宇宙刑事シャイダー

登録日:2012/01/30 Mon 07:45:19
更新日:2024/02/21 Wed 23:07:29
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焼結!


『宇宙刑事シャイダー』とは、東映が宇宙刑事三部作の第3作目として制作した、1984年から1985年にかけて放映された全49話の特撮TVドラマである。
現在ではメタルヒーローシリーズの第3作目とされる。

劇場作品も2本制作された。
サブタイは前2作と違い、シンプルなものが多い。


●目次

あらすじ

宇宙犯罪組織マクー・マドーが壊滅し、宇宙にようやく平和が戻ってきたかに思えたある日、長らく活動を休止していた“不思議界フーマ”が活動を再開、銀河規模で侵略を開始した。
事態を重く見た銀河連邦警察のコム長官は、宇宙刑事だけでなく宇宙刑事候補生達を訓練半ばで宇宙刑事に任命し、フーマ撃退の任務に就かせた。

その中で地球を担当するのは地球人・沢村大とマウント星人・アニー。
コム長官は大にかつてフーマを破った英雄・シャイダーの名をコードネームとして与えた。


今、宇宙刑事シャイダーとフーマの壮絶な戦いが始まるのだ!




概要

宇宙刑事ギャバン』、『宇宙刑事シャリバン』に続く第3作目となる本作の特徴は、ズバリ“不思議”をテーマとしている。
フーマの作戦はそれまでのマクーやマドーの破壊や略奪とは違って奇抜な作戦が多く、“不思議ソング”の存在がストーリーの不思議さに拍車を掛けている。

なお、主人公の沢村大は前作までの伊賀電や一条寺烈と違って完全無欠の宇宙刑事ではなく訓練途上の未熟な戦士であり、その点を活かした成長物語でもある。

ストーリーがこれまでより低年層向けに制作された為、その点を批判する声もあるが、逆にそれが利点となっている部分もあるので批判ばかりするのはお門違いだろう。
低年齢層向けが志向されたのは、前作シャリバンが大人向けに振れすぎ、恐怖描写が増えすぎた(軍師レイダーの怪演に「子供たちがレイダーを怖がって番組を見なくなり、視聴率が下がった」と言われ、脚本家の上原正三の娘も画面から目をそむけたなどと証言している)などの要因でギャバンに比べて視聴率と玩具売上を落としてしまったことに起因する。

低年齢層向けに振ったことが功を奏したのか、シャイダー関連の玩具はファミコンブーム等で玩具業界全体が不況だったにも関わらずシャリバンに比べて30.6%の売上拡大を達成している。ビデオビームガンやバビロスがよく売れたとのこと。


ナレーションは前作までの政宗一成氏ではなく、初期のスーパー戦隊シリーズのナレーターだった大平透氏が担当した。*1
ハードボイルドで疾走感さえ感じさせる語り口だった政宗氏とは打って変わり、ひょうきんで親しみやすい大平氏の語り口に合わせるように尺の長い台詞を巻いて喋る場面は極力控えられ、「プロセス」は「原理」と言い換えるなどしている。

本編のサブタイトルは長くても8文字程度に留めており、ギャバン・シャリバンのように2行に渡る長いサブタイトルの回は存在しない。


第48話で本編最終回後、49話では3人の地球担当宇宙刑事が地球に集まり、当時の自分たちの活動を振り返るシーンを中心にして構成されているため、共闘は描かれていない。実はこのスペシャルと第46話は、次作『巨獣特捜ジャスピオン』の製作が遅れたために急遽製作されたものである。

放送当時、ギャバン役の大葉健二は映画『コータローまかりとおる!』の天光寺輝彦役で出演のためスキンヘッドになっていた。
これは84年夏ごろの出来事であったが、その後二枚刈り程度に伸びていた髪をドラマ『影の軍団IV』出演(がま八役)のために再び剃ってしまう。
この時期がちょうど『三人の宇宙刑事』出演とかぶったため、ベレー帽を被って登場。
いきなり頭の毛がなくなったギャバン隊長を変に思ったシャリバンに「なんですかその頭は?」と突っ込まれ「ああ、ちょっとな」の一言で流すというシーンがある。


この作品から提供クレジットのバックはブルーバックから一枚絵になった。




登場人物

  • 沢村 大/宇宙刑事シャイダー
    演:円谷浩
本作の主人公。これまでに登場した宇宙刑事でも唯一の純粋な地球人。
訓練途上で宇宙刑事となった為に烈や電に比べて未熟な一面を見せていたが、フーマとの激しい戦いを通して一人前の宇宙刑事へと成長した。
フーマとの戦闘では「焼結!」とコードを発してブルーメタリックのコンバットスーツを見に纏って戦う。
青いジムニーが愛車。

演じた円谷浩氏は特撮の神様円谷英二の孫であり、円谷プロ芸能部からの売り込みでオーディションに参加、円谷プロで脚本家デビューを果たした上原にとって、円谷プロの社長を務めていた円谷一は恩人でもあり、息子の浩を主演へと推薦することで円谷一の恩に報いたかったのが、最大の推薦理由でもあったという。特撮監督を務めていた矢島信男は、松竹の社員時代における円谷英二や、『ミラーマン』などにおける円谷一、そして本作における円谷浩との出会いを指して、「親子三代に渡る不思議な縁ですね」と当時の感想を述べていた。
まだ新人だったために演技はやや硬いが、それが未熟なシャイダーの設定に上手くマッチしていた。
ただ、縁故で推薦されたが故に(本人に非はないのに)陰で色々言われたらしく、アクションについても最初は「あくまで運動神経が人より良い」程度であったため(いきなり「JACのベテランクラスのアクションをしろ」というほうが無茶なのだが)、非常に苦労したらしい。後の本人回想からもそれがうかがえる。

もちろん円谷浩氏も、周囲の罵詈雑言に耐えつつ、この作品のために大変な努力をしていた。
その努力がどれぐらい凄かったかというと、「沢村大が滝に打たれて特訓を行うシーン」の撮影の時、アクションの練習を重ね過ぎたために生傷が酷く、背中を映せなかったという逸話があるぐらいである。
勿論滝に入るぐらいの覚悟はできており自分で演じたかったのだが、当該シーンはやむを得ず代わりのスタントマンが演じたという。

しかし、当時の東映は健康管理の意識が低く、特撮俳優は酒好きな人が多かったのもあって、円谷浩氏も連日の飲酒を重ね、肝臓と膵臓を痛めてしまう(新人という立場上、お付き合いで飲まなければならない日もかなり多かったと思われる)。
その影響で、アクションは愚か役者として演じることすらできなくなり、2000年に俳優を引退、マネージャーに転身せざるを得なかった。
後の2001年に36歳の若さで死去しており、2006年に発売された宇宙刑事魂では川村拓央氏がシャイダー役を担当している。


  • アニー
    演:森永奈緒美
シャイダーのパートナーとなった女性。
故郷のマウント星は、彼女がバード星で訓練を受けている真っ最中フーマによって破壊されてしまった。
腕時計型小型通信機・スーパーホーンや2丁のバードニアブラスター(別名:レーザーセンサーガン)を武器にシャイダーのサポートを行う。
黄色のマツダRX-7を乗りこなす。

80年代の特撮ヒロインでもかなり人気が高く、後日談として彼女が主人公の『女宇宙刑事アニーの大冒険』が雑誌『宇宙船』に掲載された程。
また、銃を捲り上げる際やアクションシーンではよくパンチラをしていたため、(特撮を見る子供の)お父さん達からも受けが良かった。
ちなみに森永奈緒美氏はパンチラすることはかなり嫌だったらしく、辛かったと後に回想している。


  • コム長官
    演:西沢利明
  • マリーン
    演:名代杏子
  • 星野月子
    演:立花愛子

頑張るんだぞ…。
無謀に突っ走るなよ。
ヒロイズムは捨てて、地道に努めるんだ。
期待しているぞ。

前作から続けて登場。バード星から銀河連邦警察の指揮を執る最高責任者とその秘書達。
大とアニーに指示を送り、彼らの成長を見守った。
ことコム長官は1話で宇宙警察訓練養成所を巣立つ新米の宇宙刑事たちに上記の激励を送った。

終盤では全宇宙で侵略を開始したフーマに対して銀河連邦警察の総力を挙げて対抗しつつ、フーマの秘密が眠るイースター島の調査を大に命じる。


前々作の主人公。前作から続いて銀河パトロール隊の隊長であり、終盤では部下を率いてフーマの全銀河への大侵略戦に立ち向かった。
本編での登場は回想(バンクフィルム)とイラストのみで、シャイダーとの共演及び新撮での登場は特別編だけ。


  • 伊賀電(シャリバン)
    演:渡洋史
先代の地球担当宇宙刑事。現在はイガ星担当となって仲間達とイガ星の復興に勤しんでいる。
ギャバン同様に終盤ではフーマの大侵略戦からイガ星を守るために奮戦していた。
彼も本編では回想(バンクフィルム)とイラストのみで、シャイダーとの共演と新撮での登場は特別編だけ。


  • ミミー
    演:叶和貴子
コム長官の娘にして元ギャバンのパートナー。現在は宇宙刑事候補生達の教育に携わっている。
特別編にてギャバンと婚約したことが語られたものの、その後は一切触れられておらずどんな関係になっているのか不明。


  • 大山小次郎
    演:鈴木正幸
前作・前々作に引き続いての登場。
今回はUFO専門のルポライターではなくペットショップ「モンキー」のオーナーとなっているが、事件によく巻き込まれるのは変わらない。
何故か不思議ソングの影響を受けず、フーマから狙われたこともある。

ちなみに大は第1話で家を爆破されたため、第17話からは彼の家に下宿している。


  • 小村陽子
    演:原美穂
  • 小村良一
    演:庄司顕二
小次郎さんの姪と甥。
姉弟の父親・良介(演:依田英助)は印刷工場を経営しているがあまり儲かっておらず、母親は他界しているため陽子が叔父のペットショップでバイトしながら家事一切を切り盛りしている。


  • 戦士シャイダー
1万2千年前に地球を訪れたバード星人の戦士。
当時の地球にムー帝国を築き悪逆無道の限りを尽くしていたフーマに戦いを挑み、クビライを撃退して地球を解放した。
後に彼の勇気と正義に感銘を受けた者たちによって銀河連邦警察が結成された。
宇宙刑事の祖と呼ぶべき伝説の英雄だが、彼自身は地球に定住したようだ。
そして、彼の遥か遠い子孫こそ……

イースター島の地下には彼の墳墓が遺され、その調査に行ったことが大が宇宙刑事候補生に選ばれたきっかけで、「宇宙刑事シャイダー」のコードネームも彼に因んだもの。


  • ウル、キッツ
大と同期の宇宙刑事候補生。
狼型の異星人がウルで鳥型がキッツ。大と同じく訓練半ばで宇宙刑事となる。
終盤のフーマによる大侵略戦に立ち向かうが、力及ばず2人共殉職してしまった。




宇宙刑事シャイダー

大が「焼結!」とコードを発してコンバットスーツを纏った姿。
ブルーメタリックが爽やかに眩しい格好よさを放っている。
武器はレーザーブレードビデオビームガン
ギャバンとシャリバンに比べて必殺技は少ないが、最強必殺技の一つシャイダーブルーフラッシュは無敗の技だ。


【主な装備必殺技


宇宙刑事共通のメインウェポン。
詳しくは項目を参照。

  • シャイダーブルーフラッシュ
レーザーブレードでで真一文字に切り裂くシャイダー最強の必殺技。

  • ビデオビームガン
シャイダー専用のビームガン。スコープで姿を消した不思議獣を発見できる。34話では不思議獣カゲカゲを倒した。

  • シャイダースコープ
厚さ50センチのコンクリートの壁を透視できるほか、不思議界で姿を消した不思議獣も発見できる。

  • シャイダーキック
横に回転しながら繰り出すドロップキック。

  • シャイダーパンチ
ジャンプして両腕で繰り出すパンチ


シャイダーのメカニック

コンバットスーツ
メタリックブルーのグラニウムα合金製強化服。
大の「焼結」というコードを合図に、バビロス号から放たれるプラズマブルーエネルギーによって電送される。
所要時間はシャリバンから変わらず1ミリ秒。
例によって本作でも一連のプロセスが説明されるが、「原理を説明しよう」と言っておきながら全く原理説明になっていない。

超次元戦闘母艦バビロス
シャイダー、アニーの拠点となる超巨大母艦。
ロボット形態となる“バトルフォーメーション”及び巨大な銃となる“シューティングフォーメーション”にも変形する。
特にシューティングフォーメーション時にシャイダーが放つ“ビッグ・マグナム”は「シャイダーの動きに合わせてワイヤーフレームの巨大なシャイダーが現れ、バビロスのトリガーを引く」という革新的な技だった。

◆バビロスバトルフォーメーション
バビロスがロボット形態に変形したもの。腕からバビロスレーザーを発射したりミサイルを投げ返したり、胸からバビロスファイヤーやバビロススナイパーを発射する。
初期は着ぐるみが使われたが、その後はミニチュアに取って代わられた。

シャイアン
超次元タンク。戦闘機スカイシャイアンと地底戦車バトルシャイアンに分離する。
シャイアンサーチャーで地中100メートルの物質を判別できる。

◆スカイシャイアン
シャイアンの上半分が変形した戦闘機。主翼からシャイアンビームを発射する。シャイダーの他アニーも操縦したことがある。

◆バトルシャイアン
シャイアンの下半分が変形した地底戦車。上部のハッチが開いてシャイアンロケットを発射する。

超時空マシーン・ブルホーク
シャイダー用のスーパーバイク。飛行や不思議時空への突入も可能。
両脇から発射するホークミサイルやホークレーザーが武器。




不思議界フーマ

マドー壊滅後に行動を開始した暗黒宇宙最大最悪の組織。
古くは1万2000年前に銀河のあちこちで猛威を振るい、地球のムー帝国でバード星の戦士シャイダーによってクビライが重傷を負わされた為に活動を停止していたが、今再び甦った。

その規模はマクー、マドーよりも遥かに強大で、異次元空間に浮かぶ不思議宮殿を拠点にして既に数々の惑星を侵略し、終盤では銀河規模で侵攻を開始、銀河連邦警察を敗北寸前まで追い詰めた。
しかし、フーマの本当の恐ろしさはその戦力ではなく、人々を堕落させ、内部から侵略していくことにある。
アニーの故郷・マウント惑星をはじめ複数の惑星を破壊しながらも地球を破壊しなかったのは、美しい地球がかつてフーマの植民地であったことに由来する。

フーマそのものは大帝王クビライを信奉する一種の宗教国家の様相を呈しており、幹部同士の内紛が目立った前2組織と違って忠誠心が非常に高い。
逆に言えば、クビライ一人のカリスマで持っている組織であるのが最大の弱点と言える。

最終的にはクビライが倒された時点であっさりと侵略を諦め、生き残った構成員はいずこともなく消えた。



不思議界フーマの支配者で、100万年の時を生き続ける超生命体。
宇宙中に災いを振りまく悪魔のような支配者の顔と、命を懸けて家族を守ろうとする家長としての二つの顔を持つ。
1万2千年前、フーマに支配されていた頃の地球のムー大陸で悪事の限りをつくすが、戦士シャイダーに首を切断され、その後機械の体を使用している。
切り離された胴体はイースター島の遺跡に安置されていたが、こちらも1万2000年の間に怨念を貯めて甦り、シャイダーに襲いかかった。


  • 神官ポー
    演:吉田淳
フーマの神官。作戦の立案、不思議獣誕生の儀式、不思議時空の発生が役目で滅多に地上に現れないが、かなりの強敵。
普段は中性的な美人だが*2、その本当の顔は1万2000年前から生きる醜悪な怪物。
当初は伏せられていたが、中盤でクビライの"孫娘"であることが明かされた。
戦闘時には持っているを自在に操り、念動力で飛ばしたり飾りから青い怪光線を発射する。

なお、彼女の両親(クビライの子)は戦士シャイダーによって討たれている。


  • ヘスラー指揮官
    演:久保和彦
フーマの戦闘指揮官でが武器。戦闘開始時の掛け声は「征伐!」。
ポーとは違い力推しの作戦が目立つが、時には人間に変装して作戦を行うこともある。
ヒムリーという弟がいるが…


  • ヘスラーの弟 ヒムリー
    演:崎津隆介
28話に登場。子供のころは蛇をも怖がる臆病な性格だったが、修行を積みトライデントを使いこなし馬頭星雲の毒蜘蛛・タランチを操る屈強な戦士に成長した。また左手や蜘蛛型の兜から紫色の光線を発射する。
大幹部の座を狙い、シャイダーに罠をかけタランチで大ダメージを与えることに成功。その褒美として黄金の剣を与えられるがそのことでヘスラーに不信感を抱かれる。
その後、復活したシャイダーを兄弟で攻撃。黄金の剣を使って戦うも、その最中にヘスラーに斬り殺されしまう。


  • ギャル軍団
ヘスラーの部下でギャル1(いち)からギャル5(ご)の五名。人間に変装して作戦を行う。四話まではくノ一・五人衆と名乗っていた。
トレンチナイフと火花を放つロープが武器。また腕を長く伸ばす能力を持つ。


  • 不思議獣
本作における怪人枠。クビライの口から生まれた卵から誕生する。普通は大きな卵1個だが、一度クビライが体調を崩した際には、クシャミと共に小粒な卵を大量にばら撒いていた。
不思議界では四倍にパワーアップし巨大化や分身を行う事が出来る。だがそれでも前作、前々作の空間同様、シャイダーに勝つことはできない。
名前は同じ言葉の二回繰り返し(例 バリバリ、ペトペト、ゴクゴクなど)で丸い目の者が多い。
人間の言葉は話すことはないが、中にはムジムジやゴクゴクのように喋ることができる者も登場した。また人間に変身した時には普通に喋ることができる。
メロメロやゲトゲトなど女性の不思議獣も登場した。


  • ミラクラー
フーマの戦闘員サブマシンガン、バズーカが武器。
不思議獣同様、人間の言葉は話せないが、人間に変身した時には喋ることができる。
白衣を着用した科学者タイプも存在。


  • 珍獣
ヤーダ、ノッソリ、歌うたいのシンギン、腹ペコのガーキ、上半身のモンク、一つ目のアイーダの6匹で、不思議宮殿にいる不思議な生き物。
あらゆる人間に変身する能力があり、それを使い作戦に協力する。6話では不思議レストランでコックを務めていた他、10話では異次元空間で子供に珍獣語教育を行っていた。
何故か一つ目のアイーダだけ途中から登場しなくなった。
2話では珍獣がピエロなどに扮しそれぞれテロップが表示されたが、モンクだけは壁にへばりついていたので居残りとなり、皆出動した後に「上半身のモンク」とテロップが出るというシュールな展開となった。


  • ダーク星人
32話に登場。フーマ傘下の異星人で、キューリー星人オズマを追って五名が飛来。
口から赤い光線を出し、リーダー格の男から右手から紫の光線を発射する。またシャイダーとの戦いではも使用した。最後はビデオビームガンで一掃される。


  • 流れ星のガンマン オメガ
    声:渡部猛
劇場版1作目に登場。
かつてギャバン、シャリバンに挑むが敗北し、その度に新しい武器を追加してきた宇宙の無法者で、今度はフーマの幹部となるべくシャイダーに挑む。
だが、自分の敗因を武器のせいにする小者臭さの割にシャイダーとの正々堂々とした戦いにこだわり、フーマの卑劣な振る舞いに怒ってヘスラーの罠に嵌ったシャイダーを助る一面も。*3


フーマのメカニック

◆フーマ戦闘機
ミラクラーが操縦。機首からのビームが武器。

◆フーマ戦艦
鬼瓦のようなデザインで額の大砲と側面から発射するミサイルが武器。
内側に内蔵された巨大ミサイルは星ひとつを破壊する威力があるが、やはりバビロスの敵ではない。




宇宙刑事ギャバン THE MOVIE

銀河連邦警察の烏丸舟(演:岩永洋昭)がシャイダーを継承。魔空城での最終決戦時にシャリバンと共にギャバンtypeGの助っ人として駆けつけた。

「仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z」ではスペースショッカーとの決戦で宇宙刑事とスーパー戦隊、仮面ライダーらと共闘した。パンフレットでも触れているがギャバン、シャリバンの三人の宇宙刑事が共闘するのはこの映画が初めてである。

そして2014年12月、Vシネマで「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」がリリース。
ハードタッチで描かれる「シャリバン NEXT GENERATION」に対し、こちらは舟とそのパートナーのタミーのキャラクターによるコメディタッチで描かれる。
初代シャイダーの相棒たるアニーも登場し、本来の相棒が星になってしまったため、沢村大は写真での登場。






宇宙刑事シャイダーは僅か1ミリ秒で追記・修正を完了する。
ではその原理を説明しよう。

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最終更新:2024年02月21日 23:07

*1 同時期の『バイオマン』で村越伊知郎氏に交代している。

*2 演者の吉田氏は男性。剣聖ビルゲニアの人。

*3 その割に最期までフーマの幹部になることにこだわっていたが……