松野泰己

登録日:2010/06/22(火) 06:54:17
更新日:2024/04/15 Mon 15:49:51
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松野(まつの)泰己(やすみ)

国家、宗教、人種問題等の重厚な世界観と松野節と言われる独特のセリフ回しでファンの多いゲームクリエイター。
新潟県妙高市出身。
かつて株式会社クエストに所属しオウガバトルサーガを世に送り出した。その後はスクウェア(現スクウェア・エニックス)に移籍し、フリーランスを経てレベルファイブに移籍。
現在は株式会社アルゼブラファクトリーの代表となっている。

シナリオ面での設定に対する拘りやシステム面でのコアユーザー向けと言える難易度の高さなど日本にとって馴染みの少ない作風を特徴としており、
「洋ゲーのようなゲームを作る」と評される事もある。
その名を一躍有名にした「伝説のオウガバトル」の続編「タクティクスオウガ」は、
現在のシミュレーションRPGというジャンルに大きな影響を与えているといっても過言ではなく、ドット絵も当時としては最高峰であり今見ても遜色はない。

また、ネット上では度々「ファイナルファンタジータクティクスがタクティクスオウガのパクリである」や両者を比較するコメントが見られる。
確かに、両ゲームが同ジャンルでありクリエーターが複数同じであるため基本的なシステムは似ているが、
タクティクスオウガがストレートな英雄譚であるのに対して、ファイナルファンタジータクティクスは「歴史の影に埋もれた英雄の物語」として描いており、
実は全く対照的な描かれ方をしている。


ニバス・オブデロード(TO)、ガフガリオン(FFT)、ローゼンクランツ(ベイグラントストーリー)、バンガ族(FFTA)、バッガモナン(FF12)等、
「ん」を「ン」と話すキャラクターが度々登場している。



■主な松野節の一例
「家畜に神はいないッ!」
「僕にその手を汚せというのか」

「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」
「さっすが~、オズ様は話がわかるッ!」

(多重スパイの男に向かって)「お前は生まれながらの娼婦だよ」

(↑に対して)「お褒めにあずかり光栄でございます」

「神を踏み台にして何が悪いッ!」



■主に携わった作品
1993年 - 伝説のオウガバトル - ディレクター・脚本
1995年 - タクティクスオウガ - プロデューサー・ディレクター・ゲームデザイン・脚本
1997年 - FINAL FANTASY TACTICS - ディレクター・脚本
2000年 - ベイグラントストーリー - プロデューサー・ディレクター・脚本
2003年 - ファイナルファンタジータクティクスアドバンス - プロデューサー
2006年 - FINAL FANTASY ⅩⅡ - 原案・シナリオプロット・監修(元プロデューサー・ディレクター・シナリオ)
2009年 ー マッドワールド ー 世界観構築・シナリオ
2010年 - タクティクスオウガ運命の輪 - ゲームデザイン・シナリオ
2012年 - クリムゾンシュラウド - ディレクター
2017年 ー テラバトル ー イベントシナリオ
2017年以降 ー FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア ー 一部コンテンツシナリオ



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最終更新:2024年04月15日 15:49