ピア・デケム

登録日:2012/03/08(木) 21:53:28
更新日:2023/02/26 Sun 00:27:21
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勇者王ガオガイガーFINAL』に登場する、敵勢力「ソール11遊星主」の一人。
CV:無し


【素体】

頭頂部にモロコシみたいな飾り毛がある漆黒の鎧とマントを身に纏った不気味な容姿が特徴。言葉を話すことは出来ず呼吸音のみを発する。
身の丈程もある巨大な鎌を使い戦う武闘派であり、「死神」と称される。
冷酷非情な性格でその戦闘能力はソルダートJと同等以上。

パルス・アベルの指示に従って行動しており暗殺・陽動等を担当する。
生身の格闘以外にも「ピア・デケム・ピット」の操艦やその戦闘形態「ピア・デケム・ピーク」を操り非常に高い戦闘能力を発揮する。

なお、他の遊星主同様、劇中に登場する彼もまたレプリジンである。



【使用兵器】

ピア・デケム・ピット

全長:112m
重量:56500t

ピア・デケムが制御・操艦する超弩級万能三段飛行甲板空母。
他の遊星主の移動艦としても使用される。

三層式の滑走路を持ち、各部に黒い翼のようなパーツがある。
ジェイアーク同様大気圏内外を問わず運用可能。
一部の機能や内装もジェイアークに似ている(製造時期を考えるとジェイアークの基になった可能性が高い)。
トモロ」のような生体コンピューターは備えていないが、代わりに捕らえたアルマを組み込み彼の持つ能力を引き出し同時に受けたダメージを伝達させることでとして使っている。

純粋な空母型であるためジェイアークと違い艦砲は装備されておらず、単体で行える攻撃はジェネレーティングアーマーを展開しての体当たり程度。
しかし内部で製造した無数の艦載機を順次発艦させ対象を攻撃することができる。
なお、製造時間の関係からか艦載機の発進には少々時間がかかるらしい。
艦首には巨大な衝角を有し、ジェイダーもろともジェイキャリアの横っ腹をぶち抜いたりもした。
推進力も桁違いでありキングジェイダーに組み付かれたまま垂直上昇しそのまま大気圏離脱が出来る程。

三段式空母ということでデザインは「赤城」「加賀」などが参考となっており、船体後部にある巨大な筒型ダクト状のパーツなどにそれが顕著。


艦首部分はジェイダーのように小型ロボとして分離行動・変形が可能とされるが、劇中では分離したのみで単独運用されていない。
設定画ではピア・デケム・ピットを下から見た全体図を確認でき、艦首部は確かに人型になっている。

『オール ザット ガオガイガー ―勇者王大全―』には小型ロボの設定画(膝を曲げた状態)も掲載されており、映像や全体図と比較すると分離後も僅かながら変形プロセスがある様子。
正式名称は不明だが、『勇者王ガオガイガーFINAL GGG』DVD-BOXのブックレットでは「Core Mechanoid : PIA DECEM Fusion Mode」と記述。



ギガフュージョン!


ピア・デケム・ピーク

全高:130m
重量:-

ピア・デケムがピア・デケム・ピットとギガフュージョンすることによって誕生する「ジャイアントギガノイド」または「ジャイアントメカノイド」
ジェイアークにおけるキングジェイダーに相当する形態であり、一部が分離合体する等変形のプロセスも近い。
先述のジェイダーに相当する艦首部分の小型ロボは背中に装着される。

ボディサイズはキングジェイダーのそれを大きく上回っており圧倒的な戦闘力を誇る。
そのパワーはキングジェイダーを片手で投げ飛ばしてしまうほど。
この状態でも胴体や腕部に移動した滑走路から艦載機を射出出来るので多彩な攻撃が可能。

分類に関しては「ジャイアントメカノイド」とされることもあるが、『オール ザット ガオガイガー ―勇者王大全―』では「ジャイアントギガノイド」と表記されている。
また、アニメ内のアイキャッチでは判別できないが、DVD-BOXのブックレットでは「Mode : Giant Giganoid」という英字が確認できる。

ちなみにピア・デケムは喋らないので
「ギガフュージョン!」
「ピア・デケム・ピーク!」
の掛け声はアベルが言ってくれる。


装備

ソール11遊星主の動力源。
ピーク形態の頭部とピア・デケムの足元に確認できる。

  • 機雷艦載機
爆薬を積んだ特攻機。水色のボディを持つ。
機銃も搭載されているが概ね運用方法としては飛行機型の追尾ミサイルと呼ぶ方が正しい。

  • ES艦載機
ES兵器を積んだオレンジ色の機体。
ESウィンドウを開き対象を移動させ回避等に使われる。

  • 反中間子艦載機
反中間子によって構成された黄色の機体。
対象の物理的強度を無視した破壊が可能で、こちらも自動追尾するなど小回りの良さは反中間子砲以上。
劇中で登場したピア・デケムの武装の中でも最大の破壊力を誇るが、その余波でジェネレイティングアーマーが一時的に消失してしまう弱点を持つ。アベルもそれを理解していたのか、手の内を出し尽くして行動不能になった(ように見えた)キングジェイダーへのトドメとしてのみ使用した。

  • ジェネレイティングアーマー
機体全体を覆うバリアシステム。ジェイアークの物同様ほとんどの物理・光学的攻撃を相殺することが可能。



【劇中での活躍】

パスキューマシン回収のため一度地球にやって来たがピットが映ったのみで本人の登場は無し。

レプリ地球でパレッス粒子が効かないパピヨンを殺害しようと現れたがに妨害され失敗。
直後、他の遊星主達と共にパルパレーパガオファイガーの対決を見届けた。


その後解放されたJ等と戦い大気圏外へ。
ピルナスと共にまともに動けないJとルネを痛めつけるが、ジェネシックガオガイガーの誕生とGGGの登場に続いて復活したキングジェイダーと共に再び大気圏に突入。

レプリアルゼンチンのロス・グラシアレスに落下、ピア・デケム・ピークになりアルマを盾にそのパワーでキングジェイダーを圧倒。
捨て身で放たれたジェイフェニックスもESウィンドウを開いてあっさり回避し、動けなくなったキングジェイダーを張り倒し反中間子艦載機でトドメを刺そうとする。

しかし、同じようにES爆雷で攻撃を回避したキングジェイダーに接近されてしまい、ジェネレイティングアーマーの守りが無い装甲が貫通、立て続けに十連メーザー砲の零距離斉射でラウドGストーンを直接破壊され機体もろとも爆散した。
それでも、ピサ・ソールによって大量に再生・複製され復活するが、Jとルネに気を取られジェイアークの移動を見逃してしまいゴルディオンクラッシャーの移動を許してしまう。

そして最期は他の遊星主達同様ピサ・ソールが破壊されたことで複製された全てのピア・デケムは消滅した。



ゲーム

スーパーロボット大戦シリーズ』でも強敵として立ちはだかる。
ジェイフェニックスを避けることはまずないので、最後のトドメ演出もちゃんと見れる。

スーパーロボット大戦W』でのボン太くんとの戦闘前会話は何かかわいい。



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最終更新:2023年02月26日 00:27