だんご3兄弟

登録日:2011/06/04(土) 00:56:42
更新日:2024/01/24 Wed 09:59:31
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串に刺さってだんご(だんご)

だんご3兄弟とは、1999年3月3日に発売したNHKの番組「おかあさんといっしょ」のオリジナル曲である。
初回入荷枚数が80万枚(現在5位)という記録的な売り上げを叩き出し、一時期は社会現象にもなるほどの人気を博していた。
この年のオリコン年間シングルチャート一位だった。

歌っているのは「おかあさんといっしょ」の歌のおにいさん・おねえさんであった、速水けんたろう・茂森あゆみで、この年のNHK紅白歌合戦にも出場。
にこにこぷんスプー・アコーディオン奏者の「coba」氏がバンドを組み、後ろでドレミファ・どーなっつ!のキャラと子供達が踊る中2人が歌い踊り、間奏ではだんご…ならぬタンゴダンサーも現れた。


このブームに伴いスーパーではいままで4個だった串団子を3個に変えるということがあったらしい。
昔は月見シーズンなどにスーパーの和菓子コーナーに行くとこの曲が流れていたものであるが、最近は流しているところが少なくなってきてしまった。


キャラクター
だんご3兄弟は串団子をそのまま絵に描いて目をつけたような姿をしており、上から長男、次男、三男となっている。
串に刺さった順番は逆じゃないのかと突っ込んではいけない


  • 長男
弟思い

  • 次男
自分が一番

  • 三男
兄さん思い

実はこの3兄弟にはそれぞれ名前があり、長男は串団子一郎、次男は串団子次郎、三男は串団子三郎となっている。

この兄弟は今度産まれてくるときも3人とも同じ串が良いと思っており、できればこしあんのたくさん付いた餡団子がいいと思っている。

ファミリーコンサートにおいては「おかあさんといっしょとゆかいななかま~わくわく大行進~」にて初披露。
尚、速水けんたろう・茂森あゆみコンビでは現役時代においては最初で最後となった。
卒業後に速水・茂森が揃った形では計4回ファミリーコンサートにゲスト出演しているが、『おかあさんといっしょ』のコンサートでオリジナルペアで『だんご3兄弟』が披露されたのは前述の「わくわく大行進」と2019年11月開催の「ふしぎな汽車でいこう〜60周年記念コンサート〜」の2回だけだったりする。
因みに、速水に限っては1999年11月の「40周年 うたのパーティ」と2009年11月の「星空のメリーゴーランド〜50周年記念コンサート〜」で、それぞれ異なる組み合わせで同曲を歌っている。

ファミリーコンサート・紅白・レコード大賞(TBS)以外だと、後述のポップジャムを除いてオリジナルコンビでの披露は現役・卒業後含め皆無だったのだが、2023年9月18日(敬老の日)にEテレで放送された「みんな集まれ! こどもうたまつり ~敬老の日スペシャル~」に速水・茂森が揃ってゲスト出演*1。現役当時人気だった歌として本曲と『にじのむこうに』の2曲を披露した事でようやく実現した。*2

おかあさんといっしょのトルコ行進曲の次に歌われ、二人+ダンスのおねえさんの松野ちかの三人で3兄弟を表した。
ちかおねえさんの無駄に激しい振り付けはシリアスな笑いを誘う。
因みに、1999年3月に速水・茂森・松野の3人でNHKの若者向け音楽番組「ポップジャム」に出演した際には、当時ブーム真っ只中だった事から、登場した瞬間当時番組視聴者世代ではないはずの若者(推定1970〜80年代生まれ)が盛り上がる光景が放送されており、当時のスマッシュヒットぶりが窺える。


ものすごく売れたのだが、「童謡」だったせいか「日本レコード大賞」では「特別賞」しか取れなかった(ちなみに同年の大賞はGLAY最大のヒット曲『Winter,again』)。だから視聴率が落ちたんだよ!。
だが紅白歌合戦で披露された歌の中では最高のセールスを誇っている*3


オリコンの歴代邦楽シングルセールスでは2016年11月現在第5位(子供番組挿入歌では第2位)にランクインし、平成時代のシングルではそれまでトップだった『君がいるだけで』*4を抜き、1年後に発売された『TSUNAMI』*5がヒットし2004年再販分込みで上回るまで平成時代最大のメガヒット曲だった。なお初速による売り上げなら本曲が平成時代最高である。
しかしこの3曲
  • 『君がいるだけで』:歌い手が後に不倫騒動を何回か起こす(本人としては嫁ぐ妹やドラマ内容に対して贈った詞だったが)。
  • 『だんご3兄弟』:速水けんたろうが後に死亡事故を起こし、数年間芸能活動を自粛。
  • 『TSUNAMI』:東日本大震災の影響で電波に殆ど流れなくなる。
といずれもその後の事を合わせると素直に聞きづらい事情を抱えてしまっている。ただ、その中でも『だんご3兄弟』自体は「おかあさんといっしょ」発の童謡という位置づけから、リリースから20年以上経ってもなお後任のお兄さん・お姉さん達のカバーバージョンが放映されており、前述の通り2019年にはオリジナルコンビで披露される機会があったりと、その扱いは決して悪くはない。

また『日本レコード協会』からは発売一か月後に「出荷枚数が300万枚を超えた」と言う事で『3ミリオン』の称号を贈られ、こっちは2016年8月に『世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)』が獲得するまで、シングルとして唯一所持していた称号だった。
しかし『世界~』は13年越しで獲得したこと、オリコン記録で上を行く『TSUNAMI』が同協会からの記録で『2ミリオン』な事を考えるとすぐに300万枚も製造された『だんご3兄弟』はどんだけだよ!という感じである。


ちなみに、福山雅治西川貴教、加藤晴彦の三人が歌う『ちんぽ3兄弟』なる替え歌が存在する。







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  • 1999年

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最終更新:2024年01月24日 09:59

*1 この時点の速水・茂森時代の視聴世代が20代後半〜30代前半の所謂親世代になっており、当時の親世代が祖父母世代になっている事、そして何より1993年4月に速水・茂森ペアが番組登場してから丁度30年の節目という事でゲスト出演が実現した。

*2 ちなみに、後者についても上記のコンサートで歌唱してはいるが、こちらに関しては所謂番組を代表するナンバーになっている事から出演者全員で歌う様な形式が採られている為、2人で歌唱するのはこれまた約四半世紀ぶりという貴重なものとなっている。

*3 本曲より売り上げが上な曲の内『およげ!たいやきくん』・『TSUNAMI』は紅白では一切使われず、『女のみち』は披露された時すでにオリジナルメンバーから一人欠けていた

*4 ドラマタイアップ曲最高のセールス。後に『世界に一つだけの花』にその座を奪われた

*5 バラエティタイアップ曲では最高のセールス