辛子明太子

登録日:2012/05/19(土) 21:29:08
更新日:2017/06/03 Sat 22:09:01
所要時間:約 5 分で読めます




辛子明太子とは、スケソウダラの卵巣である「タラコ」を、唐辛子を主とした調味料に漬け込んで調味したものである。上の画像(拾えてません)はそれのマン。
福岡県博多の名産品として知られているが、その他の九州各県や山口等でも土産物として販売されている。

そのルーツを辿ると、朝鮮半島のタラコの唐辛子漬けに行き着く。
語源は、中国語にて鱈を意味する「明太」から来ており(因みロシア語でもメンタイと言う)、
これが朝鮮にてキムチと同じ味付けを施した「明太漬け(ミョンナンジョ)」となり、更にそれが日本に伝わったものである。

明太(タラ)の子供だから明太子で、それを唐辛子で味付けをしたから辛子明太子なのだが、
現代は単に「明太」、もしくは「明太子」と呼ぶだけで辛子明太子を指すようになった。
当初は朝鮮半島に近かった下関にて作られた、唐辛子粉やニンニク等をまぶした「まぶし型辛子明太子」が主流であったが、
長期間の保存には無向きであり、博多のふくやにて開発された「漬け込み型辛子明太子」にじょじょに主流が移っていった。
因みに、当時のふくやの社長はこれを全国に広めるべく、敢えて特許をとらなかった。
もし特許を取れば何億円もの利益があったものを捨ててまで全国に製法を広めてくれた社長には、心からの賛辞を贈りたい。
現在、これが無ければ辛子明太子は、土産物としてたまにしか食卓に並ばないものになっていただろう。
卵巣の形を保ったものは真子(まこ)、切ったものを切り子と呼ぶ。更に、中身だけ取り出したものはバラ子である(チューブの明太子とか)。
お土産としては綺麗な形の真子がもちろん良いが、家庭で食べる際には安価な切り子がおすすめ。

また、辛子明太子と言えばこれまでの文章のような真っ赤な色を連想しがちだが、それは着色料の色であり、
本来的にはこんな感じの淡いピンク色なのが本当である。
食味感を出すべく使われるい着色料だが、現代は健康志向やキツい色を敬遠する人が増えた等の理由により、ほんのり桜色の辛子明太子も増えてきた。
ピンクの辛子明太子は辛味もキツくなく優しい味わいなので、実際にもそちらの方がおすすめ出きる一品である。



食べ方

ご飯と一緒に

炊きたてご飯パカッフワ…して、明太子をのせてハフハフするのが一番美味しい食べ方。
中身をご飯にまぶした後、皮だけをのせて食べたり…。
海苔と一緒に巻いたり、マヨネーズを混ぜたりも美味しい。



「好きなおにぎりの具材は?」と言うアンケートでの一位の常連。
けちらずにたっぷりとおにぎりの芯にし、海苔を巻いてパクパク食べよう。
ご飯にまぶしたものをおにぎりにして海苔を巻いてもいける。



贅沢に丸々一本をお茶漬け海苔と共にご飯に載せ、お湯をかけると…
辛子明太子が花のように広がり、見た目も美しい半生に。
酒の後や夜食に最高。


タラコスパゲッティ

元はさるホテルのシェフが、フランスで食べたキャビアのパスタから着想を得た一品。
歯応えの心地よいアルデンテのパスタに絡まるピリ辛な辛子明太子は、日本代表パスタにふさわしい味わい。


タラコクリームパスタ

辛子明太子をクリームに溶かして絡めたパスタ。
上記タラコスパゲッティとはまた違う、ピリっとしていながらクリーミィでなめらかな味わい。


明太フランス

マーガリンと辛子明太子を混ぜたものをフランスパンに塗った一品。センスの良いお洒落なベーカリーに並んでいるぞ


追記、修正は、辛子明太子をオカズに通常の三倍の速度でご飯を平らげてからお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/