劉鳳(スクライド)

登録日:2012/10/21(日) 19:03:36
更新日:2023/04/04 Tue 23:17:17
所要時間:約 5 分で読めます



毒虫が……!

劉鳳(りゅうほう)はスクライドの登場人物。
カズマと並ぶ本作のもう一人の主人公。
(CV:緑川光)


◆人物

A級のホーリー隊員であり、実働部隊の実質的なトップを務める男。17歳。

連経済特区を実質的に統治する名家の息子だが、幼少期に母親をアルターとおぼしき謎の存在に殺害され、アルター能力を開花。
母を殺したのはネイティブアルターによるものだと考え、ホーリーに入隊してネイティブアルター狩りを続けていた。

そんな中でカズマと出会い、当初は実力差から相手にもしていなかったが、カズマの成長を目にしてライバルと認める。

すれ違いの末に幾度となく拳をぶつけ合うも、物語後半では敵と見定めた相手が一致したため、一時的ながらも肩を並べて戦った。


一見クールでカズマと正反対の性格に見えるが、その実は似た者同士であるという点をよりにもよってカズマから指摘されている。
実際、頑固で自分の決めた道を曲げずに突っ走る様、激昂した時のカズマに負けず劣らずの凄まじい叫びなど案外気づかないところで似てたりする。

一方、カズマとは異なり水守とシェリスの両方から想いを寄せられていたが、最終的にどちらとも結ばれることはなかった。
ただし漫画版ではシェリスを選び、合体も済ませている。


第13話でのカズマとの戦闘中に初めて「向こう側の世界」に入り込み、記憶を失う。
偶然出会ったかなみとの触れ合いを通してインナーの住人と絆を結び、穏やかなひとときを過ごすものの、ホーリーの来襲を機に記憶を取り戻した。

無力な人々と知り合ったことで、本土側に与せずネイティブアルターとなる事を選び、人々を守ることを決意する。

だがかなみが拉致されてしまい、暗躍する無常やジグマールと決着をつけるべくカズマと共に市街へと殴り込みをかけた。
シェリスを喪いながらもジグマールやアルター結晶体を撃破し、無常の陰謀を打ち砕くことに成功。
以降はカズマと本土のアルター部隊を蹴散らす日々が続いていたが、敵の動きが大分大人しくなって来たため、カズマとは別行動を取る道を選ぶ。

この頃にはカズマとは結構仲良くなっている。

そして最大の敵でもあるカズマとの盛大なケンカに挑んだ。

最終話のラストシーンでは長髪になっており、いまだに放浪を続けながら本土側と戦っていた。

『アフター』や『オルタレイションQUAN』ではホーリーに復帰し、ロストグラウンドの秩序を守るべく戦いを続けている。(一部設定はアフターとオルタレイションで異なっている)


アルター能力

自立稼動型『絶影(ぜつえい)


人を模した形の、強力なアルター。メインカラーは青と白。
「殴り砕く」カズマのシェルブリットとは対照的な「切り裂く」ような戦法を使う。
名前の由来は母と共に殺された劉鳳の飼い犬から。初めて能力を開花させ発動した際にはこの飼い犬の亡骸を再構成しアルター化させた。
そのためOPではアルターの絶影と共に犬の絶影も登場している。

作中では劉鳳の力に呼応して段階的な進化を果たした。

  • 第一形態
拘束衣を身につけて顔の左半分を隠し、腕を組んだ少年型のアルター。メインカラーは白と青。
首から生えた二本の帯状の鞭「(やわ)らかなる(けん)烈迅(れつじん)」によって戦う。
この烈迅は伸縮自在でなおかつ見た目以上の強度を誇り、金属を難なく切断しシェルブリットのファーストブリットでさえ防ぎきれる。
先述の通り両腕に当たる部分は拘束衣で封じられているため、この烈迅が腕の代わりとして機能している。そのため攻撃以外にも烈迅を用いてかなみを助けたりもした。
烈迅には水守にあげたペンダントと同じ十字が掘られている。

この形態でも高い戦闘能力を誇り、そこら辺のネイティブアルターが束になっても敵わない。
しかし、この姿は劉鳳自身でも制御が難しい絶影の力を抑え付けている状態でもあり、次の第二形態こそが本来の絶影とされる。


  • 第二形態(真・絶影)
封印を解いた、絶影の真の姿。作中では真なる絶影、あるいは単に絶影と呼ばれている。
小柄な第一形態から一転、両腕を広げた雄々しい外見になり、下半身は蛇のような姿に変化した。
通常でも空中を高速で移動でき、尻尾の先端のプロペラを回転させると更に速度が上がりまるで分身でもしているかのような動きを見せる。
名前通り影を絶つほどの超高速攻撃を行える強力なアルターだが、その分消耗やダメージのフィードバックなど劉鳳にかかる負担も大きい。

両脇にはそれぞれ「(ごう)なる右拳(うけん)伏龍(ふくりゅう)」・「(ごう)なる左拳(さけん)臥龍(がりゅう)」というドリル型のミサイルが装備され、その威力はシェルブリットと互角。
この二本は射出しての遠隔操作以外にも、装着したまま敵を切り裂く刃として使うことも出来る。
また、第一形態と同じく烈迅での攻撃は可能であり、最終決戦では鞭を螺旋状に束ねドリルとして使った。


ホーリー隊員の中でもこの第二形態を見た者はほとんどおらず、当初は劉鳳も出し惜しみしていたが、カズマとの戦いを経て使用頻度も上がっていった。


  • 最終形態
融合装着型。全てを捨て、ただ勝利のみを求めた劉鳳が、絶影と融合した姿。一部装甲に第一形態の絶影の面影を残している。
肩には水守の持つペンダントが模されたような十字の彫られた装甲があり、反対側の肩にはマイナス字が彫られた装甲が装着されている。

空中での高速移動を可能とし、身体のアーマーは腕に移動させることで剣や槍として変化させることができる。これらの剣は射出して自在に操ったり、盾として使ったり超広範囲に衝撃波を放ったりと万能。

ブン殴ることにのみこだわったカズマのシェルブリットとはある意味では正反対と言えるのかもしれない。

攻撃力も他のアルターと比べると異常と言えるほど上昇した。(これはカズマも同様)
さらにカズマとの最後の戦い以外の戦闘では傷一つ付かず、敵の攻撃が当たる描写もなく切り払うか全て回避するなど絶影第二形態以上の凄まじいスピードを見せた。

しかし融合装着型となった影響でアルター化による肉体への負担が激増したうえ頬の辺りにはアルター痕が残るようになってしまっている。

漫画版ではシェリスのエターナルデボーテによる融合が前提条件となっており実質上は劉鳳、シェリス、絶影の三位一体という形になっている


◆名言

「毒虫が!!」

「俺にはわかる。俺の中にあるなにかが、お前たちを悪だと確信させる。
…悪は処断しなくてはいけない。罪は処断されなくてはならない!」

「――唯一無二の力を見せてやる」

「正面から切り裂く!!」

「負けるわけにはいかん! カズマァァァァ!!!」

「故に! 切り開く!!」

「そう思うだろう!? 貴様も!!」

「男泣き!!?」

「女泣き――!!!」

「それがお前の限界、そしてこれが俺の応用《進化》だ!!」

「お前はひとつ甚だしい勘違いをしているぞ!『ビバ』はイタリア語で!『ノウレッジ』は英語だ!!!」

「俺も2人で十分だ!!」

「秩序無き行いはただの暴力!暴力は悪以外の何ものでもない!俺はその悪を憎む!」

「今わかった!俺の理念がホーリーの中にあるのでは無い!ホーリーの理念を追求し、受け継ぐ者こそがこの俺!絶影を持つ男!劉鳳だ!!」

「あぁ、そうだ!地位や名誉が欲しかったわけじゃない!ここに暮らす人々がただ平穏に暮らせる場所が欲しかっただけだ!あぁ、そうだ!今でもそうだ!そのためなら他に何もいらない!いるものかぁぁぁぁぁ!!!!」


俺にはわかる。俺の中にあるなにかが、愚痴籠りを悪だと確信させる。
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最終更新:2023年04月04日 23:17