コバルオン

登録日:2010/11/27Sat 13:33:25
更新日:2024/03/20 Wed 21:18:02
所要時間:約 8 分で読めます






ポケモンを 守るため 人間と 争った 伝説の ポケモン。沈着 冷静な 性格。




コバルオンとはポケットモンスターシリーズにブラック・ホワイトから登場する伝説のポケモン

■データ


全国図鑑No.638
分類:てっしんポケモン
英語名:Cobalion
高さ:2.1m
重さ:250.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:はがね/かくとう
特性:せいぎのこころ(あくタイプの技を受けると攻撃が一段階アップ)

HP:91
攻撃:90
防御:129
特攻:90
特防:72
素早さ:108
合計:580

努力値:防御+3


■概要


テラキオンビリジオンと共にイッシュ地方の伝説に語られる通称「聖剣士」達のうちの一匹。

威厳のある水色の山羊のような姿をしている。名前の由来はコバルトブルーからであろう。

とても冷静沈着な性格をしており他者を導く統率力に優れている。
鋼のように丈夫な体と心を持ち、どんなに凶暴な相手でも怯む事無く睨み付けて従わせてしまう。


その昔、イッシュ地方で人々が戦争を起こし森が炎に覆われた際にビリジオン・テラキオンと共に逃げまとうポケモン達をまとめあげて救った伝説を持ち、
その中でもコバルオンは怯えるポケモン達をその持ち前の統率力で導く役目を担っていた。
ポケモンを救ったあと、戦争を起こした人々を圧倒的な力で蹴散らし、戦争を終結させた。
この一件以来人間を信頼しなくなったのか何処かに姿を消してしまい、以降一切目撃されなくなったという。

ビリジオン・テラキオンとは深い絆で繋がっており、例えどんなに離れていてもお互いの存在を感じ取る事が出来る。




■ゲームでのコバルオン


6番道路から「なみのり」を使う事で到達出来る「フキヨセの洞穴」の最奥部「(しるべ)の間」にてシンボルエンカウントで出会う事が可能。
初期レベルは42。
この洞穴内は暗いため効率良く回る為には「フラッシュ」が必要。また奥に進むには「かいりき」も必要である。

ちなみにコバルオンがいるエリアには三闘神達の伝説に詳しい老人がおり、彼らに関する詳しい伝説を教えてくれる。
コバルオンと戦うか捕獲する事で他の三闘神らに認められ、ビリジオン・テラキオンと戦うことが可能となる。
ちなみにビクティニを除けばストーリー中一番初めに捕獲出来る伝説のポケモンである。


BW2ではホドモエ郊外にて元プラズマ団七賢人のロット、コバルオンに詳しい老人と共に洞窟を飛び出す様を目撃することに。
以降は13番道路で捕獲できる。初期レベルは45。
倒したり逃げても殿堂入りした後にまた13番道路に戻ってくる。レベルは65。

色違いは濃い青。名前の由来的にはこちらの方がそれっぽい。


ORASでは「おおぞらをとぶ」で行くことができる「名もなき平原」に出現する。レベルは50。
出現条件は「努力値を最大までためたポケモンを3匹連れ、日・水・金曜日に着陸すること」。


USMではウルトラスペースゼロの岩ステージで三種全てを捕獲できる。


■対戦でのコバルオン


非常に高い物理耐久力を誇り、素早さも他二匹同様かなり高い。
初登場時はアイアントに次いではがねタイプ2位の速さを誇っていた。

タイプはルカリオと同じはがね・かくとう。
ルカリオと比べて攻撃面で大きく劣っており、技バリエーションもかなり微妙なためアタッカーとしてはルカリオに軍配が上がる。
さらにルカリオはXYメガシンカを得てさらに火力に磨きがかかり、素早さもコバルオン以上になってしまった。
しかしコバルオンは耐久力で大きく勝り、後述の通りサポート系の技が豊富なので差別化は十分に可能。

はがねタイプ複合のため半減がとても多く耐性面はなかなかの物。
しかし物理受け寄りな能力値の割りにかくとう・じめんと物理のメジャータイプが弱点なため単純な物理受けとしては微妙。
かと言って特殊耐久も微妙でメジャーなほのお技が弱点であるためやや厳しい。

テラキオンは単純に強力な物理アタッカー、ビリジオンは砂パ雨パキラーといった具合に他二匹は具体的な役割を持っているのに対して、
コバルオンはそのクセの強さからなかなか使い方が確立されず、BW初期は聖剣士最弱扱いされる事が多かった。

しかし「でんじは」や「ボルトチェンジ」「ちょうはつ」等の優秀な搦め手が揃っているため上手く活用したい。
特に電磁波とボルチェンは他の2匹には使えない技。
これらの技や耐性、素早さのおかげで、削り兼サポート役としてはなかなかの性能。
BW2からは教え技で「ステルスロック」を習得。これによりサポート性能にも磨きがかかった。
また、耐性に加えてボルチェンやちょうはつがあることにより、
エアームドラッキーグライオン(めざ前提)を中心とした受けループに強いポケモンとして注目を浴びた。
ビリジオンと違ってエアームドに強いのは嬉しいところ。

このように、コバルオンは主役として輝くタイプではないが、小回りと耐性を活かして器用に立ち回るタイプのポケモンと言える。
ドラゴンや飛行タイプ中心に相性補完のいいポケモンが多いので、一緒に組ませると渋い活躍を見せてくれるだろう。


ちなみに「メタルバースト」を覚えるが、素早さが高い(というかメタバ使い最速)ため使う機会は全くない。
一応スカーフガブリアスやすなかきドリュウズの「じしん」はHPに努力値をある程度振れば『耐える→反射』ができるが……たぶん殴った方が早い。


XYではフェアリーで弱点を突かれない貴重なかくとうタイプであり、フェアリーの弱点を突けるはがね技も十分採用圏内に。
メガガルーラに対しては上からタイプ一致で弱点を突けるだけでなく、主力技にも抵抗を持ち後出ししやすいのでメタとして有用。
ただ、めざパの威力が下がったことにより特殊型はやや厳しくなった。 

剣盾のダブルバトルでは一致ダイマックスわざの効果の違いからテラキオンではなくこちらが使われる場合もあった。テラキオンでは不一致となる「ダイスチル」を活かした立ち回りができることが持ち味。

SVでは藍の円盤にて復帰。結論から言うと大幅な強化を受けた
一番大きいのがボディプレスの習得で、禁止伝説を除いた格闘タイプではイダイナキバに続いて防御が高い。
その上あちらはてっぺきを覚えないので、ボディプレス使いとしてはSV最強と言っても過言ではない。
さらに激戦区を抜くS108というのも大きく、多くの物理アタッカーに先行しててっぺきを積んで起点にすることが可能。
ボディプレス以外にもヘビーボンバー、しんくうは、はどうだん、はやてがえしと粒ぞろいの技を習得しており、特に格闘半減のフェアリーに刺さるヘビーボンバーが強力。
最早別ポケモンと言っても良い強化を受けたが、唯一対エスパー・草打点になったメガホーンの喪失が懸念点。
実用には関係ないがボディプレスにヘビーボンバーと押し潰す技が主力になって、剣士要素が行方不明になったのも難点か。最早剣士と言うよりはレスラーである。

■スーパーポケモンスクランブルのコバルオン










まごう事なき侠である




各地でポケモン達の回復に必要な泉の水を根こそぎ奪い取るコバルオン軍団を率いる。
正義のポケモンにしては些か相応しくない行動だが…?
軍団員は非常に多く、本編同様の高い統率力とカリスマ性がうかがえる。



実は世界を「サビ」で乗っ取ろうとする「黒のラスト」に対抗するために自ら必要悪となったのだった。

終盤は和解した主人公と行動を共にし、最後はダメージの通らない黒のラストに対し特攻を仕掛け、
自らのネジを黒のラストに打ち付け、ネジをこなごなにして突破口を開いた。

おもちゃのポケモンにとってネジとは動力源にして命そのものであり、ネジを失うことはを意味する。
そういった意味ではポケモンの「死」を直接描いためずらしい例と言えなくもない。





ゲームクリア後、特定ステージに低確率でテラキオン、ビリジオンが隠しボスとして出現する。
彼らを仲間にすると…


ポケモンGOでのコバルオン


2019年11月に実装。習得技は通常技が「メタルクロー」「しねんのずつき」、ゲージ技が「アイアンヘッド」「インファイト」「ストーンエッジ」。ステータスは原作の低い攻撃力と高い耐久力をそのまま受け継いでしまったため、どちらかというとPvP向けの性能となっている。

実装当初は通常技にかくとう技が無かったため必然的にはがねタイプとして運用せざるを得なかった。はがね技は通常技・ゲージ技の両方で揃えられるが、ゲージ技の「アイアンヘッド」は威力60と、2分割ゲージ技のくせにあまりにも割に合わない威力。しかも、元より低火力のコバルオンが放つのだから、たとえこうかばつぐんが取れたとしても相手を1,2発程度では仕留めきれないことも多々ある。せいぜいメタグロスがいない間の代打として使えるくらいか。

2020年3月に追加された専用技「せいなるつるぎ」が発生も火力も一流のぶっ壊れ技であり、これでようやくまともな運用がしやすくなった。そして2022年9月にゲージ回収率に非常に優れた「にどげり」を習得。遂に技をかくとうタイプで固めることが可能になった上に持ち前の耐久力の高さも相俟ってディアルガ等マスターリーグの強豪ポケモンとも渡り合えるようになった。ジム攻略でも討伐速度こそルカリオテラキオンに一歩譲るものの耐久力は安定しているため回避が苦手だったり薬の消費を抑えたい場合にはあり。

GOロケット団戦でも先鋒にカビゴンを配置している激強団員やクリフの初手プテラサカキペルシアンとも楽に渡り合える。特にクリフの初手プテラに安定して対処できるほぼ唯一のポケモンであるため、1匹でも育てておくとGOロケット団との戦闘が格段に楽になる。

ただし、伝説のポケモンであるが故にアメが溜めづらい上に技解放のコストも高く、技枠を開放した上でのレベル最大育成の難易度の高さはカイリキーやルカリオ、ローブシンの比ではない。
また「せいなるつるぎ」の習得も期間限定もしくはすごい技マシンが必須など、育成のハードルはものすごく高い。





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最終更新:2024年03月20日 21:18