グラハム専用ユニオンフラッグカスタム/オーバーフラッグ

登録日:2009/11/06 (金) 01:52:00
更新日:2024/03/30 Sat 11:31:30
所要時間:約 6 分で読めます




さて、このカスタムフラッグが何処までガンダムに対抗出来るか…

いや、そうする必要があるとみた!

これでガンダムと戦える…。見事な対応だ、プレジデント!





機動戦士ガンダム00』に登場するMS。



グラハム専用ユニオンフラッグカスタム



どれ程の性能差であろうと…!

今日の私は…!

阿修羅すら凌駕する存在だ!!!

型式番号:SVMS-01E
全高:17.9m
重量:66.6t
動力機関:バッテリー
推進機関:高出力水素プラズマジェットエンジン
装甲材質:Eカーボン
所属:ユニオン・アメリカ軍第8独立航空戦術飛行部隊「オーバーフラッグス」

武装:
試作新型リニアライフル / 新型リニアライフル
ソニックブレイド / プラズマソード×2
20㎜機銃
ミサイル×2
ディフェンスロッド
チャフ・フレア・ディスペンサー




ガンダムに対抗する為にグラハムが開発者であるレイフ・エイフマン教授に性能向上を依頼し、チューンしたユニオンフラッグの強化改良機であり、オーバーフラッグのプロトタイプ。

徹底した装甲軽量化に加えて各部関節の強化と機体表面の耐ビームコーティング、指揮官機としての通信能力強化が施された。
左利きの彼専用に火器管制ソフトも書き換え、リニアライフル、ディフェンスロッドを左右逆に装備。
ギリギリ戦闘可能な燃料だけを積んで、フライトユニットも高出力型に換装、更に最高速度制限のリミッターをも解除したことで通常の2倍近いスピードが出る。
しかし、これにより全速旋回時には12Gの加速がパイロットに掛かる安全性を欠いた機体となった。

当初は試作新型リニアライフルを装備していたが、オーバーフラッグス設立に伴って新型リニアライフルに換装され、これによりオーバーフラッグと外見(装備の左右逆と新型リニアライフル冷却部の色は除く)は同じになった。
だが、機体の改良点が幾つか異なる為、「グラハム専用ユニオンフラッグカスタム(オーバーフラッグス仕様)」として別機体として扱われる。

劇中では単に「カスタムフラッグ」とだけ呼ばれ、後にビリー・カタギリの手によりGNフラッグへと魔改造される。



オーバーフラッグ



見せてやる、ガンダム!

これがフラッグの力だ!





OVER FLAG





型式番号:/SVMS-01O
全高:17.9m
重量:67.6t
動力機関:バッテリー
推進機関:高出力水素プラズマジェットエンジン
装甲材質:Eカーボン
所属:ユニオン・アメリカ軍第8独立航空戦術飛行部隊「オーバーフラッグス」

武装:
新型リニアライフル
ソニックブレイド / プラズマソード×2
20㎜機銃
ミサイル×2
ディフェンスロッド
チャフ・フレア・ディスペンサー

搭乗者
ハワード・メイスン
ダリル・ダッジ
ジョシュア・エドワーズ
ランディ
ステュアート
アキラ・タケイ
ヘンリー


型式番号の「O」は「オーバー」を意味する。
オーバーフラッグス設立に伴い、対ガンダム調査隊時から所属していたハワード、ダリル含めて各地から加わった12名のエースパイロット用に14機のカスタム機体。
改修内容はグラハム機とほぼ同様だが、安全性確保の為、装甲の軽量化やリミッター解除は施されていない。

後にダリル機の頭部がマスラオ/スサノオに転用され、地球連邦平和維持軍発足後も少数が生産されていた。


【武装】

  • 試作新型リニアライフル
型式番号:XLR-04
アイリス社が試作した新型リニアライフルで、グラハム機が初期にメイン武装として使用。口径は200㎜。
ストック部が大型化しており、飛行形態時には胸部に沿って折れ曲がる形でマウントされる。
大型バッテリー搭載で弾丸の威力とスピードが格段にアップしているが、電力チャージに時間が掛かる。連射可能な低出力モードも搭載。
直系の正式採用版「クロスファイア」はオービットフラッグの上位装備として配備されることになった。

  • 新型リニアライフル
通称「トライデントストライカー」。
アイリス社による最新型リニアライフル。
オーバーフラッグス結成後はグラハム機も本装備を使用。
3つの銃身を1基のライフルに集約した構造をしており、中央の200㎜大口径砲は高威力だが電力チャージの長く、両側の60㎜口径の副砲は連射可能で主砲のチャージタイムをカバーできる。
銃身冷却部は一般機がシルバー、隊長機がブルーとなっている。

  • ソニックブレイド/プラズマソード
超硬質カーボン製の剣。高周波振動する事で高い切断能力を持ち、刃の周囲からプラズマ流を伸展させてプラズマソードを展開可能。

  • 20㎜機銃
胴体部分のコクピットドラムの左側に装備された実弾機銃。
主にミサイル迎撃、対人、対車両等に使用される。

  • ミサイル
本体内の搭載数が限られるため主翼、副翼に装備する。主に両足の脛部分に収納され、作戦目的に合わせて各種ミサイルを装備可能。
高速戦闘を要求される本機では装備する機会は少ない。

  • ディフェンスロッド
射撃に対して瞬間的にプラズマフィールドを展開、着弾の角度を調整して跳弾を狙う盾。
軽量の飛行機体ならではの装備であり、MS形態の使用を前提としている。


【オーバーフラッグ宇宙型】


後期生産機の宇宙仕様。
フライトユニットは排除され、大型のプロペラントタンク一体型スラスターを背部に装備している。
巡航形態ではリニアキャノンが2基追加される。



【劇中での活躍】

CBの武力介入開始後に対ガンダム調査隊がすぐに発足、ガンダムと渡り合うためにグラハム機が初めにカスタムを施された。
タリ初戦はビア共和国戦。離脱するエクシアを猛追して攻撃を仕掛けるが、海中に逃げられてしまい本格的な交戦には至らなかった。
その後は中東のアザディスタン王国内紛争に介入するも、宗教絡みの内部紛争で敵味方の区別がつかなかったため攻撃ができずにいた。
だが太陽光発電施設を襲撃された時には、武力介入に来たガンダムデュナメスと交戦。変形時の急減速を利用し狙撃を回避したり、至近距離で放たれた射撃をディフェンスロッドで全て防ぐなど、人並み外れた技量でロックオンを追い詰めた。

その後はオーバーフラッグスの隊長機として配備され、続けて完成した機体群で部隊を組まれた。
タクラマカン砂漠での三大国家合同軍事演習ではガンダムデュナメスを鹵獲寸前まで追い詰めるが、ガンダムスローネの長距離射撃で撤退を余儀なくされる。
MSWAD基地をスローネ部隊に強襲された際には、フォーメーションを用いて追い込んだつもりが逆に一機喪失する手傷を負う。

直後に起こったアイリス社軍需工場襲撃時にはグラハム機が単独出撃。
圧倒的性能差があるスローネに対し強襲を仕掛け、ビームサーベルを奪い取る事でアインの右腕をビームサーベルごと斬り飛ばす戦果を得た。

その後は打倒CBのための国連軍が編成され、旧三大国家それぞれに疑似太陽炉搭載型MSGN-X譲渡によりエースパイロットが引き抜かれてオーバーフラッグスが解散し殆どの機体が格納されるが、グラハム機だけはGNフラッグへと魔改造された。

宇宙型は劇場版で登場し、ガンダムハルートが救助している機体の中に紛れている。


【オーバーフラッグス】

AEU領軌道エレベーター付近で行われたAEUイナクトの完成披露の場に武力介入したソレスタルビーイングに対し、ユニオン軍内で発足された対ガンダム調査隊を母体とした部隊。正式名称は第8独立航空戦術飛行隊。
15名のエースパイロットを中心に構成され、各パイロットにはグラハム機と同等の強化改修が施されたオーバーフラッグが割り当てられている。

部隊としての活動は、タクラマカン砂漠における三大国家合同軍事演習が初で、この時にジョシュアをデュナメスに、ランディ及びスチュワートがスローネアインによって撃破されている。
また部隊の本拠地である基地にスローネが強襲してきた時には、ハワードが戦死した。この時技術顧問のレイフ・エイフマン教授も殺害されビリー・カタギリも負傷した。
その後は部隊規模の活動は明記されておらず、GN-X配備後は残存のパイロットがグラハム及び一名を除いて全員参加したため解散した。

その後のパイロット達だが、
グラハムはユニオンフラッグカスタムⅡで出撃後相討ち→アロウズへ転籍→組織解体後地球連邦軍へ転籍、ソルブレイヴス隊隊長を務める→ELSとの最終決戦で公式記録上は戦死。
ダリルたちGN-X搭乗員は、フォーリン・エンジェルス作戦の折に全員戦死。この作戦中でヘンリーという名前のパイロットが確認された。

公的にはパイロットがほぼ戦死という不幸な末路を辿っているが、アキラ・タケイなるキャラクターのみ例外として生存が確認されている。
そのアキラ・タケイというパイロットは、劇場版ではブレイヴに搭乗しELSとの最終決戦でも生き延びている。
2ndシーズンでの経緯は不明だが、少なくとも1stシーズンではタクラマカン砂漠~MSWAD基地戦を生き延び、11名中10名にしか割り当てられなかったGN-Xのパイロットに選ばれなかった事で結果的に生き延びた幸運を持つ。


【ガンプラ】


HG GUNDAM 00、1/100で発売中。

前者はグラハム専用機とオーバーフラッグの二種が発売。
但し、違いは細かな色くらいで、それが気にならないなら試作リニアライフルも同梱されているオーバーフラッグを買った方がお得。
アニメのスローネアイン戦放送直後には、グラハム機が非ガンダムながらAmazon売り上げランキング上位にランクインする快挙を成し遂げた。
まさに阿修羅すら凌駕する売り上げ。

後者はMGと見紛う程の出来の良さを誇り、ソニックブレイドとミサイルの収納、差し替えでランディングギアとフラップの開閉が再現されている。
リニアライフルのグリップ付け根が元々プラ同士の接続であり、ストッパーが無い事や銃身の自重でヘタれやすいのが欠点といえば欠点。予めキツ目に仕上げるといい。

両スケール共シールの選択で一般機、隊長機を再現可能。但し、両スケール共にABS樹脂が使用されている為、塗装派の方は要注意。



【ゲームでの仕様】

上述の通り、グラハム機は最終的にトライデントストライカーを装備しているのだが、ゲームでは演出とグラフィック差別化のためか試作新型リニアライフルを装備しているケースが多い。

[オーバーフラッグ]
ユニオンフラッグから開発。
物理、ビーム両方を軽減するアビリティを持ち、空中と地上の適性がBと宇宙以外では中々優秀な機体。武装が物理寄りになっているのをメリットと捉えるかデメリットとするかは自由。
この機体からGNフラッグへと続く。

[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム]
オーバーフラッグにグラハムを乗せると専用機に変化。
武装のリニアライフルは試作型に変更され、敵側でも味方側でもちゃんとサウスポーに設定されている。但し、オーバーフラッグと大まかな違いは無い。演出面ぐらいである。
更にテンションによってプラズマソードの攻撃演出が変化するという超優遇機体。
  • 超強気→グラハム・スペシャル!!
  • 超一撃→阿修羅すら凌駕する存在だ!!!(通称“阿修羅サーベル”)

「クロスレイズ」では演出変化は消失したものの、ハムキックが追加された。

CPU限定でグラハム機、ユニオンフラッグが参戦。
一般量産機+CPU=的。

  • GUNDAM VERSUS
同系列作品のEXVSでは参戦の機会に恵まれなかったが、この度ついに参戦。コストは300と第三世代ガンダムと同等扱い。
射撃モーションの多くはEXVSのブレイヴから流用されているので、半ば下位互換機のイメージが強い。一方で格闘はオリジナルモーションが多いが凡庸的で、特殊格闘中特殊格闘格闘派生が強い程度。
覚醒技はスローネアインに仕掛けた一連の技の再現で、最終段はどこからともなく降ってきたGNビームサーベルを掴んで斬り抜ける。なお、フラッグ相手にこの技を使うと確定で外すバグが存在したが、後に命中するよう修正された。

第15弾アップデートの追加機体としてコスト2000で3月15日に参戦。
シリーズ初となる家庭用出身機体が非エクストラ機体として追加という珍しい出自を持つ。
武装性能は2500コストのブレイヴの下位互換だが、任意変形可能で降りテクも含まれた武装配置をしているなど差別化もかなりされている。何よりグラハム機で唯一入魂コマンドが無いので静か。
格闘CSには時限強化が付与。スローネアインのビームサーベルを携え、一時的ながら下格闘のビームサーベル投擲や格闘全般が強化される。F覚醒であれば350ダメージを吐き出す事も不可能ではない。
一方で射撃性能がやや貧弱で、サブ射撃のミサイルは通常よろけなので非常に心持たない。また射撃CSも持たないので弾数管理は徹底すべきで、潤沢に回すのであれば変形射撃も含めなければあっという間に枯渇する。



どれ程の荒らしであろうと…!

今日の編集は…!

阿修羅すら凌駕する追記・修正だ!!!

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最終更新:2024年03月30日 11:31