思念体(FF7AC)

登録日:2010/04/30(金) 06:11:15
更新日:2024/03/04 Mon 20:36:32
所要時間:約 5 分で読めます




FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDRENに登場する設定、並びに存在。


以下、ネタバレ注意!






星痕症候群に蝕まれたクラウドの前に、突如として表れたカダージュ、ヤズー、ロッズの三人組。
「母さん」を求め、クラウドや神羅残党、人々に対して牙を剥く。

その正体は、肉体を失い精神だけの存在になりながらもライフストリームの中を拡散することなく漂い続けるセフィロスから生み出された「ジェノバの遺伝思念体」。
復活を求めるセフィロスの意識に従って「母さん」=ジェノバの細胞を求めて暗躍する。

セフィロスに似ているものの、外見が違うのはセフィロスが自身の外見情報を殆どライフストリームに流出させてしまった為。
とはいえ基本的な部分は残っているらしく、三人とも「銀髪」「碧の瞳」「縦に割れた瞳孔」「左利き」といったセフィロスの特徴は受け継いでいる。
使用武器はバラバラだがクラウドたちと互角以上に渡り合うほどの戦闘能力を持ち、劇中ではクラウドたちから奪ったマテリアも使用する。
移動には三人とも同型の大型バイクを使用する。


基本的にセフィロスの意志に従って行動するが、それぞれセフィロスとは別の確固とした人格を保持しており、セフィロスとは別人。
本人達(特にカダージュ)もセフィロスの意志に操られていることを自覚してはいるものの、彼との直接の面識も無く、その存在を自分たちとは異なるものと認識しているため、セフィロスの秘めた目的自体には興味が無く、殆ど母たるジェノバへの狂愛に近い感情を原動力として動いている。
そのためか三人とも外見には不釣り合いな幼い子供のような言動が目立つ。

上記の通り「母さん」を求める感情、欲求が行動原理であり、ジェノバ細胞を手に入れた暁にはリユニオンを行い、ジェノバに会えると信じている。
しかし、実際にはジェノバの存在は殆どセフィロスに食われているので、彼らがリユニオンを行ってもセフィロスにしかなれない。
「自分の意志と思いながら、実際にはリユニオンの本能に動かされていた」という点で、カダージュの言葉通り「かつてのクラウドと同じ操り人形」なのである。
なお、彼らがクラウドを「兄さん」と呼ぶのは、クラウドがジェノバ(セフィロス)細胞を持ち、一時期はジェノバ(セフィロス)の操り人形となっていたため。(星痕を発症した子供たちを「兄弟」と呼んだのも同じ理由)
そして「裏切り者」と呼ぶのは、クラウドがその支配から脱した為である。


セフィロスの思念体ならではの超人的な能力でクラウド達と戦うが、
最終的には迷いを振り切ったクラウドに敗れ、エアリスの声に導かれるようにしてライフストリームの中に消えて行った。
その際、カダージュがエアリスを「母さん」と呼んでいるが、これは母性に強く飢えていた彼らがエアリスの声に母性を見出だした為である。
結局、彼らもジェノバとセフィロスの犠牲者だったのかもしれない。


以下、各思念体の詳細。


●カダージュ(CV:森久保祥太郎)

「「母さん」の力が必要なんだよ…。リユニオンには、どうしても…!」

片目にかかる程度に伸ばした銀髪が特徴の美少年。
三人の中で最も幼い容姿をしており、実質的に思念体のリーダーを務める。
セフィロスの「残忍さ」を強く受け継いでいる。
やや情緒不安定な面があり、ルーファウスがジェノバの首を隠していた事を知り、その際に「気付け、親不孝者」と最大級の皮肉をぶつけられた時は激昂して攻撃を加え、クラウドがジェノバの首を保管したケースに斬撃を加えた際は泣き喚いた。
また、自分たちとジェノバ、そしてセフィロスの関係性を強く意識しており、ジェノバに選ばれ愛されるの自分かセフィロスかといった疑問に葛藤を覚えている。
武器は二本の刃を持つ刀「双刃」。作中では奪ったマテリアを左手に取り込み光弾の発射や召喚(バハムート・震)も行った。
高い実力を備えており、片腕が塞がった状態でもクラウドとの死闘を演じた。

終盤でクラウドとの一騎打ち敗れるがジェノバ細胞を利用してリユニオンを行い、セフィロス復活の媒体となる。

演じた森久保祥太郎氏の狂気に満ちた怪演は必見。


●ヤズー(CV:岸祐二)

「なぁ…カダージュ… あれが「兄さん」の町か…?」

冷淡な性格と長い長髪を持つ思念体の青年。
セフィロスの「妖艶さ」を強く受け継いでおり、その佇まいは生前のセフィロスに酷似している。
三人の中では感情の変化が乏しく、他二人に比べて声を荒げる事もない。その分感情が昂った時の笑い声が「フッハァッ↑www」とえらい特徴的。
剣を模した銃「ベルベット・ナイトメア」を使用し、スピーディーな戦いを得意とする。
ロッズと共にミッドガル・ハイウェイでクラウドとチェイスバトルを演じるが、ルードの爆弾により吹き飛ばされた。
最終的にはカダージュを倒した後のクラウドを狙撃するも、クラウドの反撃で消滅している。
別の世界では格闘技の世界チャンピオンだった。


●ロッズ(CV:乃村健次)

「ここじゃねえなぁ~。泣いてねぇよ!」

屈強な身体を持つ、セフィロスの思念体の一人。
セフィロスの「力強さ」を強く受け継いでおり、他の二人に比べてセフィロスに近いマッチョボディを持つたくましい男である。
しかし体つきに似合わず精神的に幼稚で、すぐムキになったり泣きだしたりと、感情の変化が激しい。
武器はスタンガンの機能を持つナックル「デュアル・ハウンド」。
見た目通りのパワーだけでなく高速移動も可能であり、ティファをあっさりと下した。
最終的にはヤズーと共に、クラウドによって消滅させられている。
余談だが忘らるる都での戦闘時に『左腕』で地面を殴り地走りを起こす技を使う。
自社ネタ、中の人ネタと思われる。
ちなみに彼の携帯の着メロは、「勝利のファンファーレ」。



「ほら、「兄さん」だ」

「「母さん」はどこだ?」

「思念と星痕だけじゃ足りないんだ。本当のリユニオンにはね」

「遊ぼうか」

「星が皆の邪魔をしている。僕達の成長を止めようとしている!」

「なんだ……信用ゼロだな」

「楽しいなぁ、おい」

「どうせ僕は操り人形……昔のあんたと、同じだ!」

「僕のリユニオン……見せてあげるよ」



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最終更新:2024年03月04日 20:36