小嶺幸

登録日:2012/02/02 (木) 08:55:17
更新日:2022/04/19 Tue 19:43:21
所要時間:約 7 分で読めます





淫乱メイド改め、恋するメイド
小嶺幸です♪

小嶺(こみね)(さち)は18禁アダルトゲームグリザイアの果実のヒロインの一人。

誕生日:9月23日
血液型:O型
身 長:151cm
3サイズ:82(C)/56/83
イメージ果実:リンゴ

CV:岡本美佳沙/清水愛


□キャラクター概要

美浜学園1年生の少女。
1年生でありながら、しっかりものであることや責任感の強さを見込まれ、周防天音などの上級生がいるクラスの委員長を務めている。

成績優良で、勉強以外も基本的には器用にこなせる天才肌。
ただ本人は才能を鼻にかけないので気付きづらい。

クラスメイトの助言でメイド服を着用しており、本人も気に入っているのか海水浴等のメイド服では行動しづらいイベント以外ではずっとメイド服を愛用している。

サメが好きで、サメのバッグを自作しては使っていて、クラスメイトにも時折薦めたがる。

メイド服のまま町に出ることをずっとしていたためか商店街では人気者であり、実は子供の友達が多い。


□性格

礼儀正しく、同い年で友達でもある入巣蒔菜以外には、相手が先輩ということもあってか敬語で接する。
呼び方も基本的に『名前+さん』だが、みちるは本人の希望(冗談)から『みちる様』、蒔菜は『マキちゃん』と呼ぶ。
ただ、みちるに対しては時折(特に何かやらかした時は)慇懃無礼な態度を取ることもある。

責任感の強さからか頼み事を断らない。小間使いから学校や寮の清掃まで、頼まれれば無理なお願いでなければ応える。
失敗すると目に見えて動揺し、腹を切ってお詫びをしようともするため、時折クラスメイトは扱いに困っている。

真面目キャラの宿命か天然ボケの傾向があり、冗談を真に受けて行動したり、アドバイスを曲解してしまったりするため、時に予想外な行動をする。
ちなみにその時の被害者はたいていみちる。

やや自身の感情には鈍感な傾向があり、雄二に好意を抱いたために無意識に隣に座ってから、自分が何故こんなことをしたのか悩む場面もあった。

雄二には、頭を撫でられて褒められて以降その感触を気に入ったのか懐き、蒔菜ほどではないがよく絡むようになる。

ただ、懐くのはいいのだが、雄二の影響でやや口が悪くなっているため、天音に雄二が責められることもある。


□ルートでの幸

一緒にいることで幸の万能さに興味を覚えた雄二は、夏休みの間、みちる達の発案で幸の万能さをはかるテストに付き合うことにする。

テストでも相変わらずの万能さをみせる幸に感心しつつ、蒔菜の『風呂で一万数える』という提案が原因で幸が湯あたりを起こしたことをきっかけに、
幸の『言われたことを頑なに守ろうとする』姿勢に少し違和感を覚えるようになる。

そんな中、学校の用事で外出した幸が、雄二との約束(用事が済んだらいつもの場所(教室)で待ち合わせ)を果たさないままにそのまま行方不明になる事件が発生。
雄二達は幸の行きそうな場所を捜し回るも見つからないまま2日以上経過し、警察に相談することを検討する。

その時、雄二の脳裏に幼い頃異性の友達といつも遊んでいた公園が思い浮かぶ。
実は雄二は、幸の容姿がその友達と似ていると思っていたのだった。

しかし、その友達はどちらかと言えば周囲を引っ張るタイプの子供だったため、無意識にそんなはずがないと思い込んでいたのだった。

幸を見つけてやりたいためにそこに『いてほしい』が、
ほぼ180度性格が違うことから、もし幸がその友達なら彼女の身にそれだけショッキングな出来事があったことになるために、
『いてほしくない』という矛盾した感情を抱きながら、雄二は幼い頃遊んだ公園に向かう。

そこには、昨晩の雨でびしょ濡れになりながらも、雄二を待ち続ける幸の姿があった……






以下、ルートのネタバレ





幸が幼い頃の友達だったと知った雄二は、千鶴に彼女の過去を聞くことにする。
何が幸を変えたのかを知るために。


幸は小さな町工場の経営者夫婦の一人娘で、幼い頃は一人っ子故、両親の愛情を一心に受けて育った。

両親と、頑張って両親に褒めてもらうことが大好きな少女だった。

しかし、父親の技術が大企業に認められたことで家庭環境は一転。
仕事が増えたことで、生活は豊かになったものの、両親は忙しさで幸に構うことができなくなっていき、幸は寂しさから、両親を拘束する仕事を憎むまでになっていた。

寂しさから公園に行くようになった幸。
そこで出会ったのが、風見雄二だった。

唯一自分を見てくれていた姉(風見一姫)が部活動の合宿に出掛けてしまったため、家に居場所がないと言う雄二に共感した幸は、
彼に『ユウくん』というあだ名を付け、一緒に遊ぶようになる。

ほどなく、幸にとって雄二は大切な存在になった。

だが、一姫が事故死したために雄二は引っ越すことに。
大切な友達を失いたくない一心で引き留めるも、雄二は引っ越してしまう。

両親と喧嘩をしてしまった幸は、寂しさから雄二が引っ越した後も、公園でひたすら雄二を待っていた。

日も暮れ出した頃、俯いていた幸は自分を呼ぶ声に気付く。
そこには、自分を心配して来てくれた大好きな両親の姿があった。
嬉しさから両親に駆け寄る幸。

彼女の目にも、そして両親の目にも、突っ込んでくるトラックは映っていなかった………

事故によって血の海に沈む両親。
自分のせいだと恐怖に震える彼女に、意識を失う直前に母親が発した言葉が突き刺さった。


『幸…どうして……』

『どうして言うことを聞かなかったの?』と言おうとしたと思い込んだ幸は、そのトラウマから『言うことを聞かない子は悪い子』だとし、
人の言うことを盲目的に聞くようになったのだった。

そして、その思い込みから『テストをなくしてほしい』という頼み事を完遂する目的で学校に火を付けたために保護され、
トラウマの深さから美浜学園に転校したのである。


過去を聞いた雄二は、幼い頃に自分を支えてくれたことへの感謝と、芽生えていた幸への好意から、
幸のトラウマを解消して自分の感情を素直に出す幸に戻ってもらおうと決意する。

彼女の人生に関わることを決めた雄二は、幸に告白。彼女と恋人になる。

そして、幸の一番近くで彼女のトラウマを解消する方法を模索していく。








終盤のネタバレ



幸の『他人の言うことを頑なに聞く』癖を治すため、雄二は荒療治に出る。
それは、盲目的に他人の言うことを聞けば時に取り返しの付かない事態になると解らせることだった。

みちるの『テストを無くしたい』という希望を受け、幸は学園をかつてのように火事にしようとする。

そうするだろうと予測していた雄二は学園に爆弾を設置し、幸の目の前で爆破。
友達と学び、遊んだ学園が壊れる様を見て、幸はショックの中、雄二の言いたかったことを感じ取る。

後悔し、自分の感情に素直になることを決めた幸は改めて雄二に告白。
二人はようやく、本当の恋人になったのだった。

その後も幸と過ごしていた雄二の下に、幸の伯父から一本の電話が入る。

『幸の両親の真意』を知る時が来たと感じた雄二にそれを告げられた幸は、雄二と共にかつての家に向かうのだった…

かつて父がいた工場、そこには本来あるべき機械は無く、壁一面のパーティー装飾、写真、賞状、テスト、その一つ一つには両親からのメッセージが添えられていた。

両親の愛がこめられた光景を前にした幸に対し雄二は一つの仮説を告げる。あの事故の日、母が伝えようとしたのは「幸...どうしてもお前に見て欲しいものがあったの」という幸を想う言葉であり、決して幸を責める言葉ではなかったのだと。

机に残っていたオルゴールと手紙、そこには数々の両親の想いが記されていた。仕事が忙しくなってしまい一緒に過ごせる時間が少なくなったことの謝罪、今後は大好きな幸とたくさんの時間を過ごせるよう仕事を変えるという決意、幸にこの工場を好きになってもらえるように考えたアルバム、本当に大切な人とこのオルゴールを聴いてほしいという願い、幸の名前は「幸の未来が幸せであるように・・・ずっとずっと笑っていられるように・・・」という考え抜かれたものであったこと、幸が知らなかった様々なことが明らかになる。

「”愛してる”はまだ難しいかもしれないから、この言葉で私たちの子供に生まれてきてくれて”ありがとう”、幸」

両親が書いてくれたメッセージを受け止めた幸はトラウマから解放され、雄二と共にオルゴールを聴くのであった。

□余談

  • 幸のルートは由美子に次いで鬱度が低い。せいぜい『他人の言うことを聞く』トラウマで性的暴行を受けないかハラハラするくらいである。
    しかし、バッドエンドはやはり鬱なので注意。

  • 幸のルートでは唯一、彼女の私服を見ることができる。

  • 『グリザイアの迷宮』では基本的に暴走気味で、何気ない言葉を性的な意味にとって妄想してはツッコミを入れられている。
    あれ、自称だった淫乱ビッチメイドに近付いてないか?
    また、みちるに対してかなり辛辣になっており、みちるの惚気を『知らん』の一言でバッサリ斬ったり、敬語を使わなくなったりしており、
    腹黒く見えるシーンがある。





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最終更新:2022年04月19日 19:43