ネイティオ

登録日:2010/08/20 Fri 12:56:34
更新日:2024/03/28 Thu 17:17:56NEW!
所要時間:約 5 分で読めます





トゥートゥー


ネイティオ(Xatu)とは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。


●ネイティオのデータ


1日中ネイティオがじっとしているのは未来予知でわかった恐ろしい出来事におびえているからだと信じられている。

全国図鑑No.:0178
分類:せいれいポケモン
英語名:Xatu
高さ:1.5m
重さ:15.0kg
タマゴグループ:飛行
性別比率:♂50♀50


特性:シンクロ(相手の技で麻痺火傷状態になると相手も同じ状態になる。先頭にすると50%の確率で同じ性格の野生ポケモンに出会える)
   はやおき(眠り状態から通常の半分のターンで回復する)
隠れ特性:マジックミラー(常にマジックコート状態=相手からの変化技を跳ね返す状態になる)

HP:65
攻撃:75
防御:70
特攻:95
特防:70
素早さ:95
合計:470

努力値:特攻+1、素早さ+1

ネイティがLV25で進化


ネイティオの概要


細長いコケシのような、あるいはエジプトの壁画のような、なんとも異様な姿をしている鳥ポケモン。
腹にのような奇妙な模様があり、翼を広げた姿はトーテムポールにそっくり。

その独特な目付き(しかもカメラ目線が多い)とトゥートゥーと聞こえる鳴き声が印象深く、
金・銀』当時からのプレイヤーにはネイティオ=トゥートゥーで通じるほど。
進化前のネイティも似たような鳴き声だがトゥトゥと若干短め。
ポケパルレやポケリフレで撫でると「トゥ~~~~~」という鳴き声と共に両翼を広げて震えて喜ぶ。



キマワリ「こっち見んな」


日の出から日没まで、一日中太陽を見つめ、殆ど動かず一日を過ごす事もあるという不思議で謎な生態を持つ。本当になんなんだこいつ。

またネイティオには過去や未来を見通す力があると言われており、
南アフリカでは右目で未来、左目で過去を見ていると伝えられている。
現在はどこで見ているのか……。
ネイティオが一日中動かないのは、その能力でこれから起こる恐ろしい出来事を予知し、怯えているからではないかという説もある。
その能力から、精霊として信仰の対象にする人も少なく無いらしい。


以上の通り見た目や設定、トゥートゥーという鳴き声等、何から何まで独特過ぎる為か妙に印象に残る。
そのミステリアスな雰囲気から一部にカルト的な人気も誇るネタポケである。


パッケージ伝説ルギアと共にエスパー/ひこう複合の開祖として登場。
第五世代で久々に登場したシンボラーもどことなく雰囲気がネイティオに似ている。
他にもシンボラーの同期のココロモリ第七世代から登場のふらふらオドリドリ剣盾から登場のガラルフリーザー
LEGENDSアルセウスから登場のヒスイウォーグルが所属する。


●本編でのネイティオ


進化前のネイティが「アルフのいせき」の草むら(「なみのり」が必要)で出てくる。
たまにテレポートで逃げるため捕まえづらいが、エスパータイプということもあってストーリー攻略要因としては可もなく不可もなくというところ。
ただし金銀ではかなりの高レベルで習得するサイコキネシス以外自力でエスパー攻撃技を覚えない欠点もある。
第二世代の頃はの数が少ないので、ある程度のカバーは利く。

四天王イツキはなんとネイティオを2匹使用し、片方は先鋒、もう1匹はなんと切り札である。


『エメラルド』ではフウとランがネイティオを使用。
このジム戦はダブルバトルだが、ネンドールとコンビを組み、相方のじしんをひこうタイプで無効化しつつあやしいひかりで攪乱してくるのでけっこう厄介。


ちなみに特性シンクロは、『エメラルド』以降同じ性格の野生ポケモンが出易くなるという効果もある為、厳選に使われることも。
ただしケーシィほどではないが野生のネイティはテレポートで逃げるので注意。


●ポケダンでのネイティオ


救助隊は役回りが似ており、救助隊では「おおいなるきょうこく」、超では「せいれいの砂丘」の頂上で未来を見つめており、主人公に重要な助言をする。

探検隊では宝箱の鑑定屋を開いている。

どのソフトでも何を考えているか読めず、かなりアヤシイ雰囲気を纏っている。
「クワワァー!!」

進化前のネイティは、救助隊では何故か能力値が異様に高いが、得られる経験値がたった1桁という謎のガッカリ仕様。
ネイティオの方も探検隊の『そらのさけめ』などで登場するが周囲のと比べて1/3ほどの経験値しか貰えない。
そのくせ『おいかぜ』で部屋全体を倍速にしたり、みんなのトラウマ技『あやしいかぜ』を使ったりとかなり面倒くさい。主人公やパートナーによっては特性のシンクロで麻痺や火傷を移してくるのも嫌なところ。

●アニメでのネイティオ


『ピカチュウのふゆやすみ』の幕間ショートアニメにて、大量のネイティが道路を疾走するというシュールなものがあった。
そこの横断歩道を渡ろうとネイティオが現れたのでネイティ達は一旦停止するが、ネイティオは空を飛んで道路を渡った。
そしてネイティ疾走再開と、流れもシュールなものであった。

また映画『水の都の護神』では、冒頭の水上レースにて進化前後揃ってレースシグナルの代役を行っていた。
「トゥー」「トゥー」「トゥー」「トゥー!」


●対戦でのネイティオ


特攻と素早さが高いエスパータイプの典型。
しかし、100を超える種族値はなく他は総じて平均~それ以下。
特に耐久が問題であり、エスパー/ひこうは弱点が多く耐性も乏しい為、不一致弱点や等倍技であっさり落ちる。
また、同タイプでもシンボラーの方が攻撃以外の種族値で勝り、サブウェポンや特性も優秀なのが痛い。
はっきり言って対戦においてはマイナーと言える。

その代わり総合的な習得技の面でかなり器用。特に変化技のバリエーションは群を抜いている。

物理技
ドリルくちばし、しねんのずつき、ふいうち、とんぼがえり、でんこうせっか、ゴッドバード等

特殊技
サイコキネシス、サイコショックアシストパワー、みらいよち、エアスラッシュ、
ねっぷう、シャドーボール、マジカルシャイン、シグナルビーム、
くさむすび、ギガドレイン、ソーラービーム、ナイトヘッド、めざめるパワー

補助技
めいそう、でんじは、どくどく、サイコシフト、あやしいひかり、いばるみがわり、さきどり、おいかぜ、はねやすめ、ねがいごと、いたみわけ、
リフレクター、ひかりのかべ、トリックルームトリックスキルスワップ、シンプルビーム、フェザーダンス、パワースワップ、ガードスワップ、
じこあんじ、くろいきり、リフレッシュ、にほんばれ、あまごい、バトンタッチ(XD限定)等


もうとにかく豊富。
技の豊富さを活かしてトリッキーに立ち回り撹乱してやれ!

……器用貧乏とか言わない


隠れ特性は「マジックミラー」。これは「あらゆる状態異常技を跳ね返す」マジックコートという技を場にいるだけで常時張っているという凄い特性である。
例えばネイティオ様に「でんじは」や「どくどく」を撃とうものなら逆に麻痺や猛毒になってしまう。
「アンコール」や「ちょうはつ」で嵌めよう者なら逆に嵌められる。
「ほえる」や「ふきとばし」で強制退場させようとすると逆に退場させられる。
揚句の果てには明らかにネイティオ様に撃ってない「ステルスロック」や「まきびし」「どくびし」だろうと跳ね返してしまう。
この為安全に「トリックルーム」を発動させたりもできる。
ネイティオの特性は全て状態異常対策となるものだが、マジックミラーが強力なため敢えて「シンクロ」や「はやおき」を選択する利点はあまりない。

ただし、マジックミラーでは「技の追加効果」までは防げない、特性「かたやぶり」で貫通される点に注意。
ねっとう」で火傷を負ったり、「ドラゴンテール」で吹き飛ばされても泣かない。

因みに他にこの特性を持つのはエーフィメガヤミラミメガアブソルメガディアンシーなどと少ない。
メガシンカを除けばネイティオとエーフィ、ブリムオンしか使えないという大変貴重なもの。
種族値では特攻と素早さでエーフィに負けているが、「ねっぷう」や飛行技、豊富な変化技等で差別化は容易。


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最終更新:2024年03月28日 17:17