螺閃(烈火の炎)

登録日:2012/03/10(土) 11:02:04
更新日:2021/07/30 Fri 22:43:54
所要時間:約 3 分で読めます







君たちも消えるんだ…

僕の母親のように…


螺閃とは、烈火の炎の登場人物の一人。
CV:桐井大介


●概要


白髪のオールバックの髪型をした美青年だが、死んだ魚のような目をしている。

元十神衆の一人で、裏武闘殺陣編後は失脚した紅麗の下から離れ、裏麗の首領に就任。
裏麗のメンバーを率いて火影と死闘を繰り広げた。


●実力

魔導具「光界玉」を使用して戦う。
自身の戦闘能力は作中トップクラスのキャラと比べれば高くない描写だが、魔導具の効果がケタ外れのチート能力を持っている。
裏麗の首領になったのはこの魔導具の存在が大きいと思われ、実際紅麗烈火が相手でも(相打ち覚悟なら)倒すこと自体は可能だっただろう。
森光蘭からも「ある意味では紅麗をも凌駕する力」と評されている。


◆魔導具

「光界玉」


能力は「消滅」
紙に書いた絵を消しゴムで消すように、項目の文章をctrl+A→deleteで消すように、完全に「有」から「無」にする能力。
陽炎の「影界玉」と対の関係。*1
魔導具としてはピンポン玉ぐらいの大きさの核のみで、螺旋は警棒の柄の先に玉を付けている。

そして何でも選択して消せる
形なき病魔や心の傷、やろうと思えば烈火の八竜、陽炎の不死の呪いですら消し去ることが可能。
勿論ケーキもビルも土門の脳みそものおっぱいも問題なく消せる。それは初めから無いじゃろ←少しはあるもん(´;ω;`)ブワッ

しかし、チートじみた能力には反作用がつきもの。
光界玉の反作用は「消したものと同等の価値のものも消える」というもの。
例えば烈火が放った崩を消そうとすれば、自分が出血した血の少量が消える。

正しく使えば不治の病を患った病人の治療などにも使用できるだろうが、その反作用もあってか、この魔導具を正しい行いに使った者は誰もいなかった。

ある意味では悲しい魔導具である。


●来歴

幼い頃、誤って母親を消してしまって以来*2「自分の消える場所、意味」を探している。
麗や裏麗に加入したのはこの理由のみで、紅麗森光蘭に対する忠誠心はほぼ皆無。
ただ、にはある種のシンパシーを感じていたらしい。

消える意味を探しているので無駄に自爆したり相打ちになるような使い方こそしないものの、
一方で消える場所を探し感情も失っているので能力の使用自体には全く躊躇がない。


●作中の活躍

裏武闘殺陣後、日常に戻っていた火影メンバーと接触する。
このとき螺閃は戦っていない(戦闘したのは鬼凛)。

◆封印の地

天堂地獄が封印された洞窟で戦闘。
光界玉の能力を使いこなし、烈火と互角の戦いをしていたが、だんだんと劣勢になっていく。
「死人のように生きる」螺閃と違い、「母親の呪いを必ず解く」と決意した烈火とでは意志の強さが大きく違う。
そのことに気づいた螺閃は負けを認めるのだった。*3

以降、自らの進むべき道を見つけ裏麗を脱退。
首領の座を死四天達4人に二つ返事で譲った。*4
天堂地獄編後は自らの目的のため、鬼凛と独自に活動する。


◆二つの呪いを打ち消しし光


その後、「SODOM」内でかつての同僚の龍虎丸を鬼凛と共に撃破し、陽炎と対峙。
自身の消すべき理由を「烈火の母・陽炎の呪いを解くこと」と見出し、光界玉の能力で陽炎の呪いを解く決意をする。

その前に、鬼凛が螺閃を死なせたくないあまり陽炎を殺そうともするが、当然ながらそれは出来なかった。
螺閃にとっては、そんなことは百も承知であり、何より、心優しい恋人に、本当に人殺しをさせる訳にはいかない。
そう考えた螺閃は、無理をして戦おうとする鬼凛の制止を振り切り、「不死の呪い」を解くのだった。


(これで… 僕も母さんのように…)

「不死の呪い」という大きなものを消したのだから、反作用で自身も消える…



…かに思われたが…!



(何故…)

(消えない!?)

…螺閃の体には何も起こらない。
気がついた時に目に入ったのは、螺閃が消えない事に安堵して泣き崩れる、愛する少女の姿。

「不死の呪い」という強大すぎたものを消すのに光界玉が耐えきれず壊れ、反作用は何も起こらなかったのである。

そして、失敗したかに思えた陽炎の不死の呪いも、400年分の代償が起こる事もなく完全に解けていた。

この時、倒れていた螺閃の目の前に、優しい微笑みを浮かべる母親の幻影が見えた。
…それは、息子をずっと見守っていた母の魂が起こした「奇跡」だったのか。
もしくは、今までの宿主から色んなものを反作用で奪い続け、「悪魔の玉」と蔑まれ続けた自身を、
初めて「正しい事」に使ってくれた螺閃への、光界玉の最初で最後の「恩返し」だったのか…。
それは最早誰にも分からない。

陽炎と螺閃、二人に長年取り憑いてきた二つの呪いは、未来を示す光と共に完全に消え去ったのである。

螺閃の目には、感情が戻った事を表すかのように、大粒の涙が溢れていたのだった…。


●余談

何故、子供の頃の螺閃の家に、光界玉などという物騒なものがあったのかは不明。
ファンの見解では、水鏡の家同様に螺閃の家もまた、火影忍軍の生き残りの子孫で、光界玉を護る(そして封印する)使命を持っていたのでは、とも言われている。
子供の頃の螺閃は、光界玉を便利なオモチャのように扱っていたのかもしれない。

火影滅亡後は、一介の格闘家として空海主催の第四回裏武闘殺陣に参戦。
声もちゃんと戻っている。
光界玉がない以上、かなりのハンデがありそうものだが、それなりに格闘術も積んでるのだろうか?

また、本来の性格は明るく、ちょっとした茶目っ気もあるらしい。*5
ビールが飲める歳なので、恐らくは二十歳前後だろう。

そして感情を封印していた時も、鬼凜に膝枕してもらってる。


リア充爆発しろ。











項目を見てくれないか?


先ほど編集した内容の一部が消えている。これは荒らしじゃない



追記・修正の量に比例して項目の内容も消えていく



究極の両刃の剣なんだよ





追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 烈火の炎
  • 裏麗
  • 十神衆
  • チート
  • 消しゴム
  • 螺閃
  • 無表情
  • 消滅
  • 感情欠落
  • クール
  • 両刃の剣
  • 無口
  • 鬼凛の旦那
  • 首領
  • リア充
  • 桐井大介

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年07月30日 22:43

*1 影界玉には意思があるが、光界玉にもあるのかはハッキリはしていない。

*2 その時の代償として声と感情を失っている。しかし…

*3 ちなみに、この時は烈火を「化け物か」と評してドン引きしており、実は感情が消えてなどいない事への伏線となっている。

*4 なお、この時もに「ムカついたらどうする?」「喧嘩でも売るつもりか?」と半ばキレ気味に答えており、やはり感情を失ってない事への(ry

*5 感情を失ってたのは、母を消してしまった自責の念によるある種の「思い込み」だったのかもしれないと、陽炎は推理している。