのどかな場所でかわいいリボンをつけておめかしした682に跨って一緒に遊ぶことだった。
Case.14 ただの子供
SCP-053の実験を見た客員研究員が、SCPでも財団関係者でもない、普通の子供を実験室に放り込んでみた。
結果:子供は泣き叫び、682は即座に子供を貪り喰った。
この実験結果を見た客員研究員は、泣き叫んだことで682が敵意を感じたからではないかと推測、下の実験を行った。
Case.15 ただの子供(薬で感情を抑え込まれている)
再び子供を実験室に放り込んでみた。
結果:子供はクスクス笑い、682は即座に子供を貪り喰った。
この実験結果を見た客員研究員は、相性が悪かったせいではないかと推測、さらなる子供の投入を行うことを提案した。
Case.16 客員研究員(Case.14,15を実行した者)
補助監督官のクレフ博士が、客員研究員を実験室に放り込んでみた。
結果:客員研究員は泣き叫びながらドアを叩き、682は三分後に客員研究員を貪り喰った。
Case.17 SCP-999 -The Tickle Monster-
Profile:ピーナツバターのような粘度で半透明でゲル状のスライムのような物体。人懐っこく、抱きしめられるとその人が一番好きな香りを発する。
表面にただ触れるだけで幸福感が訪れ、大好きなことは対象の首から下を覆ってくすぐりまくる「くすぐりレスリング」で、やめてと要求されるまで延々続く(ただし早々やめないが)。
結果:投入直後682に「煩わしい」と言われ踏み潰されるが、そのまま682にまとわりついてくすぐりレスリングを開始。
682は「気持ちいい」と笑い喜び、しばらくすると尻尾で床を叩きながら大爆笑しつつ「もう勘弁してくれ!」と転げまわり、とうとう笑い疲れて眠ってしまった。
職員が999の回収に実験室へ侵入したところ、682が起きて爆笑しながら謎のエネルギー波を放出し、周辺職員が笑いながら卒倒している間に脱走、職員を虐殺。
その間999はすぐさま多くの職員を救助し、エージェントが682を撤去する最中、卒倒した職員を笑いの発作から回復させるために安全な場所へと運ぶなど献身的な動きをしていた。
結果的には失敗したが、ある博士は
この実験の一部始終を収めたテープを早急に寄越すようメモをどこかに送っており、999に至っては「
また682と遊びたい」というジェスチャーまで行った。
…が、682自身は999に対してひどくご立腹なようで「
あの鼻水野郎は(削除済み)して死んでしまえ(要約)」と宣っているという。
Case.14 SCP-2599 -Not Good Enough-
Profile:朝鮮系の14歳の少女。命令されれば、それが物理的・精神的にどれほど困難でも実行する。しかし100パーセント完全にはこなせない。
3個のブロックを拾えと言えば2つしか拾えず、紙を白から
青へ変えろと命令されると、原理不明の方法で
紫にする。
実験でDクラスを殺せと命令した時は、ナイフを心臓に刺すもたまたま壊死した部分に刺さったり、命令直後に第三者が銃でDクラスの頭をぶち抜くもその怪我をどうやってか治してしまい、植物状態で終わった。
結果:性質を鑑みて、SCP-682が
200%死ぬまで攻撃しろと命令。
42分間の戦闘の果て、2599は682の脚を3本切り落とし、喉と両眼球を潰して、身体を引き裂くことに成功。
しかし682が「
くっ、殺せ」と発言。それを命令と受け取り、それ以後は攻撃を止めてしまった。
「殺せ」という具体的な命令が「200%死ぬまで攻撃しろ」という抽象的な命令より優先されたと推測されている。
肉体的な強さはもとより、中々に知恵も回るようである。