コヨーテ・スターク

登録日:2012/05/21(月) 02:11:47
更新日:2024/04/13 Sat 23:53:15
所要時間:約 10 分で読めます




1人じゃない

もう 1人じゃないんだ…




#1 コヨーテ・スターク        
Coyote Starrk

[種族]破面(アランカル)
[階級]第1十刃(プリメーラ・エスパーダ)

 [司る死の形]孤独
 [帰刃]群狼(ロス・ロボス)
 [解号] 蹴散らせ「群狼」
 [虚の孔]胸
 [刻印]左手の甲
 [CV]小山力也



漫画『BLEACH』の登場人物。

目次

 人物



十刃の1人であり、階級はなんと#1(プリメーラ)。つまり破面の中で彼より強い者は居ない事を意味している。
ヤミー「あぁ!?」

見た目は、ミディアムのロングヘアーと薄い顎髭が特徴的な中年男性。
狼の顎の様な仮面が首に存在する事を除けばほぼ人間と同じ姿をしている。
身長/体重は187cm/77kg、誕生日は1月19日(やぎ座)。

従属官はリリネットという子供をたったの1人連れてるだけ。
他の好戦的な十刃と違ってあまり戦いを好まない。しかし、これは彼が面倒事が嫌いな性格だからであり、別に平和主義者な訳ではない。
戦いたくないという思いは確かなので、虐殺ではなく戦いを望む相手からするとやりにくい相手。

藍染に対する忠誠心は結構高く、現世に来た時は面倒ながらも藍染の為に戦っていた。
そんな彼だが、普段は枕がいっぱいある自分の部屋で寝ており、全然仕事をしていない様に見える。
しかも十刃の集会に来た時もやる気が無さそうであった。
一応力への興味が全く無い訳ではなく、隊長達の卍解には興味を示していた。

連載当初、そのやる気の無さそうな態度やリリネットの発言から早くも1番だと予想する読者も多かった。

藍染の命により、未解放でも卍解一護や剣八が反応出来ない速さの響転(?)で織姫を拉致した。


◇従属官


#1 リリネット・ジンジャーバック        
Lilynette Gingerbuck

[階級]No.1(プリメーラ)

 [司る死の形]孤独
 [虚の孔]腹
 [CV]浅井清己

スタークの従属官である幼い少女の破面。誕生日はスタークと同じで、身長/体重は142cm/31kg。
ヴァイキングヘルムと左目を覆う仮面が一体化したような兜を被っている。

言動はガサツで奔放。争いを好まないスタークに発破をかけるなど、十刃と従属官という間柄ながら二人の関係は対等であることがうかがえる。
スタークが十刃の会議に参会する際などは、その時間の暇を持て余し、戻って来たスタークにどんなイタズラをしてやろうかなどと考えている。

先端が異様に湾曲したサーベルを得物にしているが、リリネット自身はあまり戦闘力が高くない。


 能力



俺たちは二人で一人だ


◇─ リリネット・ジンジャーバック


実は彼の斬魄刀といえる存在は、自分が持っている刀ではなくリリネット本人である。

破面の斬魄刀は、破面として進化する際に自らの力の核を武器の姿に封印したもの。そして斬魄刀の解放は、それぞれの真の姿と真の力の解放を意味するのだが、スタークとリリネットはこれにあてはまらない。
彼らは破面として進化する際に刀ではなく2つの身体に分けた。いわばリリネットはスターク自身でもある(その逆も然り)。なのでリリネットが居なければ解放が出来ない。

リリネット自身も刀を持っているがこちらの詳細は不明。
もしかしたらリリネットがベースとなる帰刃もあるかもしれない。


◇─ 帰刃「群狼」(ロス・ロボス)


解号は「蹴散らせ」
自分自身の魂を分かち、引き裂き、同胞のように連れ従え、それそのものを武器とする。
解放後は狼を模したマントの様な物を羽織ったガンマンの姿になる。
彼が持っている二丁の銃がリリネットであり、会話も可能。


◇技

  • ◇─ 無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)
銃から虚閃を無限に連射する技で、その連射はなんと一度に千発以上
連射速度も非常識なもので、彼の発言通りなら一瞬のうちに千発以上叩き込める。一回の連射数や連射速度の上限は不明。
単純なだけに対処法はほとんどなく、スタークは身体能力・動体視力も優れているため回避も限りなく困難。
そのためこの攻撃は京楽でも浮竹が助けに入らなければ危なかったようで、更に相性が悪い浮竹の能力(始解)すら時間次第で打開していた可能性がある。
助けてもらった際に京楽は卍解を出すような発言も浮竹にしていたので相当厳しかったことがうかがえるが、卍解の能力による周囲への影響の懸念のため浮竹に止められた。
また、虚閃による攻撃に特化した能力故か、解放前にも虚閃をノーモーションで撃っていた。
それずっと連射してるだけで勝てるんじゃ……
しかし本人曰く「ただの虚閃なら元隊長にして仮面の軍勢のような強い連中に致命傷を与える力はない」とのことで下記の奥の手を使用している。

  • ◇─ 名称不明
スタークの奥の手。
リボン式の弾倉から炎のような狼の集団を生み出す。
ラブはこれを追尾式の虚閃の一種と考えたが、厳密には異なり、自らの魂の一部を引き裂いて行使している。
「群狼」という名前や、スタークの能力説明からこれが群狼(ロスロボス)の真骨頂と思われる。
そうであれば、文字通り自らの魂を対価に行使する力であるため破壊力が高いのは当然だろう。
スターク曰く、この狼の弾頭はスタークでありリリネット。また、二丁拳銃はこの能力発動時に消失している。

狼たちは標的に喰らい付くと大爆発を引き起こす能力を持っており、その威力は1~数匹で隊長格を戦闘不能にする程に強力。
狼の意思はリリネットが司っており、狼の全滅はリリネットの消滅を意味する。

作中ではこの技で、虚閃ぐらいでは致命傷を与えられないラブとローズにかなりの傷を負わせた。

  • ◇─ コルミージョ
スペイン語で「牙」という意味。
弾倉から霊子で構成された武器を生成できる技。
様々な武器を形成でき、作中では銃を失った後に双剣を生成して使用している。






これらの能力と圧倒的な身体能力や判断力により、真っ向勝負では何度か不意をつかれても全て凌ぎきっており、致命傷どころか軽傷すら負わずに戦い続けていた。
そして逆に不意討ちした形だが、京楽を一度は戦闘不能にし、更に虚化したラブとローズをも倒し、合計4人もの隊長と戦い善戦した。
重症を負ったきっかけも、隊長格を複数同時に相手しなければいけなくなった時に隙をうかがっていた京楽の不意打ち&初見殺し能力のコンボというダーティーなものである。
なお、スタークを討った京楽も、もちろん真っ当な勝ち方とは考えておらず、不満げなラブ(何も言ってないがローズも)に戦争なんてどっちも悪だよと説いていた。

また浮竹の双魚理の能力や京楽の花天狂骨の遊びのルールを即座に理解し、即座に的確な反撃に移るなど、花天狂骨の発動後も決して押されっぱなしというわけではなく、戦闘力だけでなく浮竹と京楽さえも称賛するほどの高い洞察力と対応力を合わせ持つ強敵であった。



 活躍



上述の通り善戦したものの、ラブとローズに止めを刺す寸前、後ろから京楽の花天狂骨の能力である影鬼による不意討ちを腹に喰らい、最終的には艶鬼に敗れる。

正確に死亡したシーンは無い為、生存してる可能性もあるが、「1番と2番亡き今……」というセリフが出てきてしまった為、死亡してしまった可能性が極めて高い。
そのまま原作が終了した上、スタークが京楽に不意討ちの影鬼で腹を刺された時のコミックスの余白の挿絵、
そして狼の集団が全て消滅してしまったという事実を考えると、少なくともリリネットは……


破面になる前の彼はそのあまりの霊圧の高さ故か、側に居た仲間達(霊圧に耐性のある虚)は1人残らず魂を削られ死んでしまった。
その孤独から逃れる為に魂をスタークとリリネットの2つに分けた過去がある(元々の姿がどちらだったのかは本人達も知らない)。
故に彼は孤独を嫌い、弱い者に憧れていた。
孤独から逃れる為に魂を分けた彼だったが、その最期は最愛の相棒であるリリネットをも亡くしてしまい、孤独の中で斬られるというなんとも悲しい最期だった。
戦いを好んでいたわけではないのだが、その強さから強い者と戦わざるを得なくなったことも悲劇と言える。

スタークとリリネットが藍染と出会った時には既に成体の破面となっており、またその際の藍染の髪型や服装を見る限りでは彼が尸魂界を離反した後に出会ったようなので十刃の中でもまだまだ新参であったようだ。
それでも彼は十刃の他のメンバーのことも孤独だった自分を受け入れてくれた”仲間”として大切に思っていた。彼が十刃のメンバー達のことを思い出すシーンで何故かヤミーだけがハブられてたのは内緒です

アニメでは、京楽の不意討ちを喰らった時にリリネットが死んだということが明言されており(コミックスの空白部分に描かれている二体の狼の絵もその時リリネットが死んだことを示唆している)
更に本気を出した場合にもリリネットが消えてしまうという設定が加えられている。



1人じゃない もう 1人じゃないんだ

これから何するの…?

何だってできるさ

じゃあ どこへ行くの?

どこへでも

…一緒に行こうぜ


「どこまでも」



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最終更新:2024年04月13日 23:53