葵(烈火の炎)

登録日:2011/08/13(土) 20:57:48
更新日:2024/01/06 Sat 14:04:13
所要時間:約 4 分で読めます




初めまして。葵って言います。


烈火の炎の登場人物。
アニメでは登場せず。ゲーム版での声優は桑島法子

終盤、森光蘭の私兵として登場する「裏麗」の一員。
その中でもリーダー・螺閃鬼凛に次ぐ実力者「死四天」の一人。
螺閃と鬼凛が常に二人で活動し、螺閃の力が「光界玉」頼みなことを鑑みるに作中ではトップクラスの実力。
死四天の中では最も烈火たちに接触した人物。それが後に葵を変えることになる。

女子高生姿をしていたときは柳から「空(烈火の炎)の最澄に似た髪型の美人」と評される美形。むしろそっくりさん

ちなみに、潜入時の制服はスカートを履き、周囲からも完全に女子と認識されており、顔も女性的で死四天としての衣装(私服?)も女性的だが、性別は不明。
烈火との戦闘前、女を殴りづらいと烈火が男か女か尋ねた際「体は男…なのかな?」と曖昧な答えをしている。自分でもわかっていないらしい
両性具有なのかもしれない。
潜入時の女子高生姿で蛭湖に話しかけたときは「気色悪いな」とからかわれたが、性別のこととも性格のこととも取れる。
あるいは、自分自身を人間と認めていないため男か女かなどどうでもよく、単に「烈火が戦いやすいように気を使った」のかもしれない。
ちなみにこの際、烈火は男と判断し、全力で顔をぶん殴った。めんどくさいのでここでは女性として扱う。


その正体は成功作である「煉華」が作られる過程で生まれた、紅麗のクローンの一人。
だから烈火にとっては姪(甥?)にあたる。
生まれた当初は高い身体能力などから森からも可愛がられていたが、精神的に欠落している部分があること、そして炎術士としての素養がないことからあっさりと「失敗作」として切り捨てられた。

これは葵にとってトラウマであると同時に最大のコンプレックスであり、「成功作」であり森の寵愛を受けている煉華に異常なまでに嫉妬している。

これらの影響で、登場当初は冷酷非道かつ、かなり自暴自棄な性格をしていた。
また裏のある考えや、激怒した時などは目は笑っていない、口が裂けるような笑顔を浮かべる。

だが拉致のために烈火たちの高校に潜入した際には演技とはいえかなり明るく、烈火にも積極的にアタックする、「普通の高校生」として楽しんでいた。
実際彼女自身も内心はそんな生活に憧れているのだが、上記の生まれた経緯から「自分は同じ人間としてまともな生活を送る資格などない」と思い込んでしまっている。
烈火との戦闘時にも、自分を「深海魚」にたとえ、「決まった場所じゃないと生きていけない」と語っている。

烈火とともに柳とも交流し、拉致した後も素性を明かし、敵であるのに「友達」と呼んでくれる柳に感化され、徐々に人間としての優しさや愛情に目覚めていく。

しかし、森への依存心からどうしても森を裏切ることが出来ず、天堂地獄と融合させるために、記憶を操作する魔導具「神慮思考」で彼女の記憶を全て消去してしまう。

その後烈火と戦闘するも、その際に烈火によって諭され、涙を流しながら柳を天堂地獄に捧げてしまったことを後悔する。
それでもなお、烈火に自分は紅麗のクローンであることを明かし、化け物と変わらないんだと語るが…。



驚いたでしょ?


うん、驚いた。けど


だから何?


(;゚Д゚)(ガビーン)


単純なかつ馬鹿な烈火は、「クローンってキャベツがいっぱいになるアレだろ?」といいつつ、


お前は紅麗じゃなくて葵だろ?


オレ達と同じ人間だ


と、葵が生まれてから最も欲しかった言葉をかける。
血縁上は叔父である烈火だからこそ、説得力のある言葉と言えるだろう。


嬉し涙を流し烈火に敗北を認め、自らの足で歩むことを決意。森/天堂地獄と完全に決別し、蛭湖と共に最終決戦に駆けつける。
この際に蛭湖を「仲間」と呼んだことに蛭湖も驚いていた。

神慮思考を限界まで使い、柳の記憶を取り戻させようとする。
結果的に神慮思考が壊れたため失敗するも、かすかながらも記憶を取り戻させることには成功。風子達の檄により、柳は完全に記憶を取り戻した。


最終決戦後は潜入時にも偽名で使った「神楽 葵」として、新しい人生を歩んでおり、土門の実家である花屋でアルバイトをしている様子が描かれている。
その際にも、試験から逃走し風子に怒られている土門をからかっていた。



死四天ではあるものの、初戦闘となる水鏡戦は描写カット、烈火とは本格的に戦わず、舌戦により説得される。
まともに戦っている描写が無いために読者の印象は薄いが、当時チートレベルの強さ(最終段階と変わらない)だった水鏡を瞬殺している辺り、地味ながら役割を果たしている。

余談だが、火影忍軍の炎術師は烈火と言うイレギュラーを除き一世代につき一人である為、葵が炎を持たなかったのはただの偶然である。

むしろ、劇中で見せた豊かな感情表現などから、人間として成功していたのは葵の方であったと言えなくもない。

煉華と同じクローンであり、封印の地で紅麗が煉華と戦っているときに横から紅の幻覚を見せて動揺を誘ったりしているが、紅麗からは別に嫌悪などは受けていないようである。紅麗の前で事情を話すシーンはなく顔も紅麗にも紅にもあまり似ていない(強いて言えば紅麗似)ので、全く気付かれていないのかもしれないが。


【使用魔導具】
  • 神慮思考 形:袖につけている3つの玉
能力は思考の操作。相手の記憶を操作することが可能。
ただし、「自分もその記憶を知っていること」「操作許容に限界がある」「距離的な能力範囲限定」などのいくつかの制限がある様子。
葵が高校に潜入したのは、柳拉致の他に1つ目の制限を解除するため、烈火たちのことを詳しく知る必要があったため。
集中的に行なえば、時間を要するものの相手を何も考えない人形にすることも可能。
最後は柳の記憶を復活させるために葵が限界まで使ったため、耐え切れず砕け散った。
水鏡と戦った際は、強烈な幻覚を見せた模様(恐らく柳に見せたのとほぼ同じ)。

  • 伸びる剣
左腕に仕込んでいる剣。核があるため魔導具であるようだが、詳しいことは不明。おそらく虚空産のシンプルな物だろう。


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最終更新:2024年01月06日 14:04