ベリオロス

登録日:2009/11/16 Mon 00:01:31
更新日:2023/12/09 Sat 15:37:28
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   迅速の騎士   
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モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)。


別名-氷牙竜
亜種-風牙竜
戦闘曲「零下の白騎士」

概要

寒冷地に生息する飛竜種。
白い甲殻に加え、サーベルのような琥珀色の牙を持ち、ナルガクルガティガレックスに酷似した骨格を持つ。

また、氷属性を扱うモンスターでは数少ない、体内に冷気を生成する器官を持っている種であり、ブレスが環境に左右されにくい。

氷上で活動する為、全身に滑り止め用のスパイク状の棘が生えており、滑りやすい氷上でも駆け回ることができる。


見た目や動きは、計算式にするなら
(ドドブランゴ+ティガレックス)÷2+ナルガクルガ+クシャルダオラ≒ベリオロス といったところ。

攻撃の間隔が短く、行動を見極め辛い。

疲労時にエリア移動した場合は高確率でポポを捕食する為、なるべく妨害するように。
閃光玉は疲労時に使えばあまり暴れない。


こいつの下顎の裏側はちょっと蓮コラっぽく見える。…気のせいだと思いたい。

亜種

MHP3とMH3Gには砂原に生息する亜種も登場する。
…砂漠地帯なあたりドドブランゴ亜種と丸被りなのは偶然か否か。
亜種の顔が真っ赤なのは獲物の血を擦り込んでいるからとかなんとか。

氷刃(ひょうじん)()くベリオロス

MHW:Iに亜種とは別に登場した特殊個体。
イベントクエスト限定のモンスターであり、「歴戦の個体」(極限状態のような強化個体のカテゴリ)が先に登場した。

各作品におけるベリオロス

MH3

初登場作品。
村では★5、街の下位は★3に君臨する。
ボルボロスウラガンキン共々、ハンターの前に大きな壁として立ちはだかった。

MHP3

亜種が砂原にデビューした作品。
早くもアイコンが2代目になる。
通常種は跳びかかりが横タックルと入れ替わったほか、風圧が無くなっており、MH3で猛威を振るっていたボルボロスやウラガンキンと同様に大幅な弱体化修正を受けてしまった。

MHXX

MH4から暫くメインシリーズでの登場機会が無かったが、MHXXで通常種がメインシリーズ復帰。
復帰に合わせてアイコンも3代目になった。
類似骨格のティガやナルガとのトリオが再び見られるようになった。
当時既にMHFで登場していた雪山に加え、MH4のフィールド「氷海」にも姿を現すようになった。

MHW:I

MH3の代表枠として参戦。特殊個体もデビューした。
海竜はプロトタイプで断念しているし、獣竜種は既に一通り揃っているしで、MH3でデビューした種の中でベリオロスに白羽の矢が立った形になる。
登場フィールドは新大陸にはこれまで無かった寒冷地帯の「渡りの凍て地」。

相変わらずせわしなく跳ね回る上に飛翔しながらブレスを吐いてから急降下してきたりと、それまでのモンスターとは段違いの機動力と攻撃性を備える。
オマケに肉質も固めで、ストーリー序盤の関門として立ちはだかる。キツいと思ったら素直に防具強化に走ろう。

MHRise


冷酷 冱てる辻風

不可侵の契 忘れたか

経帷子 幽天に舞い

裂帛 誅罰の息吹

3本目のPV(2021年1月のスペシャルプログラムで公開)でティガレックスと揃って参戦が確定。
登場フィールドはこれまでの例に漏れず寒冷地の「寒冷群島」。ホットドリンクは要らないけど。

MHF

2015年冬のMHF-G9時代に通常種が遷悠種としてデビュー。
攻撃パターンがMH3とMHP3のハイブリッドであるほか、攻撃のインフレの激しいMHFらしく、G級では怒濤の4段コンボ攻撃を繰り出してくる。

MHST

私のたった一人の大切な家族です……。

通常種と亜種が登場。

通常種の方はアユリアのオトモンとしても登場。「ヒョウガ」というニックネームが付けられており、amiiboにもなっている。

アユリアが主要キャラクターの1人ということもあり、その姿を拝めるタイミングは早く、かなりの序盤。
「エットー洞窟」で力尽きたアユリアを介抱するところを、ナビルーと主人公ライダーが偶然通りかかったところでヒョウガとの初対面となる。
しかし肝心のオトモンのタマゴは終盤の「セリオン山」に行ける頃までお預け。
ちなみに通常種が成長することで習得するスキルには、ベリオ大剣の銘と同じ「アイシクルファング」があったりする。

亜種の方は終盤になって条件を満たした後に遭遇する場合があるという程度に影が薄い。(クルペッコで呼び寄せる場合は別だが)

種固有の絆遺伝子で渡せるスキルは、通常種は氷属性全体攻撃の「アイスサイクロン」、亜種は3ターンの間相手の場にスリップダメージの竜巻を設置する「トラップサイクロン」。
絆技は特大のブレスを放って気流で竜巻を起こし、相手全体を攻撃する「グラウンドサイクロン」。
寒暖差で起きる気流を利用しているようだが、氷属性や火属性ならともかく他の属性はどのようにして気流を起こしているのだろうか…

MHXXで使われていた3代目アイコンは実はMHSTが初出だったりする。
亜種はメインシリーズではMH4以降の登場作品が無いため、3代目アイコンの亜種カラーは地味に貴重。

MHST2

……もふたん。


通常種、亜種が引き続き登場。
アユリアとヒョウガも続投しており、今度は共闘も出来る。

アユリアとヒョウガの出会いについても掘り下げられており、アユリアの故郷であるクアン村周辺を拠点とする間、何回かに分けてアユリアからヒョウガについて話を聞くことが出来る。
その内容からすると、ヒョウガはアユリアが幼い頃樹林で迷子になったときに出会った野生のベリオロスで、成長するまではアユリアは「もふたん」と呼んでいたことを恥ずかしそうに語ってくれる。

通常種が得意とする氷属性はスキル封じに長けたスキルが多いので活躍の場があったのだが、今回のスキル封じは多くが耐性持ちであり、対人戦以外では思ったほどメリットが無い。
加えて、氷属性持ちのスピードタイプにはレイギエナというライバルの存在が立ちはだかっている。

主な攻撃

  • ボイス【小】
発見時と怒り移行時のみ使用。
効果範囲がやや広いが、耳栓があれば怖くない。
というか少し距離を離せば問題ない。

  • 噛み砕き
左、右、正面の3パターンがあり、左右の場合は結構痛い。
正面の場合は回避し辛い。

  • 尻尾なぎ払い
体勢を殆ど変えずに、ナルガクルガのように尻尾をなぎ払う。
なぎ払い、真後から頭付近まで当たり判定があるが、振り回す方向と逆に尻尾を少し振る予備動作がある。
判定は一瞬である為、尻尾に向かって飛び込むように前転すれば回避可能。
通常種は当たると氷属性やられ。亜種はない。

  • ホバリング
真上に飛び上がり地表周辺を飛び回るが、風圧は発生しない。
この後に様々な攻撃に派生する。閃光玉のチャンス

  • 押しつぶし
ホバリング後、前に乗りかかるように押しつぶし+風圧【小】が発生。
尻尾の判定が地味にウザい

  • 滑空急襲
ホバリングや三角飛び、急襲を行った後に滑空して斬りつける。
着地時に風圧【小】が発生する。
ホーミング性が高く範囲も広いため注意。しかし棘破壊をしていると落とし物をする。
エリアチェンジをした時、移動先のエリアにハンターがいると決まってかましてくる。ペイントボールを投げたなら、移動が止まった(≒着地した)ことを確認してからエリアに入りたい。

  • ブレス
①通常種が使用。氷塊を吐き出し、着弾点に竜巻が発生。当たると雪だるま状態に。ホバリング中にも使用し、使用後は着地する。雪だるま状態になると氷耐性-30である為、追撃に注意。

②亜種が使用。目の前に無属性の巨大竜巻を生み出す。G級だと溜めが入る。
 この竜巻はしばらくその場に残り、喰らうと大ダメージかつ真上に吹っ飛ぶ。クシャル涙目。
 下記の竜巻急襲に繋げられるので注意。

③亜種が使用するG級行動。小型の竜巻を生み出す。こっちは溜めない。②と異なり1エリアで何個も出す。
 自動で動く上、軌道が読めず、当たると大ダメージ・吹っ飛ぶと嫌な仕様。時間経過か何かにぶつかると消える。
 しかし竜巻の発生時間がやたら長く、一度は必ず出現場所へ帰ってくるので、亜種の怯みと同時に当たることもある。
 ただ、放たれた近辺しか動き回らないので、亜種を竜巻から遠ざけてしまえば脅威ではなくなる。遠目で見るとシュール。

  • 跳びかかり
右左斜め前に右往左往した後、左右ジグザグに跳ぶ(最大3回)。
跳びかかる方向の前足に密着していれば、すり抜けることが可能。
2回以上行った後は必ず威嚇する。
正面に行うパターンもあり、こちらは若干足を引きずるような予備動作がある。

  • 三角飛び
壁に張り付いた後に壁を蹴り、突進する。
飛び上がり時に風圧【大】、着地時に風圧【小】が発生。
非常に出が速く、ホーミング性能が高い。
基本的に通常種のみ使用する。

  • 横タックル
MHP3で御披露目。MHFのデュラガウアから教わってきた、横に方向転換してこちらにタックルしてくる。
予備動作はわかりやすいが、逆に中途半端な予備動作のため回避タイミングが難しいことも。
亜種の場合タックルの後すぐに移動して隙をなくし、ブレスや飛びかかりに繋げることがある。初見では目の前から急に消えるように見えるが、慣れると頭への攻撃チャンスになる。

  • 竜巻強襲
亜種の必殺技。ブレスで発生した竜巻に飛び込み2~3回ほど旋回した後に突進してくる。
動き自体は滑空強襲と同じだがこちらの方が速い。
これの後は必ず威嚇か何かするので、チャンスを逃さないよう上手く避けたい。

狩猟方針

弱点属性は火、亜種は氷。
部位破壊は牙、左右翼の棘、尻尾切断。

左右どちらかの翼を破壊すると、破壊した側へ回り込む時に滑って隙ができるようになる。
両方破壊すると滑空急襲後に一回転して転ぶ+落とし物をする。
尻尾を切断すると尻尾なぎ払いの氷属性がなくなる。


疲労時にどのような攻め方をするかによって、討伐時間が大きく変化する。
特に翼を破壊すると様々な攻撃に支障が出る為、非常に戦いやすくなる。
なので討伐開始時に落とし穴+タル爆弾で翼を破壊するのをオススメする。
MH3Gでは爆破属性武器によって耳栓があれば出会い頭で翼を部位破壊できる。

武具

作成できる防具は、男性は軽快な剣士、女性はキリン装備、オトモアイルーはナマハゲを彷彿させる。
スキルも回避性能やスタミナ等、機動性を重視した装備。

武器は優秀な氷属性武器。
亜種は無属性で斬れ味に優れる。
また、イベント武器「鉄砕牙」もこやつの素材を必要とする。

余談

氷刃佩くベリオロスは、英語ロケールでは"Frostfang Barioth"と表記されるため、MHW:Iでは"Frostfang"は氷刃佩くベリオロスを指すための語になっているが、同じく"Frostfang"でもMHST/MHST2ではアユリアのヒョウガを指す語になっている。
MHSTの海外展開はMHWorld発売より前の2017年9月なので、アユリアのヒョウガのほうが登場が先なのだが、偶然なのだろうか?

MHW:Iでは通常種の弓の銘がなぜか「アイシクルブリザード」になっている。
ベリオ弓といえば「エーデルバイス」がよく知られているが、何らかの理由で既存のベリオ弓の銘を使わず別の銘にするとなったときに、同名のランスがMHP2Gに存在したのが忘れ去られたのだろうか…


追記・修正は鉄砕牙を作成してからお願いします。

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最終更新:2023年12月09日 15:37