マッスグマ

登録日:2011/03/05 Sat 23:41:42
更新日:2023/07/29 Sat 08:44:18
所要時間:約 6 分で読めます



真っ直ぐに突っ走り障害物があるときは直角に折れ曲がって避ける。緩やかにカーブした道がとても苦手。


■データ


全国図鑑No.264
分類:とっしんポケモン
英語名:Linoone
高さ:0.5m
重さ:32.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル
特性:ものひろい(自分が道具を持っていない時、相手が道具を消費したターン終了時にその道具を拾う。本編では戦闘終了時に10%の確率で道具を拾ってくる)
  /くいしんぼう(通常HPが1/4以下になった時に食べるきのみをHPが1/2以下になった時点で食べる)
隠れ特性:はやあし(状態異常時に素早さが1.5倍になる。麻痺による素早さ半減も無効。フィールドで先頭にすると野生のポケモンと出会いにくくなる)

HP:78
攻撃:70
防御:61
特攻:50
特防:61
素早さ:100
合計:420

努力値:素早さ+2

ジグザグマがLv.20で進化する。

リージョンフォーム

とても好戦的な性質。自分より格上の相手にも平気で挑むむこうみず。

  • ガラルのすがた
分類:とっしんポケモン
高さ:0.5m
重さ:32.0kg

タイプ:あく・ノーマル
特性:ものひろい(自分が道具を持っていない時、相手が道具を消費したターン終了時にその道具を拾う。本編では戦闘終了時に10%の確率で道具を拾ってくる)
  /くいしんぼう(通常HPが1/4以下になった時に食べるきのみをHPが1/2以下になった時点で食べる)
隠れ特性:はやあし(状態異常時に素早さが1.5倍になる。麻痺による素早さ半減も無効。フィールドで先頭にすると野生のポケモンと出会いにくくなる)

  • 種族値
HP:78
攻撃:70
防御:61
特攻:50
特防:61
素早さ:100
合計:420

努力値:素早さ+2

Lv.20でガラルジグザグマから進化。
Lv.35で夜の時間帯にタチフサグマに進化。


■概要


スラッとした細長い身体を持つアナグマのようなポケモン。

ジグザグマの時はジグザグに走る事を得意としていたが、進化する事により真っ直ぐ走る方が得意になり、直進でのスピードなら時速100キロに達する。
身体の模様や毛なみもジグザグマの時はカクカクだったが、マッスグマになるときれいに真っ直ぐと並んでいる。

しかし直進が得意になった分曲がるのはかなり苦手となり、全く小回りが効かないため狩りはかなり苦手。
一応、「直角」に進行方向を変えることができるが、ゆるいカーブは曲がれないらしい。

ちなみに「とっしん」ポケモンだが「とっしん」を覚えるようになったのは意外にもORAS以降の話。
しかし進化前のジグザグマがLv.31のときに覚えられる技で、マッスグマに進化させると覚えられなくなる。
更にマッスグマはLv.35で上位互換技の「すてみタックル」を覚えるため、進化キャンセルしてまで覚える意味はない。


第8世代「剣盾」では進化前共々リージョンフォームの「ガラルのすがた」を獲得。
あくタイプが追加され、配色も茶色を基調としたものから黒と白のツートンカラーになり、目も赤くなった。
見た目の印象も悪い目付き、挑発的にだらんと出している舌、★型の模様と大きく変化している。

穏やかな性格の従来の個体と比べると非常に好戦的な性格であり、格上にもどんどん突進していく様は悩める若者からの人気を集めている。
曰く、ジグザグマ・マッスグマは本来このガラルのすがたを「原種」とするポケモンであり、
海外に渡った事でジグザグマのジグザグ動く習性は残ったものの、ガラル地方ほど厳しい環境ではないため穏やかな性格になったとの事。
これはマッスグマのモデルがアナグマで、従来のすがたは日本固有種のニホンアナグマ、リージョンフォームはヨーロッパ全域に生息するヨーロッパアナグマがモデルであることによる。

種族値・特性ともども従来のマッスグマとの違いはないが、ガラルのすがたの個体のみがタチフサグマに進化することができる。
このような類を見ないポケモンに進化するのは、前述のガラルの厳しい環境がその要因になっている模様。どれだけ修羅の国なんだガラルは…


■ゲームでのマッスグマ


進化前のジグザグマと共にホウエン地方のあらゆる草むらで序盤から頻繁に出現する、いわゆるラッタオオタチ等と同じ序盤ノーマル組

他の序盤ノーマル達の例に漏れず種族値は決して高くなく単純な戦力としては微妙…

しかし戦闘には期待出来ないものの独特かつ便利な特性「ものひろい」を持つという特徴を持つ。
手持ちにとりあえず加えているだけで勝手にアイテムを補充してくれる便利屋。

特にルビー・サファイアでは「ふしぎなアメ」や「きんのたま」等のとても有用なアイテムを序盤からガシガシ拾ってきてくれるため、
とりあえず手持ちの空きに入れておくだけでもかなり有効。

「ほしがる」や「どろぼう」等のアイテム関連の技も多く覚え、「アイテムのエキスパート」とも言える存在。
何気に「なみのり」や「いあいぎり」等の秘伝技もかなり多く覚えてくれるのもポイントで戦闘以外の面から確実にプレーヤーをサポートしてくれる。

その便利さから一時期は「ネ申」とまで呼ばれていた。

エメラルドからは「ものひろい」の仕様が変更、拾ってくるアイテムの質が自身のレベルに左右されるようになり、
レベルが低いままでは「モンスターボール」や「キズぐすり」ぐらいしか拾ってくれないため利用価値は下がった。
しかしそれでもとりあえず手持ちに入れておけばお得である点は変わり無く、
さらに頑張ってレベルを上げれば技マシン26「じしん」等の前回以上に豪華なアイテムを拾ってくれるようになっているため、まだまだネ申の威厳は失われていない。
BW以降は自分が持ち物を持っていない場合に相手が使った持ち物を回収することも可能となった。
ちなみにダブルバトルでは味方の消費アイテムも対象だが、敵側の消費アイテムが優先となる。

エメラルドではパッチールと共にジムリーダーセンリの手持ちに加わっている。

ちなみに、エメラルド序盤でオダマキ博士を追い回しているポケモンがジグザグマ(Lv.2)。
前作のポチエナならまだしも、まめだぬきにガタイのいいオッサンが襲われている光景はシュール以外の何ものでもない。
だが、現実のタヌキも怒り狂うとかなり怖いため(唸りながら激しく噛みついてくる)、実際は我々が考えているよりもガチなのかも知れない…

ガラル地方でもジグザグマを早いうちに捕まえることができるが、最序盤の草むらにはいない。
あくタイプが追加されたのもあってか、本作の悪の組織「エール団」がクスネレパルダスと共に頻繁に使ってくる。


■対戦でのマッスグマ


素早さが高い事以外は総じて能力は低く、他の序盤ノーマル同様普通に使っては戦力にならない。

しかしあのハイリスクハイリターンな強化技「はらだいこ」に、それと相性の良い「じたばた」を取得可能というというのが最大の特徴。

これらと「みがわり」を組み合わせて体力を調整し「カムラのみ」を発動。
そのまま「はらだいこ」により最大まで強化された最高威力の「じたばた」を放つというコンボにより圧倒的突破力を誇る。
その威力はノーマル半減のHP振りメタグロスでも高乱数で落とす程。

またポケモンボックスにポケモンを100匹預ける事で「しんそく」を覚えた特別なジグザグマのタマゴも入手可能。
タイプ一致補正込みでもカイリューの「しんそく」の火力に僅差で劣るが、こちらは「はらだいこ」とのコンボが可能という点が強力。
「じたばた」程の破壊力は無いが先制技なので素早さを抜かれる心配が無いのが魅力。
下手すればマッスグマ一匹に3タテを食らう事も。
こちらの場合「カムラのみ」は「チイラのみ」に変更したほうが良い。

BWから「しんそく」の優先度が+2になったのも地味なポイント。

またダイパからの新特性「くいしんぼう」により木の実を使ったコンボがよりやりやすくなったのも嬉しい。

ORASからは上記のポケモンボックスの個体はレートで使えなくなった。
代わりに2014年12月20〜21日に開催されたジャンプフェスタにて新たにカロスマーク付きのしんそくマッスグマが配布された。

しかしこれらコンボ、マッスグマ単体ではまず決まらないため、他の味方の「おきみやげ」や「ひかりのかべ」等のサポートが必須、
しかもやることがバレバレでコンボに失敗すると素の能力の低さから完全な足手まといになる等デメリットはかなり多い。
第4世代以降は先制技が蔓延しており、「こらえる」絡みのコンボは失敗率がかなり高いのも若干厳しいか。
第7世代ではフィラ~イアの実の性能の強化により、単独でのコンボ成立を狙える可能性もある。

あと、「はらだいこ」の関係か物理技のサブウェポンも異様に少なく、まともな物は「シャドークロー」と「タネばくだん」ぐらいでで止まりやすいのも欠点。
一応「あなをほる」があるが、隙が…特殊技は豊富だが実用性は多分無い。

また上記の「しんそく」はその入手方法の関係上、厳選難易度が非常に高い。本気で狙うなら妥協するにしても年単位の覚悟が必要。

まさしくハイリスクハイリターンな上級者向けのポケモン。

ネ申は常人には扱いきれないという事なのだろうか。


しかし…………………USUMにて…………なんと、


「しんそく」が一般解禁された


もう一度言うが「しんそく」が一般解禁されたのである。
タマゴ技にてついに習得可能となった。
前作でのスイクンのぜったいれいど一般解禁に次いでのまさかのサプライズとなり、厳選難易度が大きく下がった。
USM環境は先制技に厳しい上、ノーマル耐性持ちのミミッキュ鋼タイプの流行もあるので大目に見たのだと思われる。


隠れ特性は「はやあし」。
S無補正252振りで最速テッカニンデオキシスレジエレキ以外は抜ける驚異的な速さになる。
マルマインフェローチェあたりを抜けるのは地味にすごい。
この特性を使った戦法としては「かえんだま」「どくどくだま」を持って「トリック」「すりかえ」か「なげつける」で相手を火傷させる型がある。
マッスグマは「いかりのまえば」があるため定数ダメを稼ぎやすく、タイプ一致「からげんき」も第六世代からやけどの攻撃力低下を無視できるため、「かえんだま」を持たせても攻撃力を殺すことはない。
はやあしを持つノーマルタイプは他にリングマがいるが、素早さや補助技などで容易に差別化できる。


リージョンフォームのマッスグマは特性と種族値が全く同じで、技レパートリーも大きくは変わらない。
ただし、「しんそく」を覚えられないため、タイプの違いを差し引いても立ち回りは大きく異なる。
「しんそく」が必要ない「はやあし」型であればゴーストタイプを牽制できるため、原種よりも扱いやすいが、
それ以外の型であれば攻撃と耐久で勝るタチフサグマに進化させたほうが扱いやすい。


ポケスペでのマッスグマ


エメラルドがバトルファクトリーで使用。
こだわりハチマキ」+最高威力の「やつあたり」でガンガン勝ち進んだ。

ダツラのクチートの「きあいパンチ」で致命傷を負うが、てっぺきを使ったスキにこだわりハチマキをトリックで押しつけ、無力化させた。


■ポケダンでのマッスグマ


外伝作でも「ものひろい」のパワーは健在で、常に発動させればダンジョン名物アイテムをいつもより多く手に入れたりすることができる。
アイテムドロップの概念が薄いこのシリーズではLv1ダンジョンでも大きな効果を発揮するが、
救助隊の時点では、本体性能はバ火力紙装甲なので立ち回りには繊細さが試される。

『空の探検隊』ではピーピーマッスグというマッスグマにしか効き目の無いアイテムがある。
マッスグマが飲むとPPが全快するが、ジグザグマ含むその他のポケモンには水同然の代物。
いわゆるそっくりアイテムで、見た目は「ピーピーマックス」そっくり。
だが、「ぷっかつのタネ」等と違って比較的判別しやすい名前なのが救いか。



オダマキ「おーい!そこのきみ!ついき・しゅうせいしておくれーーっ!!!」

→たちさる

オダマキ「どっ どこへいくんだ!?わたしをみすてないでおくれーーーっ!」

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最終更新:2023年07月29日 08:44