日本猫

登録日:2012/02/23(木) 09:32:20
更新日:2023/07/13 Thu 01:38:32
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日本猫とは、日本で長い間親しまれてきた短毛種の猫。雑種。

尾は極端に長かったり極端に短かったりするが、ぴこぴこ動く尻尾の方が日本猫としてのイメージが強いか。
遺伝の関係で、白い面積の多いネコはメスが多く白以外の色のネコはオスが多い。また三毛猫とサビ猫はほぼ全てがメス。
主な毛色は「白猫」「黒猫」「サビ猫」「トラネコ」「ブチネコ」「三毛猫」の6種類。地域によってはさらに細かくなる。

また、三毛猫のオスは超がつくほど珍しい。

生まれる確率はなんと


3 万 分 の 1

しかも生殖能力を持たない場合が殆どで、正常な三毛猫オスが生まれる確率はさらに跳ね上がる。

美しい毛並みと色分けが外国人から珍しがられている。
その虜にされたアメリカ人女性が日本猫のペアを友人に送り、交配を重ねジャパニーズボブテイルなる種が誕生した。
あちらでは毛長の少々もふっとしたぴこぴこ尻尾猫様がいる。


【起源と歴史】

勘違いされることもあるが、日本列島に生息していたオオヤマネコベンガルヤマネコ等の子孫ではない。そのため「日本猫」と称されるが外来種である。

害獣駆除の為唐から輸入したらしいのだが、大陸側には「日本には昔から丸尻尾の猫がいる」という記録が残っている。
他には弥生時代の遺跡で発見例があったり、
西暦889年に宇多天皇が書いた黒猫の飼育日記に「あ、断っとくけど今から書くのは 唐 土 渡 来 の黒猫の飼育日記だからね」と態々断り書きが入ってたり。

また、戦国時代に東南アジアと貿易していたので、あちらの猫と関係をもったから…という説もある。

その後は主に外飼いで猫生を謳歌。
ネズミを駆除する益獣なので、人々に邪険にされることもなく野良猫として広がっていった。
つまり『日本各地にいるから日本猫』というかなり曖昧な定義だった。実際、「日本猫」なる血統種を認定している団体は存在せず、それに該当する遺伝的特徴の実在性自体に根拠はほぼ無い。平岩米吉なる非専門家の一個人が主張しているだけである。




第二次世界大戦後、流行りでどどっと流れこんできた純血種との交配が進み、1971年に一部界隈で保護が提唱される。





【特徴】

性格は従順で温和、面倒見がよい。

子ども「猫だー」
日本猫「はははこっちさー」
子ども「待てー」
日本猫「ふふふお前なんかにゃ捕まらないぞーう」
子ども「ねこじゃらしだー」
日本猫「<●><●>」 カッ!


【参考画像】
(拾えてません)


 ^ ^
(・ω・)


【余談】




1971年に日本猫の標準を定義し保護活動を起こした平岩米吉氏は、狼を連れて銀座を散歩したというエピソードを残した。




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最終更新:2023年07月13日 01:38