ゴチルゼル

登録日:2012/02/09 Thu 00:09:32
更新日:2023/07/29 Sat 08:17:53
所要時間:約 6 分で読めます





\シャン シャン!/\シャン シャン!/



■データ


全国図鑑No.576
分類:てんたいポケモン
英語名:Gothitelle
高さ:1.5m
重さ:44.0kg
タマゴグループ:人型
性別比率:♂25♀75

タイプ:エスパー
特性:おみとおし(相手の持ち物がわかる)
  /かちき(相手に能力を下げられると、特攻が2段階上がる)
隠れ特性:かげふみ(相手の逃亡・交代を封じる。相手も同じ特性の場合は無効)

HP 70
攻撃 55
防御 95
特攻 95
特防 110
素早さ 65
合計 490

努力値:特防+3

ゴチム(Bのみ5、16ばんどうろ)→Lv32でゴチミル→Lv41でゴチルゼルと進化


■概要


黒いドレスのような体に白いリボン(?)がいくつもついたゴスロリっぽい姿(だが♂もいる)。
名前の由来は見た目通りゴチック(ゴシック)なマドモアゼルか。

かなり早い段階から発表されていたポケモンの一匹。
相方のランクルスが可愛くて強いと今なお大評判なのに対し、こちらは妙にオカルトチックなアレや扱いづらい性能からイマイチ影が薄い・・・
(2012年2月までこのWikiに記事が無かったことがコイツの影の薄さを物語っている気がしなくもない……)

だがしかしあの辺のポケモンに反応を示してきた紳士諸君の一部に根強く需要があるのも事実。
見事に白黒かつ同タイプ、おまけに一進化目がやたらと共通点が多い事もあってかイラスト等ではよくサーナイト系とセットにされる。
さぁみんなで叫ぼう、ごっちんは俺の嫁!


図鑑説明によるとトレーナーの寿命が見えるらしい。死神の目だろうか。
トレーナーの寿命を知ったゴチルゼルは叫び悲しむという。
ゴチルゼルに自分の最期を見せられた悪人は、その日を最後に行方を絶った、という言い伝えもある。

また、強力なサイコパワーを持っており、その影響で空間がねじれて周囲に星空が映る。
星の動きから未来を予測することまでできてしまう。

“てんたいポケモン”でありながら「コスモパワー」や「つきのひかり」といった天体関連の技を覚えないのは内緒。
またゴチミルの図鑑説明がどう見てもロリーパーなのも内緒。

立体図鑑等ではあの黒いスカート(?)の下に白い脚を確認できる。


・・・とまぁ、若干怖いというか不気味な設定を持っているポケモンではあるが、
大切に育ててすっかり懐いてくれた暁にはそのジト目から純粋な信頼の気持ちが訴えられてくるのを感じる事ができるだろう。
さえあればいくらでも可愛く見える、そんな不思議なポケモンである。

進化前のゴチムの鳴き声はヨッシーよろしく「でっていう!」と空耳で聞こえる。


■ゲームでのゴチルゼル


ランクルス系統とは対の存在であり、ブラック・ブラック2のみに登場する。

5番道路でゴチムを捕獲可能。
ゴチミルとゴチルゼルは9番道路の揺れる草むらで出現する。

ストーリー攻略においては序盤から即戦力になるコロモリに出番を奪われがち。
しかし、特性「おみとおし」により野生のポケモンが持つ道具を探す際に便利。

観覧車イベントでお馴染みミニスカートのミハルがゴチムを繰り出してくる他、
四天王カトレア嬢もなんとエースとして使用。

彼女らの繰り出し直後の「おみとおし」で「おまもりこばん」や「こううんのおこう」「しあわせタマゴ」をおみとおしされて申し訳なくなるプレイヤーが後を絶たないとか。

汚い下心もちゃんとおみとおしである。浮気なんかしたらどうなるかはお察し下さい。

ヤンデレでも愛してあげて。 


しかし、XYでは進化前のゴチミルが廃人達に憎まれているポケモンに。
原因はポケトレである。XYではポケトレが復活し、連鎖を続ければ高個体値のポケモンが出る仕様に。
60連鎖以上で3V以上が確定するため、メタモンがゲットできるポケモン村で高個体値のメタモンをゲットするためにポケトレをするのだが、
このポケモン村で一番出るのがゴチミル。
頑張ってメタモンを60連鎖までやって次に出てきたポケモンがゴチミルなんてことがあったらたまったもんじゃない。
まぁゴチミルだけでなく、ゾロアークプリンモロバレルヨルノズクも嫌われがちだが、見た目などもあってポケトレ連鎖に励むプレイヤーからはXYで屈指の嫌われポケモンになってしまった。
まあ、XYではフレンドサファリでメタモンを求めたプレイヤーも多いのだが。


■対戦でのゴチルゼル


高めの特防を持っているが、相方のランクルスとほとんど耐久性が変わらないのが悲しい。
素早さでは勝っているものの、火力で完敗、回復も向こうには「じこさいせい」があるにもかかわらずこちらはアイテム頼みという不遇っぷり。
あまりにも多くの点で相方に遅れをとっているが、ここで終わる彼女(彼?)ではない。

彼女の最大の強みはなんといっても特性「おみとおし」で相手の持ち物が分かるということ。
プレイヤーに洞察力があれば相手の型を看破することも夢ではないはずだ。

半端な種族値からアタッカーよりもサポート型としての運用が主であり、「ちょうはつ」やポケ召喚で簡単に止まってしまうのが難点。
一応「シャドーボール」「あくのはどう」「10まんボルト」「エナジーボール」「シグナルビーム」「イカサマ」とサブウェポンは豊富なので、アタッカー型で意表を突けなくはない。
めざめるパワー」はかくとうほのおこおりあたりが候補。
「ミラーコート」も覚えるが、特殊技を撃たれる機会が少ないので使いづらいか。

BWからの登場した「マジックルーム」を覚えるポケモンの一匹。
相手の持ち物把握からのマジックルームだッ!!
と思っても能力不足がどうしても目につく上技が一つ埋まってしまうのが痛いので現状少ない。
ともあれ、特性のおかげで中々面白い動き方が出来るのでトレーナーの想像力が試されるポケモンと言えるだろう。


隠れ特性はなんと「かげふみ」。
その強さはソーナンスダグトリオがすでに実証済み。なお、ソーナンス同様「ミラーコート」を使った戦法もとれる。
しかし何故かあまり話題に上がらなかった…強いて言うならなまけ仲間作りアイアントと組み合わせるアイアンゴチルゼル戦略ぐらいである。
原因は恐らく同世代シャンデラの隠れ特性のせいだろう(あちらは結局解禁されなかったが…)。

とにかく、この特性の追加によりアタッカー型でも活躍が見込めるようになった。
メガゲンガーとは覚える技やメガシンカ枠を使わない点で差別化が可能。
こちらは有利な相手を拘束している間に「かげぶんしん」だけでなく「めいそう」を積むこともできる。

第六世代では通常特性に「かちき」が追加。
何かの能力を下げられると特攻が2段階上昇するというもの。
これにより微妙な特攻を大きく強化できる。
しかしミロカロスプクリンなども同時に「かちき」を得たので、やはりここでも話題にはならなかった……。
むしろマイナーポケモンである上に使用率も低い特性なので、発動は割と狙いやすい。


…以上のように、上手く戦わすにはトレーナーの想像力、つまり実力が試されるので、この点においても愛さえあればどうにでもなるということである。
おみとおしで邪な心を見通すか、かげふみで逃げられなくするか、かちきで奇襲をかけるか・・・
選ぶのはあなた自身である。


■アニメでのゴチルゼル


ゴチム、ゴチミル含め全て登場済み。

BW21話にはメインゲストポケモンとして登場
ゴチルゼルの鳴き声(CV:水田わさび)に困惑した人も多いのではないだろうか。
「ゴォォチィィルゥゥゼェェルゥゥ!!(`・ω・´)」
しかしストーリー的にはBW屈指のいい話と言われているので知らない人も是非ご覧いただきたい。

また逆に2011年末のコピペロス回に登場したゴチミルの可愛さにきゅんときた人も多いのではなかろうか。
「みちる…(´・ω・`)」


映画『白き英雄 レシラム』ではゴチム、ゴチミル、ゴチルゼルが共に銀幕デビューを果たしている。

なお、ゴチムとゴチミルのトレーナーはゴスロリである。



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最終更新:2023年07月29日 08:17