アポリア(遊戯王5D's)

登録日:2010/12/03 (金) 02:00:33
更新日:2024/03/28 Thu 04:07:20
所要時間:約 5 分で読めます





―ランニングデュエル、それはスピードの世界で進化したデュエル―
そこに命を賭ける伝説の機皇帝を持つ僕達を我々がアポリアと呼んだ!

※呼びます





↑嘘




「我が名はアポリア……絶望の番人……」




若年の声:根本正勝(プラシドと同じ)
老年の声:菅生隆之(ホセと同じ)



遊戯王5D'sのWRGP決勝に現れた未来人。もとい絶望の魔人。

少年期に両親と、青年期に愛する女性と死別し、老年期に人類の滅亡を見届けたことにより、

「愛してくれる者を失った絶望」
「愛すべき者がいなくなった絶望」
「愛さえ要らなくなった絶望」
の3つの絶望を経験している。

その後、行き倒れになりかけていた所でZ-ONE達と出会い、共に破滅した人類と世界を再生する方法を模索し始める。

コードネームは「イリアステル滅四星 絶望のアポリア」
ちなみに彼以外の滅四星はZ-ONEアンチノミーパラドックス


老衰し息を引き取る際、Z-ONEに自らが絶望を経験した3つの時代の絶望を元に
愛してくれる者がいなくなったルチアーノ
愛すべき者がいなくなったプラシド
愛さえいらなくなったホセ
の三体を作り未来を変える為に役立ててくれと遺言を残し、その後製作されたロボットはZ-ONEの配下・イリアステルの三皇帝として本編の時間軸へとタイムスリップした。


現代においてはWRGP決勝にてラストホイーラーホセの掛け声により三皇帝が決闘中に合☆体して登場。
アクエリオンやゲッターといい勝負が出来そうな、無茶苦茶な見事な合体だった。
というか自チームのメンバーがライディング中は待機しないといけない他メンバーの途中参加、それも書類上に存在しないメンバーが途中参加するなど明らかなルール違反を犯していることに何故反応しない!?

さらに三皇帝のD・ホイールも合体し質量を無視して超巨大D・ホイールへと進化し、アポリア自身もそれに合体した。
このDホイールトリシューラにそっくりだったので長らく「トリシューラ号」とネタにされていた
一応設定資料で明かされた正式名称は「トリニダート・ウロボロス」である 
なお、何の因果かOCGでのトリシューラ闇堕ち形態がウロボロスになるというミラクルが後に発生した。 

そして三皇帝のコアを使い真の切り札である「機皇神マシニクル∞3」を召喚。
同時にネオドミノシティにリアルサンダー・ボルトをかまして町中を混乱に陥れた。

「マシニクル∞3」で遊星を追い詰めるが、5D'sの絆☆パワーの前に敗北。
シューティング・スターの攻撃を受け大☆爆☆発を起こし海中へと沈んで行った...。


だが、これでついに終わりかと思いきやZ-ONEにサルベージされ、傷ついた躰を修復される。
Z-ONEとは生前以来久々の再会であり、機械になっても変わらぬ友情を持ち続けていたことからZ-ONEを「永遠の友」と呼んだ。 

だがこの際、「絶望の力ではチーム5D'sに勝てなかった」「私は絶望も希望もいらない…マシンとなってただ君を守る」とZ-ONEに告げ、修復ついでに残っていた感情をも捨て去る。

私は人間をやめる
今更そんなこと言われても困る

そしてアーククレイドル内部の遊星ギアの一つでジャック・アトラス龍可龍亞と変則1対3デュエルを行う。
なお、彼が貰ったハンデは先攻のみで、ライフ・フィールド共に圧倒的不利な状況だった。どっかのリアリストも見習って欲しいものである……。
使用デッキはバーン系カードを盛り込んだビートバーン機皇デッキ。
今度はフィールド魔法と物理的に合体したが、プラシドホセ前回の彼自身といった衝撃的すぎる合体を幾度も見せ付けられた視聴者の反応は
「またかよw」程度に留まった…。

龍可とジャックを肉体的に龍亞を精神的に追い詰める鬼畜っぷりを見せ、サレンダーを勧める。
しかし龍亞が6人目のシグナーとして覚醒し形成逆転。
最後に希望を思い出すことができたことを満足しながら合体していたフィールド共々崩壊し、
今度こそアポリアの最期となった……と思われたが………。





以下涙のネタバレ



龍亞たちとのデュエルによって希望を取り戻した彼はボロボロの体で再登場し、Z-ONEにも希望を思い出させる為にデュエルを開始した。
ラスボスに挑む中ボス……明らかな死亡フラグである。

決闘中は、遊星達を散々苦しめて来た機皇帝をフル動員するも、「手札から罠だと!?」を始め読めない変則的な戦法を用いながら、機皇帝の天敵とも言える時械神メタイオンを備えるZ-ONEに余裕で対処されてしまう……
だがアポリアは絶望せず、通用しないならばと機皇帝軸のビートダウン戦術を切捨て、アニメ版機皇帝ならではのデッキ圧縮能力を生かし、
デッキを高速回転させつつ実質的な特殊勝利カードである《アフター・グロー》を用いた戦術で逆転を試みる。
次のターン引けば4000ダメージの《アフター・グロー》をデッキトップに仕込むことに成功、次のターンさえ凌げば勝てるという状況まで持って行く。

しかしZ-ONEは墓地のカードを全てデッキに戻す「2枚目の時械神」ラツィオンを召喚。
1枚しか存在しないと考えていたアポリアもこれには面喰い、
《アフター・グロー》をドローできる確率はたったの1/34になってしまう。
それでもZ-ONEに希望の証明として、カードを引くが……。

《機皇帝グランエル∞》……!!」 

ラストドローで引いたカードはなんと、彼の人生をメチャクチャにしてきたグランエル。
彼は両親、恋人、そして 最期には自身までもグランエルに殺される という皮肉すぎる結末を迎えることになってしまった。

だが敗北後、機能停止寸前に遊星の「希望は繋がった!」という言葉を聞き、自分のやったことは無駄ではなかったと振り返る。
最後の力で遊星号に飛行能力を授け、この世からアポリアは旅立つのであった。

Z-ONEに希望を思い出させようと何度も立ち上がって戦う最後のその勇姿は視聴者の腹筋ではなく涙腺を破壊した……。
実際、後述のタッグフォース6のアポリアルートでは、アポリアが過去へ飛んでしまった結果、
事前情報のないままZ-ONEと戦った遊星が敗北しているため、間違いなくアポリアは遊星の勝利に大きく貢献したと言える。

名の由来である「アポリア」は「行き詰まり」の意味の用語で、他にも「難関や難問、問題解決能力の欠如」などの意味もある。
イリアステルの結成理由を考えると納得のネーミングである。
ただ作中のアポリアは「行き詰まり」を感じさせないほどアグレッシブだったが。

余談だがイリアステルの三人が合体し、アポリアが初登場した週の遊戯王GX再放送は トリプルコンタクト融合初登場回 。おいおい……。

ちなみに「親(恋人)を〇〇に殺されたんじゃないか?」というネタは彼の境遇(劇中的な意味でもOCG的な意味でも)が由来である。



タッグフォースシリーズ


6で参戦。超官出現のために必要なキャラクターの一人。
OCG版機皇帝と機皇兵を軸とした機皇デッキだが、機皇神マシニクルをサポートする機皇創世、カオスブラストなどがオリカ収録されており、かなり強い。おまけに機皇城のサーチ効果にバグがあり、本来対象外のマシニクルを手札に持ってこられてしまう。
もうヌシニクルとは言わせない!

そんな彼のグラフィック、三身一体するだけありとにかくデカい

どのくらいデカいかと言うと道ばたで彼に話し掛けた途端、画面の8割を埋めてしまい、彼の肩で好感度が見えなくなってしまっている
イベントで彼と誰かが並ぶと背景がほとんど見えなくなる。
さらに好感度を3つ以上で会いに行くと、キャラが向こうから話しかけてくる時には「ドシンドシンドシンドシン」と言う重量感溢れる音を出してこちらへ来る。


ストーリーは、龍亞とのデュエルの後にWRGP本戦が始まる前の少し過去へ来てしまったと言う内容。
過去に飛んだ衝撃で記憶の一部が飛んでおり、それを三皇帝をボコって取り戻していく。

ハート1はルチアーノ、ハート2はプラシド、ハート3はホセがそれぞれ相手。
この時三皇帝がそれぞれ何をしていたのかと言うと、
ルチアーノ→龍可にあげたデュエル強制のデュエルボードを子供たちに配ろうとしていた(自分の機体を自慢していたら人気が出た)
プラシド→D3キャラの加藤先生に《ヒドゥン・ナイト-フック》を渡そうとしていた
ホセ→宮田ゆまをダークネス化してサーキット生成に使っていた
となる。

丁寧なことにそれぞれの後始末もしており、
ルチアーノが配ったボードは対戦強制の機能を削除、プラシドとホセについては巻き込まれたD3キャラから事件の記憶を削除、とアフターケアも万全。
ちなみにプラシドの話では「コナミくんにコーヒーを奢る」「プラシドと加藤先生の前に『通りすがりのセキュリティ』を名乗って現れる」とやたらシュールな場面が多い。

しかし、ハート3イベントのホセ戦では打って変わってシリアス路線。
ホセの企みが続けば、かつてのアキがそうだったようにゆまも周囲から疎外されることになると、
「かつて味わった『愛さえいらなくなった絶望』を、よりによってお前が他人に与えるのか」と怒鳴りつける場面がある。

ハート4イベントはZ-ONEとの戦い。
全ての記憶を取り戻して未来の時間軸へ帰還、時械神の前に敗れた遊星に代わって同志と対峙することになる。
この対戦はZ-ONEの側に操られたシェリーが参加しており、時械神+エコール・ド・ゾーンという鬼畜コンボをかけてくるため機皇帝デッキだと大苦戦を強いられる。
タッグデュエルであることを利用してこちらのライフを削り、アフター・グローを狙うのも手。

そして、Z-ONEに勝利を以て希望の力を知らしめた彼は、力尽きた同志に代わり……。


デュエルリンクス

2021年に行われたレイドデュエルイベントで実装。
例のごとくエースモンスターのマシニクルはスキルによる追加であり初期デッキには存在しない。というか初期デッキには機皇モンスター自体入っておらず、同じスキルで機皇兵が1枚ずつ追加される形。
当然これではまともに戦えないため、これ以前のパックで入手していないなら、同時に実装されたミニBOX「フォース・オブ・インフィニティ」で揃えることになる。
機皇帝はワイゼルのみ別のパック収録だが、スキエル・グランエルはレベルアップ報酬になっている他、ミニBOXではオブリガードや機皇創出、インフィニティ・コアと言った11期面子も来ているため、揃えれば結構強めの機皇デッキが組める。ただしインフィニティ・フォースはプラシドのレベルアップ報酬なので注意。
ただマシニクルを狙うのはロマンの域なので、出来れば同じく実装されたトリスケリアをエースに据えたいところ。

スキルは手札の機皇をコストにデッキの機皇魔法・罠をサーチできる「機皇精製」がおすすめ。3ターン目以降ならデッキ外から根絶の機皇神を持ってくることもできるが、基本はサーチを優先した方がいいだろう。

他の過去の敵キャラ同様に電脳世界で再現された存在であり、当初は三皇帝同様の絶望モード。というかプラシドが解禁されているため、TF6同様自分同士での戦いも可能。
しかしイベント終了時、チーム5D'sとの戦いを経て本編での記憶を取り戻し、パラドックス、Z-ONEのゲットイベントでは同志たちに再び希望を取り戻させようと立ちはだかる姿が見られる。






このアニヲタの集いを歴史上から抹消し、追記と修正を行う……このwiki籠りが!!
わったっしのツァァァーン!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王
  • 遊戯王5D's
  • 遊戯王ファイブディーズ
  • 未来人
  • 機皇
  • 合体
  • コンタクト融合
  • 絶望の魔人
  • 菅生隆之
  • 根本正勝
  • 爆走じいちゃん
  • マセガキ
  • シタッパ
  • 遊戯王ボスキャラ
  • イリアステル滅四星
  • 絶望同盟
  • デュエルマッスル
  • 三位一体
  • わったっしっのツァァァァァン!!
  • 人間をやめた男
  • 顔芸
  • 腹筋崩壊
  • 絶望
  • 希望
  • 中ボス
  • 死亡フラグ
  • 涙腺崩壊
  • 「少年、これが絶望だ。」
  • イリアステル
  • アポリア
  • 根元正勝
  • 菅生隆之
  • 遊戯王登場人物項目
  • 哀しき悪役

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月28日 04:07