サーレー(ジョジョの奇妙な冒険)

登録日:2012/06/24 Sun 23:09:17
更新日:2023/10/23 Mon 00:35:53
所要時間:約 5 分で読めます





希望とやる気がムンムンわいてくるじゃあねーかッ!おいッ!


サーレーはジョジョの奇妙な冒険第5部の登場人物。
CV:木内秀信(ゲーム版)/石川界人(アニメ版)

名前の由来はイタリア語で『塩(Sale)』。
ビットリオからは「しょっぱい名前」と言われた。

ちなみに連載当時は名前が明かされず、単行本のスタンド図鑑で明かされている。


【概要】


パッショーネのローマ地区のチームの一員で、ズッケェロの相棒。
節足動物…というよりカニを思わせる髪型をしている痩せ型の体型の青年。
脇腹が大きく肉抜きされたノースリーブのシャツが凄く涼しそう。
初登場時は帽子を被っており、シルエットでもあったほか、虫歯があるというのが特徴だった。しかし正体が判明してからはこの特徴はなくなっている。
プロシュートとペッシのように5部ではツーマンセルの片方が、正体を伏せて行動するためにシルエット化する演出がたまに入る。
このシルエット化はアニメ版ではなくなったが、代わりに初登場時は目元を帽子で隠すようになっていた。

ポルポの隠し財産の噂を知っており、
財産を奪い成り上がるために、相棒のズッケェロと組んでブチャラティチームと対決することとなる。
この時点では組織の構成員としてブチャラティも彼らも等しい立場であり、裏切り絡みの闘争劇というわけではなかったのだが、
隠し財産の額が額であったためブチャラティも「同じ組織の者だろうと平気で殺しをするだろう」と踏んでいた
(ただし上記の背景もあり、この段階ではミスタにも「なるべく殺すな」と釘を刺している)。

いきあたりばったりな態度の目立つズッケェロと対照的に慎重で冷静な男。
噂自体は半信半疑だったものの「あるとしたら」を仮定し、ポルポの人間関係等からブローノ・ブチャラティに財産を隠させるだろうこと、噂が本当ならブチャラティが動くだろうこと、を完全に的中させており、推理能力も高い。
己の能力を熟知し、様々な応用テクニックを駆使して、接近パワー型にも関わらず距離を選ばぬ戦闘を繰り広げるなど、
物語の序盤の登場ながら作中でも相当の実力者で、実戦経験豊富なグイード・ミスタもかなりの強敵であると認めた。

また、もしまとまった財産を手に入れたら、それを組織に上納することでもっと旨い汁を啜れる立場にのし上がるとズッケェロに語るように、
計画性に裏打ちされた強い野心を持った人物でもあり、半信半疑だったポルポの隠し財産の信憑性が高くなったのを確信した時は
喜色満面でやる気がムンムン湧いてくる!と燃えるような笑みを浮かべている。
総じてクールさと情熱を併せ持った第5部の敵らしいパーソナリティの持ち主である。


【劇中の活躍】

ポルポの自殺(実際は他殺だが)の情報を耳にすると、ズッケェロにポルポの隠し財産の話をし協力することに。
先にズッケェロがブチャラティ達の元に向かい、自身は彼を追う形でネアポリスに向かった。
ズッケェロがブチャラティの仲間を人質に取った時に彼から無線で行き先がカプリ島である事を伝えられ、高速艇で先回りする。


ジョルノ・ジョバァーナの機転で船より先に島に辿り着いたジョルノとミスタがボート監視小屋を見張る中、裏口から小屋に侵入。
窓からミスタの姿を見た事でズッケェロの敗北を察する。
『ピストルズ』の弾丸を足に食らい、トラックの荷台の上に乗り込み、トラックの運転手を巻き込んで追ってきたミスタと対戦する。

額と喉に弾丸を食らい荷台から叩き落とされるも、スタンド能力で負傷を抑え追跡、ミスタの腹部に穴を開け、再度乗り込む。
最後の一発を狙った箇所である口に撃たせ、そして能力で威力を強化した弾丸を放つも、
その弾丸には『ピストルズ』が取り付いており、方向を変えられ二つに割れた弾丸を額の傷口に命中してしまい、そこの弾丸が更に食い込んで敗れた。

気絶はするも生存し、そのままズッケェロと共に船に放置された。
よく生きてたな…



【スタンド】

スタンド名:『クラフト・ワーク』
破壊力-A
スピード-A
射程距離-E
持続力-C
精密動作性-E
成長性-E

綺麗な歯並びを食いしばり、荒木タッチ独特の自動車やバイクのヘッドランプのような目をした、マッシブかつソリッドなロボットのような姿のスタンド。
拳銃の弾丸を跳ね返す時のパワフルなポーズはまるで特撮のダークヒーロー。
漫画版のカラーはシルバーを主体にブルーのアクセントが入った爽やかな雰囲気で結構ヒロイックなのだが、
アニメ版ではくすんだグリーン一色でベタ塗りされたようなカラーリング。
流石に白系ベースに青はスティッキーフィンガーズと印象が被るから変えられたのだろう。

名前の元になったのはドイツの同名の電子音楽グループ。
ちなみに本来「クラフトワーク」は独語で発電所の意味であり
間で区切ったりはしないし「工作作業」のような意味合いもない。

◆能力

一瞬の内に触れた物体を好きな場所に『固定』出来る。
その固定化は幾つでもする事が出来、固定した物体を叩いたりする事でエネルギーを溜め、解除するとそのパワー分の速度でエネルギーを加えた方向に飛ばせる。
銃弾を皮膚に触れた時点で止める、動きを封じる、石を空中に固定して階段梯子のように登る等、応用範囲は幅広い。口の中も能力が使えるなど自身の身体ではほぼ全てに適用できる。
なお、一度固定すれば固定前の対象の運動エネルギーもゼロにしてしまえる様で、固定を解除した弾丸が固定前の勢いのまま飛んでいくと言った描写はない。もしも能力がエネルギーをゼロに出来ない仕様だったら、敗北した瞬間に頭がパーンする所だっただろう。

「自走している車両の上で座標を固定したらどんどん遠ざかってしまうのでは?」というツッコミをよく受けるが、
運転手の手足やミスタの左手はトラック基準、撃ち込まれた弾丸はサーレー自身基準、空中へ投げた石は周りの物体を基準とせずその場で静止(強いて言えば地球基準)と言った具合に、座標指定の基準とする対象も任意で指定していると思われる。

スタンド自体も屈強なパワー型で、防御態勢をとらせて目の前に棒立ちさせるだけで拳銃の弾丸を容易に弾いてしまう事が出来、かなり実戦向きである。
シンプルな能力ゆえに致命的な弱点らしい弱点もなく、近接スタンドであるため直接物体に触れる必要はあるが、
作中の弾丸を飛ばすような遠距離攻撃も可能なため反撃を喰らうリスクも小さい。
5部で登場した敵スタンドではかなり上位に入る強さと言えるだろう。
というか主人公や仲間のスタンドとしてでてきてもなんら違和感のない能力である。少なくともフーゴのアレよりはよっぽど味方にふさわしい






以下ネタバレ注意







その後、後日談小説である『恥知らずのパープルヘイズ』で再登場。

結果的にボスになったジョルノと敵対してしまったことに落とし前をつけるために「ある任務」を遂行する。
その内容は麻薬チーム討伐であり、相棒であるズッケェロと共に再起を賭けて挑んだのだが……

実はスタンド能力の応用で、相手の心臓を『固定』すれば即死させられるというまさかの いちげきひっさつ! 技を持っていることが明かされた。
パワーとスピードがAなんだから殴って胴体を貫通するくらい余裕なはずでは?とは言っちゃダメ
が…。

アンジェリカのスタンド『ナイトバード・フライング』の能力でジャンキーにされてしまい、冷静な判断が出来なくなった中せめて一矢報いようと発動した『固定』能力をビットリオのスタンド『ドリー・ダガー』に反射されてしまい、固定された自分の心臓が体から飛び出して死亡するという、非業の最期を遂げた。

その後遺体は魚のエサにされたとか…
せっかくミスタとの激戦もなんとか生き延びたのに……

ただ『恥知らずのパープルヘイズ』は厳密には正史という訳では無いのでサーレーファンの皆さんは御安心を。



ちょっとずつなんだ ほんの少しの追記でな・・・何回も修正するんだ・・・SOSのモールス信号打つみてーにな・・・

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最終更新:2023年10月23日 00:35