アグノム

登録日:2011/06/28 Tue 00:21:41
更新日:2024/04/15 Mon 19:17:19
所要時間:約 5 分で読めます





■データ


全国図鑑No.482
分類:いしポケモン
英語名:Azelf
高さ:0.3m
重さ:3.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:エスパー
特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「特性:ありじごく」「各種フィールド」が無効)

HP:75
攻撃:125
防御:70
特攻:125
特防:70
素早さ:115
合計:580

努力値:攻撃+2、特攻+1


■概要


大昔にアルセウスの手により作られたタマゴからユクシーエムリットと共に産まれたとされる伝説のポケモン

紺色の妖精のような姿をしており他の2匹同様額には赤い結晶が付いている。

「意思」を司る神であり、人々に「何かを成し遂げる意思」や「あらゆる困難に立ち向かう決意」といった「強い意思」という概念を与えた存在とされる。

分類の「いしポケモン」も「意思ポケモン」という意味。決して「石ポケモン」ではない。

普段は湖の中で眠っており、そこで世界のバランスを保っているという。

アグノムを傷付けた者は7日後に自分の意思で動く事が出来なくなるらしい。

余談だがユクシー・エムリット・アグノムの英語の頭文字を並べると、
「UMA(未確認生物を意味する和製英語「Unidentified Mysterious Animal」の略称)」となりそのまま三匹の通称となっている。
ポケモン開発スタッフの増田順一もこの呼び方を使っており公式的に認められた通称と言える。

性別はないが、『不思議のダンジョン』シリーズでは男の子のような人格を持っている。


■ゲームでのアグノム


「リッシこ」の中央の空洞で眠りについていたが、ディアルガパルキアの復活の鍵となる「あかいくさり」を作る為にギンガ団に捕獲されてしまう。
「あかいくさり」を作った後は用済みとして解放され「やりのはしら」でのイベント終了後に再び「リッシこ」にシンボルエンカウントで登場し捕獲が可能。
レベルは50。

「わるだくみ」で火力を補強しながら殴ってくる為捕獲に手間取ると全滅の可能性もある。
マスターボールを使わないのであれば際は十分な耐久を持つ壁役や攻撃を半減しやすい鋼タイプの用意を推奨。

ちなみに倒すと二度と現れないが、逃げるか全滅すると殿堂入り後に再び戦える(プラチナでは倒しても復活)。
全国図鑑を貰う為にアグノムの姿のデータは欲しいけど捕獲は後にしたい…という人は覚えておこう。

ORASでは「おおぞらをとぶ」で行くことができる「未知の洞窟」に出現する。
出現時間はそれぞれ異なり、アグノムは夜間の21:00~3:59となっている。

USMではウルトラスペースゼロの滝ステージでUMA全てを捕獲できる。

ポケモン不思議のダンジョン 時・闇・空の探検隊』では水晶の湖にある時の歯車を守るポケモンとして登場。
一時は倒される寸前にまで追い込まれていたものの、主人公やヨノワールの介入によりジュプトルから時の歯車を唯一守りきることができた。

エンディング後には再びここに訪れ倒すと仲間にする事ができる。

レジェンズでは時空の歪みを解決すべく、赤い鎖を作るべくリッシ湖を訪れた際に登場する。
この時シズメ玉をアグノムに当てるイベントが発生するが、照準を合わせると即座にテレポートで逃げまくるという鬼畜行動でプレイヤーの心を折りかけてくる。
しかしそれでも諦めずに何度も挑み続けるとアグノム側が主人公の意思の強さを認め、赤い鎖の元となる「アグノムのきば」を与えてくれる。

エンディング後ではプレートを集める段階で再びリッシ湖を訪れると、再びアグノムと遭遇し、捕獲ができるようになる。
ちなみにこのポケモンの図鑑登録に必要なタスクには、捕まえた数の他に、
  • 「しんぴのちから」をみた数
  • 「じばく」をみた数
  • チカラワザをみた数
  • ハヤワザをみた数
の4つがあるが、この内「じばく」をみた数に研究レベル2倍のボーナス補正がかかっているため、最短で図鑑登録するためにはアグノムに連続で自爆させるというかなり心の痛むことをする必要がある。
過去でも未来でも自爆を強要されまくるアグノムの心境やいかに…


■対戦でのアグノム


125という高い攻撃・特攻にスターミーと同速の115族という高い素早さを持つ準伝説の強力な速攻アタッカー。
だが速攻アタッカーの宿命か耐久は軒並み紙。

一致技の「サイコキネシス」に加え、サブウェポンも「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「10まんボルト」「くさむすび」と豊富。
上述の種族値と合わせて攻撃性能は非常に高く、特に単エスパーとしては「めざめるパワー」以外の技を覚えるのは貴重な資質。
一致技を半減し、複合タイプで格闘地面を半減以下に抑える鋼タイプにも強く出られる。

またUMAはそれぞれ自主退場技を覚えることができるが、アグノムの自主退場技はまさかの「だいばくはつ」。
「だいばくはつ」持ちの中ではかなり素早さが速いほうで、攻撃種族値もかなり高い為使い勝手は抜群。
攻撃努力値無振りでも大抵の相手を落とす事が可能。
豊富な技により散々相手を引っ掻き回し、ピンチになったら「だいばくはつ」で退場という戦法がシンプルながら強力。
しかしなぜこんななりで爆発できるのだろうか…

初出のDPtは特殊技が豊富なのに対し、高い攻撃力を活かせる物理技が「だいばくはつ」「とんぼがえり」ぐらいしか無かった。
しかし、プラチナからは教え技で「しねんのずつき」や三色パンチを取得、物理型での採用も可能となった。
ただし特殊型に比べると技の威力が全体的に低いため火力に欠けており、特殊受けを突破するならBWで追加された「サイコショック」という選択肢もある。
ドラゴン対策の「れいとうパンチ」は役立つが、それもめざで代用可能(「れいとうビーム」は覚えない)。
ただ、汎用性が高く強力な「けたぐり」「はたきおとす」を覚え、「とんぼがえり」は「こだわりハチマキ」持ちでも使いやすいので一考の余地はある。

補助技もそこそこ粒揃い。
特に「わるだくみ」による火力補強は上手くいけば三タテだって不可能ではない突破力を誇る。
他にも「ちょうはつ」によるコンボ潰しや「ステルスロック」「ひかりのかべ」「リフレクター」によるサポート型も考えられる。
ユクシーエムリットに比べるとアタッカーとしてのイメージが強いため、比較的成功しやすい。


持ち物は紙耐久を補う「きあいのタスキ」や火力を更にたかめる「いのちのたま」辺りが最大の候補。
サポート型で使うならSMで追加された壁貼りの効果を8ターンまで延長する「ひかりのねんど」も強力。


欠点はエスパータイプ共通の悩みとしてメインとなるタイプ一致技の威力が不足気味な事。耐久が高い相手には弱点が突けないとジリ貧になりがち。
また他のエスパータイプと違って「きあいだま」を覚えない為悪タイプの相手も苦手。特にバンギラスは天敵とも言える存在。

またBWでは生命線の一つである「だいばくはつ」の弱体化やウルガモスサザンドラ等の弱点タイプの強力なポケモンが多数台頭等の仕打ちを受け、
弱体化してしまう事に…


…まあそれでも「わるだくみ」の爆発力等で油断してかかるとそこそこ危険な存在である事には変わりない為注意が必要。
弱体化こそしたがまだまだ現役で活躍可能であろう。

Pokemon GOでのアグノム


期間限定の伝説レイドに出現するのは他の伝説のポケモンと同じだが、アグノム含む3匹には決定的に異なる点が存在する。
それは地域によって出現するポケモンが異なるという点。アグノムの担当は南北アメリカ及びグリーンランド。

リモートレイドパスの登場により、日本にいてもアグノムやエムリットに挑戦できるようにはなったとはいえ、現地からレイドに招待してくれるフレンドがいなくては挑戦できないという点、そして日本と現地の間の時差という2つの高いハードルが今なお存在する。
ちなみにアメリカ・ワシントンD.C.(EST、東部標準時)と日本(JST、日本標準時)の時差は14時間。つまりワシントンD.C.での水曜日の午後6時は日本では午前8時。勤め人にはちと厳しい時間帯である。
さらにややこしいことに東部標準時にはサマータイムが存在するため、夏期にはもう1時間ずれて時差は13時間に。

これらの障害を乗り越えてレイドに挑戦し、レイドバトルに勝利し、さらにゲットチャレンジを成功させてようやく手に入るというのが現状となっている。


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最終更新:2024年04月15日 19:17