地縛神 Cusillu

登録日:2012/06/26(火) 15:30:58
更新日:2023/12/31 Sun 10:22:46
所要時間:約 3 分で読めます






全ての者よ……
この大いなる存在に跪け!


我が神!地縛神 Cusillu!!


地縛神(じばくしん) Cusillu(クシル)
星10/闇属性/獣族/攻2800/守2400
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド上に表側表示でフィールド魔法カードが存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりに自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースし、
相手のライフポイントを半分にする事ができる。


ANCIENT PROPHECYで登場した闇属性・獣族の最上級モンスター。
地縛神の一体で、他の地縛神と同じく地縛神共通の効果を持つ。

また、戦闘によって破壊される場合に自分モンスター1体を身代わりにリリースし、
さらに相手のライフポイントを半分にする事ができるという効果を持つ。

要するに相手のライフが8000から4000にすることができるというかなりの性能を持っている。
しかもこのカードの攻撃力はゴヨウと同じでかなりの戦力になる。
このカードによる直接攻撃は相手プレイヤーにとって脅威。
まさに最強の地縛神といっても過言ではない。


追記・修正お願いします。




































ちょっと待て
よく考えてみよう。

まず地縛神は相手の攻撃対象にならない。
同時に、地縛神は相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
つまり基本的に地縛神は相手モンスターとの戦闘を行わない。

それでこのカードの固有効果はなんだったか。

自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりに自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースし、
相手のライフポイントを半分にする事ができる。

地縛神は攻撃の対象にはならない、つまり基本的に相手モンスターとの戦闘では破壊されることはまずない。
こいつは相手モンスターとの戦闘によって破壊される場合効果を発揮する…


   /⌒ヽ
  / ゚д゚) ………
  |U /J






そう、この地縛神は、効果が全く噛み合ってないカードなのだ。
攻撃対象にはならないモンスターを戦闘破壊するなんてまず相手が狙うことは不可能。
セイヴァーなら可能だが、身代わり効果も無効にされてるのでなすすべもなく破壊される。

このカードの効果を生かすには自分のターンに自爆特攻をするしかない。
まさに自爆神

おまけに攻撃力が2800もあるためわざわざ効果を使わなくても大量にライフを削ることが可能なのでこの効果を使う意味がない。
そもそも、攻撃力が2800もあると自爆特攻できる相手も滅多にいないだろう。
ここまで効果が噛み合ってないカードなんてあるのだろうか?

種族がサポートカードが豊富な獣族であることが不幸中の幸いか。他の地縛神と比べて効果が悲惨なせいで、それらすら霞んでしまうが。

ただし、こいつが残念なのはあくまで他の地縛神との差である固有効果を使おうとすればの話で、
視点を変えれば容易に出せて蘇生制限もない高火力のダイレクトアタッカーとして機能する。
特に《野性解放》からのダイレクトアタックは爽快であろう。
劇中でも最大級の脅威として描かれたボス格の一角だけに、その効果のアンチシナジーっぷりが浮き彫りになった形であるが、決して使えないわけではない。

同じくサポート豊富な超官の地縛神と比べれば、単独でも壁だけではなくアタッカーとして機能するだけ使いやすいともいえる。
ついでに、《月の書》などで裏側守備にされた状態で殴られたり強制戦闘された場合も効果は使用できるので、そっちの保険にはなる。


【地縛神 Cusilluを活かすには】

Cusilluの強みは効果がかみ合っていない以上、実質「攻撃対象にならない高打点のダイレクトアタッカー」ということになる。
とりあえず、相性のいいカードを探してみるといいだろう。
前述のとおり「闇属性」「獣族」とサポートに恵まれているのが強み。

  • エアーズロック・サンライズ
墓地の獣族を完全蘇生+ターン終了まで相手のモンスターの攻撃力を墓地の獣・鳥獣植物の数×200ダウン。
Cusilluはダイレクトアタッカーなので、攻撃力ダウン効果は余禄になるが、実質2枚目の死者蘇生として使える。

  • ハードアームドラゴン
コイツに限らず、地縛神を自爆神にしないためのおとも。デメリット効果による自爆を無効に出来るのが大きい。

  • 魔獣の懐柔
レベル2以下の獣をデッキから3体召喚。リリースを手っ取り早く揃えられる。

フィールド魔法での維持を主眼とするなら、種族と自壊効果を逆手にとってコイツに繋げるのも手。
攻撃力がたいして変わらないので、戦線維持が容易というのも良い。

Cusilluと並べて効果を使えば、攻撃力2800のトークンが一挙に2体でてくる。

大量展開が容易な獣族であり、専用のフィールド魔法を擁するコイツらとも好相性。
Cusilluは守備力も2400と低くはない上、攻撃されないので戦闘での除去を心配する必要も薄い。

  • キャトルミューティレーション
獣族を手札に戻し、同レベルの獣族を特殊召喚するトラップ。
戻して即召喚、ということも出来る。野性解放と組み合わせてデメリットを踏み倒し、さらに追撃、と繋げられる。
Cusilluにこのコンボを適用すれば、攻撃力5200でダイレクトアタック→手札に戻してもう一回召喚→さらにダイレクトアタック、と繋いで8000ダメージでゲームエンドが狙える。
割と現実的なコンボなので狙ってみてもいいだろう。ただし、コイツにチェーンしてフィールド魔法を割られると出てきた瞬間に自爆するので注意。

戦闘破壊時効果はネタじゃねえ!と言いたいあなたに。
丁度Cusilluと相打ちになれる2800打点の壊獣。邪魔なモンスターや面倒くさいモンスターをコイツで退かし、Cusilluでぶん殴る事で相打ちに持っていく。
Cusilluの効果は戦闘破壊されれば相打ちでも良いので、自分の他モンスターをリリースして相手のライフを半分にしつつラディアンだけ消し飛ばすという中々にいやらしい挙動ができる。
まさに「俺が一方的にぶん殴る。それが俺のAi打ちだ!」なコンボ。

  • Ai打ち
……と、上でまさにネタにした《Ai打ち》も相性がいい。なにせ効果さえ通ればどんなモンスターも同じ打点に変えて文字通り相打ちにできるのだから。
このカードをかませばあら不思議、Cusilluが何でも殴り倒しつつ相手のライフを半分にしながらおまけでバーンダメージをぶちかます殺戮マシンと化す。でかい猿だからマシンというよりはマシラか。

レベル10の獣族を名指しで指定しサポートするテーマ。その為このモンスターも久方ぶりに日の目を見た。
一応ペンデュラムテーマであるため、条件さえ整えば《ネムレリアの寝姫楼》でサーチしてからペンデュラム召喚によりポンと出すという運用が可能。
更に《ネムレリア・レーヴ》で相手ターンに呼び出す事で攻撃されない壁となってダイレクトアタックを防ぐと言う防御要員にもなれるのがこのカードならではの強み。



アニメでの活躍

ダークシグナー:ディマクが使用したカード。
劇中では《クローザー・フォレスト》の効果で強化され龍亞のライフを一気に削ったが、
乱入してきた龍可が召喚した《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の効果でフィールドを割られて効果を失い、
装備魔法で強化されたエンシェント・フェアリーに破壊された。


Wiki籠もりの魂を生贄に!降臨せよ!地縛神 Cusillu!

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最終更新:2023年12月31日 10:22