クロエ・ヴァレンス

登録日:2011/11/02(水) 01:56:55
更新日:2022/09/18 Sun 19:36:41
所要時間:約 7 分で読めます





「だっ、誰が無鉄砲女だ!失礼な呼び方をするな!」


テイルズ オブ レジェンディア(TOL)の登場人物の一人。
正式にはヒロインではないが、ファンの間ではヒロインとしての認識が広まっている。
シャーリィもう一人の主人公的なメインヒロインであるのに対し、クロエは主人公"ズ"の相棒的なヒロインというのが妥当であろう。
ポジション的にはTOPのチェスター、TODのリオンに相当する。


騎士の名門ヴァレンス家の娘で、遺跡船にはある目的の為にやって来た。

極めて正義感の強い人物で、困っている人を見捨てることができない性格。山賊が暴れていると聞けば単身で山賊のアジトにまで乗り込もうとする度胸の持ち主。
灯台の街ウェルテスでも名が通っており、カップルの痴話喧嘩に乱入して男の方を半殺しの目にあわせたりと、己の騎士の誇りと強すぎる正義感から暴走することもあった。

実はカナヅチで、潜水艇で遺跡に潜入することになった時は激しく動揺し、潜水艇が水没しかかったときはそのまま気絶してしまうほど水に対しての恐怖心が強い。

シャーリィを拐った山賊のアジトに乗り込んだ時に、それを追っていたセネルと共にウィルの監督下に入り、以降彼らと行動を共にするようになる。
途中シャーリィを連れ黙ってパーティを離脱したセネルに憤慨し、合流後も不穏な態度を崩さず嫌悪なムードを作っている。
しかし「毛細水道」で溺れて死にかけたところを対等な仲間としてセネルに護ってもらい、そこでの和解をきっかけに、以降彼の話し相手としてお互い過去の秘密を共有するようになった。
ちなみに「毛細水道」は、主役の二人が共に初めて個人への人助けを成功させた地でもあり、両者とも助けた少女が初めての友人となったことなどプレイヤーにとっても印象深いダンジョンである。

時には暴走しそうなところを諌め、時にはビンタで叱咤され、クロエとの交流を通じて、セネルはノーマから教わった対等な目線と人助けを実践し、そこで学んだ助け合いが実を結びシャーリィへと届ける信頼の言葉へと繋がっていく。

クロエもまたシャーリィ同様にセネルに対して異性としての好意を抱くようになり、それでも『気の合う仲間』として接してくれるセネルをたまらず罵倒する女らしい一面も見せる。
騎士としての使命感を豪語する一方で女性らしさ、可愛らしさに憧れを持つ側面があり、そのため女性として妹として、セネルに護ってもらえるシャーリィに対して羨望の感情を抱くことも。
こうしてセネルに恋するようになった二人の少女が行き着く結末も、またレジェンディアのストーリーの見どころである。



そして、彼女の話題の大半を占めるのはその服装だとか

黒のボディスーツを身に纏ってその上に上着を羽織っている、よくあるSFヒロインのような格好である。
ちなみに彼女の3サイズはB85-W58-H87。パーティ女性陣ではグリューネに次ぐプロポーションであり、シャーリィやノーマからは羨望の眼差しを向けられることも。
彼女の基準では破廉恥=露出度の多さという考え方のため、肌の露出が顔しかない自分は慎ましいと思ってるらしい
まあ誰だってボディラインを気にしてたらまともに動けないからね…
自覚と自信を持っているのか、無頓着なのか、彼女の場合は後者だと思われる。

朝起きて素振りして、朝飯食べて素振りして、昼飯食べて素振りして、寝る前に素振りする毎日を送っているらしく、ワンダーパン職人から「つまらない女」と言われてしまう。
およそ女性らしい要素は何もないストイックな生活を続けているため、浮いた話は何一つない。
ただ、体重を気にしたり、恋愛の話を振られて動揺したりと、ウィルの家でシャーリィと共に料理に励んだりと、自覚は持ててないものの仕草はとても女の子らしい。

キャラクタークエストでは病院の一室を間借りして住まわせてもらっているが、同じ病院に入院している女の子に好意の目を向けられ、ノーマやシャーリィとの友達関係がどんどん進展していくなど、意中の相手との仲は中々進展しないのに百合フラグだけがどんどん立ってゆく








以下、ネタバレ



昔の彼女は、長い髪にドレスを着た剣の道とは無縁な貴族令嬢だった。

しかしある雨の夜、クロエの両親とクロエを乗せた馬車が凶漢に襲われてしまう。父は凶漢に戦いを挑んだが殺され、母もクロエを庇って殺されてしまう。
両親を失ったクロエには他に信じられる人物がおらず、自分の力でヴァレンス家を護る事を誓い、周りの嘲笑に耐えながら出来る限りの力を尽くすが結局、お取り潰しにあいヴァレンス家は没落してしまう。

その後、決意の証明として自分の長髪をバッサリと切り捨て、ヴァレンス家復興と両親を殺した凶漢への復讐の為に剣を持つようになった。
彼女の復讐の結末は、キャラクタークエストのクロエ編で明らかになる。
メインシナリオでは報復をやめてもらい助けられる側だった彼女が、自らが報復する立場となった時、どのような選択をするのか、
「キャラクタークエストはメインシナリオの教訓が生かされててよかったけど、特にクロエ編が秀逸」という声もある。
娘の闘病のためずっと一人で戦い続けてきた剣士、病を患いながらも恨みの手から父を守るため剣を握る少女、恨みを晴らすため剣を振るうクロエ、かつて人々の恨みを背負い戦ったシャーリィ。
様々な想いが交錯する小さな復讐劇、ここでもメインシナリオの教訓が実を結ぶことになる。

ちなみに、クロエ編エンディングでセネルと二人っきりになった後、彼女の新しい称号が手に入るのだが、その名も…




「朝帰り剣士」


……若い男女…二人っきり…雨で濡れる身体…いい雰囲気……まさかね

そして翌朝、別れを告げるため仲間の待つ街に戻ったクロエを待っていたのは、シャーリィからの全力のビンタ!!(でも痛くない)

……恋する乙女同士…相対し流れる沈黙…修羅場か……!と思いきやそんなことはなく、心配する仲間達からの声を一斉に贈られ無事復帰しました。

この件をきっかけに打ち解けたシャーリィとは、お互い好きな人の側でイスを分け合う同志兼友人として良好な関係に落ち着き、時には二人で組んでセネルをハブることも。

長く続いた一触即発の恋愛模様も、ここに収束し、無事めでたしとなったのである。



え?どっちがセネルのヒロインかって?
そんなのどっちもでおk。
おいそこ!余計な波風立てないように



  • 戦闘でのクロエ

拳で戦う主人公のセネルの代わりに魔神剣や秋沙雨などの歴代技を習得する。基本体力と攻撃力が低く、足りない部分を手数でカバーするタイプで突きが得意。

散沙雨と秋沙雨を組み合わせて奥義を作るのは彼女くらいだろう。

また、彼女の虎牙破斬はただ上から下へ斬るのではなく

斬る→剣を放して蹴り×2→剣キャッチ→斬りつけ

どちらかと言えば虎牙連斬に近い

彼女の突きは協力秘奥義「ふっはっくらえ+任せてくれ」を発動させる条件となる。


■外部作品でのクロエ
戦闘面を含め本編でのセネルとの絡みが多いためか、ほぼ相方に抜擢されている。
基本的に同時参戦するセネルが仙人モードのためか、暴走しては彼に窘められることが多い。

  • レディアントマイソロジー2

シャーリィを差し置いて、セネルと共に参加する。
彼女に限った話ではないが、当時TOL勢は公式の正面絵がなかったのでスキット時の作画はあまり安定していない。
セネルのパーマに目が行きがちだが、彼女も原作に比べて目が小さいため違和感がある。
アドリビトムへは前の職場で問題を起こして左遷されたらしい

待機場所が船のためか、沈没しないかとテンパっている

カナヅチ仲間のリフィルと意気投合したり、トクナガを気に入ったりと他シリーズのキャラとの絡みも多い

自分の格好のことについて指摘され、全身甲冑を着込もうかと考える

こちらでも両親を凶漢に殺されており、物語終盤にネガ化して船を降りてしまう。

そして、ある場所でorzしているのだが、高く上がった尻に目がいって会話をちゃんと聞いていなかったユーザーが続出した。

  • レディアントマイソロジー3

原作のようなシチュエーションで、主人公を山賊と勘違いして戦闘を仕掛けてくる。今回は原作に比べて、やや目が大きい

今回もカナヅチ仲間のヒスイとのスキットがあったり、クラトスに正義について問われたり、シェリアにセネルへの好意を追及されたりと絡みが多い。

秘奥義は「無想神烈閃」。
敵に連続で斬撃を浴びせた後、時代劇のように居合いで一閃する。

散沙雨→秋沙雨→霧沙雨のコンボで鬼のようにゲージが溜まるので出しやすい。

  • ザ レイズ
2018年7月中旬から下旬にかけて開催されたイベント「FIGHTING OF THE SPRIT ~水の章~」にて、シャーリィと一緒に参戦。
今作でもやっぱり手数は多く、タイマンでの拘束性能は中々のもの。
魔鏡技(今作における秘奥義にあたるもの)は、「迅翼翔裂斬」「黒妖絢舞・絶牙」「義勇怨浄閃」



「項目、追記、修正」

「ところで、さっきから聞こえちょる。変な呪文みたいのはなんじゃ?」

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最終更新:2022年09月18日 19:36