A・O・J(遊戯王OCG)

登録日:2009/07/30(木) 11:19:50
更新日:2024/04/16 Tue 22:03:16
所要時間:約 6 分で読めます





A・O・J(アーリー・オブ・ジャスティス)』はDUEL TERMINALにて登場した遊戯王OCGのカード群。
闇属性機械族で構成されている。
効果の特徴は「光属性メタ」「対リバース」。つまりは「ワームメタ」である。


設定

背景ストーリーでの設定について記す。

現住種族達は、圧倒的な猛威をふるう侵略者ワームに有効な手段を講じることができず、苦戦を強いられていた。
この戦況を打開すべく立ち上がった者達が、種族を超えた正義の集団『Ally(アーリー) Of(オブ) Justice(ジャスティス)』を結成。
それまで対立関係にあった者達がそれぞれの技術を結集し、対ワーム用の兵器の開発を開始する。
意思を持って正義のために戦うロボットA・O・Jの誕生である。


DUEL TERMINALでの活動

【第一弾】

  • A・O・J クラウソラス
  • A・O・J ガラドホルグ
  • A・O・J ルドラ
  • A・O・J カタストル
まだワームも大きく動いてないため目立ったことはない。
カタストルの登場以外は。


【第二弾】

  • A・O・J サウザンド・アームズ
  • A・O・J アンノウン・クラッシャー
  • A・O・J ライト・ゲイザー
  • A(アーリー)・ボム
A・ボムはA・O・Jではないがその関連カードである。
新たなシンクロモンスターにライト・ゲイザーが登場。
恐らくこれのお陰で次の反撃に繋がる。


【第三弾】

  • A・O・J ブラインド・サッカー
  • A・O・J リサーチャー
  • A・O・J エネミー・キャッチャー
  • A・O・J サンダー・アーマー
  • A・O・J コズミック・クローザー
  • A・O・J フィールド・マーシャル
  • A(アーリー)・マインド
A・マインドはA・ボムと同様にA・O・Jではないがその関連カード。
今回新規登場が7枚、さらにA・O・Jの元帥であるフィールド・マーシャルまで登場。
ここまでの迎撃準備ができたのは恐らく前回登場した偵察・監視任務が主のライト・ゲイザーのお陰だろう。


【第四弾】

  • A・O・J リバース・ブレイク
  • A・O・J アンリミッター
新たな勢力である魔轟神の調査で忙しいのか新規カードは少ない。
もしかしたらこの時点で既に次回の問題が出ていたのかもしれない。


【第五弾】

新規カード無し

現住種族間で裏切り、またはそれらを傍観する種族があった模様。
現住種族の共同で作られていたA・O・Jはこれにより新開発がされなかったようだ。


【第六弾】

  • A・O・J リーサル・ウェポン
  • A・O・J D.D.チェッカー
  • A・O・J サイクルリーダー
  • A・O・J ディサイシブ・アームズ
今回新規カードが登場したことで前回の問題はとりあえず解決した模様。
ワームとの戦いも最終局面を迎え、A・O・Jも最終兵器と決戦兵器を製造。これを迎え撃つ。


【第七弾】

新規カードなし

侵略者ワームを撃退したのも束の間、魔轟神が惑星征服に乗り出す。
これに対抗するためA・O・Jとジェネクスが手を組みA・ジェネクスへ。


OCGにおいて

超不遇。
一応個々の性能だけ見ればそれなりに優秀なカードもいるにはいる。
光属性デッキが環境で活躍している時には、光メタとしてサイドデッキにA・O・Jのカードが入ることも。
しかし、テーマデッキとして纏りが薄く、サポートの少なさ、テーマとしてのまとまりの無さという点では第6期以降登場した中ではワーストクラスを争えるほどの弱さ。
デッキ単位で見ればDT出身では文句なしに最弱だろう。

当時からしてカタストル以外誰がいたっけという扱いであり
A・O・Jというカテゴリのサポートはアンリミッターのみ。
サンダー・アーマー?そんな奴いたっけ?

闇属性・機械族という恵まれた種族からイマイチな性能ばかり揃っており、
全体的に攻撃力が低く、展開力も低く、効果も直接アドバンテージに繋がるものが少ない。
そもそも大半が光属性と裏守備以外にはバニラ同然。しかもディサイシブ・アームズ以外はどちらかにしか対応できず、そのディサイシブさえも裏守備がいるだけでは効果が使えない。
あろうことか魔法・罠のサポートカードすらない。

遊戯王マスターデュエルソロモードに至ってはチュートリアルで ジェット・シンクロン が登場するなど、もはやA・O・Jのみで展開することを諦められている。

ほとんどのA・O・Jは光属性やリバースに強いというより、光属性かリバースの相手 しか できないと言った方が正しい。
属性変更や送りつけで相手の場に光属性モンスターを用意するのが大前提となる。
そこまでやって大半のカードはようやく「なんとか戦える」と言ったレベルでしかないのだが。
対リバースに至っては、裁定変更でブラインド・サッカーが死んだ後はその辺のカテゴリの方が余程マシなので忘れていい。こんなんでよくワームに勝てたな。

先の通りA・O・J固有の魔法・罠がないのだが、
キースのデッキギミック・パペットサイバー・ダークオルフェゴールなど闇機械のテーマは多く、汎用サポートや他カテゴリのサポートを流用しやすい。

アンリミッター→リミッター解除で4倍打点を持てるし、
キースの鋼鉄の襲撃者の効果は闇・機械を指定しているため全A・O・Jモンスターが恩恵を受けられる。
魔法罠がないくせにオルフェゴール・クリマクスで墓地効果でメインデッキのモンスター全てをサーチできるので、おろかな副葬は実質サーチカードになる。
オルフェゴール・ガラテアに守ってもらったあとにサーチができたり、条件が揃えば《宵星の騎士ギルス》1体からカタストルも出せるし、宵星の機神ディンギルスはリミッター解除の自壊を踏み倒せる。
…オルフェゴールだけで戦った方が強くねとか言わない。

一応、光属性に属性変更可能なシンクロモンスター「いろはもみじ」が登場したことで属性変更による強化はやりやすくなった。
フィールドから離して影響を消すのも容易で《DNA移植手術》より取り回しは良い。
なお壊獣を送り付ける手もあるが、光属性の壊獣の攻撃力はあっちの決戦兵器(笑)を除き3300もあり攻撃力で上回るA・O・Jは1人もおらず、決戦兵器でようやく相打ち。
他は攻撃力関係ないカタストルとコアデストロイ以外全員返り討ちにされてしまう。
ただしジズキエルは機械族サポートが共有できる。
サンダー・ザ・キングの方はディサイシブでバーンしないのならサタンクロースを使った方がマシかも。

個別バックストーリー&性能

(五十音順)

下級モンスター

『A・O・J アンノウン・クラッシャー』
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1200/守 800
このカードが光属性モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターをゲームから除外する。
氷結界が開発。
アンノウンとは未知の存在の意。当然それはワーム。
ステータスやイラストから察するにマンモスの墓場が元になったと思われる。
A・O・Jにはこういった他のモンスターを元にしたものが多々見られる。

性能的にはほぼ「光限定」の異次元の女戦士
対象を取らない除外なので光ならカオスMAXマストラムすら道連れにできるが女戦士なら光以外も対応できてしまうので範囲で圧倒的に劣る。
戦闘に勝つか相手が守備表示なら自分は除外されないが攻撃力1200なので相手が攻撃表示ならだいたい自分も破壊される。というか女戦士よりステータスも低い。
A・O・Jである点やレベルや種族・属性で差別化していく必要がある。

なお発動と書かれていないが発動してチェーンブロックを作る誘発効果なので守備表示の崇光なる宣告者に殴りかかったところで普通に返り討ちにされる。これはコアデストロイやブラインド・サッカーも同様。


『A・O・J アンリミッター』
効果モンスター
星2/闇属性/機械族/攻 600/守 200
このカードをリリースして発動できる。
自分フィールド上の「A・O・J」と名のついたモンスター1体を選択し、
その攻撃力をエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍にする。
アンリミッターとは無制限の意。A・O・Jに2体しか存在しないサポーターのまともな方。

効果はA・O・J専用の自壊しないリミッター解除。A・O・Jの真なる力を解放する。
むしろリミッター解除と併用することで真の力を解放し、アンリミッター→リミッター解除と使用することで元々の攻撃力の4倍まで跳ね上がる。
最も高いディサイシブ・アームズならば驚異の 攻撃力13200 を叩き出す。

というよりもう1体がアレな都合、A・O・Jのカテゴリとしての利点はアンリミッターの効果を受けられることぐらいしかない。
しかし効果自体は強力なのだが肝心のA・O・Jの側が問題児揃いなのが最大の問題。
しかもダメージ計算前に破壊する奴や相手が裏守備でないと効果が発動しない奴が何体かいる。
特にエースたるカタストルに使っても闇以外では効果が発揮されないのが痛すぎる。


『A・O・J ガラドホルグ』
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1600/守 400
このカードは光属性モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージステップの間、攻撃力が200ポイントアップする。
ビームセイバー二刀流なあたりどうみてもX-セイバーが開発したようにしか見えないが、フレムベルが開発。
よくガラドボルグと間違えられる。というかアニメでも間違えられていた。

攻撃力1600と言うリクルートできない&奈落に落ちる数値の上に上昇量が たったの200。
同属性同種族で 第1期 のカードであるメカ・ハンターに強化込みで攻守ともに負ける程度の性能。
というか、効果で1800打点が欲しいなら下記のフレムベル・マジカルなら奈落にも落ちない上相手を選ばずおまけにチューナーである。
一応アンリミッターの効果を受けて光を相手にすればA・O・Jの下級最高打点タイの3400まで上昇するが、D.D.チェッカーなら光以外も3400なので何の意味もない。

これでどうやって戦えばいいんだ……。


『A・O・J コアデストロイ』
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1200/守 200
このカードが光属性モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
通常パックのTSHDで登場。
カタストルの小型版。
暴走して自ら以外全てを破壊するカタストルの出力を下げて、光属性だけを破壊するようにした。

攻守が1000下がった上に炎風地水に対応できなくなるなど大きく弱体化しているが、
その分手軽に出せるようになった。
しかしアンノウンクラッシャーだのガラドホルグだのルドラだのこいつの下位互換に等しい連中がゴロゴロいるため、
これだけ弱体化してなお強い方と言うのがこのカテゴリである。


『A・O・J サウザンド・アームズ』
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1700/守 0
このカードは相手フィールド上の全ての光属性モンスターに1回ずつ攻撃できる。
このカードが光属性以外のモンスターと戦闘を行う場合、
そのダメージ計算前にこのカードを破壊する。
今度こそX-セイバーが開発したもの。
名前や効果、イラストから察するに元になったのは阿修羅だろうか。
なお1000の腕という名前だが実際は5本である。左腕1本足りなくない?

性能的には「光限定」の阿修羅。
しかも 光以外と戦闘しただけで自壊する。 つまり阿修r(ry
とは言えこちらはアンリミッターやリミッター解除、もしくは併用で自壊前にワンキルダメージをたたき出すなどアンノウンクラッシャーよりはマシ。


『A・O・J ブラインド・サッカー』
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1600/守1200
このカードと戦闘を行った光属性モンスターの効果を
ダメージ計算後に無効化する。

耐性持ちを倒せるように見えるが、よく見ると戦闘を「行う」モンスターではなく「行った」モンスターである。
しかも1600打点しかないため使い切りになりがち。
マシュマロンを2回殴れば戦闘破壊できるがだからなんだというレベルで、
そもそも効果破壊無効以外は コアデストロイで最初から破壊すればいいだけである。

元々はリバースメタな効果でダメステ前ではなく「行ったモンスター」であったのだろうが、
裁定変更で リバースモンスターの効果を阻止できなくなった
そのためワーム対策にすらならないという本末転倒な自体に。


『A・O・J リサーチャー』
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1400/守 100
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にする。
この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。
「調査する者」の意。

能力や効果、イラストから元になったのは宿敵ワームのワーム・バルサスだろう。
正体不明の裏守備を調べるといったところか。
要約すれば手札1枚を相手限定+効果不発の太陽の書にするわけだが、
そもそも相手の裏守備なんぞ表にする前にドリルロイドや抹殺の使徒で 除去した方が手っ取り早い。
手札を捨てられるのをメリットにしようにも相手依存の上に後述のサイクロン・クリエイターの方が遥かに簡単に条件を満たせてしまう。
表側攻撃表示にできること意義を見出す必要があるが、正直これでどうやって(ry


効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1200/守1200
フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、このカードを破壊する。
このカードが裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する。



『A・O・J D.D.チェッカー』
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1700/守1200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに光属性モンスターを特殊召喚できない。
D.D.チェッカーとは環境微生物や細菌などを限定的に検出する道具のこと。
ディファレント・ディメンションではない。

お互いに光属性モンスターを特殊召喚できなくする効果を持つ。
故に使用者にも影響はあるが、光メタでこのカードを入れているであろう側が困ることはまずない。
より、似たような特殊召喚メタとしては、コアキメイル・ドラゴや各種結界像などもいるが、
種族や属性の違い、光属性以外のモンスターの特殊召喚を封じない点で差別化はできるだろう。
打点も1700と並程度はあり、珍しく光属性に対抗できるだけの力を持つA・O・Jの異端児。


チューナー


『A・O・J サイクル・リーダー』
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1000/守1000
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
相手の墓地の光属性モンスターを2体まで選択し、ゲームから除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
クモの形をした偵察機。
手札から捨てることで墓地の光2枚除外。D.D.クロウ2発分。
効果は強力で、光も闇程ではないが墓地利用手段が多いため刺さる相手にはとても刺さる。
…というか光メタと言える程の性能があるのはこいつとD.D.チェッカーとディサイシブぐらい。
ただし墓地なのでDNA移植手術などは無効。


『A・O・J サイクロン・クリエイター』
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
フィールド上のチューナーの数だけ、
フィールド上の魔法・罠カードを選んで持ち主の手札に戻す。
ミスト・バレーが制作したと思わしきチューナー。…ガラドホルグみたいに実は違う可能性もあるが
手札を1枚捨てフィールドのチューナーの数だけ魔法罠バウンス。
名前はサイクロンを作る者だがやってることは小型ハリケーン。
光対象ではなく汎用的な効果を持ちさらにチューナーというA・O・Jの中では屈指の有能。


上級モンスター

『A・O・J エネミー・キャッチャー』
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻1800/守1800
このカードが召喚に成功した時、
相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選択して
エンドフェイズ時までコントロールを得る事ができる。
「敵を捕獲する者」の意。
機械のはずだが どうみてもタコ。
効果はエンドフェイズまで相手裏守備モンスター一体のコントロール奪取。
敵とは勿論ワームであり、効果もそれを意識している。

上級な上に効果が召喚限定で自身は1800打点しかない。
しかもリンクモンスターなどが相手では無力。月の書とコンボできるだけマシな方ではある。


『A・O・J クラウソラス』
通常モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200
霞の谷に生息するモンスター、クラウソラスをモチーフに開発された対外敵用戦闘兵器。
上空からの奇襲で敵を翻弄する。
ミスト・バレーが自分の谷にいるモンスターを元に作った戦闘兵器。
……と思ったらその5年後、これの元になったと思われる『霞鳥クラウソラス』なるカードが登場した。
しかし似ているのはイラストとステータスの高い方が2300というぐらいで、効果もレベルも召喚条件も似ても似つかない。

テーマ内唯一のバニラ
とはいえA・O・Jは バニラの方がマシ なカードが山ほどいるという惨状なのでこれでも強い方というのが……。
しかし、闇属性のバニラであればデーモンの召喚、機械族のバニラであればサイバティック・ワイバーンという、より攻撃の高いモンスターが存在しており、しっかり差別化する必要がある。


『A・O・J リーサル・ウェポン』
効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守 800
このカードが戦闘によって光属性モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからカードを1枚ドローする。
さらに、この効果でドローしたカードがレベル4以下の闇属性モンスターだった場合、
そのカードを相手に見せて特殊召喚できる。
対ワームとの決戦用に作られた最終兵器。

光モンスターを破壊すると1ドロー+ドローしたのが闇下級ならそのまま召喚。
A・O・Jの中ではマシな効果だが、そもそも墓地に送った時なのでDNA移植手術などで光以外にしてももともとが光属性でなければ意味がなく、
さらに墓地に行かないペンデュラムモンスターなんかが相手だと光にすら効かない。
この程度の能力で最終兵器というのがA・O・Jというカテゴリの不甲斐なさを示している。


『A・O・J ルドラ』
効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻1900/守1200
このカードは光属性モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージステップの間、攻撃力が700ポイントアップする。
ガラドホルグ同様にフレムベルが開発。効果もでかいガラドホルグである。

光属性限定の突進が付いているだけのブラッド・ヴォルス
登場当時で既に2100打点レベル6闇属性で光相手に攻撃力が1000アップする月の女戦士や、2600打点レベル6バニラのフロストザウルスが存在していたという曰く付きのシロモノ。
ガラドホルグよりかはちょっと強くなったが正直だからなんだとしか言いようがない。
リリース軽減能力や自己特殊召喚能力も持たない上級なので、実際はガラドホルグよりさらに使いづらい。少なくともコアデストロイよりは弱い。
というか、上述の月の女戦士やフロストザウルスですら使われなかったと言うのにその下位互換で 光以外が相手だと下級2000打点に普通に負ける ようでは話にならない。
ワームが同じ生贄1体で繰り出してくる2700打点のワーム・キングやワーム・クィーンに強化込みでなお殴り倒される。
こんなもんアドバンス召喚して出すぐらいなら最初から2700打点+メリット効果持ちの百戦王 ベヒーモスでも使った方が圧倒的に強いだろう。
一応、種族・属性は恵まれているので、その辺りで差別化していく必要があるが、これでどうやって(ry

最上級モンスター

『A・O・J コズミック・クローザー』
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2400/守1200
相手フィールド上に、光属性モンスターを含む2体以上のモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
「宇宙の閉塞器」の意。
"対象を異次元に消し去る"という発想で開発されたが、予定通りの出力が得られず開発は難航したようだ。
勿論対象はワームなのだろうが、その効果は見ての通り発想と全く別物と化しており、難航と言うより失敗したようにしか見えない。

条件が整えば最上級をノーコストで特殊召喚できる上ターン1もないため、エクシーズ召喚との相性が良い。
使い道が見いだせるという点では、まだマシな部類と言える。
しかし、単体としては特殊召喚以外効果なし&最上級のくせに帝と同程度の打点なのでお察し。

ちなみに光属性2体ではなく光属性を含む2体なので2体とも光である必要はない。
フィールドに2体いれば光属性の壊獣を送り付けることで条件を満たせる。


『A・O・J サンダー・アーマー』
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2700/守2200
このカードは特殊召喚できない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「A・O・J」と名のついた
モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
名前と見た目通りミスト・バレーとX-セイバーの共同開発。「雷の鎧」を意味する。
A・O・Jに貫通付与。

A・O・Jに2体しか存在しないサポーターだが、 最上級&特殊召喚不可 という時点であまりにも使いづらい。
展開力皆無でサーチもリクルートも皆無のA・O・Jでは重すぎる上、
効果もただの貫通付与で最上級のくせに打点も2700どまり。
一応貫通によりアンリミッターを最も生かせるモンスターだが、特殊召喚不可のせいで全く現実的ではない。
…共同開発は失敗だったと言わざるを得ない。


シンクロモンスター

シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2200/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが闇属性以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。

カタストルは「大災害」等の意味。
闇以外のあらゆるモンスターを虐殺する強力なカード。専用項目持ち。
かつてはレベル5シンクロモンスターの代表格として名を馳せていた。
4つの部族が真の意味で協力して造られた傑作。ちなみにワンオフではなく量産機。

霞の谷の雷神鬼のイラストでは、真っ二つに引きちぎられたカタストルが握られている。
霞の谷は同盟の一員であるはずだが、マスターガイドにて、
『敵を捕らえて自らの力にする、という考えに怒りを感じてA・O・Jから離反していた』ことがわかり、自らカタストルをぶっ壊した可能性がある。
恐らく先述の裏切り者も霞の谷なのであろう。
OCGではカタストルに返り討ちにされるだけだろって?ごもっとも

そして後にヴェルズ化した。


『A・O・J ディサイシブ・アームズ』
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、
相手の手札を確認してその中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。
その後、この効果で墓地へ送ったモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。
対ワーム用決戦兵器。
イラストでは下に山脈らしき地形が描かれている程大きい。
こちらの制御中枢コアには『ジェネクス・コントローラー』が組み込まれている。

A・O・Jとは思えない有力な3種類の効果を持つ本物の決戦兵器。
1番目のセット除去は光属性さえいればノーコストで使用可能。
2番目は手札1枚をハーピィの羽根帚に変える。
3番目はバーン。青眼あたりには凄まじいダメージが飛ぶ。
なくても星の金貨での送り付けからのバーンが決まればワンキルも可能。
ちなみにA・O・Jで唯一リバースと光属性を同時にメタっているカードでもある。他の連中もやれ。


『A・O・J フィールド・マーシャル』
シンクロ・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻2900/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃によって裏側守備表示のモンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからカードを1枚ドローする。

A・O・Jの元帥にして最高司令官。
『スペア・ジェネクス』が制御中枢コアとして組み込まれている。

裏守備を破壊すると1ドローできるのだが、
リバースメタカテゴリの司令官のくせに相手のリバースモンスターの効果発動を無効にしたり、
貫通ダメージを与えたりといった生温いものは一切ない。
ワーム・ヴィクトリーを殴ると自分も死ぬ始末。挙句に蘇生不可つき。
同じ召喚条件の氷結界の龍 トリシューラでも出して除外した方が遥かに対策になる。
こんなのが司令官やれるレベルなのがA・O・Jというカテゴリの不甲斐なさを(ry


『A・O・J ライト・ゲイザー』
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、相手の墓地の
光属性モンスターの数×200ポイントアップする。
ゲイザーとは見つめる者の意。
A・O・Jの対ワーム用の観察者。ワームの生態調査や排除が主な任務だろう。

Lv8の汎用シンクロのくせにコズミック・クローザー同様に打点が2400しかない。
相手の墓地に存在する光属性モンスターの数だけ攻撃力が上がるが 上昇幅がたったの200
ガラドホルグにしろルドラにしろ謙虚すぎないかお前ら……。
一応ライトロード全盛期では、メタとしてギリギリワンチャンあったが、よくオネストで返り討ちにされていた。
だが、現在ではあまりにもライバルが多すぎる。

一応、レベル8闇属性機械族シンクロモンスターの数は意外と少なく、チューナーや素材数に縛りの無い汎用シンクロとなると、現状これの他にはペンデュラムモンスターの超重神将シャナ-Oしか存在しない。
その為、今後登場するテーマ次第では、レベルや属性目当てにこれが引っ張りだされる可能性は無いでもない。……いつ失われるかも分からない個性だが。

A・O・J以外の関連カード

ぶっちゃけA・O・Jなんぞより関連カードたちの方がよっぽど強い。

A(アーリー)・ボム』
効果モンスター
星2/闇属性/機械族/攻 400/守 300
このカードが光属性モンスターとの戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上のカード2枚を選択して破壊する。

光相手に戦闘破壊されると2枚除去。
自爆特攻やこのカードを送り付けて光属性モンスターで殴るのが手っ取り早い。


A(アーリー)・マインド』
チューナー・通常モンスター
星5/闇属性/機械族/攻1800/守1400
A・O・Jの思考回路を強化するために開発された高性能ユニット。
ワーム星雲より飛来した隕石から採取された物質が埋め込まれており、
高いチューニング能力を誇る。
その未知なるパワーの謎は未だ解明されていない。
それぞれA・O・Jの強化ユニット。

Lv5バニラチューナー。
上級チューナーの中では思い出のブランコやトランスターンで場に出しやすい。
カタストル、フィールド・マーシャルの頭部、ライト・ゲイザーの胸部、ディサイシブ・アームズの胴体に埋め込まれている。
しかし、ワーム星雲の物質のおかげで高いチューニング能力を持つらしいが、
ワームはチューナーやシンクロ召喚を持たないカテゴリのはずである…
スクラップ・ワームはワームではない


『フレムベル・マジカル』
チューナー・効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻1400/守 200
自分フィールド上に「A・O・J」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードの攻撃力は400ポイントアップする。
現住種族フレムベルの一体。

フレムベルがA・O・Jの一員のせいか、A・O・Jに関係する効果を持っている
…とはいえ自分が1800打点になるだけなのでサポートでもなんでもない。

ちなみに当時では貴重なデメリットのないLv4チューナーだったので割と強かった。
「守備力200」という点を活かして真炎の爆発などのサポートを受けられるのも強み


アニメでの活躍

プラシド率いるデュエルロボット、ディアブロ達が使用した。
ライディングデュエルの常識を打ち破るデュエルを展開した。

ディアブロA『私のターン!』
ディアブロB『私のターン!』
ディアブロC『私のターン!』
ディアブロD『私のターン!』
ディアブロE『私のターン!』


プラシド『死ね不動遊星!!』
ディアブロA『死ね』
ディアブロB『しね』
ディアブロC『シネ』
ディアブロD『SINE』
ディアブロE『shine』

この最中、チーム太陽のD―ホイールが「A・ボム」によって損傷している。


またアニメではオリジナルモンスターの『A・O・J トラクター』が登場した。
相手フィールドに光属性がいる時にリリースする事でデッキからA・O・J2体をサーチする効果を持っていたが、カード化はされていない。
せめて実装されていればもう少し展開力はマシになったのだろうが……。


ディアブロ「wiki籠りが追記・修正する場合、めいでんが許可する前に、そのwiki篭りを破壊する。死ねwiki籠り!!」

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最終更新:2024年04月16日 22:03