忍術学園

登録日:2010/09/30 Thu 23:29:38
更新日:2024/03/18 Mon 20:35:22
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忍術学園とは、漫画『落第忍者乱太郎』及び、アニメ『忍たま乱太郎』に登場する架空の学校である。

現実の小学校同様一年生から六年生までの6年制。クラス分けは各学年でい組、ろ組、は組の3組に別れている。
近畿地方*1のとある山奥に存在し、学園内はかなり広く忍たま宿舎、食堂、校舎等がある。
学年が上がるに連れて脱落者が出るらしく、そのためか六年生は最も学年の人数が少ないらしい。

くの一教室もあるが、男子生徒とは教室と宿舎は別になっている。また、くの一教室の一年生は男子一年より1つ年上。
原則男子とは別に授業を行うが、男子達と共同授業をした事もある。学食は例外で男女共有となっている。
無断で互いの長屋と教室を出入りする事は禁じられており、もし破ったら休暇没収やマラソン等の罰則があるという。

原作では夏休みの宿題は「それぞれのレベルに応じた質と量になっているはず」と伊助が発言しており、描写の限りでは一年生は漢字ドリル等の問題集や昆虫採集、アサガオの観察日記など平和なものが多い。
二年生は農業体験学習、三年生は理科ドリルの宿題が確認されておりこちらもまだ平和。
だが、四年生から判別されたものだけでもいきなり剣呑になり始め……

四年生:タソガレドキ軍の旗の奪取
五年生:オーマガトキ城の見取り図作成(原作のみ)
六年生:オーマガトキ城城主の褌の奪取、戦の真っ最中のナルト城の軒丸瓦の奪取

これらの内容が列挙されており、万一学年間を越えた宿題の取り違えが発生した場合は最悪取り返しのつかない事態になりかねないが、映画版及び基となった原作エピソードでは小松田くんがやらかした上に発覚するまで先生達に報告もしなかった為大変なことになった。
一方で一年生だからといって簡単な課題ばかり出るわけではなく、普段のテストでなら「お城の屋根瓦」だの「剣豪が装備している刀の鍔」だのの奪取を普通に要求されたりする。
もしかしたら夏休みの宿題の仕様は先生がサポートできない事から来る措置なのかもしれない。

一年生のみ教科担当と実技担当の担任が各クラス一名ずつ配置され、斜堂先生のように他の学年の担任と兼任する場合もある模様。
在任教師には元戦忍の経歴がある者も多く、その実力も確かで城の忍者からも一目置かれている。


一年生

制服は水色で井桁模様が入っている。他の学年とは違い組分けが学力で決められている。それ以外は入学式に来た順番という大雑把な分け方になっている。
これがエリート集団のい組はともかくとして、一芸特化+まとめ役(は組)、そして忍者としての根本的な資質(ろ組)と、
それぞれに適応する教師が割り振られているあたり、世の中上手くできている……?
(ただ成績順だと、庄左エ門がは組に居るのはちょっとおかしい気がするが……)

は組

主人公乱太郎が所属する組。教科担当は土井半助、実技担当は山田伝蔵
学力は低いが補習のおかげで実戦技術は高く、場合によっては三年生並みの知識を持っていることもある。
安藤先生曰く、「忍術学園で起きるトラブルの9割は一年は組と小松田秀作によるもとの学園長の思いつき」。

声:高山みなみ
主人公。保健委員会。3人組の1人で眼鏡を掛けている。お人好しな性格できり丸やしんべえに振り回されるツッコミ役。通称「不運小僧」。
父親は由緒貧しい半忍半農の平忍者で母親は元くの一。
最近は6年は組の「同室シリーズ」で伊作の不運に巻き込まれ、食満も巻き込まれる事が多くなっている。
眼鏡も同じ声の探偵のようなダテ眼鏡ではなくガチで視力は悪く*2更に人が良すぎる性格をしているため、そこらからしてもあまり忍には向いていない気もする。
因みに落第生扱いされている割に、100m走10秒の学園一の俊足の持ち主で絵も上手いと局所的にはかなり有能。
保健委員所属の生徒は例外なく不運属性持ちであり、彼も同様に何だかじめっとした感じになることも割とある。
一人称は原作では「僕」、アニメ版では「私」。
アニメ版初期は原作と微妙に性格が違い、一人称が「俺」になったりドライ且つフランクな言動が多くやや粗野な印象が強かった。
語尾に「~らん」と付けるという原作にはない謎のキャラ付けも追加されていたが、すぐに黒歴史化した

声:田中真弓
図書委員会。3人組の1人で金の亡者で金に関わることでの失策が多いものの能力バランス的には一番優秀。単位に銭の単位が付けば8桁同士のかけ算でも出来る。
銭を落とした音で遠くから呼び寄せたり、銭を投げつけて誘導することで常人以上の移動能力などを発揮させたりも可能。
その守銭奴ぶりは基本的にギャグタッチで描かれるが、その裏には戦に巻き込まれて家族を失った為に天涯孤独という切実な事情があり、時たまシリアスな言動も見せる。
また、ケチではあるが商売をするときも暴利をむさぼったりはせず、人の道に外れた商売を嫌ってる節があり、
身売りされそうになった女の子を助ける為に弁当で稼いだり、無茶な税金のせいで金が無い人々に堀から取った魚を売った際の売り上げは僅か数枚の銭のみだったり、大泥棒の弟子になろうとついて行った際、食い逃げする事が出来ずにきちんとお代を置いてから去っている。
現在は似たような生い立ちの担任の土井先生が親代わりになっており、アルバイトで稼いだ小銭で学費を払っている。
そんな生い立ちなのに裕福さをよく見せつけるしんべヱとも掛け値なしの親友になっている辺りかなり精神が強い。
基本的には皮肉屋でひと言多い。ただ物語が進むにつれ自分達よりあくの強いキャラばかりになってきたこともあり、ひと言多いままだが皮肉屋の面は薄まってきている。
最近6年の鍛錬組(小平太、長次、文次郎)がアルバイトに関わる事が増えたせいか、その度に頭を抱えている。
金楽寺への賽銭の回では、銭を握ると自分の意思では手放せない上、無理に手を開くと精神が崩壊することが描写された。銭の計算が得意なのに会計委員会ではなく図書委員会に所属しているのもこのため。
ちなみに図書委員は彼含めて全員の性格が余りにもバラバラ過ぎる上にかなりのくせ者揃いという混沌っぷりを見せつつも、結果的に最も安定したバランスが取れてしまっているという奇妙な状況に陥っている。
「摂津」は単に出身地であり、彼には名字が無い。
乱太郎の父親と母親は明かされているが、きり丸の父と母は故人だとはいえどちらも一度も顔が明かされた事がない。
もし仮に顔は覚えてないにしても視聴者には明かされてほしいと思う。顔を覚えていれば回想シーンで見せてほしいが・・。
つどい設定によると父母以外に兄がいたとされている。
乱太郎からはたまに「きりちゃん」と呼ばれる事がある。
初期のエンディングでのキャスト紹介時、キリ丸と表記されていた。

声:一龍斎貞友*3
用具委員会。3人組の1人でかなりの食いしん坊だが、臼砲を載せた車を押す、山積みの鎧を担ぐなどものすごい怪力を誇る。
実家は堺の大貿易商のお坊ちゃん。鼻水でカピカピに固まった布団は文字通りの銃弾避けになる硬さ。その他にもトリモチにしたりと鼻水が活躍する場面は多い。
また、リンスを忘れると髪が鋼鉄化し(土井先生は触っただけで指をケガした)、熊手で梳かす必要がある。
きり丸、乱太郎とは同室で、一度部屋替えが行われたが、その際一人部屋となり部屋が腐海と化したので取りやめとなった。
仙蔵の天敵(水分的な意味で)。現時点で、父と妹・カメ子は明かされているが母はまだ不明である。
その体型やどんくささなどから忍者には向いていないと言われており素の身体能力は一般人未満。実際一人だけ訓練を失敗しているシーンなども目立つ。
性格面も優しすぎる・気が弱すぎる・のんびりしすぎ・生い立ち故に庶民の生活をあまり知らない天然っぷりなどやはり忍に向いていない要素が目立つ。
その為、しんべヱのせいでピンチになった事が何回もある。
しかしながら誰にでも警戒心を抱かせず、相手に合わせた対応が取れるため、情報を引き出す順忍としての素質はある。
また体力面では自分の頭ほどもある岩を10メートル程先にぶん投げる事が出来るほどの怪力を誇る。

  • 黒木 庄左ヱ門(くろき・しょうざえもん)
声:摩味*4(第1期 - 第11期)→東サオリ*5(第12期 - )
学級委員長委員会。実家は炭屋。庄二郎という赤ん坊の弟がおり、休暇中はよく面倒を見ている。
は組の頭脳と呼ばれ、は組の偏差値を支えている。
学園全体から見ても明らかに『出来る男』であり、正直二年生に昇格してもおかしくないがなぜか一年生のまま。
冷静沈着だが冷静過ぎて突っ込まれたりする訳の分からない役。
一応常にツッコミ役というわけではなく、時々やっぱは組なんだなと思わせる描写も見せる。
「庄ちゃんってばいつも冷静ねぇ」

  • 二郭 伊助(にのくるわ・いすけ)
声:佐藤智恵、鈴木富子(第2期第46話代役)
火薬委員会。家事が得意なは組のオカン。実家は染物屋。
は組の生徒としては珍しく明らかに真面目な上に大人しめの性格。庄左ヱ門と同室の生徒。全体的に影が薄めだが、(は組全体に言えることだが)友情面はかなり厚い。
ちなみに火薬委員会の生徒は全員真面目で活動も目立たないとされていて困ることはほとんどないはずなのだが、いじめっ子の三郎次が所属していることや、
所属委員はどいつもこいつも真面目ながらも伊助以外は絶妙なところでどこかズレているせいで苦労もやや多い。
初期は前髪が描かれていなかったが、後に描かれるようになる。

  • 笹山 兵太夫(ささやま・へいだゆう)
声:むたあきこ、江森浩子(第1期代役)
作法委員会。実家は武家。
からくりを作るのが趣味で相方は三治郎。部屋はからくり部屋になっており、六年生や教職員でも時折引っ掛かるレベル。
は組に居るので総合的な成績は悪いと思われるが、からくり絡みに関する実績などは明らかに突出している。
地味にきり丸並に余計な一言が多いのでよく怒られている。
からくりに力を注ぎ過ぎてとても真面目とは言えないくせ者。
アニメ版と原作とでは結構顔が違う。

  • 夢前 三治郎(ゆめさき・さんじろう)
声:江森浩子、峰あつ子(第2期代役)
生物委員会。常に笑顔の兵太夫の相方。さらりと毒舌を言ったりする。
父親は山伏で、休暇中は一緒に修行をしている。乱太郎の次に足が速く、彼にライバル意識を抱くエピソードが幾つか描かれている。
体が丈夫だったり兵太夫と一緒にからくりを作ったりして器用な所を見せる。ただ笑顔のせいで無駄にゲンコツをもらったりなど損な役回りも多い。
更に生物委員は危険生物を大量に飼育し愛している伊賀崎孫兵の影響下にある、ある意味最も問題のある委員会なのでそこに所属していること自体も損な役回りだったりする。

  • 加藤 団蔵(かとう・だんぞう)
声:江森浩子、嶋村カオル(第4期第6話代役)
会計委員会。父親が馬借の親方で馬術が得意の若旦那。
国語が苦手で字が恐ろしく汚い。ついでに部屋も汚かったりする。
旧映画では主役級の扱いを受けた。
ボケるところも割と見せるが、はっきりとした性格なので庄左ヱ門と共にまとめ役になっていることも多い。
アニメ版初期の顔は白目が描かれており、きり丸そっくりであった。

  • 佐武 虎若(さたけ・とらわか)
声:小林優子、高乃麗(第2期代役)、江森浩子(第2期第117話・第118話代役)、志乃宮風子(第3期第82話代役)
生物委員会。佐武鉄砲隊隊長の息子で、鉄砲マニア。火縄銃の名手である山田先生に指導を受ける為に入学した。火縄銃を持つと顔つきが変わる
知識欲は相当なものだが爪の甘いところも多く、まだまだ達人とは言えない。
ちなみに鉄砲マニアなど火器の扱いを得意とする者は、事故防止のため火薬委員会には入れないという暗黙の了解があるので生物委員会所属でおかしくない。
鉄砲隊のエース的な存在の照星にあこがれており、彼の登場以後見せ場が多くなる。父より照星の方が優先順位が上なせいで、よく父の扱いがぞんざいになる。
アニメ版初期の顔は現在よりも色白で頬が赤く描かれていた。

  • 山村 喜三太(やまむら・きさんた)
声:鈴木富子(第1期 - 第11期)→杉本沙織(第12期 - 第25期第33話、第26期 - 第29期)→大和田仁美(第25期第38話 - 第25期スペシャル、第30期 - )
用具委員会。実家は武家。父親の転勤で近畿地方に移り住むことになり、風魔の学校から忍術学園に転入した。風魔の校長の孫で曾々祖母のリリーは風魔くの一。
天然でマイペース。ペットとして大量の蛞蝓を飼っているがよく脱走する。
この蛞蝓たちの動きは漫画(アニメ)的表現から割と素早く、
そして流石の忍術学園でも大量の蛞蝓が平気という人物はほとんど居ないため、ある意味では最強に近いキャラとなっている。
ちなみに蛞蝓を可愛がる理由は風魔の忍術学校に通っていた際、毒薬の調合に必要な毒ガエルの餌として蛞蝓を育てていたら次第に愛着が湧いてしまった為。
しんべヱ共々食満には可愛がられているが、水分的な意味で仙蔵からは忌避されている。事実二人が関わるとろくな目に遭っていない。
映画2作目では、小松田の手痛いミスのせいで酷い目に遭う。

  • 皆本 金吾(みなもと・きんご)
声:渡辺久美子、江森浩子(第1期代役)
編入生。体育委員会所属。泣き虫で甘えん坊な性格を直すための修行中に乱太郎達と出会って忍術学園に編入。剣術を習う為に戸部先生に弟子入りしている。
家まで往復30日と遠いため、休暇中は戸部先生の家に預けられているが、彼の動くものを見ると見境なく刀を振り回す悪癖や武芸者の殴り込みなどで家を追い出されることが多く、まともな生活が出来ていない。
比較的まともな性格をしているが、あの戸部先生を尊敬しているだけあってやっぱおかしいところもやや目立つ。


い組

成績優秀だが逆に実戦経験に乏しく、咄嗟の対応力が低い。何かとは組に嫌みを言う。教科担当は安藤夏之丞、実技担当は厚着太逸。
は組を侮る延長からか何かと敵を侮る傾向にあるので、能力の高さから途中までは上手くいくことが多いが最終的にはしてやられることが多い。
友情に厚いは組と異なり、団結力に欠ける印象もある。

  • 黒門 伝七(くろかど・でんしち)
声:佐藤ゆうこ
第10期初登場。作法委員会。教科書の通り行動する所謂マニュアル系。嫌みだが、は組の実戦経験は認めている。
アニメ版初期は名前が「天才丸」(声:亀井芳子)で、秀才丸(左吉)と兄弟という設定で学年も二年生だったが、途中から原作通りに一年生となり名前も変更された。

  • 任暁 佐吉(にんぎょう・さきち)
声:梅田貴公美
第10期初登場。会計委員会。自称「学年一の秀才」。親友の伝七と行動する。は組のことを馬鹿にしているが、は組のことを羨ましく思う場面もある。
アニメ初期は名前が「秀才丸」(声:永澤菜教)で、「天才丸」(伝七)と兄弟という設定で学年も二年生だったが、途中から原作通りに一年生となり名前も変更された。

  • 上ノ島 一平(かみのしま・いっぺい)
声:坂戸こまつな
第16期初登場。生物委員会。い組の中では影が薄いがい組にしては珍しく善良な性格。動物好きで怪我をしたウサギの面倒を見たり、孫兵のペットのジュンコに好かれたりとアニメではその面が強調されている。基本的にはおっとりしているものの、したたかな部分も持ち合わせている。アニメではしんべヱとよく絡む。

  • 今福 彦四郎(いまふく・ひこしろう)
声:斎賀みつき
第16期初登場。学級委員長委員会。他のい組ほど嫌みではなく、「は組程いろんな忍者に会ってない」とこぼしたこともある。同じ学級委員長である庄左ヱ門との絡みが多い。
学級委員長としてい組の為に立ち回ろうとするが、何かと空回りしがち。だがその心優しい性格は学級委員長委員会のメンバーから高く信頼されており、学園長からの評価も高い。
安藤先生含めてい組はプライドの高い連中が揃っているという設定のせいで、とにかく苦労している姿をよく見かける。


ろ組

担任の斜堂先生の影響を受け、不気味な雰囲気を醸し出しており、全員顔に縦線が入っている。何故か担任の斜堂先生と屋根裏に居る事もある。教科担当は斜堂影麿(二年ろ組教科担当と兼任)、実技担当は日向墨男。
イメージ的にはは組より出来が悪いように見えるが、総合的にはは組より成績優秀である。
冷静な人材揃いなので、成績は不明だが頭脳面ではい組を上回っている印象を受ける。

  • 鶴町 伏木蔵(つるまち・ふしきぞう)
声:太田真由美(第11期)→青山桐子(第12期)→坂戸こまつな(第16期 - )
第11期初登場。保健委員会。ろ組の中では一番出番に恵まれている。乱太郎達との絡みが多く、最近はタソガレドキ城との絡みも多い。すごいスリル~

  • 二ノ坪 怪士丸(にのつぼ・あやかしまる)
声:佐藤智恵
第10期初登場。図書委員会。骨格が浮き出るほど貧相な外見。好きな言葉は友情。趣味は柳の木の下で幽霊ごっこ。

  • 下坂部 平太(しもさかべ・へいた)
声:渡辺久美子(第10期)→吉田小百合(第16期 - )
第10期初登場。用具委員会。孫次郎の友人。アニメでは不遇。ビビりな性格でよくチビる。趣味は墓場でのかくれんぼ。

  • 初島 孫次郎(はつしま・まごじろう)
声:嶋方淳子
第14期初登場。生物委員会。マイペースな性格でろ組の生徒の中では表情豊かで笑顔が多い。アニメで生物委員会が合唱している時に謎の不協和音が聴こえてきたら孫次郎の声である。


二年生

昔はかなり活躍していたものの、上級生が増えるにつれて影が薄くなった。制服は青。
アニメ版放送開始当初は二年生以上の制服は青で統一されていたが、後に二年生のパーソナルカラーが青となった。
一年生たちも相当癖が強いのだが後に登場した上級生達はそれを上回るとんでも具合だったため、
そこが一年生(特に素直なは組)をいじめたり甘く見たりする要因となっていた模様。

  • 池田 三郎次(いけだ・さぶろうじ)
声:高乃麗(第1期 - 第6期)→志乃宮風子(第6期第12話 - )、安達忍(第1期第46話代役)
第1期初登場。い組。火薬委員会。実家は漁師で、水泳や水遁の術が得意。
初期は久作、左近と共に一年は組にちょっかいを出したり、滝夜叉丸とコンビで登場する事が多く、は組や滝夜叉丸のボケに対するツッコミ役としての活躍が多かった。最近は性格が丸くなって、は組に幼稚ないたずらをしかけるボケ役の色彩が強くなっている。

  • 川西 左近(かわにし・さこん)
声:高戸靖広(第3期、第5期、第8期、第12期)→鈴木麗子(第9期、第12期、第13期)→天田有希子(第16期 - )、鈴木富子(第9期第18話代役)
第3期初登場。い組。保健委員会。当初は三郎次、久作と共には組にちょっかいを出していた。その一方で困ってる人がいると放っておけないなど優しい面も見られる。保健委員会の例に漏れず、不運な目に遭いやすい。
保健委員会の夜食のうどんを作るのは彼の仕事。

  • 能勢 久作(のせ・きゅうさく)
声:峰あつ子(第1期)→土門仁(第8期 - )、さとうあい(第1期第46話)
第1期初登場。い組。図書委員会。真面目で融通が聞かないが、限界を越えるとキレる。
44巻では里芋行者の興行で口上役を務めるという意外な才能を発揮。
アニメ版初期は何故か原作とは似ても似つかないデザインとなっており、現在では黒歴史扱いされている(別名:旧作)。

  • 時友 四郎兵衛(ときとも・しろべえ)
声:足立友(第16期 - 第21期)→菊池こころ(第22期 - )
第16期初登場。は組。体育委員会。パペットのように呆けた顔をしている。
三郎次、左近、久作とは違って一年生に意地悪をしない良心的な人物だが、天然で不思議な言動をすることが多く、何を考えているか分からないと称される。
羽丹羽の編入でクラスメイトが増えたことを心から喜んでおり、良き友人関係を築いている。
何かと暴君の奇行に巻き込まれる。

  • 羽丹羽 石人(はにわ・せきと)
声:村瀬歩
第28期初登場。は組。火薬委員会。
父親はカワタレドキ城に仕える侍。忍者が居ないために情報収集も出来ないまま戦で窮地に立たされる城を救うため、父の言い付けで忍者の勉強に励む事になり、忍術学園に編入した。
真面目で物腰が柔らかい性格。
元々は作者の別作品『はむこ参る!』*6の登場人物である。


三年生

トラブルメーカー多数で色んな意味で方向音痴。だが学年の結束力は高い。当初は四年生とは仲が悪かったが、次第にそのような描写は見られなくなった。制服は萌黄色。

  • 伊賀崎 孫兵(いがさき・まごへい)
声:優希比呂*7(第1期)→千葉一伸(第3期 - )
第1期初登場。い組。生物委員会。飼っている有毒生物を脱走させて騒ぎを起こす毒虫野郎にして虫の生態にも詳しいロマンチスト。毒蛇のジュンコを首に巻いて連れ歩いている。とにかく有毒生物ラブな人。
幅広い忍術学園の中でも屈指の危険人物であり、とにかく問題を起こしている。生物委員会がとんでも委員会になったのも大体この人のせい(他の生物委員はむしろまともな部類)。作中でもかなりの美形と思われるが、この様な性格のため勿論浮いた話は皆無。
上級生の中で最初に登場したキャラクターでもある。
左腕に巻いてるのは火縄で爆薬も所持しており、これには万一毒蛇に噛まれた際に焼いて消毒、いざとなったら毒が回る前に患部ごと吹き飛ばすためのものという、実は重い設定がある。
クラスは違うが、三反田数馬と行動を共にするシーンが多い。

  • 神崎 左門(かんざき・さもん)
声:宮田幸季
第10期初登場。ろ組。会計委員会。決断力のある方向音痴。記憶力は良い。いくら失敗しても自分の決断を信じている。
勝手にどっかすっ飛んでいるが、そのおかげで有用な情報を持っていたりとなかなかに侮り難い。

  • 次屋 三之助(つぎや・さんのすけ)
声:まるたまり
第16期初登場。ろ組。体育委員会。無自覚の方向音痴。方向音痴を除けば三年生の中では比較的マシな性格。
37巻では侵入したオーマガトキ城に雑草が生えてないことから兵糧の枯渇を見抜く。

  • 富松 作兵衛(とまつ・さくべえ)
声:青山桐子
第16期初登場。ろ組。用具委員会。べらんめぇ口調が特徴。割としっかりした常識人だが妄想癖があり、時に想像があらぬ方向に暴走して取り乱す思考の方向音痴。
非常に責任感が強く、用具委員会委員長の食満からの信頼も厚い。
次屋と左門のストッパー兼オカン。逸れないようにロープで牽引する事もあるが、よく引き千切られて脱走するため探しに行く事になる。

  • 浦風 藤内(うらかぜ・とうない)
声:桃森すもも
第16期初登場。は組。作法委員会。予習復習の鬼で努力の方向音痴。委員会の先輩後輩に振り回されたり、同級生たちの方向音痴に振り回されたり、割と巻き込まれ不運なところがある。

  • 三反田 数馬(さんたんだ・かずま)
声:下野紘
第16期初登場。は組。保健委員会。つい最近まで存在すら忘れられていた。声のせいでややヘタレ気味。
公式で存在感が方向音痴とされている。
保健委員会としての責任感は強く、学園内で頻発する怪我の手当に日々走り回っている。他クラスではあるが孫兵と仲が良く、アニメでは数馬の職場体験先にわざわざ孫兵が遊びに来るなどかなり親しい間柄として描かれている。


四年生

妙に癖のある生徒が集まっている。自称アイドル学年。編入生である守一郎とタカ丸を除く生徒は自分の使う道具に女の名前を付けている。ぶっちゃけ全学年の中でもどいつこいつも将来が不安…いや三年生よりはマシか。制服は紫。
中途入学組は基本的にこの学年に編入される事が多い。
初期は「変な先輩」の筆頭格だったが、後に登場した六年と三年の濃さに挟まれて苦労人のイメージに(四年のキャラが濃くないとは言ってない)。

声:高木渉
第1期初登場。い組。体育委員会。戦輪の使い手。目玉焼きが好み。実力は確かだが、自惚れ癖が酷すぎて「性格はカス」ときり丸達が言う程の評判。第1期から登場していることやその濃いキャラクターから、おそらく上級生の中で一番知られているキャラであろう。「輪っかみたいなものを投げるナルシスト」と言えば大体通じる。
自惚れ癖が極まっているのでとにかく自慢話をしてくる。
その一方で意外にも礼節を弁えており上級生には丁寧に接し下級生の面倒見も良い。自惚れ癖についても上手く利用すれば気前よく丁寧に教えてくれたり助けてくれる。
体育委員会委員長の七松小平太が規格外すぎるので、委員会絡みの時はその常識人っぷりがよく分かる。
自分中心に物事を考えているかと思いきや、的確な解説をしたり人の短所を見抜く目も確かなので先生役としても非常に優れている。
ドラマCDで後輩を休ませたいが為に見せた自己犠牲には涙を誘われる。

  • 綾部 喜八郎(あやべ・きはちろう)
声:石田彰
第13期初登場。い組。作法委員会。飄々として掴み所がない。穴堀が趣味で「穴掘り小僧」の二つ名を持ち、その腕前はプロにも通じる。アニメだと性格にブレがある。
思いついた時にところ構わず穴を掘るのでフレンドリーファイアが絶えない。映画版及びその基となった話ではついに文次郎から怒鳴られた。当然過ぎる…。
穴掘りばかりしている為、意外と力持ち。
滝夜叉丸とは同室だが、部屋に大きく貼られた滝夜叉丸の自画像ポスター(滝夜叉丸お手製)には非常に不快感を示している。ただ基本的には関係は良好。

  • 田村 三木ヱ門(たむら・みきえもん)
声:安達忍
第1期初登場。ろ組。会計委員会。火器マニア。玉子焼きが好み。自称「忍術学園のアイドル」。滝夜叉丸をライバル視している。こちらも自惚れが強い。街で声をかけられるほどの美少年ではあるが、整形疑惑がある。
虎若と同じく照星に憧れている。真面目だが滝夜叉丸より好戦的な面が目立つ。
42巻ではその照星に厳しく指導されプライドがズタズタに。
会計委員会では潮江の補佐役として冷静に仕事を遂行しつつ、下級生の面倒も見ている。また転校生の浜守一郎に忍術学園のいろはを教えたり、大砲のユリコの散歩を頼んだりと着実に同室の信頼関係を育んでいる。
アニメ版の初登場の際に叫んだ「私はかやくご飯が好きダス!」は黒歴史。

  • 浜 守一郎(はま・しゅいちろう)
声:梶裕貴
第23期初登場。ろ組。用具委員会。先祖代々マツホド城の忍者の家柄だったが曽祖父の代に落城し、どこの城にも雇ってもらえずにいた。
曽祖父から忍術を教わっていたが、火薬・火器とそれに関連した塹壕などの知識がないもので、教わっていた忍術が既に時代遅れのものだと知り忍術学園に編入を決めた。
熱い性格だが笑いの沸点は低く安藤先生の寒い親父ギャグにも爆笑してしまう。
また、曽祖父が年を取って耳が遠くなっていたために普段から大声で話す癖がついてしまっているなど忍者として致命的な面も持っている。
長年孤独に過ごしていた過去から人と関わりたいという気持ちが強く、無意識のうちに接近戦用の南蛮鉤を得意武器としていたことを用具委員会委員長の食満から指摘された。

  • 斎藤 タカ丸(さいとう・たかまる)
声:浪川大輔
第15期初登場。は組。火薬委員会。歳は六年生と同じだが、忍術の経験がないため四年生に編入。同級生や五年生を含む生徒の大半からは「タカ丸さん」と呼ばれている。
元髪結いで、傷んだ髪を見ると引きちぎる程に髪の手入れがぞんざいな者を許せない。辻刈りをしていた時があった。ブリーチやトリートメント、MC等室町時代には存在しない言葉を言うが、本作ではよくあること。
「知らないことを教えてもらうのに年齢は関係ない」というのがモットー。
元は街で髪結をしていた事もあり、くの一教室の生徒からの人気はナンバーワン。本人は迷惑がっているものの、モテているという自覚はしっかりと持っている。


五年生

極端に人格が破綻した生徒はいない学年。六年生よりも精神的に落ち着いているが、地味ではない。
比較的付き合いやすいもののどこかが致命的にズレている生徒が多い。制服は群青色*8

  • 久々知 兵助(くくち・へいすけ)
声:小田敏充
第16期初登場。い組。火薬委員会委員長代理。長いまつ毛が特徴。豆腐が好きな「豆腐小僧」。最近は豆腐を手作りしている。
食堂のおばちゃんが夕飯のアンケートを取った際、ひたすら豆腐料理を羅列したせいで五年生の夕飯が豆腐料理になった。
原作では豆腐好きを否定しつつもやたらと豆腐に詳しいというキャラクターだったが、アニメ版ではもはや豆腐への愛がだだ漏れ。
作中でも成績優秀、文武両道が明言されており、五年生の任務でも重要な役割を任されることが多い。

  • 尾浜 勘右衛門(おはま・かんえもん)
声:渋谷茂
第18期初登場。い組。学級委員長委員会。天然な性格で巻き込まれるタイプ。
乱太郎達の人馬の練習で怪我をするという登場をしながら存在を忘れ去られ、16年の時を経て再登場した。
ドレッドヘアーというよりはうどんのように見える不思議な髪型で、暗闇でも判別できる程。
飄々とした性格ではあるが面倒見が良く優秀。乱太郎達に宿題のヒントを教えたり、時には後輩のために憎まれ役を買って出ることもあるなど、頼りがいのある上級生として描かれている。

  • 不破 雷蔵(ふわ・らいぞう)
声:金丸淳一
第3期初登場。ろ組。図書委員会。温厚で優しい上級生。優柔不断で延々と迷い続けて寝るという悪癖がある。
雑渡昆奈門から名指しで「善法寺伊作とは違うベクトルで忍者に向いてない」と言われ、特訓によって幾分かは改善された。
しかし、あくまで周囲の状況や情報を元に決断している為、食堂のメニューではいまだに迷い続けている。
鉢屋三郎に数年単位で変装に自分の顔を使われているが、一切気にする素振りを見せない豪胆な神経の持ち主。
名前の由来は優柔不断を意味する「付和雷同」。コレと同じ由来。

  • 鉢屋 三郎(はちや・さぶろう)
声:山崎たくみ
第3期初登場。ろ組。学級委員長委員会。六年を上回る変装の名人で本当の顔は誰も知らない。普段は雷蔵の顔を借りている。
変装の腕を磨く延長からか身体能力もとんでもないことになっており、武道大会の優勝経験もある。変装を見破ることも得意と実に優秀。
変装趣味から分析力にも長けた一面を見せることも有る。
しかし自身の性格に関しては茶目っ気が強く、無駄に変装していることや悪戯をしかけることも多い辺り、五年生では珍しい行動的な問題児。
しんべヱの顔は変装しやすいという理由で好きだが等身がおかしくなるためしんべヱからは不評。しんべヱ本人曰く「不愉快です…」。
父親も変装の名人で、鉢屋以上の腕らしい。

  • 竹谷 八左エ門(たけや・はちざえもん)
声:東龍一
第16期初登場。ろ組。生物委員会委員長代理。一度生物を飼ったら最後まで面倒を見るという信念を持つ。五年生で1人だけ16期OPをハブられた。
優しく責任感のある性格で信頼は厚い。
ただあの問題委員会の生物委員の委員長代理なので忙しい日々を過ごしがちな苦労人。
久々知兵助とは同じ委員長代理という微妙な立場同士気が合うことが多く、お互いに励まし合いながら日々頑張っている。


六年生

最高学年で総合的な実力も確かなのだが妙に落ち着きが無い。
しかも武闘派揃いで、最上級生なこともあって暴れ始めるとたちが悪いことも特徴。
ほぼ全員が「忍術学園一~」という肩書を持っており、何かにつけて自己主張が激しい四年生よりもキャラが濃かったりする。制服は深緑色。
六年生になると座学が少なくなり殆ど実戦形式の授業になるので学園にいること自体が少なくなるらしいが、しょっちゅういるのはご愛嬌。

  • 潮江 文次郎(しおえ・もんじろう)
声:成田剣
第6期初登場。い組。会計委員会委員長。学園一ギンギンに忍者している鍛練バカ。何かと他の委員会と張り合う。食満をライバル視している。どう見てもいちゃもん。
各委員会の予算を、一応それなりの理由があるとはいえ余りにもばっさりカットするせいか、時々各委員会が直訴する時がある。またその鍛錬バカ振りによく委員会メンバーも巻き込まれる。
悔しい事があるとところ構わず頭を打ち付ける悪癖があり、そのせいで破損した物品を修理する羽目になる為、食満との仲は悪化する一方。
窮地に陥れば食満と協力する事はあるが、その後局地的な大雨が降る*9。団蔵の実家である馬借の会計の見直しを任された事もある程計算能力自体は高い。
後輩への気配りを忘れない一面があり、
学園長の思いつきで委員長の配置換えが行われた際統廃合で合併した保健・体育委員長となった時は、親切に説明をしていた。
また同室の立花仙蔵とは一年生からの付き合いであり、昔は身体の小さかった彼をよく助けていたため、仙蔵からの信頼は非常に厚い。

  • 立花 仙蔵(たちばな・せんぞう)
声:保志総一朗
第6期初登場。い組。作法委員会委員長。成績優秀。サラサラストレートヘアランキング第1位。火薬の扱いにかけては学園一と評され、炮烙火矢や火勢剣(簡単に言えば炎上する手裏剣)が武器。やや短気。
また、一年は組の喜三太・しんべヱの湿り気コンビとの厳禁シリーズは毎期のお約束で爆発オチの被害に遭い、火薬・火器と相性最悪な二人の事を苦手には思っているものの、映画2作目では喜三太に協力した。
クールな美丈夫でありくノ一からの人気も高いが、ノリがいい一面も見せる。作法委員会の後輩からも慕われている。

  • 七松 小平太(ななまつ・こへいた)
声:神奈延年*10
第6期初登場。ろ組。体育委員会委員長。「いけいけどんどーん!」
あの滝夜叉丸を黙らせる程豪快な性格の学園一の体力バカ。砲弾を素足で蹴り飛ばせるクソ力を持つ暴君。塹壕掘りが趣味。
作画ミスで指が6本になった事がある。
長次がトスしたものをアタックする悪癖があり、それが原因で焙烙火矢を地面に打ち付けて離れを一つ壊したり、砲弾をアタックしようとして手首を折ったり、脱臼した事がある。
体育委員会がブラック企業ならぬブラック委員会たる原因。体育委員会の予算カットは小平太が掘った塹壕の修繕費用が予算から天引きされていることも一因となっている。
委員長の配置換えの際、くじ引きの末図書委員長となってしまい、蔵書を滅茶苦茶にした為長次と一触即発の事態となったことも。
原作者曰く、「なんで六年まで進級できたかもわからない程のアホの子」だが、忍者文字を解読するなど一応教養はある。
50巻では金吾や長次が協力したことから人望も厚い模様。

  • 中在家 長次(なかざいけ・ちょうじ)
声:渋谷茂
第6期初登場。ろ組。図書委員会委員長。学園一口数が少ない寡黙な男。飛んでくる物をバレーボールのようにトスする癖がある。
更に声が小さいせいで図書委員の後輩が通訳したりする。図書委員の仕事などから手先は器用。
感情と表情が食い違うヘンテコな体質。仏頂面の時は機嫌が良く、不機嫌な時ほど不気味な笑みを浮かべる。大喜びのときは鬼のような怒り顔になるとか…。もそ。
昔は普通に笑っていたらしいが、得意とする武器の特性上訓練中に顔を怪我する事が多く、笑うと傷が痛むのであまり笑わなくなった。このせいか老け顔に見られるらしく、きり丸と一緒の時は父親と間違われた。
余りにも利用者が本の返却期限を守らないせいで一度激怒(大爆笑)した事がある。
本気でキレて暴れ始めると武闘派揃いの六年生総掛かりでも止められないらしく、事実鍛錬バカの小平太と文次郎二人がかりでも抑え切れなかった為、本気でキレた時に限定すれば学園最強候補という声も。
最近再び堪忍袋の緒が切れてしまい、ニュータイプの感応波じみた何かを発信した。
小平太が参加する時は同室のよしみで一緒に参加したり、きり丸の学費免除の為にマラソンで尽力するなど他人想いな一面もある。
メンバーのあくがやたら強い図書委員会を立派にまとめあげている(?)など、他の六年生と比べても何かと優秀な面が目立つ。
その一方で生物委員会の紙を食う害虫も可愛がろうとする姿勢は良く思っていない。

  • 善法寺 伊作(ぜんぽうじ・いさく)
声:置鮎龍太郎
第10期初登場。は組。保健委員会委員長。優しい性格で乱太郎達のお兄さん的存在。
よく徹夜で薬を煎じるので部屋にはその匂いが染みついている。
不運な目に遭うのが常識の呪いレベルの不運な男。残念なイケメン。
不運委員会とも言われる保健委員を6年間務め上げ、綾部の掘った穴や小平太の掘った塹壕に落ちるぐらいは日常茶飯事。ただし、作中で乱太郎が更新したためか「忍術学年一~」とは呼ばれていない。
人格は立派で六年生の中でも最大の人格者だが、周囲も不運に巻き込みやすいせいでやはりあれ。
実はくの一には人気だが、理由が「お人好し過ぎて騙しやすいから」という物悲しいもの。
自他諸共に認める程忍者に向いておらず、原因は「優しすぎる事」
(ミュージカル版では「伊作が異常なまでに不運なのは、優しすぎる為に人を傷付ける事への迷いや抵抗感が無意識に動きを鈍らせてしまっているから」と評価されており、
幻術にかかって我を忘れた状態の伊作に一切不運が起こらず相手が苦戦するというシーンがある)。
もっとも、投げつけたトイレットペーパーを相手の眉間に当てている=本物の刃物であれば急所に当たっている事から本来の実力は高い。
同室シリーズで食満をよく己の不運に巻き込み、ある理由から保健委員会ぐるみでタソガレドキの忍者雑渡昆奈門と仲が良い。

  • 食満 留三郎(けま・とめさぶろう)
声:鈴木千尋
第16期初登場。は組。用具委員会委員長。戦うことが大好きな武道派。似た者同士の文次郎とはライバル。
ドクタケ校の先生にならないかと勧誘された六年として初登場。このためか解説役になる事が多い。
原作で再登場に9年の空白があった事から「9年目のプリンス」と呼ばれている。
因みに苗字の読みは「けま」であって「しょくまん」ではない(尼崎市の地名に「食満」がある)。
後輩の面倒見がよく、同室のよしみで伊作の面倒見もいいがよく不運に巻き込まれてしまう羽目に。
更に伊作が自室で薬を煎じたり委員会の予算の足しにするために始めた木彫りの仏像を作るバイトを選りに選って夜に行う事があるため、彫る音や薬草の臭いで安眠妨害や勉強の妨害に遭うこともしばしば。
その全てを「気にするな、同室じゃないか」の一言で片付ける姿には真の漢気を感じる。
得意分野が文次郎や小平太と被るためか、現在のところ六年生で「忍術学園一~」の肩書を持っていない数少ない生徒となっている。
元々はイケメンにする予定はなかったらしいが、初登場時の横顔を基にして描いたらイケメンになってしまったという経緯がある。


その他、教師などはこちらで。

乱太郎「追記・修正は忍術学園に入学してから」
三人「の段!」

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最終更新:2024年03月18日 20:35

*1 モデルは恐らく三重県上野市。

*2 眼鏡をはずした状態だと、目の前2m程先に居るきり丸が3人に分身して見えるぐらいの極度の乱視

*3 第6期までは「鈴木みえ」名義。

*4 当初は「松井摩味」名義。

*5 第12期から第30期第20話までは「東さおり」名義。

*6 作者のアシスタントである小倉あん子作画によるブンブン版

*7 当時は「結城比呂」名義。

*8 稀に「青紫」や「藍色」と表記される場合あり。

*9 そのキャラにそぐわない行動や言動を取ると大雨が降るのは本作のお約束

*10 第6期・第7期は「林延年」名義。