キマワリ

登録日:2012/10/06 Sat 23:02:55
更新日:2023/06/02 Fri 08:58:12
所要時間:約 5 分で読めます


昆虫綱コウチュウ目ゴミムシダマシ科キマワリ属
学名:Plesiophthalmus nigrocyaneus
全長:16~20mm


黒色で強い金属光沢を持ち、脚が長いゴミムシダマシの仲間。後翅は退化して飛べない。♂は細長く、♀は幅広い体型。
朽ち木に住み、脚が横に長く張り出していることから「木廻り」の名が付いたと言われる。
外見は典型的なゴミムシダマシで、割とよく見かけるのだが
ゴミムシダマシ自体がマイナーで、この種以外は小型のため、知名度は低い。

ゴミムシダマシ類は甲虫なので完全変態の例にもれず幼虫はイモ虫型で、
生きた獲物しか食べないペットや拒食症の小動物等の餌とするために ミールワーム の名で飼育されることがあり、
分野によっては幼虫の方が有名かもしれない。


追記・修正はキマワリを一目で見分けられる方がお願いします。



















   *   *
 *   + 嘘ではないけどアニヲタ的にはこっちです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



暑い季節が近づくと顔の花びらは鮮やかになり活発に動くようになる。


ポケットモンスターシリーズに登場する金・銀から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.192
分類:たいようポケモン
英語名: Sunflora
高さ:0.8m
重さ:8.5kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ

ようりょくそ(天候が晴れの時にすばやさ2倍)
サンパワー(天候が晴れの時に、とくこう1.5倍+毎ターン最大HPの1/8ダメージ)

リーフガード(天候が晴れの時に状態異常にならない)

HP:75
攻撃:75
防御:55
特攻:105
特防:85
素早さ:30
合計:425


ヒマナッツに「たいようのいし」を使うことで進化


■概要


見た目はひまわりの花に→(^∀^)こんな感じの顔がついたポケモン。
モチーフ通りに晴れの日や暑い日を好み、太陽の光をエネルギーとしている。
昼間は活発に動き回り太陽を追いかけるが、夜になると花を閉じてぱったり動かなくなる。


■ゲームでの(^∀^)


初登場は第ニ世代の金銀。

進化前のヒマナッツは「しぜんこうえん」等で簡単にゲット出来るが、昼のうちにしか出現しないので注意。
進化アイテム「たいようのいし」も虫取り大会の景品で何個でも入手出来るが、ヒマナッツの種族値がオール30コイキングトランセル並に低い。ちなみに合計種族値180というのはヨワシ(たんどくのすがた)の175の次に低いため、1999年から2016年まで合計種族値単独最下位を守り続けてきたことになる。2019年には同じ180族にサッチムシも加わった。
さらに石を使って進化するポケモンの常として進化させると有用な技を覚えない為育てにくいのがネックで、強く育てるには長期に渡ってこの貧弱な種族値で戦い抜かなければならない。
秘伝技もあまり覚えない為、ストーリー攻略には少々不向きか。

初登場以降、各世代で順当に野生のヒマナッツを捕まえられたが、アローラ地方には一切出現しない。
そのため第七世代の対戦で使用する場合、過去世代からの転送が必須。

第八世代「ソード・シールド」には不参加。
追加コンテンツ「鎧の孤島」「冠の雪原」でもガラル入りは果たせなかった。

その後、第九世代「スカーレット・バイオレット」で本編復帰。
ジムのある街の一つ「ボウルタウン」のマスコット的なポケモンとなっており、ジムリーダーにしてアーティストであるコルサの手がけた「投げやりのキマワリ」像がいたるところに展示されている他、ジム戦前のジムテストでも街中に散らばったキマワリ達を見つけ出すミニゲームに挑む事になる。
そして処理落ちと言う最大の敵にぶつかる

ポケダン時・闇・空の探検隊ではギルドのメンバーの一人として登場。
性別は恐らく♀。
空のスペシャルエピソードの一つ「ほんじつのきゃー」では主役を務める。


■対戦での(^∀^)


タイプは草単と不遇だが、高めの特攻と2つの強力な特性を持つ。
特に「サンパワー」は「いのちのたま」や「こだわりメガネ」を組み合わせると伝説のポケモンに匹敵する火力をたたき出す。

この状態で「ソーラービーム」を連射するのがキマワリの戦法。その姿からついたあだ名が「太陽神」。

しかし素早さが30と進化前から変わらず、耐久も特防はそれなりだが物理は55と低い為、後手に回ると思うような活躍はできない。
その為低い素早さを逆手に取った「トリックルーム」でのサポートは必須といえよう。

にほんばれ」&「トリックルーム」を両立出来るポケモンはドータクンがメジャーだが、どちらもターン制限がある上に天候を上書きされたら…と、展開がはまらないと厳しい。
高い火力は魅力ではあるが、扱い辛さは否めない為決してメジャーとは言い難い。
ダブルバトルなら1ターンで晴れ+トリパ展開ができるためまだ使いやすいか。

しかし、第五世代のBWに入って、これまでグラードンの専売特許であった特性「ひでり」をキュウコンが隠れ特性で修得。
これに乗じてキマワリも始まるか!? …と思いきや、状況はまるっきり逆であった。

これと同時にニョロトノが「あめふらし」を隠れ特性で修得した上に、
ダイパから参戦したチート鮫ガブリアスのおかげで、カバルドンバンギラスの「すなおこし」を利用した、所謂「砂パ」の需要が急増。
「晴れ」の天候を安定して維持する事がとても難しくなった。

さらに素早さ種族値100を誇る始まりの御三家リザードンが隠れ特性で「サンパワー」を獲得してラーの翼神竜と化した(ヲーではない)。
が、こちらは雑誌限定配布なのがせめてもの救いか。
…と思ったらXYの新施設「フレンドサファリ」で運次第だが、サンパワー持ちリザードが出現することになった。
加えてヘルガーメガシンカ時の特性としてサンパワーを習得している。
ただ単体でも強力な日照り要員としてメガリザードンYが使えるようになったのはプラスか。

SMでも新たな日照り持ちとしてコータスが追加された。
キマワリとは鈍足同士なのでお互いにトリックルームの恩恵を受けられるがどちらも自力では展開できないので相性はいまひとつ。
むしろ「ようりょくそ」ドレディアの方がダブルでの相棒として活躍している。

また日照りの存在を考慮しても晴れに加えてトリックルームのサポートが必要なキマワリより、晴れのみで力を発揮できるメガヘルガーやリザードンの方が使いやすい。
強いて言えばサンパワー持ちで唯一の草タイプ(非炎タイプ)なので日照り要員と弱点が一貫しないという程度か。

…とまぁ総じて不遇気味な立ち位置ではあるが、キマワリ自身の火力が弱くなったわけではない。
大艦巨砲主義にロマンを感じるトレーナーは使ってみてはどうだろうか。

サブウェポンは草ポケモンとしては希少かつ相性補完として優秀な「だいちのちから」や、対草・フェアリー用の「ヘドロばくだん」。
めざめるパワー」は等から選択。晴れ下で「きあいのタスキ」持ちなら「がむしゃら」も強力。
第9世代では更に「マジカルシャイン」も覚えられるように。むしろようやく覚えたと言うべきか。


リージョンフォームで初の草/炎複合になることを密かに期待されているとか。

だがしかし、第九世代初出のスコヴィランが先に獲得。これもまた叶わぬ希望になってしまった。


なお現実世界にも「キマワリ」という生き物がいるが、ページ冒頭の通りにこちらはゴミムシダマシ科の昆虫。いわゆる甲虫でありポケモンのキマワリとは似ても似つかない。
前述の事情で成虫より画像が多いかもしれない幼虫がイモ虫なので、ググったりする際に注意。 



追記・修正はソーラービームをぶっ放しながらお願いします。

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最終更新:2023年06月02日 08:58