カリム・ベンゼマ

登録日:2011/03/08(火) 23:32:47
更新日:2023/06/17 Sat 20:14:15
所要時間:約 4 分で読めます




僕個人の話をするのであれば、
最高のベンゼマを披露すると約束するよ。
今シーズンはレアル・マドリーのために、
多くのゴールを挙げたい。
今年は僕の年になると思う。


カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)は、1987年12月19日生まれのフランス・リヨン出身のサッカー選手兼おにぎり。
ポジションはフォワード。
リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリード所属。


●クラブ経歴

トップチームデビューは2005年1月15日、メス戦。
05-06シーズンにはアジャクシオ戦でプロ初ゴールを挙げ、
UEFAチャンピオンズリーグ初出場となったローゼンボリ戦でチャンピオンズリーグ初ゴールも挙げる。

06-07シーズンからはチームの主力となり、リヨン黄金時代後期を支える。

中でも背番号を10に変更し迎えた07-08シーズンは、ベンゼマにとって飛躍のシーズンとなり、
チャンピオンズリーグでは7試合に出場し4ゴールを記録しリヨンのベスト16入りに貢献。
リーグ・アンでも自己最多の36試合に出場し20得点を挙げ得点王に輝き、リヨンのリーグ7連覇に大きく貢献した。


2009年オフにはマンチェスター・ユナイテッドなど数々のビッグクラブがベンゼマ獲得の争奪戦を繰り広げたが、
2009年7月1日、その前日にACミランからカカを、マンチェスター・ユナイテッドからクリスティアーノ・ロナウドを史上最高額で獲得し、
第二次銀河系軍団形成の計画を推し進めていたレアル・マドリードへの移籍がリヨンのホームページにて発表された。

マドリーはこの一夏でなんと2億5000万ユーロもの額を補強に費やした。

ちなみにベンゼマの移籍金は3500万ユーロで移籍後の活躍次第で最大600万ユーロが追加される。
この時の背番号は11番。



そして迎えた09-10シーズン、ここから
ベンゼマのネタキャラとしての才能が急速に開花する

  • 自宅の門に車ぶつける
  • 怒涛のオフサイド連発(オフサイドのルールを知らない疑惑も)
  • イグアインを本気にさせる
  • バカンス先のインドの島で車ぶつける
  • 売春婦に騒がれる
  • クラシコでラウールのゴールをハンドで妨害
  • 買春で事情聴取
  • 最高のベンゼマを約束する(キリッ
  • 度重なる練習の遅刻
  • ジョゼ・モウリーニョにお昼の12時人間呼ばわりされる
  • ベンゼマサイクロン
  • ミスばかりしているうちに自信がなくなり、泣きそうな顔になりながらプレーする



我々の予想の斜め上を行くネタっぷりを披露する最高さんマジ最高



ど う し て こ う な っ た …


幼い頃からロナウドのファンで、試合をした際にもらったユニフォーム(当時ACミランで背番号99)を部屋に飾っており、「何よりも大切なもの」と言うほどロナウドを敬愛している。
また、(ロナウドが入団した)14歳のころからレアル・マドリードのファンであり、入団会見ではロナウドやクラブへの思いを語った。

ちなみに2010年夏の移籍市場では、ラウールがシャルケ04へと移籍したことにより、空いた背番号7をクリスティアーノ・ロナウドが求めた。
そのため、クリスティアーノ・ロナウドがそれまで付けていた背番号9をベンゼマが付けることとなる。
この11番から9番への背番号の変更は、憧れの選手であるロナウドと同じ流れである。



マドリー移籍以降は数多のネタプレーが原因でボロカス叩かれていたが、2011年冬に転機が訪れる。
ポジション争いのライバルでもあり、チームの得点源でもあるイグアインの負傷により、急遽その代役としてマンチェスター・シティからアデバヨールが加入した。
アデバヨール加入以降、中の具でも変わったのだろうかまるで別人のような活躍を見せるようになる。
試合で活躍するたびに無くしていた自信を取り戻し、精神的にも余裕が出てきたことでプレーにもさらに良い影響を与え、
ピッチ上には最高のベンゼマがたびたび出現するようになった。
さらに次シーズン開幕前には、自信たっぷりにこう言ってのけた。





「来シーズンは、本当のベンゼマを見ることになるよ」




事実その言葉通りに、11-12シーズンは34試合に出場し21得点を記録し、マドリー4年ぶりのリーグ優勝に貢献。CLでも7得点を記録。
さらにさらに、13-14シーズンにイグアインがマドリーを去ったことでファーストチョイスのFWに。35試合17得点9アシストを記録した。
CLでも、準決勝バイエルン戦で試合唯一のゴールを奪うなど活躍し、マドリーのデシマ(10度目の優勝)達成に大きく貢献した。
その後も15-16シーズンからのCL三連覇や19-20シーズンのリーグ優勝に貢献、
クリスティアーノ・ロナウドも去った18-19シーズン以降は得点源としての活躍も目覚しく、
いつの間にか不動のCFとしてかれこれ10年以上マドリーの前線に君臨する男となった。

特に2021-22シーズンでは、相手GKのミスを突くといったベテランらしい抜け目なさも幾度も見せながらゴールゲッターとして躍動。
このシーズンのマドリーは、リーグ戦では2位バルセロナに勝ち点差13を付けるぶっちぎり優勝を果たし、
CLではチェルシー、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティといった強豪相手に奇跡的な逆転勝利を連発、
最終的には通算14度目となるビッグイヤー獲得に至るという素晴らしい結果を残した。
ベンゼマはこれらの戴冠に貢献したチームのエースとして評価され、
遂にはサッカー選手として最高の栄誉であるバロンドールを受賞
マドリー在籍13年目にして最高の、そして本当のベンゼマを我々に見せつけた彼は、名実ともにナンバーワンプレイヤーとなった。

2022-23シーズンは怪我等からやや精彩を欠いたもののチームでほぼ唯一人のストライカーとして戦った。
そしてシーズン最終戦の当日に退団が電撃発表。今後の進路に注目が集まっている。


●代表経歴

07年3月28日にフル代表デビュー。
初めての大舞台はEURO2008だったが、W杯ドイツ大会の決勝の相手だったイタリアに、オランダ、ルーマニアがいる「死の組」に入れられ、
本人も目立った活躍もなく最下位でグループステージ敗退。
前述のマドリーでの不調や買春騒動もあって、W杯南アフリカ大会のメンバーに選ばれず。

また、EURO2012開幕直前のエストニアとの親善試合以降、13年10月11日のオーストラリアとの親善試合まで15試合、およそ1222分間ノーゴールが続いていた

W杯ブラジル大会、ホンジュラス戦で2得点を挙げるなど、グループリーグ突破に大きく貢献する。
……ホンジュラス戦では1点がOG扱いされてハットトリックを逃したり、スイス戦ではPKを止められたり試合終了間際のゴールが認められなかったりと、
しっかりネタを提供しているのも忘れてはならない。

しかし15年11月、代表チームメイトのヴァルブエナをセックステープネタで強請った疑惑で御用に
これが原因でEURO2016に選出されず、最終的には無罪判決を下されたにもかかわらず事実上の永久追放扱いになってしまった……





はずだった。



21年5月。新型コロナウイルスの影響で延期になっていたEURO2020のメンバーの中に彼の名前が。
クラブでの活躍が認められ、実に約6年ぶりの代表復帰を果たしたのだ。
監督のディディエ・デシャンも、
「私には戻って、何かを変える力はない。最も重要なことは今日と明日だ。この決定を下すために、私は反省をした」
と語っており、地に堕ちてからのこの復帰劇にはなかなか熱いものがあるだろう。




……が、W杯前回覇者のチームにベンゼマまで加えた最強の布陣だったはずのフランス代表はまさかのベスト16止まり逆に負けフラグだった
そして翌年の2022年W杯は、バロンドーラーの称号と共に当然招集されたもののこのシーズンのコンディションは思わしくなかったうえに直前に負傷、出場は極めて厳しい状況となってしまった。
フランス代表は他にも負傷者が続出していた中、ベンゼマの枠のみ、チームに帯同していないものの代替人員を補充しない(つまり呼べばルール上出場は可能)という思わせぶりな対応となり、
決勝の直前にはベンゼマがマドリーで練習試合に復帰したことも確認され、これは電撃復帰か……!?と思われたが結局合流することはなかった。
最終的には準優勝だが、結果だけ見たらベンゼマがいない方がいい結果が出てるという報われない現実と共に、ベンゼマは代表引退を表明した。




最高のアニヲタが追記・修正することを約束する。

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最終更新:2023年06月17日 20:14