ジャンパーソン(登場キャラクター)

登録日:2011/02/20(日) 19:43:35
更新日:2024/04/18 Thu 19:42:32NEW!
所要時間:約 6 分の項目を、君は見たか!?





JANPERSON, For Justice(ジャンパーソン・フォー・ジャスティス)



ジャンパーソン(以下、JP)とは、東映制作の特撮TV番組『特捜ロボ ジャンパーソン』の主人公であり、人間態を持たないロボットである。
重甲ビーファイター』の特別編にも登場、ビーファイターやブルースワットと共闘した。

CVは小峰裕一氏、スーツアクターは横山一敏氏が勤める。




◆ジャンパーソン

   身長:190cm
   重量:100kg
 パンチ力:15t
 キック力:35t
ジャンプ力:20m
   速力:100mを6.5秒


全身に装備した武器に加え、強固な装甲、100mを6.5秒で走る程の走力と20mものジャンプ力を持った、あらゆる悪と戦う高性能ロボット。
一人称は『私』*1か『俺』*2

人間に擬態した姿を持たず普段はジャンパーとズボンを身に纏っているが、戦闘時にはそれらを脱ぎ捨ててサーチ機能付きのゴーグルを装着することで、アクションモードを起動して臨戦態勢に入る。
中盤以降ジャンパー着なくなったけどな。


ジャンパーソンは「自ら記憶、学習することで限りなく人間に近づいていく」ように設計されており、武器の塊とも呼べる身体に対して、人に限らずその感情を理解し、気持ちを受け止めることが出来る優しさも併せ持つ。
その優しさと、自己犠牲すらいとわない姿勢が、犯罪に走った者や復讐に逸るガンギブソンの考えを改めさせ、彼らの心を救った。

ちなみに彼自身の性格はいたって真面目なのだが、常に対等か上から目線で会話をする為、相手によっては機嫌を損ねてしまってその態度を咎められる場合がある。中盤からは敬語を話す場面も見られるようになった。
台詞は当初は一言二言しか無かったが*3、回を重ねるにつれ普通に話す様になった。

生みの親と言うべき存在であるかおるによってコミュニケーションに長けたAIが搭載されているが、根底にはある危険なAIが抑制されながらも残っている。
中盤にはこのAIの囁きに苦しむ場面も見られたが、それは過去のトラウマに囚われた心の傷がそう思わせている過ぎず、かおるの助言を得て克服していった。

手先は器用らしく、金属製の手でありながらビルゴルディカードの表面に貼られていたジャンパーソンカード偽装シールを剥がす事ができた。

『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』ではギャバンタイプGが持っていたジャンパーソンキーでゴーカイピンクがチェンジした。海賊戦隊ゴーカイジャーシグナルマンにも言えることだがレンジャーキーになっているということは変身人物は変身能力を失っているがジャンパーソンは元から変身しないため元のジャンパーソンがどうなっているのかは不明。


人間体の出てこないジャンパーソンではあるが、番組開始前には『仮面ライダーZO』と合同で主役が公募されており、ZOには土門廣が選出されたがジャンパーソンの結果については明らかになっていない。




主な装備

▼ジャンパーソンカード

JPが保有する名刺とも言うべき金属製のカード。悪を威嚇、JPの登場を告げる際に、手裏剣のように相手に投げつけるのがジャンパーソンの登場スタイルである。
役割に応じて様々な種類が存在する。
ビルゴルディには「ビルゴルディカード」として搭載されている。

 -[JPカード]
JPの名が刻まれた銀色のカード。作中で最も使用され、登場の際にはだいたいこのカードを投げる。
強力な閃光を発し、スタングレネードとしても使うことが可能。

 -[ウォーニングカード]
「WARNING」と刻まれた黄色いカード。暴徒に鎮圧することを警告する。

 -[デストロイカード]
「DESTROY」と刻まれた赤いカード。改心の余地のないロボットに対して破壊することを警告する。

 -[ギルティカード]
「GUILTY」と刻まれた青いカード。殺人兵器や装置の排除を通告する。

 -[コンタクトカード]
「CONTACT」と刻まれた紫色のカード。助けた人々に渡されるらしい。
これを持つ者が危険に見舞われると自動的にJPに向けて救難信号が発せられる。
第24話の人間モドキに渡された他、第36話のラストでは一般公募で出演した子供達の「ジャンパーソンキッズ」にも渡された。

▼バックレットコントローラー

左腕に装備されたコントロールデバイス。ここを操作することでメカをコントロールしている。
ビルゴルディの物はバックレットジャマーという名前であり、JPのメカを操ることが出来る。
これを防ぐ為、32話で改良された。


▼ジャンデジック

『ジャンパーソン』として誕生する以前から装備されたビームを連射可能な専用拳銃
エネルギーカートリッジに装填された総弾数は999発。弾数が7セグで表示される。
マスク同様にサーチ機能があり、人間が相手の場合にはショックパルスモードで使用する。
ビルゴルディには微妙にデザインが違うゴールドデジックが装備されている。


▼ジャスティック

7話で初めて使用した伸縮式の電磁警棒。普段は左上腕部に縮めて収納されている。
主に人間に対して使用する。


▼ワイヤーパンチ

右腕をワイヤー付きのロケットパンチとして飛ばす。遠くの物を掴んだり、移動する時にも使われる。
右腕を外した跡には下記のオプションを装備出来る。


▼ジャンブレーダー

ワイヤーパンチと交換で右腕に装着する型のアタッチメント。格闘戦で威力を発揮する。
初出は5話。


▼ブレイクナックル

ワイヤーパンチと交換で換装されるワイヤーパンチの強化版。こちらは完全なロケットパンチである。
初出は劇場版。


▼アークファイヤー

ワイヤーパンチと交換で装着される火炎放射器
初出は5話。


▼ニーキックミサイル

7話で初使用した、大腿部に内蔵された大口径ミサイル
右膝が展開して発射される。


▼デュアルレーザー

12話で初使用した、左大腿部に収納された二連装レーザー砲。
小型だが、戦闘ロボットを一撃で倒す程の威力がある。


▼ジャンバルカン(JPストリーマー)

片手持ちのガトリング砲。後述のジックキャノンが登場するまではJP最強の武器だった。
ジャンデジックと二丁拳銃で使用した事も。

プロップは『特警ウインスペクター』のギガストリーマーをリペイントし、ほぼ無改造で流用している。


▼ジックキャノン

34話から登場した必殺武器。自らを改造したアールジーコとジャンデジックが合体した二連装大口径ビーム砲で、ジャンパーソン最強の武器である。有効射程距離は100m。
装填されたフルチャージ状態のエネルギーマガジンを1回ですべて使い切り、インジケーターも999から000に表示される。
ゴールドデジックにもアールジーコとの合体機能があるかは不明。
『ビーファイター』特別編でも破壊神ジャグールに対してスーパーブルービート、ハイパーショウの必殺技と共に同時発射しダメージを与えた。




メカニック

▼ダークジェイカー

JPが乗るスーパーカー。最高時速700kmを誇り、爆弾にもビクともしない頑丈なボディを持つ。
左半分の操縦席はスカイジェイカーとして分離出来、スカイジェイカーが分離した後は左半分に大型キャノン砲のビッグキャノンを展開してランドジェイカーとして機能する。

▼スカイジェイカー

ダークジェイカーの左半分が分離した戦闘機。下部にバルカン砲を装備する。

▼マリンジェイカー

ジェイガリバーと同時に導入されたスカイジェイカーの換装ユニット。
水中を自在に移動出来るが、41話で魔神島に向かう時しか使用されなかった。


▼ドリルジェイカー

ジェイガリバーと同時に導入されたスカイジェイカーの換装ユニット。
ドリルで地中に潜行出来る。


▼ジェイガリバー

26話から登場する大型戦闘機。換装ユニットを空輸する。
ダークジェイカーごと輸送することも可能であり、その状態は「グランドジェイカー」と呼ばれる。




ジャンパーソン基地

何処かの海岸沿いの洞窟に隠された秘密基地。
ジャンパーソンのメンテナンス設備やメカニックの格納庫があり、中盤以降は死を偽装したかおるもここで暮らしている。

第48話で帯刀の目を欺くためにかおるが場所を明らかにしたために破壊されてしまった。
このため、第49話〜最終回ではガンギブソンが使っている元ネオギルドのアジトを間借りしていた。




以下、ジャンパーソンの正体と終盤に関するネタバレ













悪を倒せ…!悪を破壊しろ…!

◆MX-A1


18話の回想シーンで登場したジャンパーソンの前身となった超高性能警官ロボット。
人間では対処できない犯罪ロボットの重武装化に対抗して3年前に警視庁科学捜査開発研究所が開発した。

緑色のボディに右目のスコープ、バズーカ砲を装備した背部のバックパックの他、右肩のビーム砲など高い火力を有し*4、自ら学習と記憶を積み重ねることで限りなく人間に近づくことが可能なように設計されている。

しかしAIには常軌を逸した勧善懲悪のプログラミングがなされている。このAIがジャンパーソンに眠る危険なAIの正体である。


実験用ロボットにマウントパンチで攻撃する、逃げ出したロボットに追撃を仕掛けては破壊してでも連行するなど過剰なまでの攻撃性と、このAIによって初試験で暴走事故を起こしたことで解体処分されてしまい、プロジェクトごと闇に葬られた。

悪を倒せ…!悪を破壊しろ…!


しかし、このプロジェクトチームの一員であったかおるは解体されてもなお生きようとする意志をみせるAIを前に「人間の勝手な都合で、生み出したロボットをいとも簡単に捨てたりするのは間違ってる」とその境遇をひどく哀れみ、独断で回収することを決意。その後、改造と再教育を施したのがジャンパーソンである。

ジャンパーソンの戦いがどんなに激化しても基本的に警察が介入してくることが殆ど無かったのは、ジャンパーソンことMX-A1のプロジェクトの失敗が、警察側にとって直視しがたいほどの汚点(要は黒歴史)だったからである*5



終盤、ビルゴルディを倒す為に今までの回路を切ってあえてこのAIを蘇らせ、戦いを挑む。

ターゲット・ビルゴルディ…破壊する!


優しさを無くし、人間に対しても容赦のなくなったJPはビルゴルディと互角の勝負の果てに彼を倒す。

だが、死に逝くビルゴルディの最後の一撃がかおるを襲う。
その瞬間、JPは彼女を庇った。彼はMX-A1の呪縛に打ち勝ち、本物の『心』を手に入れたのだ。


全ての戦いが終わった後には、仲間や子ども達と共にバーベキューの楽しいひとときをすごすのだった。


その後、『重甲ビーファイター』特別編に再登場。
カブト(老師グルの息子の方)が企画したジャマールの侵略に傷付いた子供達を励ます為の「本物のヒーローショー」の呼び掛けに応じたが、生きていたジャグールの陰謀に巻き込まれ、ビーファイター、ブルースワット、ガンギブソンと共に蘇った帯刀や復活怪人軍団に立ち向かう。
最終的にはドラムガンファイヤー、スーパーファイナルブロー、ジックキャノンの一斉攻撃で破壊神と化したジャグールの打倒に成功した。









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最終更新:2024年04月18日 19:42

*1 一般市民や善良なロボットなどに対して使う

*2 かおるやガンギブソンなどの仲間や、敵側に対して使う

*3 ロボットらしくエフェクトがかかっていた

*4 なおジャンデジックとニーキックミサイルはもともとMX-A1用として開発されたものである

*5 ただしこれはジャンパーソンの推測であり、実際にはゲストの刑事が何度か登場している