セシリア(FE)

登録日:2009/06/08(月) 12:44:39
更新日:2024/02/27 Tue 03:58:30
所要時間:約 18 分で読めます





エトルリア三軍将の力、大陸中に見せてやりましょう。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 封印の剣』の登場人物。
二つ名は『王国の娘』娘?

○初期値と成長率
クラス:ヴァルキュリアLv1
HP:30(60)
魔力:11(35)
技:7(45)
速さ:10(25)
幸運:10(25)
守備:7(20)
魔防:13(25)
体格:6
属性:理
武器レベル:理A/杖C

CV:行成とあ(FEヒーローズ)

エトルリア三軍将の一人、魔道軍将。
かつてオスティアに駐留武官として滞在していて同じく留学していたロイリリーナの教師を務めており、二人からはよく頼られている。
そのためかチュートリアルモードでは進行役として出ずっはりでプレイヤーのためにメタ発言もしてくれる。
早くから雑誌でキャラグラが公開されるなど、重要キャラらしさを感じさせる。

8章ではナーシェンら竜騎士団の急襲を受けたロイ達を事前に送られた手紙により、躊躇するエトルリア国王に強く陳情して騎士軍将パーシバルらと援護しにくる。
エトルリア王国きっての三大将軍のうち二名がリキアに集結するという大盤振る舞いにナーシェンも撤退せざるを得なかった。
9章からは西方三島の賊討伐に向かったリキア同盟軍を前にギネヴィア王女を預かった。
後にエトルリア王国でクーデターが発生した時も、いち早く逃れて王女を守り続けるが次第に追い込まれ、
ミスル半島の砦で抵抗するも自ら出陣したベルン国王ゼフィールの圧倒的な力を前に敗北。
牢獄に閉じ込められるが同じく囚われていたソフィーヤの手当てで持ち直し、ロイによって何とか助けられた。直後の14章からリキア同盟軍に参加する。



……が、そのステータスは強くない。と言うかはっきり言って弱い

戦力として登場するのは13章での同盟軍。
ここでステータスを確認すると上述の値が表示されるが、初期上級職と言う事を考慮しても、すべてのステータスが低水準にまとまっている。
普通のプレイなら、クラリーネを使っていても下級職のトルバドールだろうが、基本的にほとんどのステータスが彼女に劣っている。
魔力・守備・HPは流石に勝っているが、クラリーネは速さと幸運の高さ、支援の優秀さで「避ける壁」として運用するキャラクターなので、セシリアは彼女のような明確な強みに乏しい。
成長率も技がマシなぐらいで他は全体的に低い。特に避けゲー、速さ至上主義なGBAシリーズにおいて速さが初期値・成長率ともに低いのは痛い所。
そのためお世辞にも強いキャラとは言えない。


そして開始早々に大ボス・ゼフィールと戦って撃破されるイベントがあるが、スキップ不可である。
増援の多さ、パーシバルの加入、闘技場での死亡などの失敗で、この項目を見ている人の中には彼女が何度もゼフィールに撃破された人もいるだろう。

乱数が固定されているため、セシリアの攻撃はノーダメージながら61%を外し、通常攻撃なら耐えられるものの5%のクリティカルで即死。
まぁ耐えたところでセシリアがトロすぎて追撃されるのだが
しかし完全に固定されていないためか、たまにエイルカリバーが当たったり、必殺が出なかったり、回転剣が外れたりする。
その場合はフリーズするので結局大回転攻撃被弾は避けられないのだが…
ちなみに、「あるきかた」による調査では100回中100回が通常通りにイベントが進行したため、見るためには相当な根気が必要なようだ。

ちなみにチートを使ってイベント前に回転王を撃破してもフリーズする。そらそうだ。
が、実機プレイでも危ない橋を何本か渡ればワカメの撃破は可能。

念のためシナリオ上の動きについてフォローしておくと、ここまで彼女の指揮下で戦っていた反クーデター派はここで壊滅させられたと思われるが、
彼らの命懸けの奮戦がなければベルンのエトルリア支配が加速したであろうことは想像に難くない。
つまり彼女が反クーデター派を組織していなければ13~16章でぶつかる相手が万全の体制のクーデター派&ベルン軍となっていたため、
さしものロイ軍でも勝機は限りなく薄いものとなっていただろう。
軍の上に立つ者として兵たちの命を預かる責任は問われるとはいえ、大局を見れば彼女もまた間違いなくロイの覇業の一助となった功労者であり、
一敗地に塗れたことだけをもって彼女を無能と決めつけるのは結果論に過ぎない。



14章ではついにユニットで登場するが、ここでもことごとく悪条件に恵まれている。
開始時に加入するため実質強制出撃なのだが、そこは今作唯一の砂漠のマップで彼女の移動力は8→2に……まるで狙ったかのような不遇っぷりである。
杖レベルも微妙に足りないためリブローも使えないのが痛い。なんとか救出されたり救出したりして進めていきたい。
しかもハードモードに至っては山賊が出るターンが早いため追いつかれそうになり、ドラゴンナイトらに刺されれば致命傷。
そして大抵の場合はAIの関係上、状態異常杖は出撃順の下から狙う。
そのため、新規加入したユニットは一番下の扱いになるためスリープで眠らされてしまう。
ここまでくるとソフィーヤともども完全に足を引っ張ってしまっているだけであり、しかもこの14章は、
「砂漠なので移動力が低下」「砂嵐による索敵マップ」「攻略ターン制限」「敵ユニットの主力が上級職で、見えないところからマムクートやドラゴンマスターが襲ってくる」
と、難易度が非常に高い。
特に初心者プレイヤーはこの14章でどちらか、あるいは両方を見捨ててプレイせざるを得なかった。



15章ではクーデターを起こしたエトルリア軍と戦うことになるが、
なんとここに登場する無名のヴァルキュリアの方がハードブースト無しでも圧倒的かつ完全に強い。
ハードどころかノーマルでもサシで勝負すると追撃確定でまず負ける。勝たせたいなら聖水もしくはMシールドによる補強が必須である。
オマケにハードでは下級職である魔道士すらまともに倒せず、接戦の末サンダーの必殺でやられる事さえある。
この体たらくであるためにセシリアではなく、持ってるエイルカリバーの方が『魔道軍将』であるとネタにされることも。
エイルカリバーは飛行特効も付いており、使い手が違えば普通に強いので尚ネタにされる。
まあ、どこぞの大陸一と同じく、「設定上の強さと実際のステータスがかみ合ってない」のは昔のFEではよくある事なのだが。
その大陸一がリメイクでフォローされたため、こちらもリメイクされるとフォローされる。かもしれない。
もしかしたら「回転王の攻撃でケガしたから」とフォローされるかもしれないが、13章の時点でこのステータスである…

16章でナーシェンにぶつけると私が負けたのはゼフィールであってあなたではないと豪語するが、
実際に初期ステで戦うと1ターンも持たずに秒殺される。
先の通りエイルカリバーには飛行特効があるのだが、相手も特効無効のデルフィの守りをもっているため
仲間に盗んでもらわない限りは2ダメージしか通らないので仮に耐えても歯が立たない。
…実は初期ステところか同レベルまで育てても期待値上は追撃されて1ターンで死ぬのは秘密。


ちなみに外伝とも言える漫画版「覇者の剣」では主人公のアルに「キレーなおばさん」と言われてしまう。キレーと付いているだけマシなのだろうか。
また、三軍将が切り結ぶ王都奪還戦では、いきなり落馬シーンで戦線離脱した。
とはいえ出番自体は原作キャラとしては多い方で、印象に残るシーンがあるという点ではむしろ恵まれているとも言える。


上記の不遇っぷりがプレイヤーのハートにクリティカルヒットし、
彼女はウォルトと同じく『封印の剣』を代表するネタキャラとして扱われるようになってしまった。


しかしステータスこそアレだが決して使えないわけではない。
ヴァルキュリア特有の騎馬と杖によるサポートは便利で、低いステータスの中で魔力はそこそこなので杖の効力も悪くない。
またその高い理レベルのおかげですぐに強力な理魔法が使える。クラリーネやヒュウと違って初期から「エイルカリバー」が使えるのはおいしい。
少し鍛えれば「フォルブレイズ」でを焼き尽くせるし、いっそ開き直って「サンダーストーム」で狙撃するのも面白いかもしれない。
今作では杖が使える騎兵というのがかなり貴重であり、杖レベルもCはあるので回復役の手が足りない時には最初から動けて戦える彼女に杖を持たせて出してみるのもいいだろう。
16章外伝はマップが広く、敵軍は魔法攻撃+状態異常杖主体なので、「レスト」や「リカバー」を持たせてピンポイント起用してみると使える。
いわばサポートタイプの即戦力といった感じ。レストが本体

セシリアに比べればまだまともな初期値に見える大軍将ダグラスよりも、実際のプレイでは全然使いようがあったりする。
クラス自体の優遇不遇の差は大きい。

また、本作では資金の限り秘密の店でドーピングし放題なので、ありったけの愛と金とドーピングを注ぎ、名実共に魔道軍将に相応しい能力にしても良い。
ドーピングアイテム大量購入によってフルカンへと成長したセシリアが大暴れする動画も実際存在する。
※なお、フルカンストさせて神将器フォルブレイズを持たせてけしかけても、ゼフィールは瞬殺とはいかない強敵である。
「そりゃフルカンにしたらそうだろ」と思うことだろうが、実はそもそもヴァルキュリアという職が強い。
当時は乗馬ユニットでありながら騎兵特効の対象外であり、まさに「移動力8の歩兵」のように扱える。
ステータスも魔力上限が「烈火」以降と違い27と高く守備上限24、魔防上限28...と攻防共にかなり高水準。
つまり適切な運用をすればほんとに強いのである。そういう意味では前作の年増枠、突撃おばさんことセルフィナに似てるかもしれない。
クラリーネがいなければ通常プレイでも主力候補として名前が挙がることもあり得たかもしれない。


各種会話や支援相手では、エトルリア王国の政治家としてのしたたかな彼女を見ることができる。
ロイやリリーナには師匠として接し、サウルのお茶の誘いという名のナンパ相手にするときは政治家らしい強かさをもって追い払う。
ロイが指導者、リリーナが魔道士として大成できたのも彼女のおかげなのは間違いないだろう。
ただエトルリアのミルディン王子(エルフィン)を中心とした支援会話では蚊帳の外感が漂っている。
面白いのはダグラスとの会話で、16章や支援会話ではエトルリアの大軍将、つまり先輩であり上司でもあるダグラスに向かって生意気な口で叱咤激励するという彼女が見られる。
ダグラスに檄を飛ばすためあえてそうしたと思われ、ダグラスも納得しているが流石に些か尊大不遜である。

ロイとのカップリングにおねショタというと「あれはセシリアがロイに引っ張られていく会話だから見てない証拠」と憤慨指摘する層もいる。
大体ここからおねショタの定義みたいな話になって喧々諤々の議論が始まるため、話が荒れないように状況を選んで出した方がいいだろう。
当時はサブカル全般で「年上の女性と年下の男性」というカップリングがあまり良いものとされていなかったようで、そういったカップリングが増えていくのはかなり後の作品になっていく。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ソーシャルゲーム「ヒーローズ」では、初期から実装。イラストは北千里氏。
原作通りに騎馬・魔法ユニットで緑属性。
ガチャでは☆3・☆4で引く事が出来る他、特定日の「英雄戦」で☆2・☆1がお手軽に手に入る。

レベルアップ時、低成長で「魔道軍将の称号を返上しないといけないかしら……」と口にするなどのっけから自虐全開。
(特に☆が低いほど成長率が低いため、英雄戦個体を育てようとすると頻繁に目にする事になる)
中成長でも「成長するのは嬉しいものね。歳は取るのは嬉しくないけど……」と、なかなかネタキャラぶり。

武器スキルは無属性の敵との戦闘時、自分は3すくみ有利、敵は3すくみ不利となる「グルンレイヴン+」
Aスキルは攻撃+3の「攻撃3」
Bスキルは自分のHPが50%以下の時、味方の隣接マスへ移動可能「離脱の行路3」

だが性能の方はと言えば、実装してからしばらくは唯一の騎馬の緑魔道という個性を獲得していた。
その上、初期武器スキルの『グルンレイヴン』が無属性に対して有利となる効果を持つため、闘技場で猛威を振るうタクミへのメタとして活躍していた。
ただステータスは攻撃と魔防偏重でそれ以外が低いため、打たれ弱く、慎重な運用を求められる。

同じ騎馬タイプを大幅に強化する『騎○の鼓舞(紋章)』を持つ騎馬ユニットと組ませて騎馬パで運用すると大幅に安定感が増すが、
騎馬オンリーでパーティを組む関係上、騎馬特攻や林マップがキツい。騎馬特効武器持ちも少なくないので注意が必要。
また、鼓舞所有者がギュンタージェイガンなので、スキル継承解禁前はジジ臭くなるのが難点だった。
…真面目な話をすると、ギュンターとは緑属性で被るのが痛い。

その後スキル継承が実装されると、「グルンレイヴンを剥ぎ取られるわざマシンと化すのではないか……?」と言う危惧とは逆に、
むしろ「自分の強化値を威力に加算する」と言う効果を持つ武器スキル『グルンブレード』を継承させ、
専用バフを持たせた騎馬ユニット同士で騎馬パを組ませることで追加威力+24という圧巻の高火力で敵を消し炭にするブレード型セシリアが流行し、変わらない存在感を発揮した。
無論、フルバフのブレードを使用する場合はサポートやスキル継承のお膳立てが必要(特に『グルンブレード+』を継承するなら☆5ニノが必要)という難点はあるものの、
敵を一撃で微塵切りにしていく様はまさに「つ、つよすぎる……(自分が)」である。
これによって、騎馬編成唯一の緑魔枠として圧倒的な存在感を放つことに。

また、初期装備の『グルンレイヴン』に相性効果を増幅する『相性激化』を加えて、対青属性・無属性へ特化するのも悪くない。
もともと高い攻撃に高機動力、防御面の相性補正も上がることから此方も中々に強力である。
『相性激化3』+『弓殺し』で、当時、闘技場で暴れまわっていた総選挙リンをメタりまくっていたのは有名である。
サポート無しで単体完結する点、『相性激化3』がロイの☆4から継承出来る点でブレード型にするより手間がかからないのも良い。

後に同じ移動・職種にはバレンタインリリーナやオルエンが参戦し、唯一の騎馬緑魔導士ではなくなった上、
オルエンは『グルンブレード+』の完全上位互換である専用武器『雷旋の書』を持ってきたため、若干影は薄くなった。
しかし、どちらも☆5限定排出(バレンタインリリーナは期間限定で復刻時のみ排出、オルエンは年に1回あるピックアップと星4チャンス枠限定)であり、
入手難度はセシリアの方が圧倒的に低い。というか、2週間プレイすれば英雄戦で必ず手に入る。
ブレード運用という観点では確かにオルエンの方が上だが、Wブレード体制で運用しても特に不都合はないし、
元々持っている『グルンレイヴン』を活かした対青・無色に特化した型にすることで住み分けも可能であることから、
闘技場での影が薄くなっただけで、セシリアを依然と同じく頼りにしているエクラくんはかなり多いと思われる。

2020年8月のアップデートで遂に専用武器「魔道軍将の書」が追加。
グルンレイヴン+の上位互換にあたり、しかも飛行特効まで追加された。
特殊錬成は「相性激化3」になっている。
錬成で相性激化を付けると必然的に「激化+特効」の猛烈な効果が発揮されており、青と白の飛行相手にはダメージ3桁に届くことも。
相手が青や白であれば、『警戒姿勢』(最初に受けた攻撃のダメージを半減するBスキル)の上から飛行キャラを倒すこともザラ。
基本的にA枠は相性激化に固定するのがレイヴン持ちの魔法キャラだが、錬成で相性激化を武器に付与できるため、開いたAスキルに別のスキルを追加する運用が可能となった。
A枠が開いた激化レイヴン、ということでやれることが幅広くなっており、近距離反撃+切り返しにすると、
マルテヘクトル、セイロス、闇エーデルガルト等の非常に強力な近接ユニットに対するメタ受けも可能に。
Bキャンセル聖印切り返しならヘクトルやセイロスは封殺も可能。
特に闇エーデルガルトを相手できる点が優秀で、がっちり固めれば安全に処理できる。
原作で不遇なキャラほどFEHで強い…どこかで聞いたような話である。
まぁ、FEHにはもっとすごい例もあるのだが。

ちなみに、2023年現在でもガチャから出る低レアの緑魔騎馬はセシリアだけである。
超英雄や伝承英雄は何度か緑魔騎馬が追加されたが当然のことながら星5限ばかりで、唯一お手軽に入手できる配布キャラとなったのはレオンだけ。
しかし、こちらはセシリア以上に速さが低く、更に汎用の超英雄武器「サラダサンド+」なので専用武器を貰っての錬成に期待できない。
彼の能力傾向は比較的セシリアと似通っているが、同じ激化レイヴンでやるなら専用武器+自由になったAスキルの影響で通常の相性激化+グルンレイヴンより格段に強くなったセシリア一択である。2023年4月25日に神装を貰ったことでステータスが上がっており、尚更である。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2018年12月にはセシリア初の超英雄が戦禍の連戦の配布キャラで登場。イラストは同じく北千里氏。
魔法を手放して無属性の暗器・重装ユニット。かなり貴重なユニット

武器スキルは戦闘中、守備、魔防が周囲2マス以内の味方の人物×2だけ上昇(各能力の強化の最大値は+6)
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵と、その周囲2マスの敵の守備、魔防-7の「冬祭のブーツ」
Aスキルは味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、魔防+5「攻撃魔防の絆3」
Cスキルはターン開始時、十字方向にいる、自身より魔防が1以上低い敵は、守備-5「守備の謀策3」

ステータスは通常版と比べて重装のおかげで問題のHPと守備は改善。しかし速さは変わらず低い。

味方との連携を前提とした、隣接で能力値が強化されるスキルをふんだんに用いて高い耐久力をさらに底上げしつつ、広範囲にデバフをばらまいて味方の火力支援が可能。
欠点としてはデフォルトのスキルセットだと単独行動をさせるとほぼ全てのスキルが腐る事、高い魔防を生かした奥義「氷蒼」で火力を高められるが、
速さが低く追撃が発生させにくい、相性に左右されない無色暗器のため攻撃が散発的になりがちな事。
アタッカーとして運用するなら「攻撃隊形」を継承してみるのも一興だが、このスキル自体が現状かなり貴重な点は留意。
聖杯さえ注ぎ込めば限界突破がしやすく、配布キャラなので能力の得手不得手がないのも高評価。
そして何より素晴らしいお っ ぱ い、ダメージイラストでは厚手の衣装に包まれていた腋とおみ足を拝める。魔乳軍将が公式となった瞬間であった。
ただ奥義イラストは物凄くいい笑顔でブーツを投げつけるというかなりシュールな事になっているのが腹筋に悪い。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

22年5月、花嫁姿の超英雄が登場。イラストはkainown氏。氏は今回FEH初参加であり、今回のために『封印の剣』をプレイしたとのこと。☆4でも排出。
赤属性の魔法使い、騎馬ユニット。

武器スキルは、戦闘開始時自身のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃、魔防+5、かつ攻撃・魔防が自身が受けている攻撃、魔防の強化の値だけ上昇する「花嫁のカトレア+」

Bスキルは、応援を使用した時または自分に使用された時、自分と相手の十字方向にいる敵は攻撃、魔防-5かつ【キャンセル】を付与する「攻撃魔防の大共謀3」
Cスキルは、ターン開始時周囲1マスに味方がいなければ自分の攻撃、魔防+6となる「攻撃魔防の奮起3」

一人でいると攻撃と魔防が強化しながら疑似ブレードで高火力の魔法を喰らわせることが出来る。
しかも大共謀で敵の弱化+キャンセルとサポートも充実。「攻撃魔防の応援+」を最初からあるので味方の強化と一石二鳥。
スキル編成もBスキルに凪系に変えて高火力を狙えたり、空いたAスキルは孤軍か死闘で自己強化も行えると応用力も豊富。
まさに魔道軍将の名に恥じないサポートと攻撃の両方特化したセシリアがやって来た。

ステータスは通常版と比べて攻撃と魔防はより強化したが弱点の守備は余計下がっている。

しかし弱点は2つのセシリアよりも弱点が多い。
まずペラペラな守備。レイヴン効果もないので無属性の物理武器には弱くなっており、致命傷は絶対必須。
遅い速さも健在で追撃も貰いやすい。耐えられてしまえば二回目の反撃で退場。
そして騎馬特攻も抱えているため、魔法の騎馬特攻は耐えられても暗器や近接武器の騎馬特攻は一撃。
ブレード系特有の弱点であるパニック付与も武器スキルが活かしにくくなる事も欠点。

●他のキャラとの関係
  • ロイ
フェレ家の跡取りで、彼女の教え子。
彼には剣術や軍略を教え、結果としてロイは若年ながら賢明な将軍に育った。
現在はお互いに一軍の将、そしてセシリアがロイの下で戦う立場となったため、支援会話もそれに沿った流れ。
支援Aにすると後日談でなんと結婚する。これなんておねショタ?。
ちなみに、ロイの支援相手の女性の中でロイがCC前に救出できないのはセシリアのみ。*1
が、CCさえすれば救出可能となる。教え子の成長を感じられるシチュエーションとなるだろう。

  • リリーナ
オスティア候の娘で同じく教え子。
彼女には主に魔道を教え、その才能はしっかり開花している。
こっちは人の上に立つ者としての支援会話が多い。
セシリアをライバルとして認識しているのか、彼女が恋の相談をするのはマーカスである。

  • ダグラス
エトルリア三軍将の筆頭、大軍将。
彼との支援会話を見ているとセシリアの実力に一層の疑問符が付いてしまう。
が、本人も上級職Lv8でありながらは速さが8しかないというあんまりな能力。人のことを言えた立場ではない…
力や守備の初期値は高めだが、マードックどころか宰相ロアーツ相手ですら明らかに劣っているのでネタにされる。
とはいえサカルートなら使えなくもなかったりする。

  • パーシバル
エトルリア三軍将の一人、騎士軍将。
国への思いや軍将同士から来る会話が多く、13章で同じ場にいながら助けられなかったことを悔やんでもいた。
残念過ぎる他2名と違い彼だけは優秀な初期値をもつのであまりネタにはならない…どころか
ハードモード15章で加入させるとブーストがかかって手が付けられない性能になるため、むしろ強すぎてPAR様などとネタにされる。
でも実は西方三島領主アルカルドと互角ぐらい。

  • エルフィン
旅の吟遊詩人。
他の二人の軍将を説得する役割だが、セシリアのみは説得しないためか会話では距離を置かれていた。

  • サウル
女好きのエリミーヌ教の神父。
セシリアもよく男性に言い寄られるためか、彼に対する態度は冷ややかでちょっとお茶目。
ちなみに彼女の父は気難しく、祖父はもっと…と言う事が明かされる。

封印の剣の20年前、烈火の剣の頃の魔道軍将。
成長率こそはセシリアと同程度だが、そのまま終章までついていける高い初期値を持つ。
砂漠マップでは救出対象なのに当たり前の様に無双をし、セシリアが弱いのか彼が強すぎなのか分からなくなる。

烈火の剣に登場する魔道士でパントの弟子。
決して弱くはないのだが、結婚相手候補のニノプリシラ、師匠のパントに比べると見劣りしてしまう。
キャラクターブックによれば彼がパントの次に魔道軍将となり、セシリアの師匠にもなったらしいが、そうなると彼女の弱さも納得できる
しかしゲーム本編のEDとは内容が異なるため、あくまで非公式設定なのを忘れずに。


リリーナとの支援を見るに人として、また教育者としては間違いなく優秀だろう。
ロイの指揮官としての才覚と真っ直ぐさ、そしてリリーナの魔道士としての実力と優しさの裏には彼女の功績もあったことだろう。
またこういった側面から、彼女が魔道軍将たりえているのはユニットとしての性能にかかわらない、地位通りの「将」としての能力によるものと解釈されることも多い。
運用でとるなら同じ騎兵で足の合うパーシバル、お互いの不安な守備面に大きな補正がかかるサウルだろうか。


最後に彼女に限らずイラナイツ、ネタキャラ扱いされるユニットはいるがそういった声を嫌う方々もいることを忘れないで欲しい。
時と場所を考慮するようにしよう。そして弱いからなどと敬遠せずたまには使ってみるのもいかがだろうか。
FEには魅力的なキャラクターはまだまだたくさんいるのだから



「ロイ、私は次にどう追記・修正すればよくて?」

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最終更新:2024年02月27日 03:58

*1 ロイと同じ体格6である為、救出値を上回ってしまう。