ウラガンキン

登録日:2010/06/28 (月) 23:59:17
更新日:2024/04/01 Mon 20:31:32
所要時間:約 8 分で読めます





モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)。




目次

概要


分類:竜盤目 獣脚亜目 鎚竜下目 鎚顎竜上科 ガンキン科
種族:獣竜種
別名:爆鎚竜


火山に生息する鈍い黄金色をした鱗と隆起した甲殻を持つ大型の獣竜種。
特徴的である巨大な顎を持ち、別名の通りその顎を鎚のようにして戦う。
元々は岩を粉砕して鉱石を食べるために発達した顎だが、求愛や縄張り争いでのアピールにもなるらしく食事を重ねることで徐々に硬さや光沢感が増していくのだという。
尻尾の先には火薬岩が鉱物油でへばりついており、尻尾を振ることでそれを投げたり、ダンゴ虫のように丸まり高速に縦横無尽に駆け巡ったりする。

食性は岩石食で、食べた岩石は体内に生息するバクテリアが分解するが、分解する際に可燃性のガスが体内に蓄積されるため、定期的に排出せねばならない。
このガスは他の生物がまともに吸い込むと睡魔を呼ぶ効果があるが、興奮していると睡眠効果がなくなる代わりに超高温のガスに変化する。


亜種


別名:鋼鎚竜

MHP3より登場。他のMH3組の亜種達は、多くが通常種に比べ属性や生息地が大幅に変更されているが、彼は相変わらず火山に暮らしている。
が、カラーリングかなり独創的になっておりそして臭い
自慢の顎は赤くなりまるで腫れているように見え、皮膚は青く変色し如何にも不健康である。そのため炭鉱夫のなれの果てとも…

そして一番の特徴は悪臭
通常種とは違い体内で生成されるガスは臭いが強く、またその体臭は体内に止まらず体へ付着する岩石にも染み渡り、尻尾から放たれる火薬岩は爆発する前から悪臭が吹き出し、爆発に巻き込まれてももちろん臭い。
とにもかくにも事あるごとに一部アイテム使用不可を狙ってくるので、本体の攻撃力も相まっていざという時に回復できず1オチすることもしばしば。

余談だが、モンスターハンター20周年記念に行われた、
全モンスター人気投票では、アルセルタス亜種と並んで、まさかの最下位という結果になった。

登場作品ごとの活躍

MH3

初出のMH3では村☆5、街☆3から登場。
とても固くまた睡眠ガスや火炎ガスを使うところは、MH3では登場しないグラビモスを彷彿とさせる。
ウラガンキンの生態では、2頭のウラガンキンが体を激しくぶつけあいながら歩いていた。これは縄張り争いなのか、雌を争っているのか、単に遊んでいるだけなのか、よく分からないらしい。
が、このムービーでは石壁のある狭い道でアイルーが遭遇し、必死に逃げる羽目になった。幸いアイルーは無事にやりすごしたが、周囲の壁は粉々…はた迷惑である

MHX

二つ名持ち宝纏(たからまとい)が登場。
文字通り宝石のような鉱物を纏っており、火薬岩からも「宝岩塊」が採取出来る場合もある。
…生半可な実力では宝石以前に返り討ちにされるだけなのは言わずもがなだが。

MHWorld

グラフィック面の大幅な向上により、重厚感と高級感が増した。
登場ムービーでは「龍結晶の地」を初めて訪れた五期団の青い星の前に、地響きと共に転がり落ちながらド派手に参上。
また、新大陸には近縁種にあたる骨鎚竜ラドバルキンが生息しているが、ガンキンと比べると格下。
生態樹系図から、分類的にはラドバルキンが祖先に近い種であり、そこからウラガンキンが派生したようだ。

MHF

MHF-G9.1アップデートで登場した5番目の遷悠種
ターンファイトとマッチしない獣竜種故に、MHF仕様に魔改造されており、大技は根性札破りの高速回転による吸い寄せ。まさかのダイソンである。

主な攻撃


  • スタンプ
体を思いっきりのけぞって顎を地面に叩きつける。
震動が発生。
範囲は広く威力も高いが予備動作が長いため避けやすい。
しかし密着して攻撃していると予備動作に気づかないこともあり火薬岩がある場合震動で爆発するので火薬岩の位置にも注意。

  • 連続スタンプ
連続2回のスタンプを2セットを行う。
上記のスタンプより威力は劣るが攻撃速度が速く、2セット目を出すときは方向を修正する。
特に怒り時は修正の性能、スピードが上がるので注意が必要。
怒り移行時のカウンター咆哮の後もこれを1セット行うが、MHP3からはなんと攻撃判定が消滅。咆哮の意味がない誰特仕様となってしまった。
しかしMHWorldでは攻撃判定が復活。今日も誰かが主任の怒りに触れて叩き潰されている。

  • 悪臭ガス
悪臭状態になるガス。
ババコンガのアクティブスキルにまんま「悪臭ガス」があるので、MHST2では「伝承の儀」で通常種に使わせることが出来るが、メインシリーズでは亜種しか使用せず、ガードはできるが判定が2回あるので注意。


  • 睡眠ガス
当たると睡眠状態になる(ダメージはない)。要ガード強化。

  • 高熱ガス
怒り状態だと使用する。要ガード強化。

  • 尻尾なぎ払い
尻尾でなぎ払う。
そこそこ威力がありまたなぎ払う際に3方向に火薬岩を飛ばす。
地味に範囲が広いので注意したい。
尻尾を切ると火薬岩は飛ばさない。
この火薬岩はエリア内に残り衝撃を与えることで爆発する。
ダメージもそこそこあるので注意したい。
ただしこの火薬岩はモンスターにもダメージがあるため、うまく活用したい。
亜種は悪臭岩を投げるため、岩から離れないと結構辛くなる。

  • 団子虫回転轢殺(ローリングブレイカー)。

主任のメインウェポン。パターンも豊富。
開始してからダメージまでが早いので、かわすには瞬時の判断が必要。
威力も高いため体ウラガンキンでの1オチは大抵これ。
ただしどのパターンだろうと転がる直前の左足側面は安全地帯。
また疲労時は回転後必ずこけるのでその時は攻撃チャンス。

●直線型
まっすぐ進むタイプ。
簡単に交わせるが、回転型だった場合のために緊急回避をさせられる事にはなる人もいる。

●回転型
いやらしい攻撃。まっすぐ進むと思うと急に旋回する。
避けたと思った途端見失い突然横から襲撃される。
軌跡としては「よ」の字の2画目のイメージ。また上位になると「す」の2画目ぐらい旋回する。
このパターンは直線型より予備動作が長い。

●高速回転型
通称:ショータイム
MH3シリーズの火山の1エリアでのみ使用。
そこにある高台に登り勢いよく転がり落ち、猛スピードでエリア中を駆け巡る。
追尾性はないが大変危険なためエリアチェンジするか安全地帯であるエリアチェンジ付近でじっとするのが無難。

●往復型
MHWorldの龍結晶の地エリア6でのみ使用。
ショータイムと似ているが、こちらはハンターを狙ってひたすらエリア中を往復するように突進する。

●ホーミング型
スピードは遅く射程も短いがハンターをホーミングする。
ホーミング性能はかなり高く、中途半端に離れていると避けづらい。

●回転スタンプ型
G級行動。
回転からその勢いで強スタンプを繰り出す主任最大の攻撃。亜種は異臭ガスを放ち、これも大ダメージ。
ホーミングしてくる、体格がデカい、広い振動が起こる、避けづらい、ということで緊急回避推奨。
この型の場合、回転前に首がよく動くので、それを目安に。
なお、至近距離だとしてこない。

●火炎車型
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』のマスターランククエストの個体の行動。
つまりこれもG級行動であり、上記の型に付け足す型となる。
自分でばらまいた火薬岩を利用し全身を燃え上がらせて回転する。
通った跡は一定時間熱ダメージ床になる他、ばらまく火薬岩も大きくなっているためかなり厄介。
往復型と組み合わされると地獄が見える。



狩猟方針


回避行動のタイミングが少し遅れるとほぼ巻き込まれる広さの攻撃範囲、ダメージが大きい、固いなどの理由から双剣等の近接武器とは相性が悪い。

主食は鉱物のため罠肉にはかからない。

ボルボロスの強化版というべきか。
とにかく固くまた転がることによりボルボロス以上のスピードを出す。
一撃一撃が重いので常に視界に入れ行動を読んでおきたい。

状態異常攻撃は毒に弱い。
MHSTでもそれが再現されており、敵対したウラガンキンが毒状態の場合限定という条件で1ターン休みになる場合がある。

転倒・スタン中に、腹か背中でピッケルが使え、溶岩塊などを採掘することができる。
高速採取なしでは一度に2回が限度だが、この判定は転倒の度にリセットされるので、疲労状態で攻撃せずに回転を誘発→転倒→採掘を繰り返して一気に溶岩塊を稼ぐことも可能。

部位破壊は顎と尻尾。
やや特殊で尻尾は破壊→切断の順で2つの部位破壊がある。
また顎は打撃でなくても破壊できるが、弾かれまくる。

疲労するとエリア移動し岩石を食べる。そのため罠肉も食べない。
怒り時は口から黒い煙をはく。

弱点属性は通常種、亜種共に水と龍。
武器は弾かれないガンナーの方がやりやすい。

武器・防具

ウラガンキンの素材を利用した武器は多くはボルボロスの武器を強化したもので、攻撃力は高いが切れ味が悪い。
またハンマーはウラガンキンの顎をかたどっておりなかなかロマン溢れる武器になっている。

また重弓ヘラギガスはいろんな意味で有名。

防具は全身鈍い黄金色でやたらごつく背中の突起物をかたどっているのかところどころ出っ張りがある。
素の防御力も高い上防御力UPスキルも発動する。また胴のスキルポイントが高いため他の装備とも組み合わせやすい。
しかし色とゴツさのせいで他の防具とは見た目的な意味で致命的に相性が悪く、いわゆる「呪い装備」の代表格扱いされている。
特にMHWorldではガンキン装備3部位で発動する「ガード強化」のせいで、ランサーたちの悉くが呪われてしまった。…幸い「重ね着装備」で解呪出来るようになっているが。
見た目はガンダム試作二号機に似ている。


幻のウラガンキン

街下位 ★★★
狩猟クエスト
幻のウラガンキン
目的地 メインターゲット 報酬金 8800z
火山<昼> ウラガンキン1頭の狩猟
制限時間 サブターゲット 報酬金 0z
50分 なし
契約金 受注・参加条件
850z HR18以上

MH3のイベントクエストに最小金冠確定のとても小さいウラガンキンがメインターゲットになったクエストがある。
その小ささはアイルーやメラルー並み。
またBGMもややふざけた専用のものになっている。
ただ小さくても攻撃の判定はでかく、ローリングがとてつもなく速いので見失いやすい。
是非挑戦してもらいたい面白クエスト。
MHP3やMH3Gにも同様の最小個体のイベントクエストが配信されている。

余談

いかつい姿だが、意外につぶらな青いきれいな目をしている。

採掘に勤しむ炭鉱夫達のケツを容赦無くアゴでカチ上げていく様を「炭鉱夫達をアゴでコキ使う上司」に準え、プレイヤーからは「現場監督」「主任」などの愛称で呼ばれる。

顎の頑強さはある古龍種視点でも特筆モノらしく、捕食されて残った彼の顎を掴んで外敵へぶん回すというシンプルながら強力な使われ方をされている。*1
当の古龍は骨をより有効活用する為に高度な試行錯誤できるほど頭の回る種族なのだが、彼の顎に関してはどうやら「鈍器としてシンプルにぶん回すのが一番強力」という結論に至ったらしい。



             п勹_勹
            ┌「 / ・ ・)  ゴアー
          ┌「  ,:ヘ、ill! !lli)i ガキンガキン!
        ,rr「 ,ィ´ ) uli ・ ・)i   Σ ヘ○ノ
       〈_,ィ '、.m- 、 ̄ ̄) (_   ヘノ
            ⌒)`  ̄´(⌒   /
              ⌒Y⌒

追記・修正が…ハンターのゴールだ

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最終更新:2024年04月01日 20:31

*1 その古龍が使う骨はラギアクルス、ディノバルド、ブラキディオスといずれも歴代メインモンスターであるため主任の存在感が際立っている