宝玉獣(遊戯王OCG)

登録日:2011/05/06(金) 12:02:18
更新日:2024/03/03 Sun 00:12:56
所要時間:約 37 分で読めます





ヨハン「こいつはカーバンクルのルビー。伝説上の生き物さ!」

十代「ふーん……、伝説って?」



宝玉獣とは『FORCE OF THE BREAKER』で登場した「宝玉獣」と名のついたモンスター群。
アニメでは三期の実質的ヒロイン、ヨハン・アンデルセンが使用。名前は全て「宝玉獣+(宝石名)+(動物の名前)」で構成されているのが特徴。
本項では宝玉獣の頂点に立つ存在、「究極宝玉神」についても記載する。

なおヨハンはこのカード群をハイランダーで回している。
一体どんなタクティクス持ってるんだ……?

宝玉獣は昔、古代ローマに運ばれる途中で海に沈んだ宝石をデースのほうのペガサスが探し出し、その成分をカードに使い、作り出した。
そのためか宝玉獣のカードには全て精霊が宿っており、持ち主のヨハンと度々会話をしている。
『ヨハーーーーーーン!!』と断末魔を上げて爆☆殺されたりしてる。
まあ遊戯王ではよくあることである。

そしてもう一度言うが、設定上1枚ずつしか存在しないのでヨハンのデッキはハイランダー
しかも、本人の信条からミラフォなどのモンスターを破壊するカードは使ってない。
どういう運命力してるんだろうか……。


ZEXALの世界ではレインボードラゴンが木像として登場している。
また世界に一枚しかないためか、宝石店の名前はジェムナイトに取られている。


◆宝玉獣◆

宝玉獣は全部で7種、関連カードは虹をイメージしている。
フィールドで破壊されても魔法・罠カードゾーンに永続魔法扱いで送ることができる共通効果、通称「宝玉化」が最大の目玉。

この独特の効果からの展開力が売りだが、これは魔法・罠ゾーンを圧迫するデメリットにも。
性質上、他の永続カードや罠が積み辛く、環境の高速化が逆風となっている。

っていうか、サイクが無制限になるわ、破壊以外の除去がどんどん増えるわ、トップメタの特殊召喚封じで止まるとわりと絶望。
垂涎の手札誘発エフェクト・ヴェーラー、エクシーズの登場、激流葬の制限解除と、
じわじわ強化されて中堅程度の実力はあるのだが、弱点が多いせいで止まりやすい。というか汎用性の高いカードほど刺さりやすい傾向がある。

登場からかなり後にペンデュラムモンスターの守護者と先導者、さらに罠カード『宝玉の集結』が登場。
サーチ能力と、後続の確保と除去を得た。

しかし新マスタールール(遊戯王OCG)によって地味に逆風が。
多くのテーマ同様エクストラデッキからの展開に制約がかかったのはともかく、宝玉獣にとって厳しかったのはペンデュラムゾーンと魔法罠ゾーンの統合。
ただでさえ魔法罠ゾーンが圧迫されるのにスケール分も空けておく必要が出てきて、キーカードの先導者の利用が難しくなった。
氾濫やルインを軸にしたタイプは特に。

逆風だらけだが、デュエリストパックでさらなる強化がなされ、『ANIMATION CHRONICLE 2022』でユベル憑依状態のヨハンが使用したA(アドバンスド)宝玉獣」が登場。
更に『ストラクチャーデッキ-宝玉の伝説-』の発売も決定した。
今後に期待である。

モンスター

下級モンスター

宝玉獣ルビー・カーバンクル
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 300/守 300
(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」モンスターカードを可能な限り特殊召喚する。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
ちっこくてかわいい、ルビーを司る伝説上の生き物。
特殊召喚された時に宝玉化した宝玉獣達を可能な限り特殊召喚する。ただし好きな数ではなく可能な限りなので、宝玉が全部なくなる。
たいようポケモンではない。

宝玉獣エメラルド・タートル
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻 600/守2000
(1):1ターンに1度、このターン攻撃を行った自分フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターを守備表示にする。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
エメラルドの亀じい。攻撃をした自分のモンスターを1ターンに1体守備表示にできる。
亀だけあって守備力は宝玉獣で一番高い。
ランク3要員。
メイン2がないリンクスでは発動できない効果のため実装時にリンクス初のエラッタ(表示形式変更効果の削除)を喰らった可哀想なカード。
OCGでも後述の究極宝玉獣の登場で唯一の居場所とも言えた【宝玉獣】においてリストラの危機に陥った…が、後に出た「救いの架け橋」の登場により【ティアラメンツ】への出張要員として抜擢されると言うまさかの展開が待っていた。

宝玉獣アメジスト・キャット
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1200/守 400
(1):このカードは直接攻撃できる。
その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
紫水晶を首元に掛けた、姉御肌の猫。
攻撃力を半分にしてダイレクトアタックできる。爪でプレイヤーをひっかく。
亀と共にランク3要員。
猫友達の帰りを待ってるが絶望的…だったが更生して帰ってきた。でも相性は悪くなった。

宝玉獣コバルト・イーグル
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守 800
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「宝玉獣」カード1枚を対象として発動できる。
その自分の「宝玉獣」カードを持ち主のデッキの一番上に戻す。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
やる気だけは充分の不遇な鷲。宝玉をデッキトップに置く。貯まりすぎた宝玉を片付けるのが主な仕事。
アニメでは実質の専用サポートカードがあったのだが、未OCG…ぬわぁぜだぁ!
しかしペガサス共々電光千鳥のエクシーズ素材にできるので価値が上がった。
烏合の行進のドローも増やせるが、宝玉獣デッキは魔法への依存度が高いため相性は微妙だったりする。
更に「救いの架け橋」登場後は「素引きしちゃっても場に出せさえすれば自力でデッキに戻ってくれるからコストとして最適」と言う斜め上の理由で評価され、召喚権が余りがちでフィールド魔法が重要な【ピュアリィ】などのデッキで出張要員として使われる事も。
ちなみに「コバルト」は金属の一種で宝石ではない。それを含む「コバルト・スピネル」という青い石があるので、元ネタは多分そっちだろう。

宝玉獣トパーズ・タイガー
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1600/守1000
(1):このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップの間、このカードの攻撃力は400アップする。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
おれにまかせろなトパーズの虎。
攻撃時攻撃力を上げる宝玉獣のアタッカー。攻撃されるときは元の攻撃力なので殴り返されやすい。

宝玉獣アンバー・マンモス
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守1600
(1):このカード以外の自分の「宝玉獣」モンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。
攻撃対象をこのカードに移し替える。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
でっかくて優しい琥珀の象さん。
攻撃対象を自分に移すことができる。攻守の合計は一番高い。
ちなみに琥珀は樹脂で出来ており鉱物ではない。

宝玉獣サファイア・ペガサス
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1800/守1200
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「宝玉獣」モンスター1体を選び、永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
リーダー格であるサファイアの白馬。場に出た時、デッキ・手札・墓地から宝玉を持ってくる。
元々の攻撃力が一番高くアタッカーとしても活躍できる宝玉獣の要。要はHEROにおけるエアーマン枠である。
間違いなく3積みされ、こいつをいかに素早く連打召喚するかが宝玉デッキの肝となる。
2007年のバレンタインに出たカードながら非常に洗練されたデザインをしている。

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)ルビー・カーバンクル
効果モンスター
星3/光属性/天使族/攻 300/守 300
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
(3):このカードが永続魔法カード扱いの場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、自分の魔法&罠ゾーンの「A宝玉獣」モンスターカードを可能な限り特殊召喚できる。
A宝玉獣と化したカーバンクル。
後述のアドバンスド・ダークが場にないと墓地送りになるデメリットが追加され、宝玉獣展開効果が永続魔法の自身を特殊召喚してからA宝玉獣を展開する効果に変化。
自力で特殊召喚可能になったが、展開先がA宝玉獣限定となったので本家とは一長一短の関係。

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)エメラルド・タートル
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻 600/守2000
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
A宝玉獣と化した亀じい。
自壊デメリットは付いたものの表示形式変更効果がフリーチェーンかつ相手のモンスターも対象取れる効果へと大幅に強化。
とは言え本家共々宝玉獣ではそこまで重要な効果ではないのでランク3などの素材要員が関の山か

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)アメジスト・キャット
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻1200/守 400
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):自分の「A宝玉獣」モンスターは直接攻撃できる。
その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
(3):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
A宝玉獣と化した猫。
ダメージを半減してダイレクトアタックする効果がA宝玉獣全体に広がりこちらも大幅に強化。
Aカーバンクルで大量展開からの一斉攻撃で勝負を決めたい。

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)コバルト・イーグル
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守 800
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
デッキから「アドバンスド・ダーク」1枚を手札に加える。
(3):1ターンに1度、自分フィールドの「A宝玉獣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻すかデッキの一番上に戻す。
(4):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
A宝玉獣と化した鷲。
本家は不遇だったが、自身をコストにアドバンスド・ダークをサーチする効果が追加され一転してA宝玉獣の最重要カードに。
回収効果もA宝玉獣限定だがデッキトップだけじゃなく手札に戻す事も可能となり、宝玉化したA宝玉獣を回収して召喚、と言うムーブが可能になった。

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)トパーズ・タイガー
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1600/守1000
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「A宝玉獣」モンスターの攻撃力・守備力は400アップし、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は400ダウンする。
(3):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
A宝玉獣と化した虎。
自己強化がA宝玉獣全体に拡大した上に相手モンスターの弱体化も追加され、オマケに永続強化・弱体化とかなり魔改造されている。
単体でもラインまでなら処理出来る攻めの要。Aキャットのダメージ半減デメリットも多少抑えられる。

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)アンバー・マンモス
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守1600
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):1ターンに1度、自分の「A宝玉獣」カードまたは自分の「アドバンスド・ダーク」を対象とする効果を相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
(3):1ターンに1度、自分の「A宝玉獣」モンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。
その攻撃を無効にする。
(4):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
A宝玉獣と化した象さん。
攻撃対象変更効果はA宝玉獣限定とは言え攻撃無効に強化され、A宝玉獣及びアドバンスド・ダークを対象にするカード効果の無効化も追加された。
対象を取らない効果には無力だがそれでも守りの要になる1枚。

A宝玉獣(アドバンスドほうぎょくじゅう)サファイア・ペガサス
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1800/守1200
(1):フィールドゾーンに「アドバンスド・ダーク」が存在しない場合にこのモンスターは墓地へ送られる。
(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から「A宝玉獣」モンスター1体を選んで永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
(3):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
A宝玉獣と化した白馬。
宝玉を持って来る効果はA宝玉獣限定だが除外ゾーンからも持って来れる様に変化。
Aカーバンクルを持って来て溜まったA宝玉獣を放出して一斉攻撃or各種召喚の素材に使用と言う流れがベスト。


最上級モンスター

究極宝玉神レインボー・ドラゴン
特殊召喚・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻4000/守 0
このカードは通常召喚できない。自分のフィールド・墓地に「宝玉獣」カードが7種類存在する場合のみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚したターン、このカードの(1)(2)の効果は発動できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「宝玉獣」モンスターを全て墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力は墓地へ送ったカードの数×1000アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分の墓地から「宝玉獣」モンスターを全て除外して発動できる。
フィールドのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
獣ではなく。場と墓地に七色の宝玉が揃った時に特殊召喚できる【宝玉獣】における切り札。
初めてアニメで存在が言及された際には「究極宝玉獣」という名前だった。

デッキ構築をかなり圧迫し、七種揃えるのは大変だが、宝玉使いなら一度は夢見るカード。裁きの龍は氏ね
手札に揃えばこいつを3体並べることすら可能。殴ってからグスタフオラァ!とか出来るよ!
「場の宝玉獣を全て墓地に送り攻撃力を上げる」効果と、「墓地の宝玉獣を全て除外し、場のカード全てをデッキに戻す」効果がある。
詳しくは項目参照。


究極宝玉獣レインボー・ドラゴン
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守 0
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「宝玉獣」モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):表側表示のこのカードがモンスターゾーンで破壊された場合、墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
(3):永続魔法カード扱いのこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の「宝玉獣」モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚し、デッキから「究極宝玉神」モンスター1体を手札に加える。
13年の沈黙を破って突如現れた新規宝玉獣
「宝玉獣は7体しか存在しない」と言う設定に合わせるためか、その姿は究極宝玉神への成長途中を思わせるレインボー・ドラゴン。
元ネタは十代と初めてデュエルしたときに「究極宝玉『獣』」とヨハンが言い間違えた事だと思われる。
宝玉獣の攻撃宣言時に特殊召喚が可能で、宝玉状態の自身を除外する事でデッキからレベル4以下の宝玉獣のリクルート&究極宝玉神サーチが可能。
このカードの登場で宝玉獣が8種類となったが、リクルート&サーチ効果を使うとこいつは除外されてしまうので神の方のレインボー・ドラゴンの召喚条件や虹の引力の発動条件を阻害しにくい。
しかしリクルート&サーチは同時に行う為、どちらかの対象がデッキから居なくなってしまうと発動が出来ず、逃す事が出来ない。
家族を多めに入れるか、はたまた家族を1人リストラするかはプレイヤー自身に委ねられている。


宝玉獣関連カード

究極宝玉神関連カードはレインボー・ドラゴンの項目を参照。

魔法

●虹の古代都市‐レインボー・ルイン
フィールド魔法
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」カードの数によって以下の効果を得る。
●1枚以上:このカードは効果では破壊されない。
●2枚以上:1ターンに1度、自分への戦闘ダメージを半分にできる。
●3枚以上:魔法・罠カードの発動時、自分フィールドの表側表示の「宝玉獣」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●4枚以上:1ターンに1度、発動できる。自分は1枚ドローする。
●5枚:1ターンに1度、自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。
宝玉獣専用フィールド魔法。
かつては3積み必須だったが、エクシーズ特化型の場合は枚数を減らす場合も。
宝玉が魔法・罠ゾーンに置かれる度に効果が重複されていく。

四枚以上まで行くと手が付けられなくなる。わりとチート。
だがエクシーズ特化の場合は宝玉を維持せずにとっとと攻めるパターンも多い。

●レア・ヴァリュー
通常魔法
(1):自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが2枚以上存在する場合に発動できる。
自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」カード1枚を相手が選ぶ。
相手が選んだカードを墓地へ送り、自分はデッキから2枚ドローする。
宝玉をコストに2枚ドローできるドローソース。
コストの宝玉を選ぶのは相手なので勘違いしないように。

●アドバンスド・ダーク
フィールド魔法
(1):フィールドの「宝玉獣」モンスター及び墓地の「宝玉獣」モンスターは全て闇属性になる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、「究極宝玉神」モンスターの攻撃対象になったモンスターの効果はそのバトルフェイズの間だけ無効化される。
(3):自分の「宝玉獣」モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に、デッキから「宝玉獣」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。
宝玉獣達の属性を闇に変更する効果と、デッキの宝玉獣を墓地に送ってダメージを回避する効果を持つフィールド魔法。
闇属性サポートが使えるが、墓地に溜まりにくい宝玉獣と、墓地利用が多い闇属性カードがそもそもかみ合わない。
実は後半が結構重要。自爆特攻を繰り返せば、あっと言う間にレインボー・ドラゴンを召喚できるぞ!
攻撃時にサイクされたら泣こう。

●宝玉の氾濫
通常魔法
(1):自分の魔法&罠ゾーンの表側表示の「宝玉獣」カード4枚を墓地へ送って発動できる。
フィールドのカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手フィールドから墓地へ送った数まで、自分の墓地から「宝玉獣」モンスターを可能な限り特殊召喚する。
【宝玉獣】の切り札その2。
宝玉4枚をコストに場のカードを全て墓地に送り、墓地に送った相手のカードの数墓地の宝玉獣を特殊召喚できる。
敵の場に3枚ぐらいあれば十分ワンキル圏。無効にされたら泣いていい。

●宝玉の解放
装備魔法
「宝玉獣」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は800アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「宝玉獣」モンスター1体を永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
宝玉獣専用装備魔法。攻撃力上昇に加え、墓地に行った時デッキの宝玉獣を宝玉化できる。
全体的に攻撃力が低めな宝玉獣にとってありがたい存在。

●宝玉の導き
通常魔法
(1):デッキから「宝玉獣」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが2枚以上存在する場合に発動と処理ができる。
魔法・罠ゾーンに宝玉が2つある時、デッキから宝玉獣を特殊召喚。
ルビーを呼んで展開したり、サファイアを出してさらに溜めたり。サイクされると不発になる。

●宝玉の恵み
通常魔法
(1):自分の墓地の「宝玉獣」モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
墓地の宝玉獣を2つ魔法・罠ゾーンに宝玉化。
エクシーズ狙いの構築ならほぼ必須。

●宝玉の絆
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「宝玉獣」モンスター1体を手札に加え、そのモンスターとカード名が異なる「宝玉獣」モンスター1体をデッキから選び、永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
デッキから宝玉獣をサーチし、別種の宝玉獣を永続魔法として場に置く通常魔法。
サーチ+宝玉化という全宝玉使いが待ち望んだ1枚。架け橋、先導者もあればキーカードのペガサスを高速で場に出せる。
イラストではヨハンが膝の上のルビーを撫でているもの。かわいい。

●虹の架け橋
通常魔法
(1):デッキから「宝玉」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
「宝玉」と名のつく魔法・罠をサーチ。
絆や氾濫、下記の宝玉陣を引くためにも3積み必須な万能サーチ。
しれっと回数制限もついてない。

●宝玉の樹
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、「宝玉獣」モンスターが魔法&罠ゾーンに置かれる度に、このカードにジェムカウンターを1つ置く。
(2):ジェムカウンターが置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。このカードに置かれていたジェムカウンターの数だけ、デッキから「宝玉獣」モンスターを永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
宝玉化する毎にカウンターを載せ、自身を墓地に送ってその数だけデッキから宝玉獣を宝玉化して置く。
一気に宝玉を溜められるが、魔法・罠ゾーンの空きがないと不発になるため扱いが難しいのが難点。

●宝玉の契約
通常魔法
自分の魔法&罠カードゾーンの「宝玉獣」と名のついたカード1枚を選択して特殊召喚する。
宝玉化した宝玉獣を特殊召喚。
宝玉獣の数は増えないが単純明快で腐りにくい。ペガサスやカーバンクルと併せて使いたい。

●宝玉の加護
通常魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「宝玉獣」モンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、そのカードの元々の種族・属性・レベル・攻撃力・守備力を持つ「宝玉獣トークン」1体を自分フィールドに特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが置かれた場合、このカードを除外して発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」モンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。
自分の宝玉獣を破壊して名前と効果以外をコピーしたトークンを生み出す通常魔法。DVとか言うな
宝玉状態でも破壊出来るので頭数を増やす事も出来るが、トークンには効果が一切ないので可能なら宝玉獣の方のレインボードラゴンを破壊して高打点のトークン生成しつつあちらのサーチ効果に繋げたい。
どちらかと言えば、宝玉獣が宝玉化した時に墓地から除外すれば宝玉状態の宝玉獣を特殊召喚する効果の方が本命。
ちなみに(2)の効果は宝玉獣が宝玉化した瞬間に自身が墓地にいないと発動出来ないので、(1)の効果で破壊した宝玉獣を(2)の効果で特殊召喚、と繋げるには非常食などをチェーン発動してこのカード自身を(1)の効果処理前に墓地に送る必要があるため要注意。

●心の架け橋
永続魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「宝玉獣」モンスター1体を召喚できる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドの「宝玉獣」カード1枚を選んで破壊し、デッキから「宝玉」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが置かれた場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
そのカードとこのカードを持ち主の手札に戻す。
宝玉獣専用の召喚権追加、手札か場の宝玉獣をDV破壊して「宝玉」魔法・罠のサーチ、宝玉獣が宝玉化したら自身と相手のカード1枚をバウンス、と盛りに盛られた永続魔法。
どの効果も非常に有用であり、特にサーチ効果でモンスターゾーンの宝玉獣を破壊した場合は即座にバウンス効果に繋がる、と効果が1枚で完結しているため使いやすい。
サーチ手段が後述する宝玉神覚醒しかないので是非とも3積みしたいが、手札事故に繋がりかねないので要注意。

●金科玉条
装備魔法
このカード名はルール上「宝玉」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「宝玉獣」モンスター2体を選び、永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
その後、置いたカードとはカード名が異なる「宝玉獣」モンスター1体を自分の手札・墓地から選んで特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
PREMIUM PACK 2023でようやくOCG化した装備魔法。
OCG化に伴い、ルール上「宝玉」カード扱いになり、手札だけではなく墓地からの蘇生も可能、このカードで宝玉化した宝玉獣が魔法・罠ゾーンから離れたら自壊するデメリットが消滅、と大幅に強化された。

宝玉状態の宝玉獣がいきなり2体増え、置いた宝玉獣とは別の宝玉獣モンスターを手札か墓地からも出せる。
自壊条件が緩いのが気になるがこのカード自体をバウンスすれば繰り返し使える上に自壊もしない。
アニメでは不可能だったが、ルビーをこれで特殊召喚すれば場に宝玉獣を3体並べることができる。


●宝玉の集結
永続罠
このカードの(1)(2)の効果は同一チェーン上では発動できない。
(1):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の「宝玉獣」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合にこの効果を発動できる。
デッキから「宝玉獣」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、自分フィールドの「宝玉獣」カード1枚とフィールドのカード枚を対象としてこの効果を発動できる。
対象のカードを持ち主の手札に戻す。
自分の宝玉獣モンスターの破壊をトリガーにデッキから宝玉獣を特殊召喚する効果と、墓地に送る事で自分の宝玉獣と場のカード1枚をバウンスする効果を持つ。
自分バトルフェイズに守護者で相手モンスターを突破した後にルビー特殊召喚で一気に畳みかける流れが美しい。
アドバンスドダークとあわせて一気に七種落とすことも可能。

●宝玉の祈り
通常罠
自分の魔法&罠カードゾーンの「宝玉獣」と名のついたカード1枚を墓地へ送って発動できる。
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
宝玉化した宝玉獣をコストに相手のカードを破壊。
コストの確保自体は容易だが基本はアド損なのでご利用は計画的に。

●宝玉の双璧
通常罠
自分フィールド上に存在する「宝玉獣」と名のついたモンスターが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動する事ができる。
デッキから「宝玉獣」と名のついたモンスター1体を永続魔法カード扱いとして自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で置く。
このターン、自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
宝玉獣が戦闘破壊されて墓地に送られた時にデッキから宝玉獣を宝玉化して置いてこのターンの戦闘ダメージを0にする。
デッキから宝玉化+戦闘ダメージ0化は強いものの、発動条件が戦闘で破壊されて墓地に送られた時なので宝玉獣の共通効果で宝玉化すると発動出来ないと言う落とし穴がある。

●カウンター・ジェム
通常罠
(1):このカード以外の自分の魔法&罠ゾーンのカードを全て墓地へ送って発動できる。
自分の墓地から「宝玉獣」モンスターを可能な限り永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
このターンのエンドフェイズに自分フィールドの「宝玉獣」カードは全て破壊される。
自分の魔法・罠ゾーンのカードをコストに墓地の宝玉獣を可能な限り宝玉化して置く。
このカード自体はコストにならないので最大4枚まで宝玉獣を置ける。
下準備は必要だが、氾濫や導きと組み合わせて一気にアドバンテージを稼げる浪漫カード。
エンドフェイズに自分の宝玉獣全てが破壊されるのが、各種素材にするなどで回避出来る上に破壊されても宝玉化出来るのでそこまで気にならない。

●救いの架け橋
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれデュエル中に1度しか適用できない。
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターの種族が2種類以上の場合に発動できる。
このカード以外のお互いの手札・フィールド・墓地のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
その後、お互いにデッキから5枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「宝玉獣」モンスター1体とフィールド魔法カード1枚を手札に加える。
デュエル中1度しか使えないが、レベル10以上のモンスターが2種類以上いる時にお互いの除外ゾーン以外のカードをデッキに戻して互いに5枚ドローする強力なリセットカード。墓地から除外して宝玉獣とフィールド魔法をセットでサーチする効果もある。
宝玉獣デッキでは前半の効果はまず狙わないため、基本的には後半の効果でレインボー・ルインと任意の宝玉獣をまとめてサーチを狙う事となる。
また、フィールド魔法が重要となるデッキにて任意の宝玉獣とセットで出張する事も可能。

●宝玉の祝福
通常罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「宝玉獣」モンスターカードを2枚まで選んで特殊召喚し、その元々の攻撃力の合計分だけ自分のLPを回復する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが置かれた場合、このカードを除外して発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、それが「宝玉獣」モンスターだった場合、そのモンスターを手札に加えるか特殊召喚する。
違った場合、そのカードを墓地へ送る。
宝玉状態の宝玉獣を2体まで特殊召喚し、その攻撃力の合計分ライフを回復する通常罠。
通常罠故の遅さはあるものの、究極宝玉獣を選べば4000打点を出しつつ4000回復と言う大幅なライフゲインが見込める。また、特殊召喚と回復は同時に処理するためルビーの宝玉獣展開効果のトリガーにもなる。
宝玉獣が宝玉化した時の墓地効果はデッキトップをめくって宝玉獣なら手札に加えるか特殊召喚、それ以外は墓地送りと言うギャンブル性の強い物。コバルト・イーグルのトップ固定が活きる効果だが、手間がかかるため狙って発動するのは難しい。

●宝玉の奇跡
カウンター罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
自分フィールドの「宝玉獣」カード1枚を選んで破壊し、その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが置かれた場合、このカードを除外して発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分の手札・デッキ・墓地から「宝玉獣」モンスター1体を選び、永続魔法カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置く。
宝玉獣を破壊して相手のカード効果を無効にして破壊するカウンター罠。
宝玉状態の宝玉獣でもコストに出来るのが強み。
宝玉獣が宝玉化した時の墓地効果は除外ゾーン以外から宝玉獣を宝玉化して場に置く効果。ルビーの弾にするのも良し、究極宝玉獣を選んで擬似リクルートをするのも良し。
ただし加護と同じ理由で、自身の(1)の効果をトリガーに墓地効果の発動は出来ないので要注意。

●宝玉の玲瓏
永続罠
(1):「宝玉の玲瓏」は自分フィールドに1枚しか表側表示で存在できない。
(2):自分フィールドの「宝玉獣」モンスターの攻撃力は、その元々の守備力分アップする。
(3):自分の魔法&罠ゾーンに「宝玉獣」カードが置かれた場合、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分の手札・墓地から「宝玉獣」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
このターン、自分が受ける全てのダメージは半分になる。
宝玉獣の攻撃力を元々の守備力分強化する永続罠。
永続罠故の遅さが引っかかるが、マンモス・ペガサス・タイガー辺りは最上級モンスターにも引けを取らない打点になるため上手く展開出来ればそのまま殴り勝ちも狙える。
宝玉獣が宝玉化した時に場の自身を墓地に送る事で手札か墓地から宝玉獣を特殊召喚しつつ自分が受けるダメージを全て半減出来る効果もあるが、強化を捨てるほどの対価とは思えず、そもそもこのカードを使う時は前半の効果で一気に勝ちを取りに行く場面なのであまり使う機会がないので微妙な所。


ペンデュラムモンスター

●宝玉の先導者
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1300/守1000
【Pスケール:青5/赤5】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、自分フィールドの「究極宝玉神」モンスター及び「宝玉獣」カードは、相手の効果の対象にならない。
【モンスター効果】
(1):このカードをリリースして発動できる。デッキから、「究極宝玉神」モンスター、「宝玉獣」モンスター、「宝玉」魔法・罠カードの内、いずれか1枚を手札に加える。
Pスケール5のペンデュラムモンスター。
ペンデュラム効果は、自分の場の究極宝玉神や宝玉獣を相手のカードの対象から守る効果。
モンスター効果は、自身をリリースしてデッキから「宝玉獣」、「宝玉」魔法・罠、「究極宝玉神」カードをサーチ。
宝玉獣待望のサーチカード。ほぼ全てのカードに対応している上にレインボードラゴンもサーチできる。


●宝玉の守護者
ペンデュラム・効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1500/守1800
【Pスケール:青2/赤2】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、1ターンに1度、自分フィールドの「究極宝玉神」モンスター及び「宝玉獣」カードは効果では破壊されない。
【モンスター効果】
(1):自分の「宝玉獣」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、自分の手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
その戦闘を行う自分のモンスターは、攻撃力・守備力がダメージ計算時のみ元々の数値の倍になり、ダメージステップ終了時に破壊される。
Pスケール2のペンデュラムモンスター。
ペンデュラム効果は、1ターンに1度だけ究極宝玉神や宝玉獣へカード効果に対する耐性を付与。
モンスター効果は、宝玉獣が戦闘をするダメージ計算時に、自身をリリースして戦闘する宝玉獣の攻守を倍化し、その後破壊する効果。
解放のみで心許なかった打点強化に新たに加わった1枚。握っているだけで非常に心強いが、効果が重複しない点と宝玉獣もろともに使い切りな点が難点。


◆アニメオリジナルカード◆

●宝玉の砦
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する「宝玉獣」と名のついたモンスターの攻撃力は
「宝玉獣」と名のついたモンスターの数×1000ポイントアップする。
自分フィールド上に表側表示で存在する「宝玉獣」と名のついたモンスターの攻撃力以下の
攻撃力を持つ相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターはこのターン攻撃できない。
上げ幅がおかしい全体強化カード。

●宝玉陣-琥珀
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する「宝玉獣 アンバー・マンモス」が
相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
「宝玉獣 アンバー・マンモス」の攻撃力はこのターンのエンドフェイズまで
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する「宝玉獣」と名のついたモンスターの
攻撃力を合計した数値となる。
アンバー・マンモスの専用サポートカード。砦と合わせるとえらいことになる。

●虹の恵み
通常魔法
1000の倍数のライフポイントを払って発動する。
自分フィールド上に表側表示で存在する「宝玉の樹」に
払ったライフポイント1000につき1つジェムカウンターを乗せる。

●宝玉の閃光
速攻魔法
手札から「宝玉獣」と名のついたモンスター1体を魔法&罠カードゾーンに置く。
その後、自分フィールド上に存在する「宝玉獣」と名のついたモンスター1体と
戦闘を行う事で発生する自分への戦闘ダメージを0にする。

●宝玉の泉
永続魔法
自分フィールド上の「宝玉獣」と名のついたモンスターがデッキに戻った時、
そのカードとデッキの「宝玉獣」と名のついたモンスター2体を選択してデッキの一番上に置く。
実質的なコバルト・イーグル専用サポート。宝玉状態の宝玉獣をデッキトップに3枚も積み込める。

●宝玉割断
通常罠
自分のデッキから「宝玉獣」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動する。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の元々の攻撃力を半分にする。
対象のモンスターが戦闘で破壊された場合、相手はこのターンのエンドフェイズにデッキからカードを1枚ドローする。
現状では、このカードのみ『デュエルリンクス』にてヨハンの専用台詞付きで収録されている。
TFおよびデュエルリンクスではドロータイミングがこのカードの発動時に変更されている。


◆相性のいいカード◆

●召喚僧サモンプリースト
ご存知、サモプリGちゃん。
手札の魔法を捨てることでデッキからレベル4を召喚できる。
サファイアを素早く展開できる宝玉の必須カード。呼んだサファイアとエクシーズ出来るぞ。

●聖騎士団の盾持ち
手札かフィールドから除外することで風属性の獣族、すなわちサファイアをサーチできる。
それ以外も光属性・戦士族・レベル4とサポートが多く、エクシーズ召喚にも使える優秀なステータスも魅力。

●忍法 変化の術
忍者をリリースして、獣族・鳥獣族・昆虫族を特殊召喚できる永続罠。
実はサファイア・ペガサスを呼べる。永続罠なので場に残って邪魔になるが、ルインも氾濫も諦めてエクシーズに特化すれば問題ない。
特化した【忍者宝玉】というデッキも開発された。

◆ランク3・4エクシーズ
宝玉は全員レベル3と4で統一され、並べやすいので相性がいい。
シンクロとの違いは、チューナーの展開を考えず宝玉サポートだけに特化できる点。
能動的に自分の場のカードを破壊できる「恐牙狼 ダイヤウルフ」と「幻影騎士団ブレイクソード」は是非採用したい。
素材にした宝玉獣は直接墓地に送られるので恵みで回収しよう。
「キングレムリン」をエクシーズ召喚→「レプティレス・コアトル」をサーチ、そちらの効果で特殊召喚→宝玉獣レベル3と「シューティング・ライザー・ドラゴン」をシンクロ召喚→ライザーで任意の宝玉獣を墓地に→キングレとライザーで「旧神ヌトス」を特殊召喚→ヌトスで手札のレベル4を特殊召喚…などといった展開も可能なのでいろいろと試してみるのが吉

◆リンクモンスター
レインボー・オーバー・ドラゴンと相性がいい「クロシープ」や、先攻で出して相手ターンを迎え打てる「I:Pマスカレーナ」「トロイメア・ユニコーン」「ジ・アライバル・サイバース@イグニスター」など。
フィールドのモンスターをこれらの展開で使い切ってもレインボードラゴン・オーバードライブで更なる展開が可能なのが宝玉獣の強み。

★降雷皇ハモン
永続魔法を3枚コストに特殊召喚する三幻魔
このデッキなら召喚条件はたやすく満たすことができる。
とにかく除去とアタッカーに欠けていた初期の宝玉デッキにとって本家と違って場に出やすい4000アタッカーはありがたかった。
そんなわけでかつては本家を差し置いて究極宝玉神ハモンと呼ばれた時期もあった。
でもエクシーズもリンクもある今じゃ宝玉3枚も溜まればルビーで並べるほうが絶対よく、また三幻魔自体の強化で実家での活躍も目立つので、今では使われるのは稀。

●バッド・エンド・クイーン・ドラゴン
永続魔法が三枚以上ある時に手札から特殊召喚でき、墓地に送られても自分のスタンバイフェイズに場の永続魔法一枚を食って復活する女王。
攻撃力は★6の割には低めの1900であるものの、戦闘ダメージを相手に与えた際に相手ハンデス&自分ドローという優秀な効果を持っている。
便利ではあるがやっぱり使われない。シンクロ型の場合には素材として採用されることも。

●地縛神
専用フィールド魔法のレインボー・ルインが強力なのでSin同様相性は悪くない。
オススメは魚族のシャチこと地縛神 Chacu(チャク) Challhua(チャルア)と、最強の地縛神(笑)でおなじみ地縛神 Wiraqocha(ウィラコチャ) Rasca(ラスカ)

チャクチャルアのほうはエメラルド・タートルのおかげで両方の効果が使用できる。
ウィラコチャラスカは項目を参照。

イグナイト
フレーバーテキストがきな臭いバニラペンデュラム軍団。
スケール2~7を展開できる上に守護者がペンデュラム効果の恩恵を受けられるので無理なく投入できる。
新マスタールールでコンセプトに大きなダメージを受け、宝玉獣も下手にスケールを貼れなくなったため、難易度が上がった。

レスキューキャット
禁止だけどかつての友達。アメジストを2体並べて宝玉化できた。
1枚でループが組めるようになったのでもう帰ってこないと思われていたが、効果を無効にするデメリットが付いて帰ってくることに。
ループは組めなくなったが、アメジストの宝玉化もできなくなった。

●SRメンコート
デッキの性質上罠が殆ど積めず、サーチにも召喚権を使う宝玉獣において堅い守りを発揮する。
レベル4かつ風属性の為、電光千鳥のエクシーズ召喚にもつなげられる。

●EMショーダウン
スターターデッキ2016に収録。
自分の場の表側表示の魔法カードの数だけ相手モンスターを裏側守備表示にするカード。
一般的なペンデュラム軸のデッキがせいぜい1~3枚な所、ペンデュラム内蔵で永続魔法をでっち上げる事ができる宝玉獣にかかれば5枚以上揃える事など訳ない。
ただし新マスタールールで(以下略

◆ゲーム作品での扱い◆

デュエルターミナル』や『デュエルリンクス』などのヨハンが登場する作品では当然登場。
しかし『デュエルターミナル』では重すぎるせいか究極宝玉神が半リストラ状態であり、《宝玉の解放》などを装備してで殴ってくる下級ビートのような動きをすることがほとんど。
『デュエルリンクス』では一転して究極宝玉神がエース扱いされ、あの手この手で召喚しやすくされている。
ちなみに宝玉獣デッキのパーツはヨハンのレベルを上げるだけでほぼ揃うため、組むのも結構楽なデッキである。

タッグフォース5』の配信デッキレシピでは「ボクと契約して決闘者になってよ!」という名前で配信されている

「契約って?」
「あぁ!」

宝玉関連カードの他、黒薔薇の魔女や未OCGカードの他、

スポーア
首なし騎士
タイム・イーター
タイム・ボマー
ネクロフェイス
フェニキシアン・シード
霊滅術師 カイクウ
聖女ジャンヌ
偽りの種
契約の履行
千本ナイフ
タイムパッセージ
奈落との契約
闇の支配者との契約
闇の誘惑
D-タイム

が投入されている。

相変わらず世相を読み過ぎる優秀なスタッフである。


ヨハン「へあっ、追記・修正頼むぜ!」

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最終更新:2024年03月03日 00:12