ジバコイル

登録日:2011/05/03 Tue 10:22:13
更新日:2024/01/01 Mon 19:35:11
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特殊な磁場の影響でレアコイルが進化した。3つのユニットから磁力を出す。


ジバコイルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一種である。


全国図鑑No.462
分類:じばポケモン
英語名:Magnezone
高さ:1.2m
重さ:180.0kg
タマゴグループ:鉱物(性別不明)

タイプ:でんきはがね
特性がんじょう(一撃必殺技が効かず、HPが満タンの時に瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る。)
  /じりょく(はがねタイプの相手の逃亡・交代を封じる。フィールドではがねタイプのポケモンに遭遇しやすくなる)
隠れ特性アナライズ(ターンの最後に攻撃すると技の威力が1.3倍になる。相手の交代時にも適用される)

種族値
HP:70
攻撃:70
防御:115
特攻:130
特防:90
素早さ:60
合計:535


努力値:特攻+3

コイル → レアコイル(Lv.30)→ ジバコイル(テンガン山(DPt/BDSP)、電気石の洞穴(BW/BW2)、13番道路(XY)、ニューキンセツ(ORAS)、ポニの大峡谷(SM/USUM)、ホテリ山(USUM)でレベルアップ、天冠の山麓にて進化を選択(LA)
またはかみなりのいし(剣盾/BDSP/LA/SV))


◆概要


赤・緑』から登場するレアコイルが、『ダイヤモンド・パール』でまさかの進化。連結進化からUFOへとワープ進化を果たした。

特殊な磁場の影響でレアコイルの分子構造が変化し、3つのユニットが融合して進化した姿である。
そのため、進化条件も発電所や山など磁場が発生しうる場所が関係している。

なおレアコイルよりも更に強力な電磁力制御能力を持つが、その強すぎる磁力でジバコイル同士が引き寄せられ、全く動けなくなることがある。

自身の縄張りをレーダーで監視し、侵入者を発見した場合は破壊光線で直ちに処分。
夜空に飛ぶ姿を目撃した人からUFOと間違われることがある。頭のアンテナからは未知の電波を受信しているようだ。

横に3つ並んだ目を持つが、「中央のやつは目なのか?」と疑問視されることがある。
この中央の目は大きな赤い瞳を持つのだが、両脇の2つと異なり眠った時でも開いたまま、
目が赤く染まるポケモンGOのシャドウポケモン状態でも中央の目だけは元のまま*1
アニメでもメッソンの催涙も効かない……といったように、表情が変わらないのだ。
一応、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では「暗視スコープのような役目を果たす」と解説されているので視覚を備えていることは確実で、
戦闘中でも中央の目はちゃんと相手へ視線を向ける。


とある集団がレアコイルが特殊な磁場で進化したように、ジバコイルに同様の現象を起こし、更なる進化を試みたが失敗したらしい。

ちなみに中国語名はなんと「自爆磁怪」。
「だいばくはつ」を覚えたりするのはそういう事なのであろうか?


◆ゲームでのジバコイル


前述の通り、レアコイルが強い磁気の影響を受けて進化するという設定を反映し、特定の場所でレベルアップすることで進化する。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』のシンオウ地方では特殊な磁場の発生するテンガン山
ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』のイッシュ地方では全体が磁気を帯びている電気石の洞窟
X・Y』のカロス地方では四方を発電施設に囲まれた13番道路
オメガルビー・アルファサファイア』のホウエン地方では発電機だけ現役で稼動中の地下都市廃墟ニューキンセツ
サン・ムーン』のアローラ地方では強い磁場が発生しているポニの大峡谷
ウルトラサン・ウルトラムーン』では頂上に地熱発電所を構えているホテリ山が進化に関係している。

ソード・シールド』のガラル地方では磁力が強い場所が皆無だからなのか
それとも場所の設定が面倒になったからか「かみなりのいし」で進化するようになった。

『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』ではDPtのテンガン山でレベルアップ
剣盾のかみなりのいしを使うの両方の条件を引き継いでいるため、進化方法が2つある

作品の舞台が過去のシンオウ地方である『LEGENDSアルセウス』においても同様で、
「かみなりのいし」を使用するか、「テンガン山(天冠の山麓)」に置いて進化コマンドを選ぶことで進化が可能。

最新作である『スカーレット・バイオレット』ではパルデア地方に磁力が強い場所がないからか進化方法は「かみなりのいし」の使用のみとなっている。
「」

でんき/はがねの組み合わせは耐性が優秀で、第二世代~第五世代では無効1・耐性12を持ち13タイプを半減以下に抑えることが可能。
第六世代では、ゴーストあくが等倍になったが半減で受けられるフェアリーが追加されたことで耐性は12タイプとなった。

第二~第五世代での耐性13は全ポケモンでトップ、第六世代以降でも耐性12はギルガルドサーフゴーのはがね/ゴーストと並んでトップタイ。
その幅広い耐性と高い火力からサイクル適性が非常に高い。第五世代では「ボルトチェンジ」も習得しサイクル適性に磨きがかかっている、
その高い特攻から電撃やビームを放ち一気に相手を殲滅するその姿はまさに未確認飛行物体。どう見ても浮いているのに特性で「ふゆう」がないのが疑問なレベルである。

が、その耐性には大きな穴があり、

じ め ん 技 4 倍

……orz

不一致「じしん」で楽々落ちるのが実に痛い。

どこからどう見ても浮いているのに特性『ふゆう』を与えてもらえなかったのはゲームバランス上の理由だろう。
一応世界観的には「地球の地磁気を活用して浮いているので地面から攻撃されると浮遊状態を保てなくなって大ダメージ」などの理由付けを無理矢理試みる人もいる。

いかにじめん技持ちを避けるかが重要となるが、それでも4倍弱点持ちの中ではフォローはしやすい方。
「でんじふゆう」や『シュカのみ』、第五世代で登場した『ふうせん』などカバーする方法もそれなりに多い。
第五世代以降は特性の「がんじょう」に食いしばり効果が付いたので地面技を無理やり耐えるといった手も。

他の弱点に関してはほのおかくとうとややメジャー気味。
防御・特防は比較的高めなので不一致程度で有れば多少は耐えることが可能。

色違いはボディのグレーが薄くなり、赤かった瞳はになる。

◆ゲームでの主な使用トレーナー




◆対戦でのジバコイル


進化前のレアコイルから素早さ以外のステータスが上昇。特に特攻が高く、禁止級の伝説を除くとでんきタイプ内で2位(1位はボルトロス)、
はがねタイプ内では3位タイ(1位にギルガルド、2位にサーフゴー、3位タイにヒードラン)の数値にまで届き、全ポケモン中でもトップクラスに躍り出た。

逆に素早さは僅かに下がっている。元々高い方ではないので同期ほど深刻ではないが、
最速でスカーフを巻いても130族が抜けなくなったのは人によっては痛いかもしれない。

生粋のはがねハンターとしても有名。

具体的には特性『じりょく』でターゲットをロックオンし、その高い特攻から放たれるでんき技で逃さず狩るだけの簡単なお仕事です。
主な仮想敵はでんき弱点のエアームドエンペルトだが、ちょっと工夫するとハッサムメタグロスなども狩ることができる。
第八世代以降で廃止されたが炎タイプの「めざめるパワー」があればナットレイなども逃さず処理ができる。

ジバコイルが環境に与えた影響は大きく、ジバコイル対策のためだけにエアームドに『きれいなぬけがら』を持たせる戦術が流行したほど。
もちろん素の特攻が高いため純粋なアタッカーとしても活躍できるが、素早さや習得技が貧相なので考えなしに使うと痛い目を見る。

なお『じりょく』を特性のトレースでコピーされるとこちらがキャッチされるので注意しておこう。
第五世代以降では「ボルトチェンジ」で逃げることもできるので困ることは少ないだろうが。

もう一つの特性『がんじょう』は受動的で、一撃技もそれほど使用率が高いわけではなく、第四世代ではほぼ死に特性な扱いだった。
しかし第五世代で『きあいのタスキ』と同じ効果が追加されてからは、苦手な4倍じめんや不意のめざパにも耐えられるようになり使用価値が上昇。
というか下記の隠れ特性個体が運用困難だった第五世代では『がんじょう』型の方がメジャーだった。

優秀な鋼ポケモンとされるナットレイが登場し環境を蹂躙しているが、ジバコイルにとってはめざパ炎があれば確実に狩れるカモ。
他にもキリキザンシュバルゴギギギアルなど癖のあるはがねタイプも追加されたことからはがねタイプ自体使用率が上っており、相対的にジバコイルの価値も上昇中。

さらに今まで逆に狩られてきた「じしん」持ちのメタグロスなどは『ふうせん』を持たせることで安定して倒せるようになった。
遂にジバコイルの時代が到来か……!
ワハハハハハ!!


……と思いきや、はがねタイプながらがんじょう貫通+でんき無効+一致「じしん」をぶちかましてくるドリュウズが大ブーム。
こちらの対抗手段はめざパくらいしかなく、はっきり言って圧倒的に分が悪い。
一応『ふうせん』&「でんじふゆう」&めざ炎で「かわらわり」が無かったらなんとかなる。
「いわなだれ」で怯んだら泣きましょう。
メタグロスも油断してるとナットレイ対策の「アームハンマー」で叩き潰される。これはひどい。

ただ強力なはがねポケモンも増えているので『じりょく』も依然現役。相手にしてみたらどっちの型か分からないのが非常に忌々しい。
なお、ギルガルド系はゴースト複合である関係上捕らえられない。


ここまで長所をピックアップしてきたが、もちろん弱点もある。大きく分けると2つ。1つは前述の耐性面であり地面4倍であること。
多くの物理アタッカーは「じしん」を搭載しており、これ一発で致命傷を食らってしまう。

そしてもう1つは技範囲が恐ろしく狭いのである。
非常に高い特攻から繰り出される電気技と鋼技は確かに強力だが全シリーズ通してサブウェポンが恐ろしく貧弱となっている。

例えば初登場での『ダイヤモンド・パール・プラチナ』において習得できた電気・鋼以外の特殊技は「めざめるパワー」を除くと

「トライアタック」「はかいこうせん」「ミラーコート」

以上

しかも「ミラーコート」は分類こそ特殊技だが相手依存の反射技のためサブウェポンには不向きである。
「トライアタック」に関してはノーマル技で通りが悪い、「はかいこうせん」は反動が痛すぎる。

おまけに世代が進んでも追加された特殊技は通りの悪い「シグナルビーム」程度で本当に技範囲が悲惨。

サブウェポンが欲しいなら「めざめるパワー」の習得が必須クラスであった。
めざめるパワーとしては補完に優れた「こおり」や磁力と組み合わせた「ほのお」が採用されることが多かったようだ。

補助技は意外と多く「リフレクター」「ひかりのかべ」「でんじふゆう」「でんじは」「きんぞくおん」「じゅうりょく」などを習得可能
「めざめるパワー」を採用しないならこれらを採用するのが良いだろう。


第五世代において隠れ特性として『アナライズ』が解禁される、後攻で攻撃を行った際に与ダメージが1.3倍になる特性である。
ジバコイルは決して速くはないため、相性自体は良好。欠点を利点に変えることが可能である。

また前述の様にジバコイルは耐性の数がとても多い。相手に有効打が無く引いてくることも多々ある。
この特性は相手が交代した場合は後攻扱いとなり発動するので発動機会はなかなか多い。

なおジバコイルより遅いポケモンもかなり多いので素早さを下げたくなるだろうが、
単純計算だと必死に後攻を取って一回攻撃するより先手で二回攻撃するほうが火力はずっと上なのであまり推奨されない。

素早さ種族値60前後はテッカグヤバンギラス、ギルガルド、ポリゴン2等がいる激戦区であり、
このポケモン達はこちらの弱点を突いてくることが多いので、むしろ少し努力値を振って上昇させたほうが使い易いだろう。


第六世代からははがねタイプに弱いフェアリータイプの登場で役割対象が増え、
第七世代ではフェアリーが更なる強化で環境を牛耳るようになったのでジバコイルの仕事もまた増えた。

フェアリーポケモンは特殊攻撃に秀でた者が多いので、『とつげきチョッキ』を持たせたフルアタ『アナライズ』型が主流になっている模様。
技は10まんボルト/ボルトチェンジ/ラスターカノン/めざめるパワーでほぼ固定されている。


第八世代となる剣盾ではDLC鎧の孤島』の配信開始と同時にコイル系の入手と対戦での使用が可能になり、ジバコイルも参戦した。

本作では貴重なサブウエポンだった「めざめるパワー」が削除されており、ただでさえ狭い攻撃技の範囲がかなり狭くなってしまった。
その代わりなのか「ライジングボルト」「てっていこうせん」という強力な一致新技を二つも獲得した。

変則的な育成が必要だが貴重な格闘技である「ボディプレス」も覚えるようになった。
防御力を上げることで「ボディプレス」の威力も上昇するため、「たべのこし」を持たせて、みがわり/てっぺき/ボディプレス/+αを搭載した耐久ジバコイルが開発された。
その耐性から多くの耐久ポケモンを起点にでき、疑似的な両刀となるため物理受け+特殊受けのような並びに非常に強く活躍した。


第九世代ではタイプを変更できる新たなるシステムこと「テラスタル」が搭載されたことで状況が一変。

これまで永遠の課題だった4倍弱点のじめん技に対し、テラスタルすることで4倍弱点を消せるようになり居座る選択肢が増えた。
オマケに「テラバースト」によって非常に狭い技範囲も若干だが改善したのである。

優秀な耐性を捨てることにはなるのは惜しいが、元より防御・特防共に高水準なので4倍弱点が消えるだけでも
そこそこに硬いのである程度は戦うことができる。

テラスタイプとしては攻防で優秀かつ弱点である格闘タイプに有効な「フェアリー」、弱点のうち地面技を透かせ、格闘も半減できる「ひこう」
弱点である地面タイプと炎タイプにテラバーストで反撃できる「みず」などが採用されている。

シングルバトルにおける使用率は20位前後から40位前後となっているが、ジワジワ順位を上げている。


◆主な技


  • 10まんボルト
主砲その1。
ジバコイルのメインウェポンであり安定性抜群。

  • かみなり
命中70%と不安定だが10万ボルトより高火力。
使うなら雨や重力でのサポートが欲しいか

  • ほうでん
10万ボルトより威力がやや落ちるが追加効果の麻痺の発動率が10%から30%に爆増。
相手を麻痺させられれば、低い素早さもある程度カバー可能。

  • ボルトチェンジ
便利な交代技。相手に対して攻撃を行いつつ、交代することが可能。
ジバコイル自体がサイクル戦向きの能力でタイプ一致なので相性がいい。
「ラスターカノン」が非常に高火力故にじめんタイプを受け出しされにくいのもグッド。

  • ライジングボルト
威力70とやや低めだがエレキフィールド時の浮いてない相手には威力が2倍になるという強烈な効果を持っている。
「エレキフィールド」の展開は若干手間だが、ジバコイル自身をダイマックスさせて「ダイサンダー」を使えば容易に達成できるため、
「10まんボルト」ではなくこちらを採用する手もある。

  • でんじほう
デフォルト搭載の最終兵器。

威力は特殊でんき技トップクラス、おまけに当たった相手が確定で麻痺する大技。
ただし命中率が50%とあまりに酷いので上記の技に隠れがち。

完全なロマンではあるが、決まった時の爽快感は他の追随を許さない上、技のイメージもUFOぽい。
「ロックオン」を使えば必中になるしさらにカッコよくなる。実用性?知らんな

自身が習得する「じゅうりょく」を使えば命中率が83%まで改善するのでこちらでも良いだろう。
採用する場合は「じゅうりょく」を活かせるポケモンで揃えたい。

レールガンでなぎ払え!

  • ラスターカノン
主砲その2。
でんき技より半減されやすいが、範囲取りとしてはそこそこ優秀。

第六世代になってからはかくとう・ドラゴン・あくに強いがどく・はがねに弱いフェアリーの登場により、攻撃技として見直された。
『アナライズ』補正と『こだわりメガネ』を併せれば耐久無振りのガブリアスが50%で即死するというおかしな火力が出る。

  • てっていこうせん
威力140と「ラスターカノン」の1.5倍以上だが、体力半減という痛すぎる反動もあるハイリスクハイリターンの大技。
実用性は怪しいが眼鏡アナライズなら威力はなんと409。「でんじほう」に代わる新たなロマン砲。

「リフレクター」や「ひかりのかべ」などを貼ったり、「でんじは」で場を荒らした後に自主的に退場するのにも便利。

  • ヘビーボンバー
自身と相手の体重差によって威力が変わる変則的な物理技。

特殊型一本で戦え、体重も180kgと極端に重いわけでもないジバコイルがこの技を採用する理由は、
環境トップメタである「ハバタクカミ」に対するピンポイントである。ごくわずかだが採用されている。

ハバタクカミはフェアリータイプであり、「ラスターカノン」で十分なように見えるが、相手は特殊耐久が高いため
こちらが「こだわりメガネ」などを持たない限りは控え目ヘビーボンバー>控え目ラスターカノンとなるのである。

  • めざめるパワー
主な候補はでんき&はがねを半減以下にするみず/じめん用の草、ドラゴン狩りの氷、『じりょく』を活かしたはがね狩り用の炎、対でんき用の地面あたり。
持ち物にもよるがじめんやドラゴンは「ラスターカノン」である程度対処できるので、ナットレイで止まらない炎が一番優位か。

火力効率は期待できないが、でんきとノーマルの組み合わせは全18タイプに等倍以上なのは魅力と言える。
まためざ地を使わない場合はでんきタイプへの打点となる。「トライアタック」の場合追加効果があるのはちょっとだけおいしい。
めざパ厳選がめんどくさい場合の代わりに。

自分の防御を攻撃に使うかくとう技。ジバコイル自身の防御はそれなりに高いがそのまま使っても貧弱なので、
多少は努力値を防御に割いたり、「てっぺき」と組み合わせるなど専用の構成が必要になるだろう。

タイプ上相手の交代を誘いやすいので成功させやすい。

  • あまごい
「かみなり」必中+ほのお半減と非常に相性が良い。
みず技でゴリ押しされる点は注意。 ダブルなどでは味方に使わせるのも手。

  • ミラーコート
このUFOは特殊攻撃反射シールドまで搭載しているらしい。『がんじょう』とのシナジーは抜群。

『がんじょう』のおかげで安定した始動役となり、「でんじほう」の命中率も83まで上がる。
「じゅうりょく」+「でんじほう」使いの中でも後者をタイプ一致で使えるのはジバコイル系のみ。

  • テラバースト
第九世代から登場した技。テラスタルタイプと同じタイプになる。
元からジバコイルはサブウェポンに乏しいという欠点があったが、テラスタルとこの技の登場により耐久力の補強と攻撃範囲の拡大が狙える。


◆レアコイル


複数のコイルが連結して強力な磁力線と高電圧を放射する。

全国図鑑No.082
分類:じしゃくポケモン
英語名:Magneton
高さ:1.0m
重さ:60.0kg

種族値
HP:50
攻撃:60
防御:95
特攻:120
特防:70(初代のみ120)
素早さ:70
合計:465

努力値:特攻+2


コイルの進化系で、3体のコイルが合わさった姿をしている。
合体するとき脳も一つになるが、賢さは変わらない。

ユニットから放つ磁力線と電圧は強力になり、大勢集まると磁気嵐が起きるほか、
精密機器を壊してしまうのでレアコイルをモンスターボールに戻していないと注意されたり、
レアコイルの大発生をサイレンで知らせる街もあるという。

常に謎の電波を受信しており、半径1キロの範囲では気温が2度上がる。
太陽の黒点が多いときに何故か大発生する。


元・最終進化形だけあって進化前としては種族値が高く、素早さも進化後より10勝る。
とは言え、実質的な耐久力は『しんかのきせき』持ちレアコイルよりも『たべのこし』持ちジバコイルの方が高い。
そのため、奇石型では素早さも含めて努力値調整するか、または『こだわりスカーフ』を持たせるのが有効である。
上述の通りスカーフジバコイルは最速115族まで抜けるが、スカーフレアコイルは最速130族までは先制でき、この範囲には弱点を突ける相手も多い。

(一致技ではプテラオオスバメクロバットゲッコウガマニューラ、めざ氷があればオンバーンメガボーマンダ等にも対処が可能である)

ただ、初見でスカーフ型だとバレやすく、他のスカーフ持ちと比べて慎重な運用が求められる。
特性は奇石型では『じりょく』か『アナライズ』、スカーフ型では『がんじょう』推奨。

撃ち逃げが基本のスカーフ型は「てっていこうせん」と相性が良いと言えなくもないが、『がんじょう』を潰してしまうのは結構痛いので考え所である。

初代ではサンダーに次ぐ特殊120を誇るが、素早いサンダースマルマインの影に隠れがちだった。
また当時は技のバリエーションが乏しく「ちょうおんぱ」や「いやなおと」が普通に採用圏内だった。地面相手にはもうお手上げ。
マイナーではあったが97カップで一名が使用していたので99カップには出場できなかった。

第二世代でははがねタイプ付与により当時の全ポケモンで最多の耐性を獲得。
メジャーとは言えないまでも「ねごと」カビゴン、「ほのおのパンチ」を持たないゲンガーフーディン等に対処できるため独自の存在感を発揮するようになった。

ちなみに初期形態のコイルもレベル1「がんじょう」戦術で使われることがある。
詳細は「がんじょう」の項目を参照。

コイル共々、色違いは鈍い金色

◆コイル



全国図鑑No.081
分類:じしゃくポケモン
英語名:Magnemite
高さ:0.3m
重さ:6.0kg


◆アニメ、映画でのジバコイル


ギラティナと空の花束シェイミ』にて、悪の親玉ゼロの手持ちとして登場。CVは特別出演のゴルゴ松本。
その特徴的な鳴き声は人差し指で下唇を弾きながら、ジババンジババン…と発しているらしい。

ゴルゴ所長曰く「コレ、声優の仕事かな…」

ポケモンサンデーでは映画で演じた縁かゴルゴ所長が使用。
ニックネームの違う個体を何匹か持っていたが最終的にはニックネームを付けていない個体をレギュラーにした。

主な使用法はガルーラのオヤコアイが「まもる」を使用してからのだいばくはつ
この為じめん技のダメージを軽減する『シュカのみ』を持たせ、倒されにくくしていた。
基本的に登場した最初のターンに「だいばくはつ」を使用していたが間を置いてから使用することもあり、
奇襲に近い「だいばくはつ」を使用することによる挑戦者の精神的ダメージも狙っている。

ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊では保安官として登場。おたずね者を逮捕する依頼で彼らを連れていくことも。

テッテレーテン


\UFO!/

ジバコイル保安官「ツイキシュウセイニゴキョウリョククダサイ」
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最終更新:2024年01月01日 19:35

*1 ただし一時期は中央の目も赤くなっていた(瞳は白色に)。なお余談だがこの状態のジバコイルはかなり怖い。