海堂学園高校

登録日:2010/05/29(土) 20:36:15
更新日:2024/04/12 Fri 00:15:46
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週刊少年サンデー連載の「MAJOR」に登場する架空の高校。

神奈川県にある高校。全国から優秀な選手が集まってくる名門校であり、作中で甲子園を3連覇するなど、驚異的な強さを誇る高校として描かれている。
多くのプロを輩出しているが、プロとなってからの成績に特筆すべきものを残したものがおらず
所謂「超一流」がいない、ということが内部からも指摘されている。


〇メンバー
  • 草野秀明
ポジションは中堅。
不動の1番バッター。バットコントロールが巧みで、滅多に三振しない。守備力も高い「勘がいい」タイプ。
後に京阪タイガース(アニメではレパーズ)に入団。
原作ではその後が語られていないが、アニメでは1年目から守備が評価され若手選抜メンバーに選ばれ、日本代表との試合に出場している。

  • 渡嘉敷
ポジションは二塁。小柄な体格と八重歯が特徴。
バントの名手。中学時代は投手だったが、海堂では優れた投手が多かった為、内野手に転向した。
聖秀戦では7回裏無死満塁の場面でスクイズに失敗。これに江頭が激怒し、次の回で国分と交代させられた。

  • 薬師寺
ポジションは三塁。巻き毛の長髪が特徴。
強打のローボールヒッター。特待生組の1人だが、吾郎達夢島組に対しても試合後は偏見を持たずに接したナイスガイ。
寿也にも一目置かれる強打者ではあるのだが、作中では打ち取られる場面が多く、活躍する場面は少ない。
後に東武ライオンズ(アニメでは埼玉ジャッカルズ)に入団。
続編の2ndでは現役を引退して新聞記者になっている。

  • 佐藤寿也
ポジションは捕手。
強肩強打の超高校級選手。ここぞという場面では必ず結果を出すので、チャンスにも強い。高校生にしてささやき戦術も持ち合わせる。
後に東京シャイアンズ(アニメでは東京ウォリアーズ)に入団。そこで好成績を残しメジャーにも挑戦。

  • 大場
ポジションは一塁。長身で切れ長の目が特徴。
特待生組では薬師寺に次ぐ強打者。が、影が薄い。その為活躍する場面も殆どない。

  • 石松
ポジションは左翼。魚顔で「ウキョ〜」など奇妙な口調が特徴。
特待生組の1人で、大場や薬師寺と同じく強打者であり、聖秀戦では攻守で比較的活躍。最後は吾郎のボークでサヨナラのホームを踏んだが、彼一人だけ喜んでいて明らか浮いていた。

  • 矢尾板
ポジションは右翼。三白眼が特徴。
夢島組vs特待生組の試合以降は空気。
レギュラーとなった3年夏の聖秀戦でも活躍する場面はない。

  • 泉祐一
ポジションは遊撃。猫のような目が特徴。
守備の名手。吾郎達と同じく夢島組出身だったため出番は多め。聖秀戦では吾郎から内野安打で2度出塁し、守備でも田代の難しい打球を難なく処理している。

  • 市原
ポジションは投手。大柄で牛のような顔が特徴。
海堂3本柱の一角。これといった決め球は持たないが、制球と力配分で打たせて取るタイプ。同じ投手の阿久津とは仲が悪い。
聖秀戦では先発で登板。途中から雨の影響で乱調となり、5回途中3失点で降板した。


〇控え・その他
  • 眉村健
ポジションは投手。
MAX150Kmに達する速球(ジャイロボール)と変幻自在かつ一流の変化球を駆使する「平成の怪物」。
言ってみればダルビッシュをよりチートにした感じ。
高校野球の公式戦通算防御率も0点台で、甲子園ではノーヒットノーランを達成。
バッティングも一流で、対聖秀戦では吾郎からあわやHRの特大ファールを放った。
後に横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)に入団。こちらも後にメジャーに挑戦する。

  • 阿久津
ポジションは投手。常ににやけ顔とむき出しの歯が特徴。
高校生ではかなり珍しいナックルボーラー。主に中継ぎとして登板する。
聖秀戦では先発の市原に代わり5回途中から登板。いきなり藤井に同点タイムリーツーベースを打たれる。その後8回まで好投を続けたが、9回表に大河に勝ち越しタイムリーツーベースを許し、次の内山にもストライクが入らず死球で出塁させてしまい降板した。
後に広島(アニメではアローズ)に入団。若手選抜にも選ばれた。
アニメの日本代表と若手選抜との試合では2番手で登板したが、ナックルが全く通用せず先発の香取以上に滅多打ちに遭った。
続編の2ndでは海堂付属中の監督として登場している。

  • 米倉
特待生組の捕手。色黒にスキンヘッドと高校生離れした風貌が特徴。
聖秀戦ではブルペン捕手と解説役に徹する。


  • 国分篤
ポジションは二塁。吾郎から小森に似ていると言われる。
対特待生戦では9回に起死回生の同点ソロを放つ活躍をする。
聖秀戦では主に伝令役だったが、渡嘉敷に代わって途中から出場している。

  • 三宅陽介
ポジションは右翼。
軽いノリが好きな関西人。
足の速さに自信があり、対特待生戦ではセーフティーバントを見せていた。
3年夏にはレギュラーにはなれずベンチ入りに留まった。聖秀戦では延長12回裏に代打で出場し、吾郎が海堂を出て行った真の意図に気づき、ヒットを放つ。

  • 寺門健一
ポジションは投手。長身で老けた顔が特徴。
球質の重いストレートが武器という触れ込みだったが、正直「どこが!?」と思わず言ってしまいたくなるくらいボカスカ打たれる。
一時期自分の実力に悩み、野球をやめようとした。吾郎の叱咤により踏み止まったが、結局3年夏にはベンチにすら入れず。

  • 丸山智
ポジションは投手。坊主頭でニキビ顔が特徴。
制球力が命の選手。気が弱く、監督には絶対服従の姿勢の為、対特待生戦では先発したがめった打ちに合い、そのままフェードアウト。
その後の進路・経過は不明。

  • 児玉憲太郎
ポジションは三塁。
やや気が短く、すぐにカッカする傾向がある。
長打力が自慢だが、対特待生戦で2打席連続で併殺打を打ったため、味方から「ゲッツーロボ」と揶揄される羽目に。
3年夏にはベンチ入りメンバーの1人となった。その後聖秀戦では延長12回裏に代打で出場し、吾郎から四球を選んだ。

  • 榎本直樹
ポジションは投手。
吾郎達の1つ上の先輩で、ジャイロボーラー。
原作での1軍vs2軍の試合では吾郎達との直接対決はなかったが、アニメでは終盤に登板。
打たれた後にキャラ崩壊するほどにブチ切れ、さらにナックルを投げるなどやりたい放題だったが、
最後に吾郎にスコアボード直撃のHRを浴びて敗戦投手に。
卒業後の進路は不明。
後に聖秀vs海堂2軍との練習試合で顔がそっくりの弟が登場した。

  • 千石真人
ポジションは一塁。
吾郎達の1つ上の先輩。
自信家であり、自らを「海堂史上最強の4番」と言ってのける人物。
対2軍戦では吾郎から特大の犠牲フライを放つが、結局ヒットを打つことは出来ず。
原作ではその後は登場せず、卒業後の進路は不明だが、アニメではプロに進んでおり、日本代表と若手選抜との試合で若手選抜メンバーの1人として再登場する。日本代表との試合では5番で出場(本人は4番だと思っており、寿也に言われるまで気づいていなかった)。

  • 桜庭
ポジションは投手。
吾郎達の1つ上の先輩。
左投げで、スリークォーターとサイドスローの中間のようなフォームからボールを投げ込むため、「1軍屈指の左キラー」として知られている。
対2軍戦に先発したが、吾郎の退学で気落ちしていた寿也の実力を侮り、結果、決勝2ランを浴びて敗戦投手となった(アニメでは同点ソロを浴びて榎本と交代した)。
卒業後の進路は不明。

  • 周防
野球部3軍監督。かつては1軍で指揮もつとめた。
無名校だった海堂を強豪に育て上げた立役者だが、武士の死の責任をとり以降選手の育成に専念する。
反マニュアルを貫く吾郎を当初は落第させようと考えていたが最終的に実力を認める。

野球部3軍コーチ。周防の教え子で20年前は海堂の4番だった。
一見非情だが認めた相手には誠意を示し、吾郎のため独断で上層部に再テストを願い出たこともあった。
続編の2ndでは東斗ボーイズの監督として再登場している。

  • 早乙女武士
ポジションは投手。
かつてエースをはっていた選手。
当時は勝てる投手が武士1人だった為、勝利の為には武士は初戦から全イニングを1人で投げ抜くしかなかった。
そして3年の夏、地区大会決勝を前にして風邪をこじらせてしまうが、解熱剤をうって決勝戦に登板。
9回を見事完封するが、翌日に容態が悪化、帰らぬ人となった。
アニメでは経緯が若干異なり、決勝戦を前にして少し体調が悪くなるが、決勝当日は無理をして登板し、9回完封で見事甲子園初出場を決めたが、その直後にマウンドにそのまま倒れ込み、救急搬送されたものの、帰らぬ人となった。

  • 早乙女静香
野球部2軍監督で、武士の妹。
兄の死のショックから、総監督である父の唱えるマニュアル野球を猛烈に支持している。
初期は反マニュアルを貫く吾郎に対して辛くあたっていたが、亡き兄と似た行動を取る吾郎に対し理解を示すようになる。
後に眉村と結婚し、2男2女をもうける。

  • 早乙女泰造
野球部コンディショニングトレーナーで、武士の弟であり、静香の兄である。そしてオカマである。
マニュアル野球に対する疑問から吾郎に「打倒マニュアル野球」を託し、個人レッスンを行った。
後に静香と共に、江頭(後述)の悪事を暴いた。

  • 江頭哲文
海堂野球部部長兼チーフマネージャー(アニメでは野球部部長の設定はなくチーフマネージャーのみ)。
元経営コンサルタントで、野球部を学校宣伝の手段、選手達を宣伝のための「商品」と考えているため、静香から毛嫌いされている。
退学した吾郎に対して報復するため、わざと練習試合を組み、1軍当落線上の選手を脅し、吾郎に重傷を負わせた。
後に自チームの選手達と監督の反逆、そして早乙女兄妹の密偵により失脚。アニメでは当初罪を否定していたものの、後に理事会の追及で全てを認め、学園側が責任をとり優勝旗を返還している。

  • 井沢
1軍の現場監督。
口数こそ少ないが、聖秀戦では醜態を晒す江頭を制したり、満身創痍の吾郎を気遣い早々に決着をつけさせようとするなど人格者でもある。
その後寿也たちを春夏連覇に導く。アニメでは早乙女兄妹とともに海堂の卒業式にも出席している。


この時期のストーリーがゲーム化されている
四八ショックを経験したKOTYスレ民すら衝撃を受ける程のクソの山だったが。ちなみに同年の据え置き機部門大賞はこれではないので注意。こちらは次点。
一部ではMAJOR三部作のせいで野球ゲーのクソのボーダーラインが上がってしまった、とすら言われる(あくまでKOTYの審査対象としてであり、ユーザーに耐性がついたという意味ではない)

その後、スマホアプリ版のパワプロで「コラボ枠第2弾としてMAJOR原作のサクセスシナリオが追加」という形で再びゲーム化(会社変わってるけど)。ちなみに第一弾は「ダイヤのA青道高校マガジン、サンデーときたら次はドカベンあたりだろうか
こちらは独自システムにわりと大きなバグも見つかった*1が、概ねマトモな野球ゲームしている。
育成にプラスに働くものだったとはいえ、何の告知も無しにバグを修正した上何もお詫びを配らなかったせいでまた運営チームが責められたが。まあいつもの事だ。


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最終更新:2024年04月12日 00:15

*1 デートコマンド→「やっぱやめる」で専用のゲージを変動させずに愛力が回復できた。ユーザーからは「経験値ボーナスこそ無いものの休むよりも有利である」とする意見も多かった