ウェンディ・ラスム・イクナート

登録日:2012/04/01(日) 13:07:35
更新日:2022/09/04 Sun 01:00:32
所要時間:約 5 分で読めます




ウェンディ・ラスム・イクナートとは魔装機神シリーズ及びα外伝に登場したキャラクター。
魔装機神Lord of Elementalにおけるダブルヒロインの一角である。
声優は大原さやかが担当している。


【概要】
ラ・ギアスが誇る天才的な技術者である。
魔装機計画の現場実行者であり、様々な機体を開発した功労者。理論屋とエンジニアの二足の草鞋らしく、魔装機格納庫にも度々顔を出す。
サイバスターの必殺技の一つ「サイフラッシュ」を開発したり、サイバスター等の魔装機神を超える機体である超魔装機イスマイルすら開発する程の頭脳を誇る(もっとも、イスマイル開発には姉が深く関わっているので彼女一人の功績では無いが)。
何?サイフラッシュの開発は難航してた?ビアン博士はシュウからの技術提供があったとはいえあっさり作ってる?あーあー聞こえない聞こえない。

ならば頭脳だけが取り柄の人物か?というとさにあらず。
安定した人格を持ち、穏やかな優しい女性。気配りも上手であり、恋敵のリューネからもなつかれている。

一方、マサキ絡みではなかなかお茶目な一面を見せる事もあり、大人の女性としては年不相応な反応を示してしまうところがあるかわいらしい性格の人。
あるエピソードでBL本を見せられた時、割と本気でドキドキしたりしていた。
年長の女性の落ち着きと、女の子っぽい素直な可愛げを同時に保持しているという反則生物。

そんな彼女だが見た目も非常に麗しくナイスバディなスタイルと青くウェーブがかかったロングヘアーがまぶしい美人。
その美貌は同性で同じく美少女であるリューネが羨み、α外伝ではテュッティ曰く「彼女が美人でなかったら、地球上の美人の8割は美人の定義から外れてしまう」程。

そんな彼女だが弱点……と言うか、非常に気にしている事が一つだけある。


自分の年齢である。

実は彼女、スパロボのバンプレストオリジナルキャラクターでは珍しい20代後半(魔装機神第一部及びα外伝では27歳→魔装機神第二部で29歳)ヒロインであり、いろんなところでネタにされている。
別にロボット物のヒロインとしておかしい年齢では無い…が、想い人のマサキが初めてラ・ギアスに召喚された時は15歳、ウェンディは27歳。なんと一回りも歳上なのだ。
さすがにガチ未成年の男の子に大人の自分が食らいつくのは抵抗があったらしい。

もっとも、容姿もメンタルもそれほど隔たりは無い…というか、ウェンディという女性が仕事にかかりっきりで年齢の割には色事にスレていないので、別に心身とも不釣り合いという程でもない。
くっついてしまえればだが。なんせマサキがウェンディ以上の無自覚ド初心なので、事態が全然進まない。ある意味で最悪の巡り合わせといえよう。

……とはいえヒロインが明らかに1歳前後と言うジョシュア・ラドクリフ&グラキエースとか、外伝作品だが100歳も差があるアレディ・ナアシュ&ネージュ・ハウゼンのカップルとかいるのでスパロボ世界では実は珍しい訳でも無くなっているが。

………何?先にあげたカップル連中は人間と人間以外の種族のカップルだからノーカウント?
アーアーキコエナ-イキコエナーイ



【以下、魔装機神LOEの重要なネタバレ】
実は彼女の精神には、もう一つの魂と言うべき存在である、テューディと言う名の姉の残留思念が存在していた。

元々彼女は双子として生まれるハズだったのだが、姉が生まれる前に亡くなってしまう事になる。

しかしその魂だけは成仏せずに存在し続けており、彼女の精神を蝕み続けてしまい最終的には乗っ取りを画策しようとする。

恨みと憎しみばかり増大したその魂は最早悪霊と言ってよく、ウェンディを苦しめてしまう。

ここで邪神ルートならあっさり成仏させられるのだが、その他のルートならベッキーお手製のペンダントの有無で生死が分岐する。

ペンダント無しならウェンディが問答無用で死亡してしまうが、ペンダントが有れば精神が上手く引き剥がされてウェンディが助かるハッピーエンドになる。

また、Ⅱの北部ルートでは再び姉の精神が現れてしまうのだが今度は素で姉の魂ごと受け入れると言う和解エンディングになる。
実は姉の魂を切り離しているせいで寿命が常人の半分になっており、姉の魂を受け入れる北部ルート以外では何気に大変な事になる。
しかもプレシアの呪い解呪とも噛み合わないのでどなるのか心配された。

Ⅲでは案の定いいとこどりに。また姉の魂を受け入れたからか彼女と自由に入れ替わることができるようになった。
サンドリープ姉妹の言動にイラッ☆としたりすると姉が出てくるなど、コメディチックな面も増えた。
マサキとの進展が無いことに歯がゆさを感じた姉が茶々を入れたりするようになったが、やはり姉妹で好みが似るのか
テューディ自身がマサキにドキッとさせられたりしたりしなかったり。
まぁ、LOEでリューネに「貴様さえいなければ…」と憎悪したり、マサキに「私のものになれ」と迫ってた*1のでマサキに好意を寄せてるのはバレバレであった。

Fではなんとネーゼリアの完成に伴い実戦に参加、モニカのデュラクシール、アーマラのガリルナガンに次ぐ驚きの参戦である。
色恋沙汰やってるような展開ではないため、マサキとの進展は皆無だが、囚われの王子(マサキ)を
もう一人の姫(リューネ)とともに救い出す見せ場がある。


【乗機】
イスマイル

正確には姉の残留思念が操っている様な機体ではあるが解説。

バッタの様な頭部を持つ大地系の魔装機であり、あまりの凶悪さにウェンディ自ら封印した「超魔装機」と呼ばれる魔装機神をも超える17番目の機体。
それを姉が完全に完成させて誕生した。

デュラクシール等の高性能機のデータも参考にしているらしく、MAP兵器ビッグバンウェーブも完備している上に機体にも体力回復能力も所持している。
移動力もなかなかのモノであり手が付けられない程である。
フル改造したサイバスターの熱血乱舞の太刀確1なのは秘密な。

ネーゼリア
まさかの後継機。味方として使用可能である。

イスマイルのように強さを求めて作った機体ではなく、安定した稼動や運用を優先したため
爆発的な性能や再生能力は無く、インフレが凄まじくなるFの7大兵器とまでは行かない。
それでも安定した性能を持つ優秀な機体である。
必殺技がカッコイイが、メインパイロットが姉の方で、ウェンディは掛け合い要員でカットインにも出てくる。
そのため普段の戦闘は元ラスボスの姉が悪役染みた台詞を言いながら敵を蹂躙するSッ気あふれる物に。そしてそんな姉に妹は引き気味。


【その他】
◆最近でも比較的珍しいバンプレストオリジナルの三角関係を演じた最初の存在と言われている。
もともとは魔装機神発表後、続編でマサキの恋愛関係に決着を付ける予定だったらしいが続編発表が伸びに伸びてしまい、結果現在の二股エンディングが公式状態になってしまう羽目に。

◆これまたスパロボでも珍しい、NPCなのに何故か死亡フラグが用意されてしまい生存に手間がかかる人の元祖的な存在の一人でもある。
他にはスパロボだと64のマーグ兄さんとかZの人間爆弾イベント回避とか。

◆NPCなのだが声が付いたキャラクター。
タイトルコールやインターミッション、おまけ劇場において、初めてその肉声を披露した。
実に初登場から10年以上と言う長い時間をかけての話である。
しかも、所詮NPCなので戦闘中は喋れないだろ、と思いきや、サイバスターにウェンディが同乗しているシナリオではマサキとウェンディの掛け合いを聞く事が出来る。
後にFで正式にパイロットに(姉が)

◆ルート次第ではエンディングでシュウ一派に触発されてやおいに目覚めてしまうが、Ⅱの話の流れを見るに正史では無いらしい………一応。
うん、デメクサがネトゲ廃人になるルートのエンディングで物凄く自爆しているが気のせい気のせい。

◆魔装機神シリーズのヒロインであるが、同じくヒロインのリューネと違い、本家スパロボに登場したことは殆ど無い。
ラ・ギアスが舞台となるEXを含めたウィンキー旧シリーズには未登場で、2016年現在はα外伝が唯一の出演(地上に出たのもα外伝のみ)
OGシリーズでもラ・ギアスが舞台となった第2次OGにはEXと同じく登場しておらず、ムーンデュエラーズでもラ・ギアスに居残り。
よってスパロボにおけるロンド・ベルや鋼龍戦隊の仲間達は「マサキが年上の絶世の美女とラブラブ」ということを全く知らないことになる。


ついき・しゅうせい……ありらろ………

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最終更新:2022年09月04日 01:00

*1 なお、この時マサキは挑発も込めているのだろうが「ウェンディなら考える」と口走って特大の地雷を踏み抜き、テューディをキレさせた。