ウェポン(FF7)

登録日:2010/02/08 Mon 00:02:20
更新日:2024/03/30 Sat 19:40:45
所要時間:約 5 分で読めます




※ネタバレ注意










FINAL FANTASY Ⅶに登場するモンスター(厳密にはモンスターではないが)。

概要

約2000年前、星に飛来した災厄であるジェノバを滅ぼすべく、星そのものが生み出した星の守護者たち。
非常に強力な戦闘力を持ち、「星に仇なすもの」を半自動的に孅滅する特性を持っている。
本来は2000年前、古代種を滅亡の一歩手前まで追い込んだジェノバに対して使われるはずだったが、
生き残った古代種がジェノバの封印に成功した為に眠りについていた。

セフィロスが黒マテリアを得て復活した際に眠りから目覚めるが、目覚めたウェポンは神羅を始めとする人類に対して牙を剥く。
これは、魔晄と称して星の命を吸い上げる人類をウェポンが「星に対する脅威」と見なしたからだと思われるが、セフィロス放置はどうかと思う
まあ、正直こいつらにメテオが破壊できるとも思えないが……
一応、目覚める前にセフィロスにより自分を襲わせないようにコントロールを施されているという設定があるらしい。(byアルティマニア)

星命学の伝承として残っているが基本的に眉唾物の存在で、初めてその存在を検証したのはエアリスの実父であるガスト博士。
次いで星の命を研究していたルクレツィア、ガスト博士が死んだため棚ボタで研究をゲットした宝条に知れ渡る事となる。 
有機物と無機物を足して割ったような外見で、裏FF7と呼ばれるゼノギアスのギア・バーラーに通じるものがある。
知性があるのかは不明だが、劇中の行動を見るに大した知性はないと思われる。
本来なら星の命を守る為にバリバリ働かなければならない彼らだが、諸事情によりまっとうに職務に励んでいたのは僅か。
ジェネシスもそうだが、もっと早く目覚めてくれませんかね……

本編で登場するウェポンの内、サファイアウェポン以外とは戦闘可能。
星の守護者だけあって中々強い。多分ラストのセフィロスよりかは強い。対ジェノバの最終兵器だからセフィロスより強いのは当たり前なのだが。
なお、ルーファウスは神羅を率いて二体のウェポンを撃破している。
「世界を恐怖で支配する」のが信条のルーファウスだが、結果的に人々を恐怖から守る立場となった。
まあ、終戦後の神羅は責任追及やら何やらで大変だが……
オリジナル版では3体だけだったがインターナショナル版では2体が追加され、更には覚醒し各地に散らばるムービーが追加されている。
戦闘するウェポンの中には、強力なラーニング可能な技を撃ってきたり、貴重なアイテムを盗めたりもするものも存在するので、是非とも取り逃しがないようにしたい。
サファイアウェポンの襲来を知ったルーファウスが「またか。最近多いな」と発言していることからすると、もしかしたら作中で描写されていないだけでもっと多数のウェポンが存在し、その多くを神羅が倒した可能性も考えられる。


各ウェポン


  • サファイアウェポン
サファイアのごとく青い体色でウミヘビのような長い尾を持つ半魚人のような姿をした水中活動型のウェポン。
明確な大きさは不明だがムービーシーンからすると全長300メートル以上はあるように見える。
その巨体たるやウェポンの中でも随一で、ジュノン全体を包むくらいにでかい。
下半身はウミヘビのように細長い魚状で、上半身はゴツゴツとした人型に近い形状。ただし腕の先は触手状になっており指はない。
頭部には一本の角が生えており、人間と魚の中間のような形状の顔をしている。
上半身にはたくさんのヒレが生えているほか、首の周りには笹の葉のような形状に甲殻が放射状に複数生えており、顎の下から生えている甲殻は普段は顔面の下半分を覆っている。そのせいか普段はイカっぽい顔に見える。
体の構造自体はわりとシンプルだがたくさんのヒレや甲殻に覆われているので意外とどういう体なのか分かり辛い。
細長い尾とヒレを駆使して高速で泳ぐことができる。
ストーリー上一番最初に襲撃してくるウェポン。
ティファが神羅によって処刑される際、ジュノンを海から襲撃する。
ジュノン砲台(後の魔晄キャノン)やジュノンの防衛隊の一斉砲撃をものともせずにジュノンの港に体当たりして要塞を揺らがし、さらに口から放つビームでジュノン砲台の基部を引き裂いた。
なおその際にティファが閉じ込められていたガス室の壁が壊れてティファは脱出する事が出来た。
その後ジュノン砲台の砲身をビームで破壊しようとしたがその直前に砲台からの零距離砲撃をむき出しの顔面に受けて沈黙。
そのまま海中に沈んだ。砲台の真ん前に弱点であろう顔面をむき出しにして呑気にビームをチャージしようとしていたあたりあまり知能は高くないようだ。
ウェポンの中で唯一クラウドたちとは戦わないために能力といえば口からビームを吐く事くらいしか分からない。
ビームはムービーでの描写からすると熱線(炎属性?)っぽいが果たして水中でも使えるのだろうか。


  • ダイヤウェポン
ミッドガルに侵攻したウェポン。インターナショナル版では足止めの為に戦う事になる。
ダイヤモンドのような白い体色のマッシブな人型をしている。
全身が分厚い装甲のような外骨格に覆われており、頭部はバイザーがついたヘルメット状の装甲の内側に赤く輝くガンダムっぽい顔があり、胸には球体状のコア、肩には巨大な二枚貝のようなショルダーアーマー、背中にはマントのような装甲がついており、まるで中世の全身鎧をモチーフにした巨大ロボットじみている。
大きさはムービーシーンでは身長100m以上はありそうな巨体に描かれているが、戦闘シーンや歩行シーンでは身長20m前後程度に描かれている。おそらくはムービーシーンの大きさが本来の大きさであり、戦闘シーンなどではクラウドたちと同じ画面に収めるための都合で小さくデフォルメされていると思われる。
大空洞から初めて出現した時はライフストリームのエネルギーに包まれて空に射出されていたがその後はゆっくり地面を歩いていたことから自力での飛行はできないようだ。
両肩の二枚貝状の巨大なショルダーアーマーは内部に多連装砲が入っており装甲を展開して光弾をマシンガンのごとく大量に連射することが可能。
優れたセンサー能力があるようで地平線の彼方の敵の存在を察知し、砲撃を加えることができる。
クラウドたちとのバトルではこの光弾連射能力以外にコアからビームを撃っている。
バトルでは大して強くないので苦労はしないが、イベント的に倒す事は出来ない。
両肩からの圧倒的な砲撃力で神羅ビルを半壊させるも、直後に魔晄キャノン・シスターレイによって胸のコアを貫かれて死亡した。
ライジングサン(ユフィの武器)はこいつからしか盗めない。なんとしても盗んでおこう。


シリーズお馴染みの名前を持つモンスター。Ⅷにも同名の敵がいる。
倒すと同名の武器が入手できる。
オリジナル版で唯一戦闘可能なウェポンであり、ミディールでの強制戦闘後は世界中を飛び回って戦う事になる。
かなり逃げ腰なチキンウェポン。星の守護者がそれでいいのか。
ラーニング可能はてきのわざ「シャドウフレア」を撃ってくる貴重なモンスターでもある。


  • ルビーウェポン
インターナショナル版で追加された2体のウェポンの1体。ニートウェポンその1
地味にインターナショナルのパッケージ裏にも姿(戦闘画面)が載ってる奴。
防御力が異常に高く、ほとんどの攻撃は通用しない。また、攻撃力も高い上にステータス異常やパーティーメンバーの強制排除といった様々な戦い方を心得ている。
総合的な能力からFF7本編最強モンスターの名を欲しいままにしている……が、実はFF7のバトルシステムなら様々な倒し方が存在していたりする。


ルビーウェポンと共に追加されたウェポン。ニートウェポンその2
100万という当時としては破格のHPを誇り、また通常は20分の制限時間が存在する。
……が、前述のルビーウェポン程の厄介さは正直ない。場合によっては秒殺も可能だったりする(ヴィンセント最強伝説)。
通称「ノイエ・ジール」または「クィン・マンサ」。


  • ジェイドウェポン
BCFF7の「ウェポンモード」にて戦える。
少々特殊な戦闘システムな為、強い弱いという議論はしにくい。
元々はジルコニアエイドという召喚獣だった。


  • カオスウェポン
DCFF7にて判明するウェポン。
ヴィンセントが変身する最強の魔獣(最終リミット技:カオス)であり、他のウェポンとは一線を画すハイウェポン。
宇宙規模の命の循環を守るハイウェポンであり、星の命が尽きる際に地上全ての命を刈り取る存在。
本編では使いづらかったが、今作ではチートレベルの戦闘力を発揮する。


  • オメガウェポン
DCFF7にて登場。
カオスと対をなす存在で、カオスが刈り取った命を抱えて次の星へと渡り、その星で新たなライフストリームを拓くハイウェポン。
本来は星の命が尽きるまで目覚めないが、宝条がルクレツィアの理論を元に目覚めさせ、不完全な状態でその姿を現した。
FF8に同名のモンスターが出てくるが、はっきり言って全然似てない。


余談

初出が本作だったアルテマ以外のウェポンはその後シリーズに登場することはなかったが、『FF14』においてアルテマウェポンが古代帝国の遺産として登場。
更にパッチ5.2~5.5にかけて追加されたクロニクルクエストにてサファイア・ダイヤ・エメラルド・ルビーの4体もアルテマの後継機という形で登場、デザインも7のものを踏襲している。
出典からは設定が大幅に変更されており、『14』に於いてはガレマール帝国軍第VII軍団が擁する有人機動兵器となっている。所属先の軍団のナンバーも元ネタに引っ掛けたものと思われる。
このうちサファイア・ルビーに関してはほぼ7と同様の仕様だったが、サファイアとエメラルドはオールレンジ攻撃が可能になり、サファイアのみウェポンシリーズの中では唯一ソロバトルで挑む事になる。
ダイヤについてはウェポンシリーズの集大成という形で原作では初登場時のムービー以外では見られなかった飛行をしており、その動きも『7』では考えられないほど非常に機敏になっていた。
全般的にギミック対処の難易度も非常に高く、油断すれば落下死や即死エリアに叩き込まれて床を舐める事も珍しくない。

なお、ウェポンシリーズの中でサファイアは海上戦、ダイヤは飛行中の巨大武装コンテナの上での戦いというかなり変則的な舞台となっている。
開発チーム内に『機動戦士ガンダム』シリーズファンが多数いるためか、一連のクエストは明らかにそれを踏襲していると思われるシーンも多い。ダイヤに至ってはもはや隠す気すらないレベル。


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最終更新:2024年03月30日 19:40