孔雀舞

登録日:2012/07/02(月) 17:37:57
更新日:2023/11/09 Thu 02:20:25
所要時間:約 3 分で読めます





《孔雀舞》
通常モンスター
星4/女/ゲロマブ族/攻1300/守1400
セクシーな姉ちゃん。必殺技「アロマタクティクス」と「体のシャッフル」で相手を翻弄する。エロスも得意。














「体のシャッフルはあなたが勝った後…」


孔雀舞(くじゃく まい)は『遊戯王』のボインパツキンセクシーアネゴ肌ナオンである。24歳。
名前の由来はラヴェルの作曲した「亡き王女のためのパヴァーヌ」。
「パヴァーヌ」は中近世ヨーロッパの宮廷で普及していた舞踏の事で、日本語では孔雀舞とも訳される。


CV:七緒はるひ(DM放送時は「寺田はるひ」名義)

■概要

孤高の女決闘者。実力は主要登場人物達に勝るとも劣らない。
その証拠なのかアニメ版のペガサス・J・クロフォードの言う「伝説の決闘者」の一人に数えられている。

職業はキースと同じく賞金稼ぎ
作中の描写から察するに結構儲かっているらしい。しかし、世界一周が出来る程ではない。

ちなみに、賞金稼ぎになる前は豪華客船のディーラーをしており、
ここで人の負の部分を見てきた為に人を寄せ付けない孤高の性格になってしまった。

基本的に孤高でプライドが高い人なので仲間同士でなれ合うことは嫌い。
しかし社長程ではなく、遊戯達と何度か接する内に大分丸くなった。

特に城之内(7歳下)とは初めて会って敗北して以来、何か特別な思い入れがある様子……なのだが、
相手がフラグクラッシャーなので友達以上にはなれていない。

他にも真崎杏子の恋愛相談に乗ったりと、遊戯達は舞のことを大人の女性として接している。

アニメオリジナルでは彼女に惚れた男が2人も出ており、中々の魔性の女っぷりを発揮している。


■使用デッキ

王国編では「ハーピィ・レディ」中心、BC編だとそれに「アマゾネス」が加わる。
その後を描いたアニメオリジナル「ドーマ編」では、更なる新規カードを加えた上で【ハーピィ】に戻った。

デッキに女性モンスターが多いのは作者曰く、舞は自分が「女っぽくない」と思っており(どこがやねん)、そういった形で「女」をアピールしているからだとか。

王国編でのデッキは1体の「ハーピィ・レディ」を「サイバー・ボンテージ」「電撃」などの専用装備魔法や
「万華鏡-華麗なる分身-」などのサポートカードで徹底的に強化するという、いわば個の力で戦うものだった。
(それ故に城之内戦では「時の魔術師」によってハーピィ三姉妹が老化して敗北したことに屈辱を覚えており、闇遊戯戦ではハーピィズペット竜が倒された時点で、ハーピィが傷つけられるのを見たくないという理由でサレンダーしている)

それに対し【アマゾネス】は種族のシナジーで戦うコンボデッキとなっている。
デッキを変えたのは、遊戯達との出会いで仲間との「結束の力」を信じられるようになったためだとも言われているが定かではない。
最近ではハーピィにも仲間が増えてるから一概には言えないが。

ドーマ編では高速でハーピィを大量展開し、更に《ハーピィ・レディ -鳳凰の陣-》で大ダメージを狙うコンボを多用、
「群の力で戦うハーピィ」と言うべきデッキとなっており、オレイカルコスの力でスペックが底上げされている事もあり、
初代DMの環境ではかなりの強者であった。
仲間に頼る事を止めたドーマ編の舞が群れで戦ってこそ強力なデッキを使うというのも皮肉なものである。

アニメ版バトルシティ編によると舞のデッキの最大のレアカードは《ハーピィの羽根帚》となっている。
王国編では《銀幕の鏡壁》が全罠カード中最高のレアカードである事が言及されていたが、選ばれたのはあちらであった。
とはいえOCGとはルールや効果が若干違うものの相手のバック全破壊が強力なのは間違い無いため、違和感のある選択という訳ではない。
因みに王国編の描写を見るに、舞は羽根帚を最低でも2枚積んでいる
漫画・アニメに於いて、ましてやこのテのパワーカードを複数枚積みしているというのは中々珍しい。


■香水戦術(アロマ・タクティクス)

舞の得意戦術に「香水戦術(アロマ・タクティクス)」があり、
これはデッキのカード全てに違う香水の臭いをつけて、カードが裏でも種類が判別できるというもの。カードが変色してそうだが。
手札を全て伏せたまま言い当てるというパフォーマンスで相手を惑わし、自分のペースに引き込むことが当初の戦術だったが、城之内に見破られて以降は使用しなくなった。
というか冷静に考えると、対戦相手の手札のカードがわからないのはごく普通の事であり、対戦する方からすれば普通に戦えばいいだけの話であるが……。
上記だけだと微妙だが、デッキトップのカードも分かっているだろうから実の所かなり悪質な行為である。

ちなみにこの時、原作ではテーブルの上で見破られたのだが、アニメだと両者の間が相当離れた巨大なデュエルフィールドで見破られている。
どうやら、アニメの城之内の嗅覚は10mくらい離れた場所の臭いが分かる程優れたものらしい。
一方で複数の香水を嗅ぎ分けられる舞もすごいが。実際は香水のシミで判別し…うわ何を(ry


■劇中での活躍

王国編で初登場。
埠頭で遊戯ら一行と出会い、城之内や本田、遊戯までもがその色香に惑わされていた。

王国に向かう船の中で、タコ部屋に不満を抱いたためVIP待遇のダイナソー竜崎を誘惑。
「朝まで好きにする権利」と「特等室」を賭けてデュエルをすることになる。つまりヤルのである。
香水戦術で惑わすためにわざわざ交換シャッフルを持ち掛け、更に冒頭のセリフを投げかける。
まんまと策にはまった竜崎から特等室を奪う事に成功。
引っかかった竜崎も竜崎だが、互いの年齢差を考えるとセコいし大人気ない。

予選では香水戦術で城之内をハメようとするも、闇遊戯の助言をヒントに見破られ、
「時の魔術師」とベビードラゴンのコンボを決められ千年竜が降臨、ハーピィ三姉妹をまとめて粉砕され敗北した。
その際城之内が残した「見えるけど見えないもの」という言葉の意味が分からず、
モブ相手に適当に連勝を重ねて星を増やしていたが答えが出ずイラつく一方。
ちょうどそこにリベンジにやって来た竜崎を丸め込んで城之内を倒させようとするが、これまた返り討ち。

何だかんだでその夜には遊戯一行に合流。闇のプレイヤーキラーの仕掛けた初見殺しにより星(スターチップ)5個を奪われ失格になりかけたが、
俺ルールを炸裂させた魔王様が星を奪還。
舞は悩んだ末、ひとまず「借り」として星を受け取り、「☆(ホシ)借りたワ~ン♪」とテキトー極まりない借用書を置いて去った。

予選終了間際、社長の死ぬ死ぬ詐欺でまんまと星を奪われた遊戯の前に登場。
なんと遊戯から借りた5個のスターチップを16個まで増やし、見事に借りを返して見せた。

決勝トーナメントでは遊戯と対決、ペガサスに意識が行き過ぎていた遊戯を「銀幕の鏡壁」で苦しめ、
最強のしもべ「ハーピィズペット龍」で追い詰めるも、初めて登場した元祖カオス・ソルジャーに敗れた。
余談だがこの対戦、一人称が「私」と「あたし」でコロコロ変化しており一定しない。
また、この時地味に名言を残している。

決闘者の勇気が試されるのは勝った時じゃない…負けた後なのよ!
そして本当の強さとは、負けて身を打たれる覚悟がなければ生まれない…
あなたにその覚悟がある?



バトル・シティでは新たなデッキで参戦し、特に描写は無かったものの決勝戦へ進出。
アニメオリジナルエピソードでは遊戯らと合流し決勝戦の舞台に向かう道中にて、
ディーラー時代の舞に一目惚れしていたハリウッドスター、ジョン・クロード・マグナムが乱入、
彼とデュエルする流れとなった事でバトルシティ編に於ける舞のデュエルシーンが追加される事となった。
最終的にマグナムの配下によって誘拐されかかるもなんとか脱出、その際肝心な所では他人任せのマグナムに対し、
危険を厭わず身体を張った城之内を前に格の違いを見せ付けられ、引き下がる事を余儀なくされた。

デュエルをしないレギュラー、杏子を差し置いて実質ヒロインに昇格するも…


によって闇のゲーム*1を仕掛けられ、実体化したモンスターによって原作ではお色気満載の拘束拷問プレイをされた後、
罰ゲームとして密閉空間に閉じ込められ、羽蛾もビックリの蟲姦に遭い、意識不明の重体に陥った。
アニメでは電気責めにされた後、やっぱり密閉空間に閉じ込められ、「記憶を失う砂」をかけられ続けた。
BC編終盤の遊戯と城之内は、舞の救出の為に闇マリクを倒しにいってるようなものである。

乃亜編では罰ゲームで意識を失ったままの状態だったためほぼ出番は無し。
しかし、《ジャッジ・マン》が舞に変装して城之内を罠に嵌めようとする(最終的に失敗した)、
過去の記憶を無理矢理呼び起こさせられ、過去を回想させられていた遊戯らの記憶に現れ、その中で城之内に告白しようとする*2等、細々とした出番はあった。

最終的に無事救出されるも、原作ではBC編以降は一切登場しない。アニメオリジナル「ドーマ編」「エピローグ」には続投したが。
劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSにも登場しない。


■ドーマ編にて

闇マリクの罰ゲームがトラウマになっており、そこに付け込んだヴァロン(とダーツ)に丸め込まれる形でオレイカルコスに引き込まれている。
罰ゲームのトラウマから負けることを忌避するようになり、それに加えてバトルシティベスト8という成績が裏目に出て遊戯や城之内と比較する声が大きかったことから、勝利への執着に徐々に囚われていく。

だが、遊戯や城之内とかつて戦った時のような充実感や、彼らのような真のデュエリストとしての境地へどうしても届かず、焦燥が募っていたところでヴァロンと遭遇。
自分と舞を同類だと語る彼に誘われてダーツと邂逅、トラウマを呼び起こされたことでオレイカルコスの力を得、ドーマに下った。

その後、ダーツの指令によりペガサスを襲撃、勝利するも、ここから徐々に暴走し始め、ペガサスと会うためI2本社にやって来た遊戯一行の前に現れ、城之内と激突。
ドーマの力を得てでも城之内を倒さなければ、という強迫観念に取りつかれていたが、これは城之内のデュエリストとしての姿勢が竜崎曰く「いちいち正しくて鬱陶しかった」かららしい。
倒されても倒されても立ち上がり、いつかの勝利目指して突き進む城之内克也という男は、挫折を経験してそこから立ち直り切れなかった舞や竜崎にとっては、自分の選ばなかった、選べなかった道を突き進むその姿が眩しかった。
だからこそ、その彼を倒せば同じ強さが手に入ると思った。

ダウンタウンでヴァロンとの死闘を展開する城之内のもとに現れ、決着後即座に挑んできた城之内と対戦。
ヴァロンとのリアルファイトでボロボロになっていた城之内を何とか撃破するが、対戦中にかけられた「自分で踏み出さないと苦しみ続けるしかなくなる」という喝破、そして目の前で魂を奪われた城之内を見てようやく我に返る。

けじめをつけるためダーツのもとに向かうが、待ち構えていたラフェールに敗れ封印
その後、表遊戯・城之内・ペガサスと共にダーツのモンスターであるミラーナイト・トークンにされデュエルに使用された。

解放後はヴァロンのもとにハーピィ・レディのカードを1枚置き土産に残して姿を消した。
KCグランプリ編ではモクバが参加の打診をしたが、連絡が取れず不参加。どうやら童美野町にいたらしく、遊戯とレオンの最終戦をモニターで観戦していた。

その後本編への登場はなかったが、最終回のエンディングではKCグランプリ参加者のヴィヴィアン・ウォンと組んで迷宮兄弟とタッグデュエルをしている姿が描かれている。


■デュエルリンクス

オンラインゲーム「デュエルリンクス」にも登場。
使用デッキは原作通りハーピィとアマゾネス。立ち絵が妙に上目遣い気味。そこがセクシーでかわいいというファンもいる。
実装当初はスキルによりハーピィの狩場をデュエル開始時から発動できたのだが、それによる除去力が高すぎたために現在は大幅に弱体化している。
しかし、彼女のレベルを上げていくことでリンクス次元屈指の強力な罠カード「イタクァの暴風*3」を入手できるため、ハーピィやアマゾネスをガッツリ使うつもりがなくとも育てておきたい。
レガシーデュエリストのストーリーでドーマ編に登場している。







体のシャッフルはあなたがちゃんと追記・修正できた後…

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最終更新:2023年11月09日 02:20

*1 原作ではモンスターが受けたダメージをプレイヤーにも与えるという内容だったが、アニメ版ではモンスターが破壊されるとその持ち主の記憶から仲間の記憶が消えるという内容に変更されている。

*2 直前で城之内がこれが幻である事に気付いたため、舞が言い切る前に中断した

*3 相手モンスター全ての表示形式を入れ替える。入れ替えられてもメインフェイズ2で戻せるOCGでは使いどころが無いが、メイン2の無いリンクスでは全体除去にも等しい。