中学の時イケてないグループに属していた芸人

登録日:2010/11/22(月) 23:29:03
更新日:2024/03/20 Wed 12:05:07
所要時間:約 7 分で読めます




テレビ番組『アメトーーク』のくくり芸人トーク、及びその時の出演者。


大まかな流れは、まず出演者が当時の制服で登場。

まずはメンバー全員の当時の写真を見ながらあだ名とその由来を説明することから始まる。
…でも、あだ名で呼んでもらえるだけマシだとは思わないかいみんな?

灰色の学園生活のわずかな楽しみ、行事やイベントをいかにやり過ごしたか、女子とはどんな触れ合いをしたかなどをテーマにトークが繰り広げられ、
最後にはメンバーが当時の自分へメッセージを送って終わる。


◆パネリスト側ゲスト
  • 高橋茂雄(サバンナ)
プレゼン大会にこの企画を持ってきた、いわば全ての発端。
小学校の頃はOPP(おなかピーピー)故の過ちからいじめられっ子で、
自分の誕生会にいじめっこが乗り込み「ケンタッキー買うてこいや!」とパシられたことから私立の中学に進学を決意。
そのために小学生の域を出る集中力で勉強した。
しかしそこでも遠足の日、母親がOPPの息子に気を利かせ弁当箱に入れたお粥が案の定こぼれ、「リュックびちゃお」のあだ名をつけられる。

中学の時唯一女子からかけられた言葉が「ここおったんかい!」だけであった。

数少ない友人ヤマギワと存在しない漫画の話で盛り上がったり、
体育祭の後に同じくらい目立たないクラスメートに突然「でも高橋くんになら勝てる気がする!」とわけのわからないタイマンをはられたり、「椅子になら勝てるだろう」と思い椅子と喧嘩し敗北するなどといった日々を送る。

紅白戦にて、強烈キャラの友人スキー部のやまもっちゃんの存在が明らかに。

  • 川島明(麒麟)
当時は眼鏡をかけて一目でネクラとわかる容姿だった。
あだ名はバス遠足で隣に座った女子がブロロロと吐いたマスカットを拾ってまとめたことから「マスカット」。
本人は男心で拾ってあげたが、その女子が「何で拾うん~!?」と泣いてしまい、周りの奴に「あ~あ、川島女泣~かした。お前、今日からマスカットな」と言われ、川島がマスカットになってしまった。

楽しみはファミ通やラジオ番組にハガキを投稿すること。
そんな彼も今ではイケメン芸人の一人。
ちなみに、相方は中学の時イエがなかった芸人。

  • 博多大吉(博多華丸・大吉)
当時バスケの強豪校でバスケ部に所属していたが、際立って下手くそだったので、「あいつは何らかの理由で囚われた人間なんだ」と「捕虜」というあだ名をつけられる。

また、文化祭で焼却炉を担当していた時にどんなゴミも片っ端から焼きまくっていたので「焼却炉の魔術師」と呼ばれていたことがある他、近所の子供を手懐けようとラジオ体操の判子係に志願。だが、不参加の子の分も押しまくっていたので誰も来なくなり、「地区のラジオ体操を崩壊させてしまった」ので判子係をクビになった。

この他「バレンタインは都市伝説」「最近僕アメトーーク出過ぎですよね」など数々の名言を生む。

特に「焼却炉の魔術師」はアメトーーク大賞を受賞し、
九州のローカル番組で大吉が中学校の焼却炉を見に行くというよく考えなくても意味のわからないコーナーが設けられた。
たまに「放課後の魔術師」と言われることもあるが、それは金田一少年の事件簿の殺人犯なので間違えないよう。

雨上がり決死隊からは「先生」と呼ばれている。

  • 西田幸次(笑い飯)
乾燥肌だったのであだ名は「こふきいも」。
自分で作った鎖帷子的なアンダーウェアを着用、定規に「名刀・虎鉄」「妖刀・正宗」と命名、理科準備室の冷蔵庫の中で弁当を食べる、土管の中で一晩過ごす、体育館の舞台下に潜んで学校を守ってる気になるなど、
他出演者より邪気眼寄り。
後に鎖帷子で自分が金属アレルギーであることに気付く。

  • 中田敦彦(オリエンタルラジオ)
ジャン・レノに憧れ丸めがねをかけるが、「滝廉太郎」とあだ名をつけられる。
友達がおらず、勉強漬けだったためガチで暗黒な中学生活を送っていた。

実はイケてないグループにも属しておらず、ソロだと悟られないために休み時間は常に廊下を歩きまわっていた。
美術の時間に描いた渾身の出来の絵を女子から欲しがられ、その子にあげたというのが彼の中学生時代の最高の勲章らしい。

有名なエピソードとして綾波レイのセリフ(主に苦悶の声)をMDに録音し、それを毎日聞きながら登下校していた。だがその甲斐あって担当声優だった林原めぐみとの対談が実現することになった。

あだ名はまんま「まゆげ」。
ヤンキーぽい制服で現れるも、家の中でだけ着くずしていた内弁慶であることを告白。
同じくイケてない仲間の相方・有野との話など、メンバーの中では比較的マシ。

一度、バレンタインでチョコをイケてない女子に貰うが、お返しをしなかったため女子達に校門前で「まゆげしばく!」と待ち伏せされていたので、ほとぼりがさめるまで塀を乗り越えて帰っていた。

  • 秋山竜次(ロバート)
肩幅が広く、学生服の肩の部分がいきなりパカッと開いたことからあだ名は「ショルダー」。
近所の商店街の写真屋に親が勝手に写真を提供し、クラスの女子に笑い者にされていた。

修学旅行でのバスの中の写真は気の毒なほどにつまらなさそうな表情で写っている。
イケてる奴らの彼女を自分の妄想の中でオカズにしていたり、父親の部屋で「肉体の門」というビデオを見つけ性癖が捻じ曲がるなどといったエピソードもある。

  • 馬場裕之(ロバート)
おじいちゃんからもらったジャンパーをオシャレだと思って着ていたら、クラスメイトから「それ釣りのやつじゃね?」と言われ、
馬場は否定するも実際にポケットをあさるとガン玉(釣りに使う鉛製の重り)が出てきたことからあだ名は釣りジャン。
更に米問題の影響で家庭科の授業の時に馬場の米だけブレンド米でインディカ米が混じっていたことから「インディカ米」というあだ名も付けられた。
通学バスの一番後ろを陣取り不良に明け渡し「馬場ありがとう」の一言のために不良の乗ってくる時間をわざわざ調べ、優越感に浸ったりと全体的に卑屈なエピソードが多い。

  • 山本博(ロバート)
山本山の海苔から「のりお」。

山本アキ子という候補者の選挙カーが学校の近くを通ってから「山本アキ子」。

国語の授業に与謝野晶子が出てきて、アキ子つながりで「与謝野晶子」(この時点で原型ゼロ)。

さらに一週間後授業で与謝蕪村が出てきて「与謝蕪村」というあだ名に落ち着く。

山本の校区では通学中はヘルメット着用が義務付けられていてヘルメットのあごひもを外すと喧嘩を売られるらしい。
一度学校指定ジャージとヘルメットで下北沢に行くという暴挙に出た。

バレンタインに女子からチョコを貰いお返しも用意していたが、恥ずかしくて直接渡せず、その子の家に置いて帰ったことがある。翌日、「お返しあげたの?」と周りの人に言われるが知らないふりをしてしまい、結局言い出せなかった。
また昼休み中、人間ベンチなるものを山本と友達3人の合計4人で行い、イケてる奴らに座らせてあげていたという、なんだかよくわからない優越感に浸っていた。

  • 兵動大樹(矢野・兵動)
あだ名は「大樹」と普通で顔もハンサムだったため、他のメンバーに比べてかなりマシだった。
しかし「手に筋が浮かんでいる女子は初体験が終わっている」というとんでもないデマが流れ、それをイケてるグループNo.2の彼女に喋ってしまい、そのNo.2にお仕置きとしてマジ物のタイガーマスクを被らされてしまうという悲惨なエピソードを語った。

  • 春日俊彰(オードリー)
角刈りで日焼けしていたため、あだ名は「梅宮辰夫」。
当時は水泳部で遠泳の授業では先導する役を担っていたが、大波に巻き込まれ溺れてしまい唯一のリタイアとなってしまう。
休んだり遅刻する勇気が無かったためとにかく学校に行っていたが、いつの間にか「春日を遅刻させよう会」というものが組織される。しかし、その妨害にも負けず皆勤賞をとるという非常にイケていたエピソードもあった。

  • 村上健志(フルーツポンチ)
眼鏡をかけていたが、いろんな奴らが止まり木のようにレンズに触りまくるのでレンズがかなり汚い虹色になっていたのであだ名は「虹色」。
小学6年生の時に中学の見学に行ったが、3つ上の兄がギニュー特戦隊のポーズをやっていたので、サラブレットでは?と疑われ「特戦隊」と呼ばれたことも。

  • 石田明(NONSTYLE)
当時、かなり貧乏で満足にリコーダーも買えない家庭だったため、リコーダーは落ちている物を拾ってきて組み立てたものを使用していたが、全て違う色だったため「三色リコーダー」とあだ名を付けられた。
また普通の靴か部活用のスパイクのどちらかしか買ってもらえなかったのでスパイクを選択。スパイクが通学靴兼運動靴だった。
身長が低かったので修学旅行の夜は枕投げならぬ石田投げという遊びが行われていたという。

  • なだぎ武(ザ・プラン9)
他人どころか家族に対してすら人見知りだったため、食事は自分の部屋で一人で食べていた。そのせいかどんどん食べて太ってしまう。そこから付いたあだ名は「横綱」。
修学旅行の夜、二段ベッドの上を賭けて番長的存在の奴とジャンケンで勝負しパーで勝利するが、その番長が負けた悔しさと喜んでいるなだぎを見て腹が立ったのか、グーで殴られそのまま気絶。気づいたら下のベッドで寝ていたというエピソードもある。

  • 真栄田賢(スリムクラブ)
太っていたのであだ名は「ケンブー」。さらに学校で一番優しい先生が注意するときに「サモハン!いや、真栄田!」と名前を言い間違えてしまい、「あの先生がそう呼ぶんなら良いよな」とケンブーとサモハンが合体し、「サモハンケンブー」となってしまった。
トリコの作者島袋光年とは同級生であり、当時真栄田は「線マン」という漫画を描いており、その内容は「線マン(真栄田)がイケてる連中に復讐する」というもの。これを読んだ島袋に「一般誌では無理だな…」と言われる。

  • 大島美幸(森三中)
紅白戦赤組リーダーとして彗星の如く参戦。
あだ名は同じみゆきという名前の生徒と区別するため、デカイ方のみゆきで「ジャンボ」。
眼鏡が重すぎて耳がちぎれ、三年間耳にガーゼを当てていた。
当時はかなり多感で、女性向けのエロ本を修学旅行の夜に仲間とこっそり読んでいた。さらに男湯を覗きたかったが、女子で満足するしかないということで湯船に入る女子の股間を見て、性欲を満たさざるを得なかったという。
また、イケてない友達の協力で一番仲のいい男子の股間を握るという暴挙に出た。
現在の芸風通りのド下ネタで、大吉が被害に遭う。

  • 馬場園梓(アジアン)
苗字に含まれる「ばば」というのが関西では「ウ◯コ」という意味なので「うんこまんじゅう」という悲惨なあだ名を付けられる。しかも好きな男の子に陰で言われていた。
前後の席から圧迫されても「苦しいからどいて」と言うことは隣の席の子に「それ、アカンで」と言われ、止められていた。
大島と同じような感じで関西の深夜にやっていたエロ番組を友達とのお泊り会で見て興奮していた。

  • 箕輪はるか(ハリセンボン)
休み時間は常にピロティに居り、「あいつもピロティの一部なんじゃねえの?」と言われたことから、あだ名は「ピロティ」。
トイレで一人で過ごしていたら幽霊と間違われることもあった。
ヤンキーが他の中学のヤンキーと喧嘩をし、相手が殴り込みをかけられるのではないかと思われたときに部活で怪我をしてしまい、大きな絆創膏を貼って登校したら、他校のヤンキーに襲撃されたと勘違いした生徒達が心配してくれたとのエピソードもある。

  • バービー(フォーリンラブ)
本名の笹森と小錦を足してあだ名は「ササニシキ」。
中学には柔道部が無いにもかかわらず、男子生徒から「柔道部の調子どう?」と言われる。また、朝礼のときに雑草を引き抜き「イケる!」と思い、その雑草を食べたことで、それ以来「この草食べられる?」と聞かれるようになったらしい。

  • 坂口真弓(少年少女)
背が低く、ぽっちゃりしていたのであだ名は「三頭身」。
真栄田同様、漫画を描いていたが「久宝留理子になりすまし、SMAPの仲をかき乱す」という奇天烈な内容の漫画だった。

  • 白鳥久美子(たんぽぽ)
校庭で転んだ時に顎を地面にぶつけ、地面が少し削られていたことから「アゴドリル」。
当時の写真は母と瓜二つで、「お父さんの要素ゼロ」、「DNAが爆発した」、「お母さんが卵で産んだ」と他のメンバーから言われた。
「白鳥久美子」という綺麗なイメージの名前からか、他の小学校から上がってきた男子が彼女を一目見ようとクラスに来たがイメージとの違いから理不尽にキレられた。
また、美化委員として学校の美化意識を変えたと先生に褒められたが、男子からは「まずはお前の顔を美化しろよ!」とまた理不尽にキレられたという。

  • 川村エミコ(たんぽぽ)
美術部で絵具を使っていたが、顔にも付きまくっており、それがかさぶたに見えたことからあだ名は「かさぶた」。
遠足の時にSと書かれた青地のシャツを着ていたので「それ、スーパーマンの奴だろ」と言われ、男子とすれ違うたびに「飛べ!飛べ!」とからかわれていたという。
また、別の企画「最初、すごく暗かったけど段々明るくなってきた芸人」では不審な男子に「お前の手は俺の手だから」と2時間も手を舐められ続けるという強烈な体験談を語った。

美術部所属だったためか、湯呑みのイラストを描いてくれと皆から頼まれたときにペンギンを描き、それを見た教師から「なんだ、そのペンギン今流行ってんのかあ?」と言われた時にはほくそ笑んだとのこと。


◆オブサーバー側ゲスト
  • 水原希子



◆評判
たまたま放送を見ていた松本人志が後に宮迫に「久々にテレビ見て声あげて笑たわ」と絶賛した。
決して「嫉妬した」とか言ってない。

ギャラクシー賞の月間賞受賞。

新聞の投書欄に「今同じように暗い日々を送っている中学生のみんなに勇気を与えてほしい」という投稿が載った。

◆余談
この企画に出演したメンバーはこれ以外にも「お腹ピーピー芸人」「人見知り芸人」「運動神経悪い芸人」「最初すごく暗かったけど明るくなってきた芸人」などのネガティブ系企画で一緒になることが多い。
「もうまとめて『負のオーラ芸人』でやれや!!」(by宮迫)

高橋「ヤマギワが「追記修正お願いします!」言うたら、お前それ『勝手にアニヲタwiki』のアニヲタかって言うて、ホンマはそんな漫画ないんですよ」

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最終更新:2024年03月20日 12:05