竜族の神童(金色のガッシュ!!)

登録日:2011/05/02(月) 20:17:26
更新日:2024/02/02 Fri 03:18:47
所要時間:約 3 分で読めます




竜族の神童とは、漫画金色のガッシュ!!の登場人物、エルザドルとアシュロンの事。

両者ともに魔界の王を決める戦いに参加した魔物の子だが、その中でも大人でも手に負えないほどの高い戦闘能力を誇る。






以下ネタバレ含む






◆エルザドル

竜族の神童の一体で緑色をしたドラゴン型の魔物。
パートナーはアビーラ・サビーラ。

バリーに大きな影響を与えた魔物。詳しくはヴィンセント・バリー参照。
11巻巻末の外伝漫画にもシルエットで登場している。


<使用術>
●ディガル・クロウ
腕の爪の威力を強化する術。

●アギオ・ディスグルグ
牙を顎一面に増強する強化術。バリーのゴウ・ゾルシルドを容易く砕く威力を持ち、彼の片角を奪い取った。



◆アビーラ・サビーラ

エルザドルのパートナー。
術の詠唱を除くと台詞は「ま…まさか、エルザドルが負けるとは…」のみ。アップで描かれたコマもないので、どんな顔かもよく分からない。
完全版に収録されているガッシュカフェでも姿が小さすぎてよくわからなかった。




◆アシュロン

伝説の朱色(ヒヒイロ)の鱗を持って生まれた竜族の神童。
パートナーはリーン・ヴィズ。
魔界一うまい小人族が作る北麦のビール大好きで、単行本30巻の裏表紙でエルザドルと仲良く呑んでる場面が。
あれダンナってまだ子供じゃ(ry


過去にクリア・ノートと交戦し生き延びている唯一の魔物。
彼の目的と実力を目の当たりにしその目的を阻止するべく行動しており、ファウード出現時に姿を見せていなかったのもクリアの監視を続けていたため。


初登場は29巻。
「バオウ・ザケルガ」の使い手であるガッシュの善悪を見極めるため、ガッシュ達の元を訪れ交戦。
力を抑えている人型の状態ながらゼオン(金色のガッシュ!!)とも互角に渡り合ったガッシュと互角以上の戦いを繰り広げた。
自身の咆哮にも怯まず立ち向かうガッシュと拳をぶつけ合い、彼の信念に心を打たれあえてスキを作ったのを清麿に見抜かれ両者に希望を抱き、クリアの存在と残る魔物が10体になった時の事を示唆して退く。

その後ブラゴの前に現れたクリアを倒すべく、本来の姿を見せてガッシュ達と共にフランスへ飛ぶ。

圧倒的な力を発揮してクリアと対峙したがクリアの力は更にその上を行っており、力及ばず重傷を負ってしまうが……。




「なあ…ガッシュ…」


「お前に、魔物(オレたち)の全てを託していいか?」



魔物を想うガッシュの言葉に希望を見出だしたアシュロンは、「みんなが仲良くできる差別のない魔界を作る」夢をガッシュに託し、満身創痍で腕をもぎながら、最後の一撃をクリアに繰り出す。
クリアを貫くアシュロンの角。
しかし倒すまでには至らなかった……この化け物め。

が、



「後はガッシュに全てを託した」


「ガッシュが魔界の王になる!!!」


悔し涙を流しながら、それでもアシュロンは、魔界に帰る最期の最期までガッシュを信じ続けた。


その後、クリアとの最終決戦でガッシュに加勢。クリアに「真なる竜の吐息」を味わわせる。



ちなみにアシュロンの全身を覆う鱗は異常なまでの耐久性を持ち、周囲の地面を消し去るほどのクリアの術(軽く見てもディオガ級相当の範囲攻撃)が二発直撃してもビクともせず、同じ竜族の神童のエルザドルですら「ズルい」と言わしめるシロモノ。
人間体の状態でもギガノ級の術を易々破るガッシュのザケルガを拳でカチ割る、テオザケルとの爆発に突っ込んでくるなど圧倒的な戦闘能力を誇る。
続編では自らの心臓に棘のようなものが突き出ており、心臓を暴走させることで自身の血液から生成される朱色の鱗を山全体に流し込むことで強固な要塞と化している。代償としてアシュロンはその場から動くことが出来ず、寿命も1年生きられるかどうかというほどにまで縮めてしまっている。



<使用術>
●テオブロア
口から強力なエネルギーを放つ術。「竜の吐息」と称される。人型の状態で使ってもガッシュのテオザケルと同程度の威力を持つ。

●ディガル・クロウ
腕を強化する肉体強化術。

●シン・フェイウルク
「シン」級呪文。音速を越える速度で飛行するアシュロンの最大術だが、肉体にかかる負担が大きく今のアシュロンのパワーでは制御しきれなかった。
単なる遠距離飛行なら支障なくこなせるようだが実戦に耐えうる程ではなく、細かな方向転換などが全く出来ず音速を越える速度で地面に墜落し大ダメージを負ってしまった。
しかしクリア戦で二度目に使用した際はブラゴのフォローもあり、強固な防御力を誇るクリアのドテッ腹をブチ抜き、ガッシュ達に貴重な強化猶予を与えた。

●ディオガ・ブロア
ディオガ級呪文。テオブロアより遥かに強力なエネルギーを放つ。

●テイル・ディスグルグ
尻尾を強化する術。複数にバラけさせたり元に戻したりする事も可能。

●ガンズ・ブロア
口からエネルギー球体を複数発放つ。

●ディオガ・アムギルク
ディオガ級呪文。腕を巨大な刃で武装し振り抜く術。

●ディシルド・ドラゴルク
両腕を強固な盾で武装する防御呪文。クリアのランズ・ラディスを防ぐが、その直後ギール・ランズ・ラディスで破壊された。
アシュロンの台詞からクリア初戦後に編み出した術のようだ。

●シン・ドラゴノス・ブロア
真なる竜の吐息。ガッシュの金色の本に現れたアシュロンの最強術。
完全体クリアの下半身の巨大な本体をたやすく迎撃し、それを目の当たりにしたクリアは朧気ながらもガッシュの後ろのアシュロンの姿を感じ驚愕した。



◆リーン・ヴィズ

アシュロンのパートナー。極端に逆立った黒髪と目つきの悪さが特徴的な青年。
アシュロンの事は「ダンナ」と呼んでいる。



アシュロンとはどこかの路地裏で出会っているが、この時リーンの手には得物と思しき棒が握られている。
また、回想では「あっしは『何もない』奴」「こういう(戦いの)スリルさえあれば、生きてる感じがもらえる」と語っており、どこか危うい雰囲気を持つ人物。
しかしアシュロンとの絆は本物であり、彼が魔界に送還される際には涙を流している。



この前後に「答えを出す者」やらめっちゃ心の力が強い赤子やらが出てくるのであまり目立たないが

  • 一回の戦闘でディオガ級の術を2回、「シン」の術を3回使用。その間、心の力切れも起こしていない*1
  • 瞬間移動と見紛うほどの速度で動いたクリアに難なく対応し術を唱える
  • 「相手が術を唱えた直後(息継ぎのできない瞬間)」を狙って術を唱える*2

など、身体能力こそ不明だがそれ以外の面では「優秀なパートナー」と言っていい人物である。

余談だが、竜族の神童と一纏めにされているため二人は同格の実力と思われがちだが、実際はアシュロンの方が若干実力は高い。
さらにアシュロンはクリアと早い段階で遭遇し、クリアに対抗すべくひたすら力を高めることに集中していた為、より実力に差が出来たらしい。



よお…アニヲタって言ったな…


よく…やったじゃねえか…



良い項目を作ってくれ…


アニヲタ…

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最終更新:2024年02月02日 03:18

*1 このうち3回目の「シン」のみ合間を置いてから唱えているが、それほどの時間は経過していない。

*2 ガッシュがクリアと戦っている最中だからこそできた事ではあるが。