キール・ツァイベル

登録日:2009/05/26(火) 21:54:05
更新日:2024/02/12 Mon 15:03:34
所要時間:約 2 分で読めます





名前:キール・ツァイベル
性別:男
人種:インフェリア人
身長:174cm
体重:51kg
性格:ツンデレ、慎重、融通がきかない、論理派
特徴:泣き虫、すぐ転ぶ、青髪ポニテ
声優:保志総一朗

◇概要
テイルズ オブ エターニアに出てくるキャラクター。
リッドファラとは幼馴染みであり、小さい時に(主にリッドから)泣き虫で運動音痴ということをよくからかわれていた。本人はそのことをコンプレックスとして抱えている。
7才の時に両親と共に生まれ育ったラシュアンを出て学問の町ミンツに移り住む。
13才で学問の才能を見出され、ミンツ大学に飛び級で入学。最難関こと光晶霊学部の学士となった。
将来は王立天文台で働く事を夢見ており、その学力は伊達ではなく資料片手でかつ片言程度とはいえメルニクス語を喋れる。

しかし、オルバース界面に出現した「黒体」を危険な存在として前提し、黒体の影響で晶霊が連鎖的に崩壊し大変動が発生するという 「連鎖的崩壊仮説」 を唱えた事で教授たちの不興を買って事実上の追放状態になってしまい、必ずやそれを証明して夢の舞台に返り咲くべく本編時には離れの天文台に籠って研究を続けていた。
そんな折リッドたちがメルディを連れて彼の元を訪れた事で彼の物語が始まる。10年ぶりの再会も早々にメルディがセレスティアから来た事を知り、彼女を上手く利用すれば仮説を証明できると踏んでリッドたちの旅に同行する。

そしてメルディのメルニクス語の解読の為恩師であるマゼット博士の元を訪れた際、彼から「不可知なるものを学べ」とアドバイスを受ける。
本人はイマイチその真意を測りかねていたようだが…?



◇人物
論理と知識を重んじる学者気質で、目指したものへの探求心や向上心は非常に高くそのひたむきな姿勢を評価する者も少なくない。
だがその一方常識にとらわれやすく、やや頭が固く偏屈。その事はなりきりダンジョンやレディアントマイソロジーなどで、ハロルドジェイド達から度々指摘されている。自分の中の知識を噛み砕く事も苦手なようで、口に出すとまんま教科書的な表現になってしまい他人に上手く説明できない。
当然、学説などとは根っから無縁のリッドやファラには全く通じず、リッドからは途中で居眠りされたりスルーされたりしてしまう。
メルディに裁縫を教えようとした際も手順や道具の説明を延々と回りくどく続けて『いつやり方を教えてくれるのか』とがなられてしまった。
また、頭の固さが災いしてかユーモアセンスはあまりなくダジャレはかなり寒い。どんなダジャレを言ったかは台詞集参照。

パーソナルスペースもかなり狭く、自分のペースに干渉される事を嫌う。
故にリッドとは幼馴染にも拘わらず終盤まであまり反りが合わず口喧嘩ばかりで、自由奔放なメルディの事は彼女がセレスティア人である事以上に最初は嫌っていた。…が?

融通は利かないが機転はそれなりに利き、咄嗟の判断でメンバーを救う事もある。
『ファンダムVol.1』では、仲間に扮した犯人が仕掛けた時限爆弾の最後に切るべき導線を知りながらあえてそれを隠してプリムラに委ねて犯人を動揺させ、自白に追い込んで見事逮捕した。

色気絡みについての免疫も無く、セクシーなバニーガールのお色気にたじろいでしまったり。

メンバーの中で終始安定した頭脳役。豊富な知識で状況を打破したり未知のコンピューターを操作したりその知性はやはり伊達ではない。リッド曰く「小難しい事を考える担当」。
また公の場での礼儀作法も心得ており、他メイン3人がそういうのとは無縁な事もあって交渉役などを買って出る事も多い。

好きな物はふわふわケーキ、オムライス、グラタンなど子ども舌。パスタなどへの拘りもそれなりにある。
嫌いな物は辛い物。魚は骨を取って貰わないと食べられない。
幼い頃はよくファラの実験的な料理の味見を無理やりさせられており、かつてはタバスコを無理やり食わされた事で辛い物が苦手になった。ファラ曰く「何でも食べてみないと分からない、食わず嫌いはいけない」との事だが実際はかなり危険な行為なので真似しないよう。故に辛い物が多いセレスティア料理も苦手。

概要にもあるようにリッドやファラほど体が丈夫ではなくこの事が強いコンプレックスになっており、晶霊術を学んだのもそんな自分を変えたいが為である。
この2人の身体能力が異常過ぎるだけとか言わない。




◇戦術
リッドやファラとは違い魔術を使うタイプで、アタックするよりはサポートする側。
晶霊術の使い手であり、攻撃術も回復術も使う。
又、操作キャラにして居るとコマンド入力で詠唱時間短縮や、晶霊マクスウェルのゲージMAXでのアーチェ召喚など変わった面も持つ。








以下ネタバレ




















道中、王都インフェリアにて王立天文台の長であるゾシモスに勧誘され願っても無い機会に幼馴染たちの命運と天秤をかけ、苦渋の果てにリッドたちと一度別れる。ゲームでは天文台での詳細は語られなかったが、キール主役の小説外伝やドラマCDにて暫くは研究に熱中するもゾシモスから研究から手を引くよう忠告され、口論の末に王立天文台は王政の一部でしかない事を悟り、学問は純粋に知識を探求するべきとしていたキールは天文台に失望してしまう。
そしてグランドフォール絡みの史料を全て燃やした上で逐電、風晶霊の谷にてリッド達と合流して共に旅立つ。
だがそれによりインフェリア騎士団から反逆者として追われる身になってしまった。

メインメンバー4人の中では唯一両親がまともな形で健在しており、曰く口うるさく過保護気味らしい。
セイファートの試練の中で両親との生活を追体験することになるが大切に育てられていることが分かり、不自由なく大学生活を送れているあたり経済力もある模様。両親を亡くして久しいリッドは自分にはない頭脳と優しい両親に恵まれている彼に羨望を抱いており、本編での横柄な態度もここに由来している。
セイファートの試練でキールのコンプレックスを知ったリッドはそんな見解を改め、(キール本人にも気味悪がられるくらい)一転して優しく接するようになった。
王立天文台の一件でキールが反逆者となった際どうなったかは不明。類が及んでも仕方のないはずだが……。

メルディには当初は彼女がセレスティア人という事もあり差別心を抱いていたが、次第に心惹かれるようになりメンバーの誰よりも彼女を気遣うようになった。最後にはプロポーズともとれるような熱い想いを彼女にぶつける。
過酷な旅路、数多の経験に触れる中でそんな閉塞的な価値観やコンプレックスに徐々に変化が訪れだし、「不可知なるものを知れ」の意味を理解する。

両世界の分離後はロエンと共にセレスティアに残り、インフェリアに飛び立つ為のロケットをシルエシカの面々をはじめとした方々の協力で製作している。外伝ドラマCDなどではロエンやアイラ達と仲良くしてたりメルディの尻に敷かれつつイチャイチャしていたり楽しそうである。








◇他作品では
なりきりダンジョン2では黒水晶を2つ破壊した後狩人の森にてメルディと仲良く痴話喧嘩している所を主人公達になだめられる形で登場。
こっちではあまりツンツンしておらずクラースと学術やエロ談義に花を咲かせたりジョニーからイケメン扱いされていたりしている。
主人公にモンスターの情報を調べて欲しい(スペクタクルズorインスペクトアイを使う)とクエストを依頼してくることもある。
主にインフェリアで契約する精霊関係の術を使役し、強力なフリーズランサーやナース、補助にうってつけなディレイ系の術、切り札にエクスプロードを覚えるのでかなり万能。水に耐性を持たない相手にはフリーズランサーを連打してるだけで戦闘が終わるほど。ぶっちゃけ相方のメルディよりずっと強い。

マイソロ2にはキールの唯一のデレ要員のメルディがいないためツンツンしまくりである。
マイソロ3では晴れて夫婦共演を果たす。よかったなキール。
ちなみにマイソロ2では全術士キャラでも上位の性能を誇っており、マイソロ3でも相変わらずの性能に加え強力な秘奥義(全体大ダメージ+全回復+戦闘不能を含む全状態異常回復)まで追加された。

『ファンダムVol.1』ではオリジナルキャラクターであるプリムラ・ロッソなる残念系美少女*1に無理やり「晶霊探偵部」の一員にされてしまっており、それでも何だかんだ難事件を解決していくが、ある日評議会の陰謀で特級学士認定試験の問題を盗み出した罪を着せられ投獄されてしまい、プリムラを主人公に評議会の陰謀を暴きキールを救いだすアドベンチャーが繰り広げられる。
更にその外伝のドラマCDでは原作でもちょろっと姿を見せた学友サンク・リサジューとも協力し3人で巨悪に立ち向かうという、原作での孤立ぶりが嘘のようなリア充生活を送っている。



◇台詞集
「触るな!得体の知れない奴だ…用心にこしたことはない」
「信じてくれなきゃ、ぼくだっておまえを信じることが出来ないだろう!!」
「…その、なんだ、つまりまあ…気をつけろよ、な」
「そんなこと言うな!ずっと一緒に生きるんだ……何があっても…」
「キールが木をキール!!」
「えっと…、カンペはどこだ?くそ、忘れてきた!」

ちなみにマニュアル操作時にジャンプ攻撃すると急降下する。


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最終更新:2024年02月12日 15:03

*1 作中での彼女はアホの子ポジションだが、キールと同じ光晶霊学部在籍という事で、いざという時に機転を利かせたり地頭自体はかなり良かったりする。