特警ウインスペクター

登録日:2009/07/18(土) 03:38:40
更新日:2023/04/29 Sat 08:19:22
所要時間:約 4 分で読めます




(♪ 以下、脳内BGM再生推奨 ♪)


特警ウインスペクターとは、

平和を愛し、友情を信じ、
人の命を守るため犯罪に立ち向かう、


警視庁特別救急警察隊の事である!!




『特警ウインスペクター』は1990年から一年間テレビ朝日系にて放送された東映制作の特撮ドラマ。
メタルヒーローシリーズの第9作目であり、『機動刑事ジバン』の後番組。


【概要】

前作…というか、これまでのメタルヒーローシリーズとはだいぶ趣が異なっており、主人公のヒーロー達が戦う相手は怪獣や怪人ではなく、人間の犯罪者やテロリストであり、レギュラーの敵組織といえる存在も登場しない。
時には未知の宇宙生物や凶悪な人工生命体などと戦ったり、サイコキネシスなどの超能力や不老不死といったファンタスティックな題材が取り扱われることもあるが、「それらが実在し、悪用された場合には社会にどのような問題が起こるか」という観点から描かれることが多く、全体的に近未来SFとしての趣が強い。

また、単独ヒーローが中心であったメタルヒーローシリーズにおいて、初めてチームを組んだヒーローを主人公に据えた作品でもある。

作風としては、「悪い犯罪者と戦い、これを成敗する」という側面の他に、「極限状態に追い込まれた被害者たちを、いかにして救出するか」という緊迫感にも焦点を当てた内容となっており*1、後に制作された『特救指令ソルブレイン』、『特捜エクシードラフト』とは作風や世界観を共有していることもあってか、まとめてレスキューポリス三部作とも呼ばれる。

各種刑事ドラマの定番シチュエーションを子ども向けに翻案したような内容のシナリオが中心となっているが、その番組コンセプトゆえに現実的でハードな展開になりやすく、大人ですらギョッとさせられるようなシリアスなエピソードも少なくない。
というか、幾つかのエピソードは明らかに子ども向け番組の範疇を超えている(その傾向は、次作「ソルブレイン」でますます顕著になる)。
が、それゆえにシナリオの評価は高く、主人公たちのヒーローとしてのカッコよさも存分に描かれているため、ファンからは今なお根強い人気を誇る。

ナレーションはギャバンやシャリバンを担当していた政宗一成氏が3年ぶりに担当。曲調・歌詞ともに熱すぎて火傷しそうなほどの主題歌も素晴らしい。
カラオケで本作の主題歌を歌う際、この項目のアタマにあるオープニングのナレーションまでキチンと再現したうえで歌ってしまうというファンも少なくないと思われる。
また、OPのみならず、登場人物たちが平和な余暇を満喫しているEDの映像が印象に残っているというファンも少なくない。

劇伴担当は『超人機メタルダー』以来の登板となる横山菁児。
サントラこそ商品化されているものの、メタルダーからBGMが流用されることが非常に多く*2、新規楽曲は割と少ない。

劇中のテロップの書体もギャバンから続いたゴシック体から明朝体に変更になった*3。ジャスピオンの4話以降無くなっていたアイキャッチも当作品より復活した。 

【あらすじ】

1999年。発達した科学技術は人々を豊かにしたが、それが犯罪に悪用されたり、制御しきれずに暴走した時の被害も大きくなっていた。
そんな事態に対処するために設立されたのが「警視庁特別救急警察隊ウインスペクター(WSP)」である。
彼らの任務は犯罪捜査と犯人逮捕、そして犯罪や災害に巻き込まれた人々の命を救う事なのだ!


【登場人物】

●レギュラーキャラ

香川竜馬
演:山下優

ファイヤーに着化(変身)する主人公。年齢は23歳で、階級は警視正。
人命を尊重し、正義のためにはどんな危険な任務にも果敢に取り組むが、その一方で熱くなりやすく向こう見ずな一面もあり、責任感が強すぎるがゆえに色々と無茶をしがち。
優子という年の離れた妹がおり、職務が忙しいこともあって普段は離れて暮らしているが、お互いを強く信頼し合っている。
そんなに自己主張をしないタイプの主人公であるため気付きにくいが、何気にスポーツ万能なうえに『5ヶ国語を話せる』という設定があったり、そのハイスペックっぷりは完璧超人の域に達している感すらある。
というか、23歳で警視正という時点で色々とお察し。
実は幼い頃に火事で両親を亡くした過去がある。

ファイヤー
いかなる災害現場にも対処可能な特殊パワードスーツ・クラステクターを竜馬が「着化」した姿。朝比奈博士率いる警視庁電子工学研究所の精鋭達により開発された。
専用のスーパーパトカー、ウインスコード(3代目シボレー・カマロ)の運転席で竜馬がコンピューターを操作することによって装備する。当初はスイッチを入れて着化していたが、途中からはSPカードを装填し変形と同時に着化するようになった。
ちなみに、朝比奈博士は城茂/仮面ライダーストロンガーや月村圭/超神ビビューンではない。
着化プロセスは腕→胴体→ヘルメット*4の順に装着し、ヘルメットのロック後、ゴーグル・バイザーの順に閉じて完了となる。15話以降からはウインスコードの変形の合間に描かれるようになり、胴体から前のシーンが省略され*5、ヘルメットの装着・ゴーグル・バイザーの部分のみ描かれる事が多くなった。ヘルメットを取る時はその逆の動作。

あらゆる要素が竜馬に合わせて最適化された設計になっている為、彼以外の人物がファイヤーに着化することはできない。
そのパワーは通常の人間の30倍にも及び、高熱や有毒ガスにも耐えられる。また、並みの銃弾程度ではビクともしない。
耐熱温度は4000℃、ジャンプ力は30m、100mを2.8~3.6秒で走る。

が、活動していられる時間は5分が限界という弱点があり、これを過ぎると竜馬の体への負担が雪だるま式に増幅していく*6
また、竜馬自身のコンディションによっても着化していられる時間は微妙に変動し、激しいダメージを立て続けに受けたり、一気に大技を使いすぎたりすることによっても機能に支障をきたす。
その制約の多さは、某勇者王に匹敵するものがある。

ヘルメットのロックを解除することによってスーツの機能を止められるのだが、その際、竜馬がヘルメットを脱いで汗だくになりながら満足げに「プハァァッ!」とひと呼吸するのは事件解決後のお約束。
このシーンは評判が良く、本作を象徴する名場面として語り継がれている*7


バイクル
CV:篠田薫

ファイヤーの仲間のサポートロイドで、特に荒地や難所での作業を得意とする。バイクがモチーフで、胸部に大きなタイヤが付いている。両肩を回しながら歩く仕草が特徴。
朗らかでひょうきんな性格をしており、決めゼリフは「まかせてちょ!」。
「~だがね!」等という名古屋弁を話すが、これは組み立てを担当した西田のオヤジさん(演:篠田薫*8)の名古屋弁をいつも耳にしているうちに、それが刷り込まれてしまった為。
が、これは特徴であると同時にそれなりのコンプレックスでもあるらしく、EDの映像ではCDコーナーに入り浸って「標準語はこう話せ」というリスニング教材を聴いている一幕もある。12話では暴走したロボットに対し説得を試みるが、名古屋弁のせいで「あなたの日本語は識別不可能です」と言われてしまった。
ロボットとは思えないほどの人間味のある性格をしているが、「あいまい」の概念をも理解し、とあるエピソードでは一目惚れした女性に手錠をかけることになってしまい、涙を流していた*9
ジャンプ力は15mで、100mを3.5秒で走る。伊達に胸にタイヤは付いておらず、腹這いになってこのタイヤで走ることも可能。但し、あくまでも突進に特化したものであり、方向転換は出来ない。
また、“匂い”の情報を解析して追跡の手掛かりにする機能も持ち合わせている。
背中に二本のバイクのハンドル型の警棒・バイスピアーを装備。これは13話で登場した専用バイク・ウインチェイサーのキーにもなる。
人間に比べると体重は非常に重いらしく、(砂浜などの)地面が柔らかいところでバランスを崩そうものなら頭からめり込んで埋もれてしまう


ウォルター
CV:平井誠一

同じくファイヤーの仲間のサポートロイドで、空中からの捜査、救助活動を得意とする。デザインモチーフは飛行機。腕を上に上げ、大きく振り上げながら歩く仕草が特徴。
バイクルに比べると生真面目な性格で、決めゼリフは「イエッサー!」。
冷静沈着かつ理論を重んずるが、割とシャレは通じる方。EDの映像では、服屋で人間の洋服を着てはしゃいだりする一面も。
バイクルは空が飛べないため、彼を現場に連れて行ってあげるのはもっぱら彼の役目。
何故か妙に幼女と縁がある場面が多く、前作の主人公に次ぐロリコンロボとしてしばしばファンからネタにされる。
ジャンプ力は50mで、100mを1.8秒で走る。ディスライダーという盾を背中に装備して飛行する。ディスライダーは床や壁に穴を開けるドリルのような使い方も出来る。
頭脳も明晰なようで、ED映像では、本をパラパラとめくるだけで読み終える驚異的な速読を披露している。
また、とあるエピソードでは手旗信号を初見で理解したりしており、知識量も豊富であるようだ。

なお、バイクルとウォルターには変身場面はないが、体の黄色や青緑の部位はファイヤー同様にクラステクターでその中に本体が入っているという設定らしく、
ゴーグル部位を上げると内部にツインアイが確認できるほか、玩具の「着化指令シリーズ」ではファイヤーは黒タイツを着たような香川竜馬の人形にクラステクターを着せる構造なのだが、
バイクルとウォルターは「ロボフレーム*10」というロボットの人形にクラステクターを着せる構造になっている。

デミタス
CV:二又一成

13話から登場。野々山が作った新たなるサポートロイド。空き缶とジッポライターを足して二で割ったようなコンパクトな見た目をおり、頭や手足を引っ込めると空き缶にしか見えず、敵の目を見事に欺く。
小生意気な性格をしており、饒舌によく喋る。
バイクルとは喧嘩友達のような関係で、彼と行動を共にする機会が多い。
本作におけるマスコットキャラのような存在だが、メカを応急修理できるなど実用的な機能も備えられている。
初登場時はプライバシー保護音声のような甲高く加工された声をしていたが、程なくして普通の喋り声になっていた。

正木俊介
演:宮内洋

特別救急警察隊を創設した中心人物であり、特警ウインスペクター本部長。警視監の41歳。そして真の主人公。
厳格さと優しさ、警察官としての実力と長年の経験に裏打ちされた勘を併せ持つ上司の鑑であり、自ら現場指揮を執ったり犯人制圧にあたる事も。13話では、手負いの竜馬に代わって無茶を承知でウィンスコードのテストドライバーを務めようとしたこともある。
この手のデカ長キャラの宿命で、受話器を片手に『何ぃ!?』と言っている場面が非常に多い。
格闘戦もかなり強く、回によっては竜馬らに匹敵するほどの戦闘力を発揮する。まあ、演じているのが宮内洋だから仕方ない。

仮面ライダーV3などでその歌唱力を見せつけた宮内氏であるが、本作でも性懲りもなくその歌声を披露。持ち歌である「燃やせ瞳を!」は何気に名曲であり必聴*11
後にソルブレインを設立し、その後エクシードラフトにも登場した。


藤野純子
演:中西真美

情報捜査官で警部補の20歳。男勝りな性格で警視庁一の射撃の名手。愛車はFC3S・RX-7(車体色ブレイズレッド)。
毎話のOPでも出てくる愛銃はオートマグだが、そんなゴッツい銃を女性警官が、しかも牽制や威嚇のために使用するというのは色々と間違っているような気がしなくもない。
前作の陽子先輩に次ぐ、地味に強い特撮ヒロインとしてファンの間では有名。


小山久子
演:小栗さち子

竜馬もよく通っている喫茶店「チャコ」の若き女主人。それと同時に警視庁の秘密捜査官でもあり、たびたび正木本部長から密令を受けて竜馬らと共に捜査を行う。
それなりの戦闘力はあるのだが、いつも戦う相手が悪すぎて純子に比べると色々とピンチになりがち。
両親は既に他界しており(そのため、後述する弟の良太は彼女がひとりで面倒を見ている)、特に父の正信(演:伴直弥)は正木本部長ともたびたび行動を共にしていた仕事仲間であった。
親の代から警察と縁が深いこともあり、彼女の主役回はその設定を活かしたものが多かった。
が、一方で、それらをひと通り解決してしまった後はやる事が無くなってしまったのか、3クール目あたりを境に急激に出番が減少。
最終回の一歩前の第48話が、彼女の最後の出演回となった。


小山良太
演:山本亮

久子の弟で、わがまま盛りのヤンチャな小学生。
竜馬がウインスペクターであることは普通に知っているが(彼にとって、竜馬が超絶エリート警官であることなど別に大した問題ではないらしく、あくまでただの普通の兄ちゃん程度にしか思っていないようだ)、その一方で姉の久子が秘密捜査官であることは知らず、何かにつけて自分を放ったらかしにして仕事に出かけてしまう彼女に対して不満を募らせている。
その割には、第一話でさも当たり前のようにウインスペクターの指令室に入り込んでいたり、正木本部長と直通で連絡が取れたりと、結局どれくらい警察関係者と密接な繋がりを持っているのかはいまいち曖昧。
序盤は、事件に巻き込まれた友達を助けに行くなど主役回にも恵まれていたが、回を増すごとに複雑化の一途を辿るストーリーの煽りを喰らったのか中盤ごろから徐々に出番が減少。
が、最終盤に主役回が一つあるぶん、姉の久子より恵まれている気がしなくもない*12


野々山真一
演:大林勝

ウインスペクターのメカニック担当の警部補。バイクル、ウォルターは彼が管理しており、日頃から整備をしているほか、ウインスコード、ウインチェイサー、デミタスなどを新しく制作した。
事件が発生していないときは割と呑気で、バイクルやウォルターとチェスに興じていることも。
特に戦闘要員ではないが、演者は本作以後スタントマンへと転向した。


香川優子
演:星川揺

竜馬の妹。普段は兄と離れて北海道の農園に住んでいる。
過去に起こった事件の影響で環境が汚染され、荒れ果ててしまった大地を、再び花の咲き乱れる豊かな場所に蘇らせるのが夢。
良太に比べると若干年上で、竜馬や久子の立場を慮れるなど、精神的にもやや大人びている。
本編にはたまに登場する程度だが、EDだと毎回登場するレギュラー扱い。


六角虎五郎
演:佐藤信一

捜査一課を取り仕切る刑事で、本作の三枚目要員。
初登場時は、ウインスペクターがあまりにもハイスペックな人材や装備に恵まれていることもあってか、どこか対抗意識を燃やしているような素振りを見せていた。
意固地な性格をした堅物であるが、職務には忠実で、いざ緊急事態が起これば、たとえ意見が対立していてもウインスペクターに協力してくれる程度には話の分かる人物。
が、現実でこんな事をやらかしたら懲戒不可避なんじゃないかというレベルの失態や失言をたびたびやらかす(その際には、大泣きしながら自らの非を詫びる等、決して悪い人物ではないのだが…)。
最終回では、都民が暴徒と化して東京じゅうが大混乱に陥る中、彼も必死にその鎮圧にあたる姿が描かれていた。
出演頻度は良太くんとほぼ同程度。
何気に、「ソルブレイン」や「エクシードラフト」では彼に相当するような登場人物が存在せず*13、本作ならではの特色なのではと主張するファンも多い。


●主な犯罪者

黒田鬼吉博士
演:黒部進

第一、最終話に登場。一年前まで高沢トシオ博士と共にNASAで働いていたが、その活躍を妬み、R24に高沢博士の孫を誘拐させガソリンを積んだタンクローリーで暴走し研究所を破壊しようと企む。ウィンスペクターの活躍で逮捕されるが、一年後に刑務所から脱獄しウィンスペクターへの復讐をもくろむ。
手始めにR24二号機を使い密かに脱獄用のトンネルを掘らせ、48話で撮影所で火災を起こさせ、竜馬を病院送りにし優子を拉致させる。
そして、脳を破壊し人間を獣にして暴れされる装置を発動させ東京中で暴動を起こさせる。
最後は装置の倒壊に巻き込まれ、爆弾のスイッチを入れ息絶える。

アンドロイドR24(あーるにーよん)
演:関根大学

第一話に登場。元は高沢博士がNASAの依頼で開発した月面産業用のアンドロイドだったが、黒田博士に悪用される。
人間を軽々と吹き飛ばすほどの怪力を持ち、左目や右手から光線を発射する。
48、最終話では前もって準備していた二号機が登場。人間に化けて行動し、その時にはカッターになる帽子を使用していた。また対マックスキャリバー用に右腕にを装備。
剣や蹴り、左目からの光線で攻撃するも最後はギガストリーマーで破壊された。

死神モス
演:アイデン・ヤマンラール/声:丸山詠二

13、14話に登場。インターポールから国際指名手配を受けている大物の犯罪者で、重武装に身を固めた部下を多数引き連れ、自らもロケットランチャーなどを難なく操る。
また、悪徳実業家のような側面も兼ね備えており、そのあまりの悪辣さから“死神”の異名が付いた。
来るべき食糧危機の時代を予測し、日本の植物研究所に保管されている「モカモカの実」などの貴重な七万種の種子とその研究成果を奪い、食糧生産(農業)の技術を独占することによって世界を支配しようと企んだ。
彼の部下が乗り込むスーパーカーは、ジャンプで障害物を乗り越えるなどあらゆる難所を走破できるほか、通常火器が一切通用しない鉄壁の防御力と全方位に対応した二連装銃やミサイルなど圧倒的な攻撃力を兼ね備え、一度はウインスペクターを難なく退けたが、野々山によって開発された新装備と竜馬の不屈の精神力によって形勢が逆転。
激しい銃撃戦の末に追い詰められ、徹底抗戦するも遂に万策尽きて逮捕された*14
ちなみに、植物研究所所長の里村博士の部下・竹田(実は死神モスのスパイ)を演じていたのは、次作のラスボス・高岡隆一を演じた寺杣昌紀(現・てらそままさき)。

ブライアン
CV:森篤夫

「I’m robot cop!」

31話に登場。アメリカ連邦警察のたっての願いを受け、警視庁電子工学研究所で作られたロボット刑事でウォルターとバイクルの兄弟ロボ。メンテナンスのために日本に里帰りする。
背中にジェットパックを搭載し、更にアメリカの犯罪に対抗するために現地で胸に20mmバルカン砲四基、右腕に新型ジャイロピストルを装備され頭脳も改造されセーフティシステムが外されていた。
だがその結果、メンテナンス中に謎の誘導電波によって操られ次々とバイクを攻撃する。
その後広崎の命令でなつみを誘拐し、追ってきたファイヤーらと戦う。
新兵器のギガストリーマーマキシムモードで致命傷を受け、最後はウォルターとバイクルになつみを託し爆発した。

着ぐるみは『巨獣特捜ジャスピオン』のジャスピオンの首から下とジャスピオンのライバル、マッドギャランの頭を改造したもの。

広崎ユウイチ
演:阿川藤太

31,32話に登場。警視庁電子工学研究所で朝比奈博士の片腕として働いていた天才科学者だったが、半年前に一人娘のゆかりをバイクの交通事故で失い、二か月後研究所をやめる。その後復讐のために誘導電波でブライアンに襲撃を行なわせるが、ウィンスペクターに阻止される。逆恨みから復讐対象を警視庁に変更し、ゆかりと名付けた巨大コンピュータを作り警官に変装して潜入しウインスコードを強奪。その端末を利用しゆかりを使ってハッキングに成功しその結果街は大混乱に陥る。その後、本部長が命懸けでマドックスから取り出した情報を元にアジトに乗り込んだ竜馬と対峙するが、その時の不用意な発言が元でゆかりに殺されてしまう。

【余談】


最終回のテレビのニュース映像のシーンで一瞬バイクが走るカットがあるが、これは『仮面ライダーBLACK』で南光太郎がバイクに乗っている場面の流用のため。

第9話が放映された1990年4月1日は、テレビ朝日系列の新局、長崎文化放送が開局した日である*15


主題歌のコーラスの「MAY DAY! MAY DAY!」が「冥殿!冥殿!」と聞こえる方は追記・修正お願いします。

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最終更新:2023年04月29日 08:19

*1 このように、前作までと大きく作風が変わったのは、実際に起こった事件などの影響で特撮番組が暴力的だとして風当たりが強くなったのが原因だとも、予算が少なくなったため従来の作品のように怪人を登場させられなくなったからだとも言われている。が、その事については当時の関係者の間ですら証言が喰い違って意見が分かれており、真相はイマイチ良く判らない。

*2 39・44話では主題歌である「君の人生は輝いているか」が、38・45・47・48話では「タイムリミット」のアレンジ曲すら使用されていたうえ(38・48話は暗めのアレンジ、45話は明るめのアレンジと異なったバージョンが使われた。また、47話では当時メタルダーで使用されなかったバージョンが使われた)、18話ではサブタイトル部分にメタルダーのサブタイトルのBGMまで使われた

*3 特捜ロボジャンパーソンまで。サブタイトルの書体に変更はなし。明朝体のテロップはそれ以前に仮面ライダーBLACK RXで使用されている

*4 装着時点で目の部分は開いている

*5 後にヘルメットのロックシーンも省略されるようになった

*6 作中、何とかして着化のタイムリミットを引き延ばすべく、特訓をするなど様々な試みがなされたが、結局、竜馬自身による精神力補正くらいしか有効な手段は得られなかった。

*7 一説によると、前作「機動刑事ジバン」でジバンのスーツを着ていたスーアクさんが本当にそういう仕草をよくやっており、それがカッコよかったので本作で演出として採り入れることにしたらしい。

*8 つまり、バイクル役を演じた声優さんが普通に俳優として顔出し出演している。

*9 後に様々な特撮の脚本を手掛ける小林靖子は、このエピソードを観たことをきっかけに特撮の脚本家に興味を持ったという

*10 ファイヤーはここが「香川竜馬」名義になっている。

*11 劇中で流れる頻度は高いが、歌付きのバージョンが流れたのは7話と15話のみであり、それ以外はイントロかインストゥルメンタル版が使われた

*12 最後の出演回は、久子と同じく第48話

*13 ただし、演じた佐藤氏は、次作・次々作にも別の役でゲスト出演している

*14 これだけ凶悪な犯罪者なら、逮捕云々以前に普通に射殺を許可しても良かったのでは?と指摘する視聴者も少なくない。

*15 『ジライヤ』は長崎放送で放映されていたが、『ジバン』は放映されなかった