ハーピィ・レディ

登録日:2009/09/02 Wed 09:02:06
更新日:2024/03/17 Sun 12:20:47
所要時間:約 25 分で読めます





《ハーピィ・レディ》とは遊戯王OCGに登場するカードの1枚。
遊戯王孔雀舞が使用することでおなじみのモンスターで、原作・アニメで闇遊戯城之内くんを苦しめたハーピィデッキの基本となる1枚である。
項目名は「ハーピィ・レディ」だが、本項目では他の「ハーピィ」カード及びサポートカードも解説する。


ハーピィ・レディ
通常モンスター
☆4//鳥獣族/攻1300/守1400
人に羽のはえたけもの。美しく華麗に舞い、鋭く攻撃する。


【概要】

ギリシア神話に登場する半人半鳥の怪物「ハルピュイア(ハーピー)」をモチーフにしたモンスター。
原作の高橋和希によると、は自分で自分のことを女性らしくないと思っており、
自分の女性らしさをアピールするためにこのカードを使っているという。

そのためか、関連カード含めて非常にセクシーでふつくしい姿をしている。


ただ、レベル4でありながら中途半端な攻撃力のバニラなので、単体ではあまり役に立たない。
原作通りに強化といきたいところだが、現在ではこれより攻撃力の高い下級で「ハーピィ・レディ」として扱うモンスターがいる。

第8期パック「LORD OF THE TACHYON GALAXY」での強化で【ハーピィ】は十分に戦えるカテゴリとなったが、このカードは必ずしも必須というわけではない。

あえて使うなら通常モンスターである点を生かしたい。例を挙げるとしたら以下のとおり。


特に、特殊召喚しやすいため「地獄の暴走召喚」のトリガーにし易いのは中々の利点。


【関連カード】


【「ハーピィ」と名の付くモンスター】

大きく分けて「ハーピィ・レディ」の同名カードとして扱うものと、フィールド・墓地でのみ「ハーピィ・レディ」として扱うものがある。

前者はデッキからのサーチやリクルートにも対応するが、本家「ハーピィ・レディ」と合わせてデッキに3枚までしか入れられない。
後者はそうした制限が無いが、「地獄の暴走召喚」でデッキから呼び出すことができない。
フィールド・墓地では「ハーピィ・レディ」なので、しっかりと「万華鏡」や「ヒステリック・パーティ」のサポートを受けることは可能。


1.ルールにより「ハーピィ・レディ」として扱うカード

ハーピィ・レディ・SB(サイバー・ボンテージ)
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1800/守1300
このカード名はルール上「ハーピィ・レディ」として扱う。

「ハーピィ・レディ」が「サイバー・ボンテージ」を纏った姿。
サイバー・ボンテージ装備分だけ攻撃力は上がっているが何故か守備力は100下がっている
イラストでは「電撃鞭」も装備しているが、こちらの分はステータスには反映されていない、後述の名前関連など、細かいツッコミ処が多い。
ルール上は完全に同名なので、デッキに入れられるのは本家「ハーピィ・レディ」と合わせて合計3枚となる。

効果は無く、カード名の指定する効果外テキストしかなく、実質的には攻撃力が上がっただけの「ハーピィ・レディ」。
攻撃力が上がり、強化無しでも比較的安定しやすい。

しかし、その攻撃力から「地獄の暴走召喚」のトリガーにならず、
効果モンスター扱いが仇となり「レスキューラビット」などのバニラサポートを受けにくいのが欠点。 

余談だが、サイバーのスペルは“cyber”なのに名前は「SB」と不自然*1
「super」と「cyber」を合わせた造語という説明がFAQに載っていたこともあるとか。
英語版では普通に「cyber」である。

なお、イラスト自体は肌の色が白から肌色に変更されており、よりセクシーになっている。
硬そうな「サイバー・ボンテージ」との対比もいい。

原作でも舞はバトルシティ編終盤以降から使用するようになった。


ハーピィ・レディ1
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、風属性モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。

「ハーピィ・レディ」の直接のリメイクで、風属性の攻撃力を300上昇させる効果がついた。
「1」なのは「ハーピィ・レディ三姉妹」の長女であるイメージか。
イラストのタッチはだいぶ変わり、肌の露出が増えてより刺激的な姿になった。

シンプルな効果だが、打点が不足気味なハーピィにとっては中々ありがたい効果。
自身の攻撃力は実質1600となり、3体並べば900アップなので地味に大きい。
ただし「地獄の暴走召喚」の条件は満たせないので注意。

なお、相手の風属性モンスターもパワーアップするので注意。
効果や作中での働きを見ると三姉妹のリーダー格なのだろう。
トレードマークは本家と同じピンク色のロングヘア。かわいい


ハーピィ・レディ2
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このモンスターが戦闘によって破壊したリバース効果モンスターの効果は無効化される。

「ハーピィ・レディ三姉妹」から派生したリメイクの1つでおそらくは次女。
戦闘で破壊した相手モンスターのリバース効果を封じる効果を持つ。
第10期現在リバース効果を使うデッキは【シャドール】か【占術姫】くらいなので、効果はオマケに近い。
また、攻撃力も低いので相手モンスターを破壊できるか安定しない。まともにリバース対策として使うならサポート必須だろう。

このカードの登場で、今まで「三姉妹」としてセット扱いされていた別バージョン2体も、バンダイ版のように単独で使えるようになった(ただし、バンダイ版の2と3とは逆)
この娘はボブカットがかわいい


ハーピィ・レディ3
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1300/守1400
このカードのカード名は「ハーピィ・レディ」として扱う。
このカードと戦闘を行った相手モンスターは、相手ターンで数えて2ターンの間攻撃宣言ができなくなる。

「ハーピィ・レディ三姉妹」の3番手でおそらくは末っ子。
効果は戦闘を行った相手モンスターの戦闘を2ターンの間封じるというもの。
一応、このカード破壊されても効果は残るが、他のモンスターの攻撃はどうにもならないので守備に使うは不安であり、
モンスターの攻撃を封じても素材やコストとして消費されればそれまでとなる。

どことなくボーイッシュな逆立ったヘアスタイルが独特でかわいい

繰り返しになるが、上記「SB」「1」「2」「3」の4枚はデッキの中でも「ハーピィ・レディ」扱いなので、
オリジナルも含め、合わせて3枚までしかデッキに入れられない。ここを勘違いして合計4枚以上入れると反則になるので注意。

ちなみにバンダイ版の方でもハーピィ・レディ1・2・3がそれぞれカード化されているが、2と3の容姿が逆になっている。


2.フィールド・墓地でのみ「ハーピィ・レディ」として扱うカード

ハーピィ・クィーン
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1900/守1200
(1):このカードのカード名は、
フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「ハーピィの狩場」1枚を手札に加える。

「狩場」をサーチできる女王様。
攻撃力は下級としては高めであり、効果も使い勝手が良い。
墓地に落ちたら「ヒステリック・パーティ」でまとめて釣り上げよう。

フィールド・墓地でのみ「ハーピィ・レディ」扱いになるため、上記のカードとは別に3枚積みが可能である。
ただし「万華鏡」など、「デッキから『ハーピィ・レディ』をサーチする」効果の範囲外というデメリットもある。

ただでさえセクシーなモンスターが揃うハーピィの中でもトップレベルで露出が激しく、
今にもこぼれそうな横乳が悩ましい。あとかなりの美人さん。


ハーピィ・チャネラー
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1400/守1300
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):自分フィールドにドラゴン族モンスターが存在する限り、このカードのレベルは7になる。
(3):手札から「ハーピィ」カード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「ハーピィ・チャネラー」以外の「ハーピィ」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。

「ハーピィ」カードをコストにデッキから「ハーピィ」を連れてくるチャンネー、もとい交霊師(チャネル)
「ハーピィ」のリクルートにより、エクシーズ召喚に貢献する【ハーピィ】の展開の要。

リクルーターラインのステータスで扱いやすく、墓地・フィールド上の「ハーピィ・レディ」扱いなど、3積み必須な要素がてんこ盛り。
エクシーズ召喚で出すのはデッキバウンスの「電光千鳥」か、対象を取らない無効化の「シルフィーネ」辺りが適任。
もちろん「ライトニング」用の「ホープ」や「フレシアの蟲惑魔」などでもいい。

ドラゴン族が場にいるとレベルが7になるので「ペット竜」をリクルートすれば、ランク7に繋がる。
その場合はおなじみの「ビッグ・アイ」や「ドラゴサック」などが候補。
変わったところでは「ギャラクシー・トマホーク」でトークンを大量に生成してリンク召喚に繋げるなど。

ランク4と7を使い分けられるというのは、他のデッキにない利点なので有効活用したいところ。


ハーピィ・ダンサー
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1200/守1000
自分のメインフェイズ時、自分フィールド上の風属性モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを持ち主の手札に戻し、その後、風属性モンスター1体を召喚できる。
「ハーピィ・ダンサー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。

風属性モンスターを手札に戻し、風属性モンスターを手札から「召喚」する踊り子。
セルフバウンスからの再度召喚で「狩場」の伏せ除去を連続で行ったり、
「チャネラー」でリクルートした後、再利用のために「チャネラー」と手札のハーピィを交換する、また、その際「ハーピスト」の第2の効果を発動させる、
低い攻撃力を生かして「地獄の暴走召喚」のトリガーになるなどコンボ向けのカード。
素材として使った後は「ヒステリック・パーティ」で蘇生しよう。

さりげなく「召喚」なので、召喚した時の効果を使えるが、上級モンスターを出そうとするとリリースが必要になるので気を付けよう。

また、【霞の谷】の「霞の谷の神風」との相性は抜群で、消費なしで風属性モンスターが2体並ぶ。
ドラグニティ】との混合構築では、「ファランクス」を連れてきてシンクロ召喚に繋げられる。

また、このカードと霞の谷の神風のシナジーに着目し、高速で他力本願竜ギャラクシー・トマホーク連打からの
ボム・フェネクスを連打する事に特化させたのが今は亡き【神風ダンサー1キル】であった。


ハーピィ・ハーピスト
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1700/守600
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、
フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):このカードが召喚した時、自分フィールドの他の鳥獣族モンスター1体と
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の鳥獣族・レベル4モンスター1体を手札に加える。

召喚時に条件付きのバウンスと、墓地に送られた時のサーチを行う竪琴(ハープ)弾き。

バウンス効果は「獣神ヴァルカン」に似ており、自身を除く鳥獣族が必要になる。
スムーズに使いたければ「チャネラー」で「ダンサー」をリクルートして手札にあるこの娘と交換すればよい。
悪くはないが、【ハーピィ】だと「電光千鳥」を撃ち込めば解決するパターンがままある。
また、大体特殊召喚で呼ばれるために中々発動するタイミングが無かったりするので、基本的にオマケという認識でよい。

本命は墓地に送られた時のサーチ効果で、エンドフェイズに攻撃力1500以下の鳥獣族を手札に加えられる。
「チャネラー」の手札コストだろうが、エクシーズ素材で墓地に行こうが発動できる。
この効果から手札消費の激しいハーピィデッキでも手札リソースを回復しやすい。

ハーピィ以外にも【RR】や【BF】の様な鳥獣族デッキや、【ドラグニティ】や【霞の谷】など、
メインに鳥獣族を使うデッキだとサーチ要員として潤滑油になるだろう。

ただ、ゲームソフトの攻略本の特典だったためにお値段が高いのが欠点。
大会では使えないが海外版で妥協するのも手か。


ハーピィ・パフューマー
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1400/守1300
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「ハーピィ・レディ三姉妹」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
自分フィールドにレベル5以上の「ハーピィ」モンスターが存在する状態でこの効果を発動した場合、
この効果で手札に加える数を2枚にできる(同名カードは1枚まで)。

召喚または特殊召喚時に「ハーピィ・レディ三姉妹」を指定する魔法カードあるいは罠カードをサーチする効果を持つ調香師(パフューマー)
三姉妹やペット竜などの上級のハーピィが存在するとサーチの枚数を倍にする特典も付いてくる。


ハーピィ・オラクル
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1300/守1400
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):自分フィールドにレベル5以上の「ハーピィ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(3):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分の墓地から「ハーピィ・レディ三姉妹」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。

上級のハーピィが存在すると手札から特殊召喚が可能な効果と、
召喚または特殊召喚時に「ハーピィ・レディ三姉妹」を指定する魔法カードあるいは罠カードをサルベージする効果を持つ預言者(オラクル)
パフューマー同様に上級のハーピィが存在することで真価を発揮する。


ハーピィ・レディ・SC(スクラッチ・クラッシュ)
シンクロ・効果モンスター
☆8/風属性/鳥獣族/攻2600/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードをS召喚する場合、
自分フィールドの「ハーピィ」モンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):魔法・罠カードの効果が発動した時、
相手フィールドのモンスター1体または自分フィールドの「ハーピィ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

11期になって登場したまさかのシンクロモンスター。
「スクラッチ・クラッシュ」はハーピィ・レディの必殺技の名前。Scratch Crush」なので「SB」と違ってこちらはイニシャルは合っている
いわゆる必殺技リメイクカードであり、外見もポーズと電撃鞭を装備していない点以外は「SB」と同じ。
ハーピィ・レディの関連カードにはチューナーがいないが、その問題をなんとこっちの効果外テキストに、ハーピィと名のつくモンスターをチューナー化する条件を記すことでクリアした。
レスキューラビットから元祖を2体呼べば出せる。

ハーピィ・コンダクター
リンク・効果モンスター
リンク2/風属性/鳥獣族/攻1900/守1400
【リンクマーカー:左下/右下】
風属性モンスター2体
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):自分フィールドの「ハーピィ」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。
(3):自分フィールドの他の表側表示の「ハーピィ」モンスターが自分の手札に戻った場合、
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。

唐突に登場したリンクハーピィ。
ハーピィを戦闘・効果破壊から魔法・罠を盾に守る効果とバウンスを持つ。
前者はヒステリック・サインや魅惑の合わせ鏡、華麗なるハーピィ・レディを盾にすることで追加サーチを行える。
後者はダンサーあたりとコンボで使うのが現実的か。つまり空気。
また、風属性×2枚から展開できて鳥獣族のため、追加で適当なモンスターを並べることで王神鳥シムルグを呼べるため、中継として非常に優秀だったりする。



【「ハーピィ・レディ」以外のカード】

ハーピィ・レディ三姉妹
特殊召喚・効果モンスター
☆6/風/鳥獣族/攻1950/守2100
このカードは通常召喚できない。「万華鏡-華麗なる分身-」の効果で特殊召喚できる。

「万華鏡」で分身した「ハーピィ・レディ」。
……なのだが、初期のカードなので「ハーピィ・レディ」としては扱わない。
召喚条件が限られている割に「ハーピィ・クィーン」と攻撃力は50しか差がない。
壁として使うには少々心許なく、一度特殊召喚しないと蘇生できないため、実用性はあまりない。
ちなみに原作には「クィーン三姉妹」なるカードが存在するためリメイクが熱望される。

この手のモンスターのステータスのお約束として、攻守は「ハーピィ・レディ」3体の合計の半分。


ハーピィ・ガール
通常モンスター
☆2/風/鳥獣族/攻500/守500
美しく華麗に舞い、鋭く攻撃できるようになりたいと願っているハーピィの女の子。

「ハーピィ・レディ」に次ぐバニラでレベルは2。
美しく華麗な舞と鋭い攻撃については、できるようになりたいと願っているだけでまだできないらしい。

見た目通りのかわいいステータスで実用性は高くないため、もっぱらマスコット役。
敢えて使うならば、やはりバニラである利点を活かすことになる。
基本的に「ハーピィ・レディ」と同じく「レスキューラビット」でのリクルートがメインだろう。
他のハーピィとレベルが違うのが難点だが、ランク2を出せるようになるメリットでもある。
邪魔になったら「チャネラー」や「ゴッドバードアタック」のコストにしよう。

「ガール」ということで他のハーピィよりも幼い顔つきだが、衣装のキワドさは十分に一人前。
別のガールを彷彿とさせるハートと金髪もチャーミング。かわいい

余談だが、ゲームではボクっ娘である。ハーピィ・クイーンをお姉さまと慕っている。
意外と冷静な性格で負けるたびに現実逃避するお姉さまをなだめるのは彼女である。
またラッシュデュエルにも登場している。

トゥーン・ハーピィ・レディ
トゥーン・効果モンスター
☆4/風属性/鳥獣族/攻1300/守1400
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
自分フィールドに他のトゥーンモンスターが存在する場合、
さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
(2):このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
(3):自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、
相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、
このカードは直接攻撃できる。

トゥーン化したハーピィ・レディ。
効果はすべてトゥーンに関わるもの。
逆に《ハーピィ・レディ》としては扱わない唯一のレベル4ハーピィでもあるため、ハーピィ・レディ・SCのシンクロ素材としつつトロイメアなどの異なる名称を要求するリンク召喚を組み込むことができる。

ハーピィズペット(ドラゴン)
効果モンスター
☆7/風/ドラゴン族/攻2000/守2500
(1):このカードの攻撃力・守備力は、
フィールドの「ハーピィ・レディ」の数×300アップする。

ハーピィに飼われているしもべのドラゴン。
リリースを2体要求する割に素の攻撃力はサイドラ以下。
一応、パンプアップ効果はあるが、自身の重さと劇的に噛み合っていないため、かつては採用されなかった。

現在は「七星の宝刀」に対応するほか、「チャネラー」の効果で呼び出すことでランク7に手軽にアクセスできるようになった。
ただのコストor素材要員だが、積極的に採用する意義が見出されたので、かなりの出世だった。(過去形)

ハーピィズペット(ドラゴン)-セイント・ファイアー・ギガ
効果モンスター
☆7/風/ドラゴン族/攻2000/守2500
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル6以下の風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いにレベル6以下の「ハーピィ」モンスターを攻撃対象に選択できない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから鳥獣族・風属性モンスター1体を墓地へ送る。
2021年7月号Vジャンプ付録100番目に登場し、元祖ペットドラゴンを再び過去のものにした必殺技リメイク。三姉妹リメイクまだあ?
レベル6以下の風属性がいれば手軽に特殊召喚できるため、リンク、ランク7エクシーズ、にアクセスできる上、墓地にいけば風属性限定のおろかな埋葬が発動する。
ハーピィへの攻撃抑制は下記の仔竜と並べることで完全な攻撃封じになるなど名前に反してサポートに特化している。

ハーピィズペット仔竜(ベビードラゴン)
効果モンスター
☆4/風/ドラゴン族/攻1200/守 600
このカードは自分フィールド上に存在する「ハーピィズペット仔竜」を除く
「ハーピィ」と名のついたモンスターの数により効果を追加する。
1体:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は自分フィールド上に存在する「ハーピィズペット仔竜」を除く
「ハーピィ」と名のついたモンスターを攻撃対象に選択できない。
2体:このカードの元々の攻撃力・守備力は倍になる。
3体:1ターンに1度、相手フィールド上のカード1枚を破壊する事ができる。

「ペット竜」の幼い姿。
自身を除く「ハーピィ」の数に応じて段階的に強化されていく。
1体なら他のハーピィを攻撃から守り、2体で攻守が倍になり、3体なら1ターンに1度相手のカードを破壊できる。
最終的には2400とコスト無しの除去が撃てるなど立派に成長するが、守備表示で特殊召喚する「チャネラー」との相性が悪いこと、3体もハーピィが並ぶなら強力なランク4が呼べたり、「鳳凰の陣」が撃てるなど、時代に取り残された感が強い。
華麗なるハーピィ・レディから呼び出せる最大打点であることを生かす等サポートとの連携を意識したい



ハーピィズペット幻竜(ミラージュドラゴン)
効果モンスター
ランク4/風/ドラゴン族/攻2000/守2500
風属性レベル4モンスター×3
このカードの効果はこのカードのエクシーズ素材がなければ適用されない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は「ハーピィ」と名のついたモンスターを攻撃対象にできず、
カードの効果の対象にもできない。
自分のエンドフェイズ毎にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く。

待望の「ハーピィ」のエクシーズ
素材に要求するのは風属性のレベル4モンスター3体なので、並べたハーピィをそのまま使える。
ハーピィは要求していないが、風属性☆4が3体も並ぶデッキはハーピィくらい。やはり風属性は不遇

効果は非常に強力で、単独で一方的なロックをかけつつ直接攻撃が可能となる。ロックを崩せなければ6000点ものライフを奪い取ることが可能。
反面、フィールドのカードへの干渉力は低く、ライフアドバンテージを重視したカードといえる。

それにしても主人を素材にしてペットを召喚するとはこれいかに。


バード・フェイス
効果モンスター
☆4/風/鳥獣族/攻1600/守1600
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから「ハーピィ・レディ」1体を手札に加える事ができる。

「ハーピィ・レディ」をサーチするレベル4の鳥獣族。
貧弱なステータスのハーピィは場にいるよりも手札に持って来た方が都合がよい。
だが、フィールドで「ハーピィ・レディ」扱いできるカードが大量に追加されたため、デッキの「ハーピィ・レディ」だけをサーチするこのカードを採用する意義は薄い。

案の定「ヒステリック・サイン」の登場後は出番が無い。


【魔法・罠カード】

サイバー・ボンテージ
装備魔法
「ハーピィ・レディ」「ハーピィ・レディ三姉妹」にのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。

ご存じハーピィ・レディ専用装備。
しかし初期カードの宿命か、対象が限定されすぎており、且つ効果も貧弱なためファンデッキ以外では実用性がない。
「ハーピィ」のカテゴリにも属さないので、上位互換である「団結の力」か「魔導師の力」で十分だろう。
あと衣装なのだが守備力は上がらない。

余談だが、初期のテキストでは装備対象が「ハーピィ・レディー」と誤植されていた。


電撃鞭
装備魔法
雷族のみ装備可能。装備モンスター1体の攻撃力と守備力は300ポイントアップする。

原作では「サイバー・ボンテージ」と並びおなじみのカードだが、OCGでは効果が変わってしまい、残念ながら「ハーピィ・レディ」には装備不可。
どうしても使いたい場合は「DNA改造手術」をどうぞ(無論そこまでする利点はない)


万華鏡―華麗なる分身―
通常魔法
(1):フィールドに「ハーピィ・レディ」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ハーピィ・レディ」か「ハーピィ・レディ三姉妹」1体を特殊召喚する。

「ハーピィ・レディ」がいる時に、別の「ハーピィ・レディ」か「三姉妹」をリクルートする魔法。
名実ともに「ハーピィ・レディ」を分身させることができる。
この手のカードに多い、「モンスターをリリース(生け贄)する」ことがなく、「ヒステリック・サイン」でサーチできるため、現在でも利用価値が高い。
「三姉妹」を特殊召喚すると見た目で4体いることになって完全な原作の再現ができないのはご愛嬌。

原作では「ハーピィ・レディ」と同ステータスのトークンを4体特殊召喚する効果に近い。
しかし、その割に1回の攻撃で3体同時に攻撃したり倒されたりと扱いが曖昧であったため、三姉妹を1体のモンスターとした上でこの効果になったのかもしれない。


ハーピィの羽根帚
(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

いわずと知れた遊戯王OCGで最強クラスの魔法・罠除去カード。
長年禁止カードだったが、2015年1月1日に大嵐と入れ替わる形で制限復帰。しかもエラッタ無しで

相手の魔法・罠のみを問答無用で叩き割るその性能は圧倒的であり、今なお多くのデッキの必須カードとなっている。
【ハーピィ】では「ヒステリック・サイン」の効果でサーチ可能であり、【ブラック・マジシャン】の「黒・魔・導」のような感覚で使える。
「ハーピィの狩場」と併せて【ハーピィ】は伏せ除去に長けたテーマと言えるだろう。

詳細は該当項目を参照。


ハーピィの狩場
フィールド魔法
(1):フィールドの鳥獣族モンスターの攻撃力・守備力は200アップする。
(2):自分か相手が、「ハーピィ・レディ」か「ハーピィ・レディ三姉妹」を召喚・特殊召喚した場合、
そのプレイヤーはフィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動する。
そのカードを破壊する。

「ハーピィ・レディ」か「三姉妹」を召喚・特殊召喚する度に相手の魔法・罠カードを破壊するフィールド魔法。
相手のカードをどんどん割って攻撃する前の露払いが可能。
ただし強制効果なので、相手の魔法・罠カードが無い場合、こちらのカードを破壊しなければならないので注意。
そんな時は後述の「ヒステリック・サイン」や「スキル・プリズナー」などの墓地発動系のカードを破壊しよう。

魔法カードを強制的にセットさせる「魔封じの芳香」との相性は抜群だが、自身が魔法カードであるため発動タイミングには要注意。
また、変わったところでは、このカードと「クリスタル・ゼロ」を並べることで他の鳥獣族テーマに対し妙に強くなれる。


ヒステリック・パーティ
永続罠
(1):手札を1枚捨ててこのカードを発動できる。
自分の墓地から「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にこのカードの効果で特殊召喚したモンスターは全て破壊される。

手札コストを要求する代わりに、墓地の「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する永続罠。
大量の「ハーピィ」が並ぶので、上手く使えば1ショットキルも狙える。
手札コストに「ハーピィ・レディ」や「ヒステリック・サイン」を使えればなお良い。

奈落」や「激流葬」が怖いので、あらかじめ「狩り場」で処理しておきたい。

最近はハーピィの数も増えてきたため一度発動できればモンスターゾーンを埋め尽くすなどザラ。
【ハーピィ】では正しく「切り札」となるカード。
反面、罠であるため即効性が無く、チャネラーで手札消費が激しい「ハーピィ」にとって、手札コストは1枚といえどバカにできないため結構リスクも大きい。


ヒステリック・サイン
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
自分のデッキ・墓地から「万華鏡-華麗なる分身-」1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードが手札・フィールドから墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動する。
デッキから「ハーピィ」カードを3枚まで手札に加える(同名カードは1枚まで)。

2種類のサーチ効果を持つ強力な永続魔法。
発動時に「万華鏡」をサーチorサルベージし、手札・フィールドから墓地に送られればエンドフェイズに「ハーピィ」カードを3枚サーチする

「ハーピィ」限定でタイムラグがあるとはいえ、そのサーチ枚数は驚くべきもの。「万華鏡」も加えれば最大で4枚サーチ可能。
「狩場」を使えば自分で破壊できるため、噛み合っている。

「チャネラー」を持ってきてエクシーズ召喚に繋げるのが一般的だが、
魔法・罠もサーチできるので「羽根帚」や「羽根吹雪」なども強力。

手札コストにしても良しな万能カード。手札・フィールドから墓地に送られれさえすれば良いので「マジカル・シルクハット」との相性は抜群。
ただし、発動がエンドフェイズである点、2枚以上発動できない点がネック。

また、後者の効果では発動時に除去されると「万華鏡」も「ハーピィ」のサーチも行えない。
「サイクロン」の囮にする、「カオス・ハンター」や「マスク・チェンジ・セカンド」で相手ターンに捨てて、
サーチしたカードを自ターンで使えるようにするなど運用には一工夫が必要となる。


トライアングル・(エクスタシー)・スパーク
通常魔法
(1):フィールドの全ての「ハーピィ・レディ三姉妹」の攻撃力はターン終了時まで2700になる。
このターン、相手は罠カードを発動できず、相手フィールドの罠カードの効果は無効化される。

「三姉妹」専用の魔法カード。
必殺技カードの1つであり、「三姉妹」の攻撃力を2700にし、罠の発動と効果を封じる。
しかし、効果は1ターンのみなので、「三姉妹」自身の使い勝手を考えると、無理に採用する必要はないだろう。


ハーピィ・レディ-鳳凰の陣
通常魔法
このカードを発動するターン、自分はデッキ・EXデッキからモンスターを特殊召喚できず、バトルフェイズを行えない。
(1):自分フィールドに「ハーピィ・レディ」「ハーピィ・レディ三姉妹」が合計3体以上存在する場合、
その数まで可能な限り相手フィールドのモンスターを対象として発動できる。
対象のモンスターを破壊し、破壊したモンスターの内、
元々の攻撃力が一番高いモンスターのその数値分のダメージを相手に与える。

ドーマ編での初登場から約10年越しにEXTRA PACK -KNIGHTS OF ORDER-にて遂にOCG化。
相手の場に壊滅的な打撃を与える魔法カード。
「ハーピィ・レディ」または「三姉妹」が合計3体以上いる時に相手モンスターを破壊し、その中の最も高い攻撃力の分だけバーンダメージを与える。
ただし、発動条件が厳しく、デッキ・EXデッキからの特殊召喚と戦闘が行えなくなるデメリットも非常にキツい。
ただ破壊するだけなら「ゴッドバードアタック」で充分なこともあり、採用は厳しい。

原作ではハーピィ・レディ1体から発動可能で、バーンダメージは破壊したモンスターの攻撃力の合計という恐ろしいカードだった。
またおそらくはこのカードと対になるのであろう罠カード「ハーピィ・レディ-朱雀の陣-」も存在したがこちらはOCG化していない。
超攻撃的な鳳凰の陣に対してこちらはアニメにはよくある劣化和睦シリーズで、ハーピィ・レディが2体以上居る場合戦闘ダメージを0にする効果を持つ。


ハーピィの羽根吹雪
通常罠
自分フィールドに「ハーピィ」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):自分フィールドに鳥獣族・風属性モンスターが存在する場合に発動できる。
ターン終了時まで、相手が発動したモンスターの効果は無効化される。
(2):魔法&罠ゾーンのこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ハーピィの羽根帚」1枚を選んで手札に加える。

ハーピィをバックアップする通常罠。
自分フィールド上に風属性の鳥獣族がいる場合、ターン終了時まで相手モンスターの発動した効果が無効になる。
昨今はモンスター効果に頼ったデッキが多いため、それを一度に封殺できるのはなかなか強力。
【ハーピィ】ならば必然的に条件を満たすことができ、「ハーピィ」がいれば手札からも発動できるので奇襲性が高い。
対処の難しい手札誘発に対抗できるのもこのカードならではの利点だろう。

???「手札から罠だと? インチキ効果もいい加減にしろ!!」

さらに、魔法&罠ゾーンにある時に相手の効果で破壊されると「羽根帚」をサーチまたはサルベージできる。
相手の効果限定なので「狩場」とのコンボはできないが、制限カードを使いまわせるのは優秀。
(1)の効果が使えない場合でもブラフとして伏せておける。


魅惑(みわく)合わせ鏡(スプリット・ミラー)
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」が戦闘で破壊された時に発動できる。
そのモンスターと元々のカード名が異なる「ハーピィ」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードが相手の効果または自分の「ハーピィ」カードの効果で破壊された場合、
自分の墓地の「ハーピィ」モンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを特殊召喚する。

ハーピィが破壊される条件に応じてハーピィの後続を呼び出すことができる効果と
自身が相手の効果あるいはハーピィカードで破壊された際に墓地のハーピィを蘇生する効果を持つ。


ハーピィの羽根休(はねやす)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「ハーピィ・レディ」「ハーピィ・レディ三姉妹」の中から合計3体を対象として発動できる。
そのカードをデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。
自分フィールドにレベル5以上の「ハーピィ」モンスターが存在する状態で発動した場合にはドローする枚数は2枚になる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

貪欲な壺のような墓地のカードを戻しつつデッキからドローするため、単体では貧弱な元祖ハーピィ・レディの枚数を2枚以下に減らした構築ができるようになる。
さらに、上級のハーピィがいることでドロー枚数を倍にできる。

イラストではチャネラー、ダンサー、ハーピストが森の中の湖畔でくつろいでおり、二重の意味で「羽根休め」をしている様が描かれている。


華麗(かれい)なるハーピィ・レディ
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「ハーピィ・レディ三姉妹」1体を選んで持ち主のデッキに戻す。
その後、元々のカード名が異なる「ハーピィ」モンスター3体を、
自分の手札・デッキ・墓地からそれぞれ1体ずつ選んで特殊召喚できる。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。
(2):フィールドのこのカードが相手の効果または
自分の「ハーピィ」カードの効果で破壊された場合に発動する。
デッキから「ハーピィ」モンスター1体を手札に加える。

三姉妹専用の通常罠。
1つ目は三姉妹から3体のハーピィに交代する効果と言える。主にクィーンやチャネラーなどの効果で変化しているハーピィ・レディシリーズ、ハーピィ・ガールやハーピィズペット竜などを呼ぶ効果。まさかの三姉妹を分離するカード、と言いたいところだったが、三姉妹のイラストにいる3体はルール上は同名で扱われているので恩恵は得られない。
これまで余計な召喚制限がある癖に大して攻撃力もなく使い難かった三姉妹の採用理由になりえるカードだが、手札、墓地にハーピィを要するため下準備が割と必要だったりするので、リメイクペットドラゴンとハーピストで条件をフォローしたいところ。
2つ目は自身が相手の効果あるいはハーピィカードで破壊された際にデッキのハーピィのモンスターカードを手札に加える。
相手の除去に合わせて、コンダクター+仔竜+ペット竜SFG+パフューマーを並べて3枚サーチを決めれば、攻めをいなしつつ、返しのターンでの勝利も見えるだろう


【デッキ構築について】

ランク4と7を自在に使い分けれることや3枚ものカードをサーチ可能なほか、
他では使いにくい「守護神の矛」や「継承の印」などの強力なカードを有効活用可能。
属性・種族から雷光千鳥やシルフィーネ、更にアーゼウスにアクセスできるなど強力な個性は持つ。

反面、サポートカードは、発動までが遅い、効果が強制発動する、墓地に送らないと発動しないなど非常にクセが強く、
主力となるハーピィも数種類のハーピィを複数採用しなければ機能しないため、混成デッキが作りにくい。

ハーピィ自身に加え呼び出せるエクシーズも含めて全体的に打点が低いため、この点をプレイングと構築でカバーする必要がある。
総じて中級~上級者向けのカテゴリと言えるだろう。






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最終更新:2024年03月17日 12:20

*1 「Syber」という単語が使われることがないわけではないが、造語的な扱いが多い。