エルレイド

登録日:2011/09/17 Sat 17:43:03
更新日:2024/04/11 Thu 22:30:57
所要時間:約 6 分で読めます





エルレイドとはポケットモンスターシリーズにダイヤモンド・パールから登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.475
分類:やいばポケモン
英語名:Gallade
高さ:1.6m
重さ:52.0kg
タマゴグループ:ふていけい/ひとがた*1
性別比率:♂100♀0(ラルトスは♂50♀50)

タイプ:エスパー/かくとう
特性:ふくつのこころ(怯んだ時に素早さが一段階上がる)/きれあじ*2(相手を切る技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:せいぎのこころ(あくタイプの技を食らうと攻撃が一段階上がる)

HP:68
攻撃:125
防御:65
特攻:65
特防:115
素早さ:80
合計:518

努力値:攻撃+3

ラルトスがLV20でキルリアに、キルリア()に「めざめいし」を使うことでエルレイドに進化する。


■概要


のびちぢみする ひじの かたなで たたかう。いあいの めいしゅ。れいぎ ただしい ポケモン。

女性っぽいキルリア()が「めざめいし」の力により、今のままではいけないと感じ、男らしい姿になったのだろう。

対となるサーナイトが主人に忠実な騎士と言われるなら、エルレイドは、
  • を使う居合の名手
  • 礼儀正しい
  • 不屈の心
  • 特防が高い=精神的にも強い
といったところから武士だろう。

また、サーナイトがポケモン屈指の萌えポケなら、エルレイドはポケモン屈指のイケメンポケと言っても過言ではない。

これらのことから、『エルレイド=』ということから『サーナイト=』という定義がほぼ決まりかけている。
サーナイト(♂)「…………」 

進化方法と性別を限定するという意味では同じ第四世代であるユキメノコの対になる存在でもある。


■ゲームでのエルレイド


ダイヤモンド・パールでは進化前のラルトス、キルリアは全国図鑑入手後に出現するため、殿堂入り前では入手不可。

プラチナでは四天王ゴヨウが切り札として使ってくる。

ところで、『ルビー・サファイア』『エメラルド』ではミツルのラルトスをゲットしているのはご存じの通りであるが、
当時はサーナイトに進化するルートしか無かったため、ミツルのラルトスも当然サーナイトルートである。
しかし、リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』ではエルレイドに進化するルートが解禁。
さらにメガシンカをすることが判明したため、エルレイドのメガシンカを推すためにか、ミツルのラルトスはエルレイドルートに変更された。
まあ、メガサーナイトだとカロスのチャンピオンとかぶるから、個性を出す意味では良采配と言えるだろう。

剣盾ではサーナイトと共に無事続投。今作ではキノガッサが登場しない関係で捕獲要員に悩まされるプレイヤーが多いが、エルレイドは「みねうち」と「さいみんじゅつ」の両立が可能な上にワイルドエリアにて高レベルの野生個体が出現するので便利である。さいみんじゅつの命中率に難があるのでこうかくレンズが必須だが…


■対戦でのエルレイド


種族値はサーナイトの攻撃と特攻の値を入れ替えたものとなっている。そのため主に物理アタッカーとして起用される。

メインウェポンの候補はサイコカッター、しねんのずつき、インファイト、ドレインパンチ。

サブウェポンが豊富(じしん、ストーンエッジ、つじぎり、かげうち、リーフブレード、三色パンチetc)なため、
弱点ひこうゴーストを始め、様々なタイプに対応できる。

居合の名手だけあって、斬撃系の技が多い。
また、サーナイトと同じく「変化技のデパート」と言える程異常な変化技バリエーションを持ち、単純に攻める以外にも戦法は多彩。

ブラック・ホワイトからは強化されたドレインパンチをメインとしたビルドレイン型が出回った。積む機会も多いため、ぶっちゃけ対策しないと死ぬ。

耐久と素早さに多く振られた、おにびやアンコールなどの変化技を搭載したサポーターとしての型も存在する。

アタッカーだけでなく耐久やサポート、撹乱も出来る等、非常に器用なポケモンである。

かくとう・いわ半減、あく・三色パンチ等倍とかくとうタイプの攻撃の殆どに強い事からかくとう流しとして非常に優秀。
……ただし素の物理耐久が紙なので過信は禁物。
中途半端な素早さにも注意が必要。

特性はどちらも悪い意味で悩まされる
「ふくつのこころ」は素早さ上昇は強力だがメガシンカ後の「せいしんりょく」と違い怯み自体は防げず、タイミングも相手の出方や確率に左右されがち。
「せいぎのこころ」はあく技が等倍である点に注意が必要だがタイミングが読みやすく、メガシンカ型なら不一致「はたきおとす」への交代読みで効果を発動できる。
しかしまさにその「はたきおとす」が通じないメガシンカやZワザ、及びあくタイプの天敵であるフェアリーの流行によりあく技の使用率自体が減少傾向にある。
ただそれでも使用率は「せいぎのこころ」の方が高い様子。

一応、ダブルでの「せいぎのこころ」は味方から「ふくろだたき」にして貰うことで一気に攻撃を4段階アップが可能。
ただその用途なら全体的な種族値で上回り、同ルールで強力な一致「いわなだれ」を持つテラキオンが優先されやすい。

前述の通り剣盾でも続投したが、まさかのメガシンカ廃止という弱体化を食らった上に対戦環境もダイジェットゴースト二匹フェアリーと前作以上にエルレイドに厳しいものなっている。
一致ダイマックスわざが非ダイマックス時よりも威力が下がりがちな「ダイナックル」、前作より先制技が少なくなってサイコフィールドを張っても活きづらい「ダイサイコ」と、冷遇されている感が否めない。
因みに今作ではせいしんりょくにいかくを無効にする効果が追加されたのだが、肝心のメガシンカが没収されるとタイミングが悪かった…

スカーレット・バイオレットでも無事続投。
また、通常特性に新特性の「きれあじ」を獲得。
「きりさく」のような切断系の技を強化するという「てつのこぶし」と似たようなものなのだが、その倍率がまさかの1.5倍と破格の数値。
これにより、従来のメインウェポンである「サイコカッター」をはじめとした切断技を高火力でぶっ放せるようになった。
更には「きれあじ」補正が付く格闘技として「せいなるつるぎ」を新たに習得。タイプ一致補正と合わせて「インファイト」を超える火力をデメリットなし&相手の積み技無視で放てるようになった。
サブウェポンには以前から覚える「リーフブレード」「つじぎり」に加えて、新たに水タイプの切断技「アクアカッター」も習得。
環境で活躍できるかはまだ未知数だが、なんにせよ大幅な強化を受けたと言えるだろう。
また期間限定高難易度イベントである最強のテラレイドバトルエンペルト戦・カメックス戦では攻略ポケモンの最有力候補として活躍。詳しくは当該記事へ。




メガエルレイド


HP:68
攻撃:165
防御:95
特攻:65
特防:115
素早さ:110
合計:618

特性:せいしんりょく(怯まない)


メガシンカによる上昇値は攻撃+40、防御+30、素早さ+30となっている。
特攻と特防は上昇しないが攻撃の方が高いため特攻は必要とせず、特防は元から十分高いためこの配分は全く無駄がない。
エルレイドを使う上で不安だった物理耐久力と中途半端な素早さが上昇しているのは非常にありがたい点である。
特に素早さは110と、90族や100族、ガブリアスメガガルーラを抜かせる点は見逃せない。
第六世代ではメガシンカしたターンは素早さが変わらないのがネックだったが、第七世代では改善された。

システム上HPは上がらないものの、攻撃は無振りでも無補正全振りのエルレイドより高いため、
心置きなくHPに努力値を回すことができるのも利点であるといえる。
よって、種族値における元のエルレイドの欠点を見事に克服しているといえるだろう。

特性は「せいしんりょく」は「ねこだまし」が流行するダブルでは有用だが、シングルではあまり恩恵を受けないのが難点。
一応、タイプ的に有利なメガガルーラメガミミロップをより安定して処理できるため「あって損はない程度」には機能しているが。
場合によっては「スキルスワップ」で相手の強特性と交換してしまっても良いだろう。

特性での火力アップや現環境では少し不安なS110を補える先制技がないのがネック。
ストレートにフルアタ型で運用するとなると、メガバシャーモメガルカリオに劣りがち。
やはりメガシンカしても豊富な変化技を使っていくのが重要だろう。

しかしミミッキュボーマンダギルガルドといった苦手な相手が幅を利かせているのが辛い所。


■アニメでのエルレイド



DP編第155話ではヒカリのライバル・ノゾミの手持ちとして登場。

XY編第85話では木の名医・ジンゴロウの手持ちとして登場。





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最終更新:2024年04月11日 22:30

*1 ひとがたは第八世代から

*2 第9世代で追加