コンバット越前

登録日:2010/02/28 (日) 00:29:57
更新日:2024/02/13 Tue 21:08:28
所要時間:約 3 分で読めます





カシャカシャカシャ……


Full Name  越前康介

Cord Name コンバット越前

Age  29

Size  181cm 70kg


(表示されるタイミングとタイピング音が合っていない)


概要


「伝説のクソゲー」「クソゲーの帝王」「デス様」等の蔑称・別称を持つ、
セガサターンのガンシューテング「デスクリムゾン」の主人公。

CV:せいじろう


傭兵であったが、肝心のコードネームに本名を入れているので全く匿名性が無い。
その上、仲間からの呼び名が本名の部分の「越前」である。


性格は、説明書によると、

「抑えているが、冒険心が旺盛な一匹狼。正義感および勇気は平均以上。女性の扱いは苦手。
 計画的人生より、行き当たりばったりの人生を選んでしまうタイプ」とある。

平均以上とは一体何なんだろうか。

好きな食べ物は焼きビーフン。カレー味は認めないらしい。
因みに、この「微妙なところを攻める好きな食べ物」というポイントは続編主人公にも受け継がれている(男主人公の康はダチョウのステーキ、女主人公のユリはマンゴスティン)。


画像出典:ゲーム「デスクリムゾン」オープニングより

見た目はスポーツ刈りに迷彩服といかにも軍人らしいが、OPムービーのCGでは、
  • 左手がやけに鋭い
  • 左足が右足より短い
  • 荒いポリゴンによる妙にのっぺりとした体つき
と、色々と狂った……もとい目につくデザインである。
タイトルロゴが股間から発射されるのも語り草。

グラフィックが進化した2では普通の容姿になっている。軍人らしくガタイがよく、わりと男前。


そして何より、少年のように声が甲高く特徴的である。
……あくまで彼は29歳の傭兵である。せっかくだからで強調するぜ。

演技もあまり安定しておらず、独特な声質も相まって緊迫した場面でのセリフにもかかわらず、力が抜ける。
本編中では「くっそぉ~」「やりやがったな!」などとしゃべるが、妙に笑えてくる。
そのため、当初プレーヤーからは素人であるエコールの社員が声をあてていると思われていた。エンディングのクレジットに声優の名前が記載されていなかったのも一因だろう。

だが、後に事務所に所属するプロであるせいじろう氏*1が声優を担当しており、特徴的な甲高い声は「傭兵という立場から思い起こされる『野太い声』という一般的なイメージ」を覆すという「チャレンジ精神」の表れとして社長から指示されたものであることが判明した。
どうも「変な魔物がペンチでつねられた時の悲鳴をすぐに上げられる人」というオーダーでキャスティングされたようで、こうした経緯が発表されてからは「まさにオーダーに完璧に応えた演技」「演技として意図的にやってるなら凄い」という前向き(?)な評価もちらほらと見受けられる。


言動も不安定で、OPでは、
「上から来るぞ! 気をつけろぉ!」と呼びかけながら勢いよく階段を登りはじめ
「何だこの階段はぁ!?」と疑問に思いながら何の変哲もない普通の階段を特に躊躇いもせず駆け降りる

なお、
「ダニー、グレッグ、生きてるかぁ?」「ああ…なんとかな…」
というやり取りがあるが、この一連のセリフはすべて越前役のせいじろう氏が演じている。
一応、後のセリフはかなりしゃがれた調子で演じているので別人であることを表現しようという努力は伝わってくるのだが、
明らかに同じ人物の声であるのがバレバレである。そのため、これらのセリフは越前の独り言と勘違いするプレイヤーもいた模様。

なお、2人の人物に呼びかけているもの、応じているのはダニーとグレッグのどちらなのかは一切分からない



画像出典:ゲーム「デスクリムゾン」オープニングより

極めつけは「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ!」というセリフだが、何がせっかくなのか分からない上に映っている扉は一つだけ。そしてちっとも赤くない。ファンからは本作を象徴するセリフとしてひたすらネタにされている。
なお、よく突っ込まれる「扉が赤くない」という部分に関しては、扉の上に赤い宝石がはめ込まれているので実はおかしくなかったりする*2


と、OPムービーはこのように支離滅裂な内容で、一体何を表していたのかさっぱり伝わってこない。
設定では、マルマラ軍の傭兵として戦友のダニー、グレッグと共に敗走中、遺跡を発見し、そこで謎の銃「クリムゾン」を手に入れたという場面である。


その後、帰国してムササビの獣医となるが、ヨーロッパで「KOT症候群」という病気が流行った際、
記憶から「突き動かされるもの」を感じ、クリムゾンを手に魔物と戦うことを決意する。


ちなみに生還後、2人の仲間のうちダニーは実業家の大金持ち、グレッグは高名な大学教授となって派手な成功を収めているのに、彼は何だかいかがわしい銃を手に入れているという情報程度しかなく、妙にパッとしない。
一応、2にてグレッグが「3人ともそれぞれの道でそれなりに成功した」と語っているので、少なくとも本編開始時点まではそこまで不幸だったわけでもないようだが。
しかしこれにも続きがあり、実はクリムゾンを手にしたことで狂気の世界に入り込んでしまったとしか思えない。(デスクリムゾンの画面を見れば一目瞭然)
設定でも、クリムゾンの力で心に深い傷を負い、本編終了後に行方をくらましたとされている。
そのためファンからは外れを引いたのか…と同情されている*3


画像出典:ゲーム「デスクリムゾン2」

続編にあたる「デスクリムゾン2 メラニートの祭壇」ではオープニングのナレーションを担当したほか、クリムゾンを手にしようとする主人公達に警告する精神体みたいなものとしても登場する。
しかし、相変わらずの甲高く特徴的な声でプレイヤーの腹筋を崩壊させた。


そして、それまでの2作とはパラレルワールドとなるアーケードゲーム「デスクリムゾンOX」では、クリムゾンの呪いによって完全に精神を破壊され、二度と元に戻れなくなったというあまりにも悲惨な運命を辿り、アッサムの館で康とユリに手を下されて苦しみから解放された。

…字面だけだと非常にシリアスなのだが、この精神崩壊した越前はなぜか首から上がクチビル君ことスナブリンに変貌している。かなりシュール。


因みに、エコールソフトウェアの手によってアーケードゲームとして登場、
その後PS2に移植されたMELTY BLOODでは、ネコアルクがコンバット越前に指示を求める等のネタが含まれている。



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最終更新:2024年02月13日 21:08

*1 CMやナレーションを中心に20年以上に渡って活躍しているベテラン声優。上記の噂を聞いた時はやはりショックだったとのこと

*2 動画では潰れて見えないことが多いため、実機でプレイしていないと気づきにくい

*3 ただ、越前は生還した当初の頃はまっとうな医者として「それなりに」成功していた。一方で後述の続編ではグレッグは過去に精神を病んでしまい現在も情緒不安定に、せっかく実業家として大成功したダニーは命を落としてしまうなど、実は3人とも後々に不幸に見舞われている。