スペランカー

登録日:2009/09/03(木) 04:20:42
更新日:2023/07/20 Thu 11:18:18
所要時間:約 4 分で読めます





♪テーレッテ テレレレ テンテ テンテ テンテ テンテ テッテッテ。



概要

日本ではアイレムが、ファミコン用ソフトとしてライセンス販売したゲーム。
実は輸入品。

タイトルの「スペランカー」は「無謀な洞窟探検者」を意味する。
この語意からインディー・ジョーンズのようなイメージかと思いきや……。 


非常に難しいゲーム。

何より特筆すべきは、ちょっと動かしただけですぐに死ぬ主人公の弱さ。

開始3秒で死ぬ。

身長と同じくらいの高さから落ちたら死ぬ。

段差を落ちても死ぬ。

坂をジャンプして下ると死ぬ。

コウモリの糞でも死ぬ。

うんこの湯気でも死ぬ。

ストレスさえ感じる虚弱体質。

間違いなくゲーム史上最も弱い主人公と言える。

因みにオリジナル版では身長の3倍の程度の高さまで大丈夫であったりとわりと普通であり、この虚弱体質はファミコンオリジナル。
アイレムェ……。


ただただそれが印象に残るこのゲーム。

これらの難易度の高さから、最も有名なクソゲーの一つに挙げられるが、
ちゃんと死にポイントや主人公及び敵の特性等を理解していれば、実は意外に遊べる良ゲー。ゲームデザインじゃなくて単なる仕様ミスなのに。
今となっては皮肉にもこのファミコン版限定の虚弱体質の仕様ミスがあったからこそ個性を確立しているという。


周回要素

基本は4ステージ構成で4面最下部にあるピラミッド到達でクリア。

以降1〜4面をループ。
周を重ねるごとに難易度が上がる。

◆2周目
アイテムの鍵が見えなくなる。

◆3周目
鍵のある場所でジャンプしないといけない。

◆4〜5周目
鍵がある場所でフラッシュ(5周目から幽霊のスピードアップ)

◆6周目〜
鍵がある場所でフラッシュの直後にジャンプ(ガスのスピードもアップ)


このあと255周まで6周目の状態が続き、256周目で若干難易度が落ちる。
以下1周〜256周をループするが、100周行かないで大抵得点がカンストする。


アイテム


◆スペランカーの生首

一機獲得。どう考えてもこれが一番いい。


◆赤い点の円

一定時間無敵。ある意味ではもっとも無意味。
なぜなら落下には効果がないから。


◆×2

そのまま。一定時間、以降に取るアイテムの得点を2倍にする。


◆赤い液体(?)

あっかんべ、に見えなくもないがよく見るとビンの中に赤い液体のようなものが入っており、所謂死亡フラグ
スペランカーの移動速度を2倍にし、ジャンプ距離を伸ばす。どう考えてもロープで死ぬ。
因みにジャンプ中に効力が切れて通常に戻ると死ぬ時がある。

余談


PS3には「みんなでスペランカー」という協力プレイが出来るゲームがあったりする。
また、新次元ゲイムネプテューヌVⅡでは「ネプランカー」という名でコラボしていた。ちなみに、こちらは3D。


また、多村仁志(元 横浜DeNAベイスターズ)もそのケガの仕方、多さからスペランカーと呼ばれる。
本人はそう呼ばれるのを嫌がっているらしい。
そこから転じてプロ選手等が故障することを「スペる」、故障しやすい体質を「スペ体質」と呼ばれるようになってしまった。


古いゲームだが、ネットにおいても、伝説のゲームとして幾度もネタにされ、
Flash全盛期にはこれを用いた動画が大量に作られたり、ゲームセンターCXでも取り上げられたりと、一般的な知名度も結構ある。

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最終更新:2023年07月20日 11:18