アルバトリオン

登録日:2010/11/07 Sun 05:15:50
更新日:2023/10/31 Tue 15:07:06
所要時間:約 11 分で読めます




神をも恐れさせる最強の古龍

________________
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
煌黒龍 アルバトリオン
△△△△△△△△△△△△△△△△
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


アルバトリオン(Alatreon)とは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)。

種族:古龍種
別名:煌黒龍
戦闘曲:殷々たる煌鐘の音

概要

生態はおろか存在さえも確認されていなかったモンスター。
そのため、MHXXまでは、アイコンは?マークになっていた。

火山地帯である神域の近くを通った飛行船が襲撃された際、火、雷、氷の痕があり初めは複数のモンスターによるものと思われたが、火山に氷属性のモンスターがいるとは考えにくくハンター達の間で噂になっていたアルバトリオンとの情報が一致したため調査された。

MH3では村限定のナバルデウス、イベントクエスト限定のジエン・モーランと違い、唯一普通にクエストが受注でき、尚且つキリン同様珍しく撃退がない古龍だった。(現在はサービス終了済)

骨格はクシャルダオラに似ているが、一回り大きく身体中を逆鱗が覆っており角も独特な形をしている。
属性が変化するため体内器官が不安定で周りの環境にも影響を与える。
攻撃パターンはクシャルダオラとテオ・テスカトルを合わせたような感じ。また飛行モードと地上モードがある。

戦いの舞台となる決戦場フィールド「神域」は、火山地帯なのでクーラードリンクは必須。
またこのエリアには壁があり、ディアブロスのように突進を当てることで動きを封じることができる。

属性が特殊で赤色時は龍、火。青色時は雷、氷の攻撃をしてくる。弱点属性は赤色時は氷、水。青色時は龍、火。
但し青色の時は空中戦主体なので、攻撃が当たりにくい。
肉質は硬めだが、モンスターの特性上剣士に関しては、斬れ味と攻撃力だけ意識してもあまり問題ない。

部位破壊は角、翼、爪、尻尾。


毒はほとんど効かないが、スタンと麻痺が割と効果的なので、ハンマーと麻痺武器でいくと結構楽になる。
様々な属性やられになる攻撃をしてくるので、属性やられ対策の実は必須。

こいつは前述の通り全身逆鱗なので、剥ぎ取りやすい素材が「煌黒龍の逆鱗」。
恐らく初めて剥ぎ取りをした多くのハンターが歓喜したがすぐに事実を知り落胆しただろう。
MH3GのG級では天鱗天殻が入手できるが、やはり通常素材扱いである。ただ天鱗の入手率がやや低く、大量に要求されるので意外とストッパー素材になりがち。

レア素材は天をつらぬく角と瑠璃色の龍玉。角は部位破壊でしか出ない。
後に救済クエとしてイベクエ「神への挑戦」が配信された。
また瑠璃色の龍玉は手にしたものを終焉に導くとかなり物騒なことが書いているがアルバ武器を強化するにはほぼ必須の素材。どうしろと。

MH4/MH4Gでは出番がなかったが、MHXで再登場。
神域を離れ溶岩島へ進出した。

MHWorld

MHWorldでは、超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)のタイトルアップデート第4弾(Ver14.00)で新大陸へ進出。
逆さ絵状に炎と氷を纏ったモンスターアイコンも新規に用意された。

新大陸には既に居座った土地の生態系を都合のいいように変えるヤバい奴がいるが、そんな事は知った事ではないとばかりにそいつの住処へ姿を現す。
形態が炎活性状態・氷活性状態・龍活性状態の三形態になった他、ついに水属性の攻撃を繰り出すようになった。
もともと水属性は設定としてアルバトリオンの体内に存在していた(煌黒龍の天鱗のテキスト参照)ものの、炎活性状態では蒸発し、氷活性状態では凍結すると思われていたので一部のハンターから驚きの声が上がった。
またアルバトリオンが扱うそれは水というよりもむしろ油に近いらしく、水ブレスが当たった後は石鹸水のように七色に光を反射しそこに火属性のブレスが当たると一気に引火して辺り一面地形ダメージを伴った火の海に変える
炎・氷活性状態では相反する属性の攻撃は使用しないが、龍活性状態では全ての属性の攻撃を使用してくる。
全ての形態で使用してくる水属性と雷属性の攻撃は、地上では雷、空中では水という使い分けをしている。
龍属性は炎・氷活性状態から龍活性状態への形態変化時などに使う通称「龍雷ノヴァ」の他、突進や引っ掻きなど全ての肉弾攻撃に纏わせる様になり、新大陸のアルバトリオンは無属性攻撃を繰り出してこない
更に、大技として「エスカトンジャッジメント」(後述)をも引っ提げてきている。

主な攻撃

〇地上モード

  • 咆哮
バインドボイス【大】
発見時と怒り移行時に行う。
判定時間は短いが範囲が広い。
咆哮後アルバの周りがランダムで数ヵ所噴火する。
近すぎず遠すぎずという距離で発生し当たるとぶっとぶ上、火属性やられ(一定時間ダメージを食らう)になり起き攻めに会うこともある。
噴火にラグがあるとはいえ硬直中に足元で噴火しそうになったら諦めるしかない。

  • 体当たり
体当たりというより前足で地面を叩きつけるような動作。
攻撃後は攻撃チャンス。

  • 突進
赤黒い雷を纏いながら迫ってくる。
直進型とカーブ型がありカーブ型はかなり曲がる。
かなりの距離移動するので遠くに居ても油断できない。
突進後は角を大きく振りかざす。
食らうと龍属性やられ(MH3では会心率が落ち、MH3G以降では武器の属性が無効化される)

  • ブレス
こいつの狩猟での死因の多くはこれといっても過言ではない強力な技。
貫通型で着弾点で広範囲の炎の渦が発生する。
あたると火属性やられ。
威力、範囲ともに高い。
炎の渦の外側の方はスキルなしでもガードできるが渦の中、直撃はガード強化必須。
また貫通型なのでリオレイア等と違い着弾前にガード強化スキルをつけてガードしても着弾してしまう。
これにバックジャンプを織り混ぜたものがありかなり鬼畜。
出が早く予備動作もないためぶっとばされて起き攻めでこれを食らったり頭を攻撃してたらいつの間にか丸焦げになったりする。

  • 威嚇
頭を振り回し角に帯電する。
角を破壊しないとこの1分後に飛行状態に移行する。
頭を振り回し威嚇した後は攻撃チャンス。

  • 猫パンチ
お馴染みの猫パンチ。
注意してたらそこまで怖くないが欲張って攻撃してたら割りと食らう。
この技単体よりこれでぶっとばされたあと起き攻めを食らうことの方が怖い。
また体を捻る際しなる尻尾の範囲が広いので猫パンチで狙われてなくても注意。
食らうと龍属性やられ。

  • 尻尾なぎ払い
これもお馴染みの攻撃。
テオの物に酷似している。
攻撃後は尻尾で擦った所で噴火が発生する。
当たると火属性やられ。
尻尾の反対側にいれば攻撃し放題。

  • 強襲
ブレスと並んで多くのハンターを死に追いやった攻撃。
バックジャンプをしたと思った瞬間猛スピードで空中から強襲してくる。
とにかく出が早い。
また軸補正がかなり優秀で正面にいなくても怖い技。
更に噴火まで発生する。
くどいようだがとにかく起き攻めが怖く先程の猫パンチと合わされたら絶望的である。

  • 回転攻撃
MHP3で追加?
全身に赤黒い光が出た後、飛び上がりながら薙ぎ払う。ジンオウガの回転攻撃と似たようなモーション。


〇飛行モード

飛行モードになるとわずかだが体の所々が青白くなる。また強襲、突進などは飛行モードでも行う。

  • 回転離陸
離陸する際体を回し尻尾を大きく回転させる。
範囲が結構広いので離れよう。

  • 雷パンチ
空中から地面を叩きつけるようにパンチをする。
単発か3、4連発で叩きつけ、叩きつけた箇所は噴火し付近は震動が発生する。
連発の場合一回一回軸補正し一人のハンターを狙う。
当たると雷属性やられ(気絶しやすくなる)
この技も下手したらはめられる技で噴火もさるこながら雷属性やられで気絶しやすくなるのが恐ろしい。

  • 滑空突進
クシャルダオラのものに似ている。
雷を纏った場合は雷属性やられあり。
滑空を途中で止め違う攻撃に移行することもあるため注意。
雷を纏わない場合かなりのスピードが出る。
龍風圧が発生する。

  • 回転攻撃
空中で回転する。
頭と尻尾による2段階攻撃で当たると氷属性やられ(スタミナの消費が増加)。
意外に真下が安全地帯。

  • 氷塊
口から氷の塊を出す。
正面にいなければ怖くない攻撃。
くらうと氷属性やられ。

  • 氷ブレス
クシャのもに似ており動きながら吐くものとその場で吐くものがある。
上の方に攻撃できる武器なら尻尾への攻撃が可能。
当たると雪だるま状態+氷属性やられ

  • 氷柱落とし
その場で息を吐き氷柱を落とす。
威力自体は高いものの注意すれば怖くない攻撃。
落ちた氷柱はしばらく残る。一応壊せるが余り気にならないので放置しても問題ない。
当たると氷属性やられ。

  • 全体氷柱落とし
高く空に上がり所定の位置に行き全体に氷柱を落とす。
基本ランダムだが必ず一人は狙ってくる。
ただ密度もそれほどなく影で判断して避けるのに十分時間があるのであまり怖くない。
自分が狙われても簡単に避けれる。
当たると氷属性やられ。


エスカトンジャッジメント

新大陸に進出したアルバトリオンが会得した必殺技
龍活性状態から炎or氷活性状態へ移行する際、フィールドの真ん中で膨大な属性エネルギーを放出する。
そのエネルギーはエリア全域に及び、圧倒的なスリップダメージで瞬く間に体力を削り切る。
MHW:Iのアルバトリオンのクエストでは、最初から最後まで一貫してモドリ玉使用禁止であるため、放たれたら大人しく受け入れる以外の選択肢はない。
では食らったらクエスト失敗かと言うとそうでもなく、いわゆるDPSチェックに相当する技であり、エスカトンジャッジメントが放たれる前に弱点属性武器で攻撃し続ける事でアルバトリオンの力を抑制し、威力を抑える事ができる。
つまり、いかにしてエスカトンジャッジメントを抑制できるかがクエストの成否を決めている。
抑制は4段階までできるが、1段階目だけでも十分生存可能なほどに威力を抑えられる。
配信直後は情報が少なかったこともあり、数多くのハンターがこの技で消し飛ばされた。
また、抑制しなくても4人で癒しの煙筒を同時に使用することで耐え抜くことが可能。
…だがパーティの場所によっては集まるのが難しく、特に野良でやるのはほぼ不可能なため、素直に高属性値の武器を担いで行った方が手っ取り早いし安全だろう。
体力の減衰など特別な発動トリガーは無く、おおよそ6分程度に1回の頻度で放つため、一度も発動させずに討伐することも可能ではある。
しかしそのためにはソロでも5万を超える体力を5分ほどで削り切れる攻撃力・スキル・立ち回りが必要になる。

武具

アルバから作られる武器は強力な龍属性。太刀・スラッシュアックス・ヘビィボウガンは独自の銘を持つ。
攻撃力はもちろんのこと斬れ味も優秀。
斬れ味レベル+1を付けることによって紫ゲージまでになり、ぶっちゃけアルバ武器あったら他の武器要らなくね?と思うほど。
見た目は黒く所々紫色に輝いている。(この色はアルバの切断面と同じ)
洞窟など暗いところに行くとこの部分が光輝く。
MH3であまりにやりすぎたせいか、続編からは上位段階からあった紫ゲージが削除され、攻撃力も大幅に下げられている。
MHW:Iでは攻撃力・属性値共に高水準、斬れ味も素で長大な紫(しかも匠で延長可能)と優等生と言えるレベルまで復権。
今まで存在しなかった双剣・狩猟笛・ガンランス・ライトボウガンも登場し、14種全てが揃い踏みすることとなった。

瑠璃色の龍玉を使ったせいかこの武器の持ち主は行方不明になったり気が狂ったり終いには人としてではなく龍として生きることになるなど不吉すぎる謂れが多々ある。
ハンターは普通に振り回してるけどな!

防具のエスカドラ装備は、男性はゴツく女性はセクシーなものになっている。
作成難易度は高くアルバだけでなく他のモンスターのレア素材も必要。
防御力は作品中トップクラスで優秀……と言いたいところだが属性耐性に+のものが1つもない
龍属性にいたっては−25

発動スキルは逆鱗の護り、覚醒、回避距離UP、体力回復量DOWN。

逆鱗の護りは属性やられにならないスキルだが、レアアイテムでもない実を食べることで解消できるのでこのスキルの必要性自体が…回復アイテム使用時の隙を消せるというメリットもあるがおまけの域を出ないか。

覚醒は無属性の武器に属性をつけることが出来るが、弱い武器にはもちろん大した属性値が付かない上この防具が作れる頃にはほとんどの武器が最終強化し属性がついている。

スキルに癖があるため他の防具とも組み合わせにくく、古龍の防具の癖に見た目以外結構不遇。


新大陸のEXエスカドラ装備は今までのマイナス耐性が一転、防具そのものにも龍耐性スキルが付き大きくプラスへ。
その他の属性もマイナス耐性は無く、更に3部位以上装備する事で全属性の耐性が1.2倍になる。
また体力増強や攻撃なども備え、生存性と火力を両立している。
部位単位での採用もしやすく、なかなかに高評価を得ている。
…非常に強力な龍属性武器と防具、これらを担いでこの後に現れるモンスターと戦えと言っているようにも…。

余談

BGMの「殷々たる煌鐘の音」は当時のモンハンBGMでは珍しいエレキギターが使用された緊迫感溢れる曲調で、MH3のBGMの中でも人気が高い1曲であった。
また、アルバの属性変化をイメージしてか、転調しまくるのが特徴的。
MHW:I版はエレキギターは鳴りを潜め、よりオーケストラが強調されたアレンジとなっている。
エレキギターが無くなった事を惜しむ声もあるが、重厚なアレンジで概ね好評のようだ。しかしながら収録サントラが無い
さらに、MHW:Iでアルバトリオンを討伐した時のクエストクリアBGMは、3シリーズの「成功!!!」が原曲そのままの形で流れる。3シリーズをプレイしていたハンター達にとっては、非常に胸を打たれるような粋な演出である。

あらゆる属性を使えるというぶっ飛んだ性質のため、しばしば「古代文明の某兵器のなれの果てではないか」という説がネタ抜きで語られたりもする。

こいつの角はかなり独特な形をしており、誰もが某猫型ロボットの漫画に出て来る金持ちの髪型を思い出したはず。
「悪いなハンター。この龍玉3人用なんだwwww」

昔のモンハンの展開しているハードで性能的に表現できる限界により発生したネタだが、MHW:Iで再登場した際はハードの大幅な性能向上によって、非常に美しく、そしてカッコいい仕上がりとなっている。
特徴的だった角や逆鱗も細部のディテールが見事に表現され、スネ夫とバカにできない程の神々しさを放つようになった。

ぶっちゃけ実装当初は情報不足もあってネタにもならねぇほど強すぎた、というのもあるが


追記・修正は全属性を制御しつつお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 伝説の中の伝説
  • 神か悪魔か
  • 最強
  • モンスターハンター
  • モンハン
  • MH3
  • MH3G
  • MHX再雇用組
  • 古龍種
  • 煌黒龍
  • 「逆鱗」を辞書で引きたくなる
  • 秘宝天つら
  • スネ夫ドラゴンフォーム
  • アルバスネオン
  • コルネリウス・アルバトリオン
  • 3Gで本気出す
  • アルバトリオン
  • MHX
  • MHXX
  • MHW:I
  • 殷々たる煌鐘の音
  • スネ夫
  • エスカトンジャッジメント
  • 禁忌のモンスター
  • 最後の審判
  • 神域
  • 骨皮龍
  • ドススネ夫
  • スネ夫ヘアー
  • MHP3
  • モンハンラスボス
  • 夜明けの凱旋

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月31日 15:07