登録日:2009/11/11 Wed 03:13:50
更新日:2024/01/29 Mon 01:29:01
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スーツアクター:伊藤慎
牛若丸をモチーフにしている。
変身するのは過去と現在の
桜井侑斗。
本項目では作中の呼称から現在を桜井、過去を侑斗と記述する。
変身の仕組みがストーリーに深く関わっている。
【ゼロノス】
ゼロライナーに所属する時を守る戦士。
変身に使い捨てカードを使用するため、変身回数に制限があるが、
電王のように変身者が特異点である必要はない。
『電王』のライダーは皆そうだが「仮面ライダー」の名前は呼称されず、
8年後にようやく自ら名乗った。
【ツール一覧】
《ゼロノスベルト》
ゼロノスの変身ベルト。
バックルに緑と黄色のラインが入っており、ゼロノスカードを挿入(アプセット)するとアルタイルなら緑で『A』、ベガなら黄色で『V』の字になる。
必殺技使用時にはバックル上部のボタンを押しカードに〈フルチャージ〉し、カードを引き抜いてゼロガッシャーやデネビックバスターに差し込む。
変身待機音は和風っぽい音楽。
変身音の元ネタはおそらくジャン=ピエール・ランパルのアレンジした荒城の月と牛若丸の吹く笛。
《ゼロノスカード》
ゼロノスに変身するためのカード。
表か裏かで変身するフォームが変わる。使用した後、変身解除と共に消失する。
電王のライダーパスがSuica等をモチーフにしているのに対して、こちらは回数券がモチーフ。
カードといっても
龍騎や
剣のような紙ではなく薄い板状のもの。
カードを作るのに必要なのは「他人が持っている変身者に関する記憶」。
変身によってカードを消費する度に変身者は自分に関する記憶が人々から消え、忘れ去られてしまう。
「記憶=存在」という設定上、完全に記憶を使い切ると存在が消滅してしまうため、なるべく使用は控えられる。
カードの使用を止めさせるために
良太郎がパクって走り去ったことも。
しかし、逆にカードさえ残っていれば存在の保存(セーブ)が可能で、タイムパラドックスで死んでも後々復活できる。
最近、丸切り逆な
後輩が登場した。
劇中では桜井が2007年まで築いてきた記憶で作られたカードと、侑斗が2007年に来てから新たに築いた記憶で作られたカードが登場する。
桜井のカードはアルタイルとベガ、
侑斗のカードはゼロに変身出来る(初回のみアルタイルからの切り替え。ちなみに玩具ではゼロの裏はベガ)。
後者のカードは、理屈上は侑斗が新たな記憶を増やせはその分増える筈なので、最終回からの正式な続編である『
さらば電王』でも再登場した。
侑斗が消滅しないギリギリのラインで踏み留まってさえいれば使い切っても大丈夫ということだが…。
適当に記憶をばらまいてそれを適宜消費して、と繰り返す行為は時に酷なものだと作中で言及されている。
なお『
クライマックス刑事』と『超・電王』シリーズではこれらの設定はうやむやにされているようだ(あらゆる場面で矛盾が見られる)。
お祭りなんだからこまけぇこたぁry
理屈的に解釈すると、前者はパラレル設定で後者もパラレル疑惑が強いので、設定が変わっていても不思議ではない。
《ゼロガッシャー》
ゼロノスの基本装備。
グリップ部分と刀身部分の二つに分かれており、大剣とボウガン型の銃の二種類に組み換えられる。
必殺技発動時にはアルタイルならエネルギーが緑のA字型、ベガなら黄色のV字型に変わる。
《デネビックバスター》
ゼロフォーム専用武器。
デネブが変身(変形?)したハンドキャノン。
デネブの指の10門の銃口(ベガフォームで言うところのゼロノスノヴァ)からフリーエネルギーの光弾を連射する。
発射されるのは小さなエネルギー弾で一発当たりの威力は低い分、連射が効くため総合的な攻撃力は高い。
銃身自体もかなり頑丈で、銃口付近で敵を殴りつけることも可能。
見た目はデネブの口からデネブの腕が飛び出しているようなデザイン。
エコーがかかるがちゃんと喋れる。変身したのは「自分でもビックリだ」とのこと。
《マシンゼロホーン》
ゼロノスの専用バイク。
普段はゼロライナーのコクピットに設置されている。
外見・スペック・機能は電王のマシンデンバードとほぼ同様だが、
後部の形状とフロント部に2本の角が装備されている点が異なる。
《ゼロライナー》
時の電車の一つだが、ある時間の消滅と共に消えた…筈だったらしい。
現在は侑斗が所有している。デンライナーと比べると型が古く、車両も格段に少ない。
イメージが暴走した巨大な怪物ギガンデスを倒す際に使用する。
種類はドリルとナギナタの2つ。
『ディケイド』第1話ではイメージ的に噛み合うゾルダを車両本体の上に搭乗させ、ファイナルベントを繰り出す連携を見せる…が、ディケイドの前に撃墜&爆死。
『4号』ではまさかのブースタートライドロンと合体し、スカイサイクロンへ攻撃を仕掛ける連携技を見せつけた。
【フォーム一覧】
《アルタイルフォーム》
ゼロノスカードの緑の面を表にしてベルトに差し込むと変身するゼロノスの基本形態。
カラーは緑で、電仮面のモチーフは牛。
電王のプラットフォームと同じくイマジンは憑依しないが、こちらは侑斗自身が良太郎より戦闘力が高い関係上オーラアーマーが形成され、そのままで充分な戦闘力を持つ。
牛若丸イメージのため、木の上などをジャンプで移動するアクロバティックな戦い方をする。
後はプロレス技をかけたりする。
《ベガフォーム》
デネブがゼロノスの背後に付いた状態でカードの黄色の面を表にしてベルトに差し込むと変身する。
電仮面のモチーフはドリル。
デネブが武蔵坊弁慶モチーフであるため、どっしり構えて地に足をつけた重厚な戦い方が特徴(実際にアルタイルフォームより体重も増えている)。
また、アルタイルフォームでは両手で持っていたゼロガッシャーを片手で軽々と扱うなど、パワー面も強化されている。
また、肩にゼロノスノヴァというキャノン砲(元・デネブの手)を装備している。
胸の顔は飾り。だが、衝撃を吸収したりしなかったり。
元々強いゼロノスにイマジンの中でも屈指の実力を持つデネブが合体するため、その実力は折り紙付きで、劇中で殆ど苦戦する事が無い程。
電王のフォームチェンジと異なりアルタイルフォームからデネブの体をオーラアーマーとして纏って変身するため、侑斗(D侑斗も含む)が直接変身することはない。
またタロス達のようにデネブ自身もこの形態に変身できるかは不明。
《ゼロフォーム》
侑斗が2007年で新たに築いた記憶から生み出したカードの赤い面を表にしてアプセットすることで変身する。
見た目は暗い赤色のアルタイル。
アルタイルとベガは変身音声がフォーム名だったのに対し、ゼロは『CHARGE AND UP』である。
最初の変身エフェクトで装甲が錆びるように描かれ、その時の敵にも錆びたと言われ、
番組開始前に入るアイキャッチで侑斗も「俺は錆びても強い!」と言うので完全に“錆び”扱い。
侑斗の記憶を消費する=記憶が錆びる、と表現されているようだが…。
見た目こそアルタイルの色違いだが、元々高めだった攻撃力と機動力が更に強化されたフォームである。ただし防御力はベガの方が高い。
デネビックバスターをメインに使うが、デネブが変形する関係上彼が不在だと使用できないため、その場合は従来同様ゼロガッシャー(これは錆びてない)も使用する。
ちなみにゼロノスもプラットフォームに相当する形態に変身するが、直後にアルタイルやゼロに変身するため電王のようにプラットのまま戦うことはない。
【必殺技】
〈スプレンデッドエンド〉
ゼロガッシャー・サーベルモード時の必殺技。
エネルギーをチャージして敵を斬り裂く。斬撃を飛ばすことも可能。
〈グランドストライク〉
ゼロガッシャー・ボウガンモード時の必殺技。
強化した光矢を発射する。1回のフルチャージで連射も可能。
〈バスターノヴァ〉
デネビックバスターの全ての銃口から強力なエネルギー照射系の射撃を行う。
デネブのかけ声は「ハアァァァァ、ベン!」
【本編終了後の映像作品での活躍】
『超・電王トリロジー』の
第一作目では主役を張った。
…が、侑斗は活躍したもののゼロノスはストーリーの展開上、あまり活躍出来なかった。
その後、『
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』及びその後日談である『
dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』にも登場。
主人公の一人として、獅子奮迅の活躍を見せた。後者にはペガフォームが久しぶりに登場。
なお、『超・電王トリロジー』以降の客演においてはカードの設定など忘れたかのようにホイホイ変身しているが、これについては
「ゼロノスの勇姿が
視聴者の記憶に残っているから」だと言われている。
『ディケイド』の設定自体がメタの領域に足を突っ込んでいるのでそういう解釈もありだろう。
追記・修正と侑斗をよろしく!
- 田所「錆びてる!!」 -- 名無しさん (2013-11-02 13:10:32)
- 終盤で侑斗ゼロノス(ゼロ)と桜井ゼロノス(アルタイル)が共闘したのは中々凄い画だった -- 名無しさん (2013-12-25 23:19:26)
- 名前の由来はゼロの他にクロノスか? -- 名無しさん (2013-12-26 00:20:37)
- クラヒだとかなり強い -- 名無しさん (2013-12-26 00:26:16)
- ゼロノスアームズ! -- 名無しさん (2014-05-05 02:10:59)
- ゼロノスカードってAとZ、VとZ、AとVの三種類だからそこまでおかしいと感じなかったけど? -- 名無しさん (2014-07-20 21:30:33)
- 錆びた方が強いとは一体…ウゴゴゴ -- 名無しさん (2014-08-31 18:03:20)
- 何げにスーパーヒーロー大戦GPでもゼロノスが重要キャラとして出演するらしいな -- 名無しさん (2015-02-15 15:56:48)
- ↑重要どころか完全に主役だよ。今回の映画でゼロノスのファンになった人も多いんじゃないかな -- 名無しさん (2015-03-29 07:26:04)
- 3号での最後の乱戦で倒したのがサジタリウス・ノヴァってのはかなり考えてるなーと思った。 ていうか、調べてみたら射手座って「ミルクディッパー」って呼ばれる部分があるとか書いてあってマジでビビった -- 名無しさん (2015-04-16 00:03:53)
- ゼロイズスタート -- 名無しさん (2015-04-19 19:44:53)
- クライマックス刑事や超・電王、客演でカードが無限にある(と思われる)のは視聴者が侑人の事を覚えてるからというのをどこかで見かけた メタいけどなんかほっこりした -- 名無しさん (2015-11-24 01:28:16)
- ↑それいいなぁ・・・ ちょっとウルっときた -- 名無しさん (2015-12-30 21:47:54)
- バトライドウォー創生でベガフォーム強すぎ。溜め攻撃連打でラスボス軽く倒せるって、どんだけ......。 -- 名無しさん (2016-04-11 20:48:19)
- ↑2が酷かったからトロコン用の救済処置なのかなって -- 名無しさん (2016-05-25 18:04:54)
- 一応一般人でも変身できるんだよね -- 名無しさん (2017-02-12 21:32:44)
- ↑歴代トップクラスに変身したくないライダーだけどな・・・ -- 名無しさん (2017-02-12 22:55:47)
- ↑救いは相棒がいい奴だってとこだな -- 名無しさん (2017-06-12 07:11:18)
- ↑6 公式サイトのとあるコーナーに出てたイマジンも、読者が覚えてるからと消えずに済んだんだよね。 -- 名無しさん (2017-06-21 19:03:41)
- ゲームでゼロノスを使ったり電王のDVDやブルーレイを再生するたびにカードが増えていくと考えた場合緑と黄色のカードは桜井が出てきた買いを視聴者が見直すたびに再生産されてるのかな -- 名無しさん (2018-01-30 19:55:54)
- そういえば昔、侑斗が元居た時間に帰るためには赤のゼロノスカードを使い切る必要がある(タイムパラドックスを防ぐため)って解釈をどこかで見かけたけど、これって公式だったっけ? -- 名無しさん (2018-07-27 20:39:03)
- Who's That Guy? -- 名無しさん (2018-07-27 21:26:17)
- デザインやアクションは勿論、力を使うためのリスクと覚悟の重さが好き。侑斗や桜井さんが好きなのもその辺 -- 名無しさん (2019-07-31 00:34:55)
- ジオウの映画見た後だと「視聴者が覚えてるから変身できる」はかなり的を射た考察だったんだなぁと -- 名無しさん (2019-08-01 11:53:35)
- 勝手に増えていくカード -- 名無しさん (2021-10-02 23:57:17)
最終更新:2024年01月29日 01:29